「プチ断食」に期待される減量だけでない効用

ニューズウィーク日本版

 

食事と食事の間隔を長く空けるようにすると、健康面でさまざまな恩恵が期待できるかもしれない。

この食事法は、「間欠的断食(インターミッテント・ファスティング)」と呼ばれている。具体的には、1日おきに絶食もしくは食事量を大幅に制限したり、1週間のうち2日は500~700カロリーの食事を1回だけ取るようにしたり、1日の食事全てを一定の 時間の枠内(例えば8時間以内)の中に集中させたりする。

昨年末、米ジョンズ・ホプキンズ大学医学大学院の神経科学者マーク・マトソンらが有力医学誌のニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディスンに発表した論文は、これまで人間や動物を対象に実施された数々の実験結果を検討している。

その論文によると、間欠的断食と、心臓血管系の状態の改善、肉体的なパフォーマンスの向上、糖尿病や肥満の緩和、認知機能の上昇などとの関連性を示す研究結果が存在するという。

多くの動物実験(そして人間を対象にした実験の一部) によれば、食事を取る時間を制限すると、体の主要なエネルギー源が糖から脂肪に転換される。それが健康に好ましい影響を生むのかもしれない。

この食事法を実践すると、減量しやすくなるだけでなく、フリーラジカル(細胞にダメージを与える恐れがある原子)の生成が妨げられる可能性があると、マトソンらは考えている。さらに、血糖のレべルを制御する効果や、ストレスと炎症に対する体の抵抗力を強める効果もあるらしい。

マトソンらの論文によると、さまざまな動物実験では、間欠的断食を実践させると記憶力が改善したという。1日おきの断食やカロリーの制限が糖尿病や神経炎症の症状を緩和したり、空間学習能力と記憶力を向上させたりする効果も見られている。その論文によると、間欠的断食と、心臓血管系の状態の改善、肉体的なパフォーマンスの向上、糖尿病や肥満の緩和、認知機能の上昇などとの関連性を示す研究結果が存在するという。

多くの動物実験(そして人間を対象にした実験の一部) によれば、食事を取る時間を制限すると、体の主要なエネルギー源が糖から脂肪に転換される。それが健康に好ましい影響を生むのかもしれない。

この食事法を実践すると、減量しやすくなるだけでなく、フリーラジカル(細胞にダメージを与える恐れがある原子)の生成が妨げられる可能性があると、マトソンらは考えている。さらに、血糖のレべルを制御する効果や、ストレスと炎症に対する体の抵抗力を強める効果もあるらしい。

マトソンらの論文によると、さまざまな動物実験では、間欠的断食を実践させると記憶力が改善したという。1日おきの断食やカロリーの制限が糖尿病や神経炎症の症状を緩和したり、空間学習能力と記憶力を向上させたりする効果も見られている。

「飽食」の文化が妨げに

ある研究では、若いラットに1日おきに断食させたところ、平均寿命が1・8倍に延びた。1934~2012年の研究データを集約すると、カロリーを制限した場合、ラットの寿命が14~45%、マウスの寿命が4~27%延びているという。

人間を対象にした実験では、間欠的断食と、肥満、糖尿病高血圧の改善の間に関連性が見られている。

断食の効果は、カロリー制限による直接の恩恵だけにとどまらない。ある研究によれば、高齢者が言葉を記憶する能力が改善したという。別の研究では、太り過ぎで軽度認知機能障害(MCI)の成人の思考能力が改善した。

日本の沖縄県でこの食事法を実践している人たちは、肥満と糖尿病の割合が低く、平均寿命も長い。心臓病患者やある種の癌の患者に好ましい影響を及ぼし、アルツハイマー病を予防し、喘息の症状を和らげる効果を示唆する研究もあるという。

素晴らしい効果がありそうに見えるが、ほとんどの人はこの種の食事法を実践しない。1日3回の食事をし、それに加えて間食まで取る習慣が染み付いているのだ。

そうしたライフスタイルが私たちの文化に深く根を張っているため、「患者や医師もほとんど疑問に思わない」と、マトソンらは論文で記している。「豊かな国では、飽食と(食品メーカーによる)猛烈なマーケティングの影響も妨げになっている」

断食すると、空腹に苦しんだり、イライラしたり、集中力が減退したりする人もいる。しかし、マトソンらによれば、そのような悪影響は1カ月もすれば解消する。

間欠的断食の実践を段階的に進めてもいいだろう。1日のうちで食事を取る時間帯をだんだん狭めていったり、4カ月くらいかけて摂取カロリーを減らしていったりすることもできる。

成功のためのコツとは

ただし、注意すべきなのは、これまでの研究が主として太り過ぎの若者や中年を対象にしていることだ。もっと幅広い層の人にも間欠的断食が有効で安全かを確認するためには、さらに研究を重ねなくてはならないと、マトソンらは指摘している。

それに、ある種の持病を患っている人や過去に摂食障害を経験した人は、間欠的断食を避けたほうがいいかもしれない。該当する人は、まず主治医に相談すべきだろう。

太り過ぎの人、糖尿病や心臓病のある人とそのリスクが高い人、関節炎や喘息や多発性硬化症などの人は「間欠的断食の恩恵がある可能性が高い」と、自らも20年ほど間欠的断食を実践しているマトソンは本誌に語っている。

間欠的断食を行う場合は、水をたっぷり飲むこと、ヘルシーな食べ物(野菜や果物、ナッツ、全粒穀物、魚、赤身 肉、ヨーグルトなど)を取ること、糖分と塩分、揚げ物を避けることが望ましいと、マトソンは説明する。

間欠的断食への転換を成功させるコツはあるのか。

「配偶者やパートナー、職場の友人などと一緒に取り組むといい」と、マトソンは言う。「1人より誰かと一緒のほうが長続きしやすいのは、エクササイズと同じだ」

カシュミラ・ガンダー

「プチ断食」に期待される減量だけでない効用(ニューズウィーク日本版) – Yahoo!ニュース

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ピザ1切れのカロリーは30分のウォーキングに相当 

糖尿病を抑える食品ラベル

2020年01月21日

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 ピザ1ピースを食べると、それと同じカロリーを燃焼するのに30分のウォーキングが必要になる。チョコレートバー1本では、46分間のウォーキングが必要――。

 食べた分のカロリーを燃焼するのに必要なウォーキングの時間を食品にラベル表示すると、より健康的な食品を選びやすくなるという研究が発表された。

ピザ1切れのカロリーを燃焼するために

30分のウォーキングが必要

 「身体活動等価カロリー(PACE)」と名付けられたこの食品ラベルは、食品や飲料のカロリーを燃焼するために、ウォーキングなどの身体活動が何分必要となるかを示したものだ。

 たとえば、チョコレートバー1本のカロリーは229kalで、このカロリーを燃焼するために46分間のウォーキングが必要になる。缶入り清涼飲料1本のカロリーは138kalで、26分間のウォーキングと等価だ。ポテトチップス1袋のカロリーは554kalで、100分間のウォーキングと等価――といった表示になる。

 この食品ラベルの効果について、英国のラフバラー大学行動医学部のアマンダ デイリー教授がバーミンガム大学などと共同で調査した。詳細は医学誌「Journal of Epidemiology and Community Health」に発表された。

 14件の研究を解析した結果、このラベル表示により、1日の平均エネルギー摂取量を約200kcal減らせる可能性があるという結果になった。

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毎日少し食べ過ぎただけで体重は増える

 1日のエネルギー必要量は、男性では1,600~2,500kcal、女性では1,400~2,000kcalだ。食事で摂取するカロリーが、身体活動で消費するカロリーを上回ると、過剰なカロリーが脂肪として体に蓄えられ、肥満の原因になる。毎日少し食べ過ぎただけでも、それが毎日続くと、体重増加が引き起こされる。

 「多くの人は、より健康的な食事をしたいと考えており、体をアクティブに動かすことにも関心をもっています。しかし、そのきっかけとなるものが乏しい現状があります」と、デイリー教授は言う。

 「運動で消費できるカロリー」で食品に表示すると、食品のカロリーをより理解しやすくなり、賢い選択をできるようになる可能性がある。運動をするきっかけにもなると期待されている。

1日の摂取カロリーを約200kcal減らせる

 英王立公衆衛生協会(RSPH)は、このPACEラベルを英国内のすべての食品に表示することを求めているが、それを実現するためにには科学的な根拠が必要になる。

 そこでデイリー教授らは、14件のランダム化比較試験について、この食品ラベルを飲食物に表示した場合に、摂取カロリーがどれだけ変わるかを調べた。

 その結果、この食品ラベルにより、4,606人を対象とした研究では、平均して64.9kcal少なく食品を選ぶようになり、486人を対象とした研究では、実際に摂取カロリーが平均して80.4kcal少なくなることが明らかになった。

 1日に3食と間食2回を摂っている場合、PACEラベルにより1日の摂取カロリーを約200kcal減らせる可能性がある。

食品のカロリーは過小評価しがち

 「一般的に、多くの人は食品に含まれるカロリーを過小評価しがちです。清涼飲料やスナック菓子に含まれるカロリーを燃焼するのに、運動をたくさんする必要があると知ると、多くは人はショックを受けるでしょう」と、デイリー教授は言う。

 英国では現在、成人の多くが過体重か肥満だ。BMIが30以上の肥満の人の数は、2017年には1,300万人となり、1997年から2倍に増えた。

 英国糖尿病学会(Diabetes UK)によると、英国の2型糖尿病患者数は370万人で、その多くに肥満が関わっている。

 「摂取カロリーを毎日100kcalずつ減らしただけでも、積み重ねると大きな変化を生みます。肥満や2型糖尿病の抑制に役立ちます」と、デイリー教授は言う。

 「食品に含まれるカロリーを運動と等価に示すことで、栄養についての理解が深まります。チョコレートケーキを食べると、”2時間のウォーキング”が必要になると分かったら、多くの人はたまにご褒美として食べるにとどめるようになるのではないでしょうか」。

 デイリー教授は今後、レストランやスーパーマーケットなどの大規模チェーン店や企業で、この食品ラベルを使った試験を実施することを期待している。

Labelling foods with the amount of physical activity needed to burn off calories linked to healthier choices(ラフバラー大学 2019年12月10日)

Effects of physical activity calorie equivalent food labelling to reduce food selection and consumption: systematic review and meta-analysis of randomised controlled studies(Journal of Epidemiology and Community Health 2019年12月10日)

Number of people with obesity almost doubles in 20 years(英国糖尿病学会 2019年11月14日)

[ Terahata ]

日本医療・健康情報研究所

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くぎが刺さっても気づかない?

糖尿病を放置するとどうなるか

「健康診断で血糖値が高いと言われたけど、症状もないし、まぁいいか」

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代表的な生活習慣病である糖尿病。その患者数は年々増え、2017年の患者調査では日本に300万人以上いると報告されています。症状がなかなか出にくいため、冒頭のケースのように、異常が指摘されていても放置している人は少なくありません。しかし、糖尿病は進行するとさまざま合併症の原因となり、生活の質を低下させたり、時として命に関わることもあります。このコラムでは糖尿病により起こる合併症についてお話ししていきたいと思います。

 

  1. 糖尿病の3大合併症とは?
糖尿病を発症してしばらくは特別な症状がないことも珍しくありません。しかし、治療が不十分な状態が続くと以下の症状を引き起こします。

これらは生活の質を低下させる重大な症状であり、糖尿病3大合併症とも呼ばれます。例えば、「手足の感覚がわからなくなる」といった神経障害があらわれると、傷ができても気づかないということが起こります。テーブルのかどに足をぶつけたり、ものを踏んづけたりしても気づかないばかりか、なかにはくぎを踏んづけて刺さっていても気づいていなかったという人もいます。

また、糖尿病の状態で足に傷ができ細菌が入ってしまうと、さらに厄介なことになります。糖尿病になると免疫力も落ちるので、感染が治りにくくなるのです。そのため、足の傷から全身に感染が広がるのを食い止めるために、足を切断しなければならないこともあります糖尿病足病変

3大合併症のうち、残りの2つも生活に大きな影響を与えます。網膜症は目が見えなくなる原因になりますし、腎症により腎臓の機能が失われてしまうと透析をせずには生きていけません。

このように糖尿病は放置すると生活の質を低下させるさまざまな合併症を引き起こします。

ただし、これらの3大合併症が起こるのは治療が不十分な状態が数年から10年近く続いてからです。3大合併症が起こる前にきちんと糖尿病の治療をしていれば予防できることも大事なポイントです。

2. これだけではない糖尿病の合併症

糖尿病を放置すると脳梗塞心筋梗塞にもなりやすくなります。

脳梗塞は脳に栄養を届ける血管が詰まって脳細胞の一部が死んでしまう病気で、喋れなくなったり身体の麻痺を起こしたりします。心筋梗塞は心臓に栄養を届ける血管が詰まって心筋細胞が死んでしまう病気で、息切れや動悸を起こし、不整脈や心臓の動きが悪くなるといった後遺症を残します。また、最悪の場合、命に関わることもあります。

これらの病気も糖尿病を治療することで、起こしにくくすることができます。糖尿病の治療は3大合併症だけでなく、脳梗塞心筋梗塞を予防する意味でも重要であると言えます。

3. 症状がないうちから治療を始めよう!

糖尿病は症状がない段階から治療を始めたほうが良いです。より早くから治療を始めることで、合併症のリスクを下げることが期待されます。そのため、健康診断で血糖値が高めだと指摘された人は、たとえ実感がわかなくても治療についてお医者さんと相談しておくことをお勧めします。

ただし、治療と言っても必ずしも薬を飲まなければならないわけではありません。糖尿病の治療はカロリー制限や食事内容を見直す「食事療法」、運動を行いカロリー消費を促す「運動療法」、薬により血糖値を下げる「薬物療法」の3本柱から成ります。通常は食事療法と運動療法を行い、それでも十分に改善しない場合に薬物療法を開始します。食事療法と運動療法を頑張ることで糖尿病が良くなる人も多いです。

糖尿病は症状があらわれにくく治療意欲がわきにくいという難点がありますが、ここまで読んで「何か対策をはじめてみよう」と思った人は、治療開始の第一歩として、まずはお医者さんや医療スタッフなどに相談してみてください。生活見直しのヒントや目標の立て方など、具体的なアドバイスを聞くことができます。

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糖尿病でもおいしさ追求 筑西の専門医がレストラン 

「食習慣考えるきっかけに」

2020/01/20 05:00

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自慢の「ファインエッセンランチ」を紹介する槌田院長

 

 筑西市でクリニックを開業する生活習慣病の専門医が、糖尿病などの改善と予防に向けた食事を出すレストランをオープンさせた。塩分やカロリーをコントロールしながらもおいしさと満足感を追求したメニューで「健康な食習慣を考えるきっかけに」と話している。

 レストラン「Fein Essen(ファイン エッセン)」を創業したのは、同市成田にある「県西糖尿病内分泌内科クリニック」の槌田武史院長(45)。クリニックの隣で昨年11月から営業を始めた。

 生活習慣病の中でも糖尿病の治療では特に食事療法が大切とされるが、槌田院長によると、「『まずいものしか食べられない』というイメージを持っている患者さんが少なくない」という。「工夫すればおいしいものが食べられることを提案していきたい」と話す。

 ランチは、油で揚げずにオーブンで調理したエビ、カジキ、イカの「ノンフライフライ」や牛赤身肉のカットステーキ。昆布とカツオでだしを取ったスープに減塩みそを加えた「野菜たっぷりマイルド味噌

みそ

ラーメン」、「豆腐ハーフバーグおろしポン酢ソース」など。

 主食は十六穀米か白米。100~250グラムを50グラム単位で選択できる。メニューには各料理のカロリーと塩分のほか、3大栄養素(糖質、脂質、たんぱく質)の割合を記載。食卓には健康な食事を分かりやすく解説するガイドブックもある。

 調理の油には、動脈硬化のリスクが低いとされるオリーブオイルやベニバナ油を使用し、味付けには天然甘味料やカロリーハーフの調味料を使うこだわりようだ。サラダの食材の一部には、目の前の畑で栽培する自家製野菜を出している。

 メニューは槌田院長と管理栄養士が中心となって考案し、希望があればレシピを提供する。栄養士による無料の栄養相談にも随時応じる。「将来は料理教室も開いていきたい」という。 店内は欧州のカフェ風で63席。コンセントのあるカウンター席や個室もある。午前9時~午後3時、日曜定休。ランチはセットで800~950円、モーニングは500円(いずれも税込み)。春からはディナーも予定している。問い合わせは同レストラン(050・3698・3617)。

糖尿病でもおいしさ追求 筑西の専門医がレストラン 「食習慣考えるきっかけに」 : ニュース : 茨城 : 地域 : ニュース : 読売新聞オンライン

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「発酵食品」がいま再び脚光を浴びているワケ

ブームを支えるのは「健康効果」だけではない

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飯尾醸造は明治26年創業の京都・宮津のお酢屋。無農薬の新米のみを使い、昔ながらの「静置発酵」で時間と手間をかけたお酢づくりをしている(写真:飯尾醸造)

 

日本の伝統的な食文化の1つである発酵食品が、なぜ、今ふたたび脚光を浴びているのか。

食環境ジャーナリストの筆者がその背景と現状に迫る。

健康食品として女性に注目される

発酵食品がブームと言われる背景には、次のようなことが大きく影響しているといえるだろう。

①マクバがん・レポート(アメリカで1977年に提出された健康調査報告)の「健康は食生活から」という提言が大きな話題となる。

②日本でも生活習慣病(がん、肥満、高血圧、糖尿病)の増大から健康づくりの方針が国でも打ち出され、「健康日本21」(21世紀における国民健康づくり運動、2000年)、「食育基本法」(2005年)などが生まれる。

③腸の働きと腸内細菌の働きの科学的な見地の研究から、新しい発見が次々と発表される。さまざまな働きのある微生物が体や健康をつかさどっていることが注目され、腸内には千兆以上も細菌が存在しており、それがお花畑のように見えることから「腸内フローラ」と呼ばれ、腸の働きをよくする健康食が広がる。

④ユネスコ無形文化遺産に和食が登録(2013年)。伝統的な食が見直される。

⑤海外客の増加で日本食が注目(2018年の訪日外国人数は政府観光局調べで3119万1856人。日本らしいものを知りたい海外客が増える)。

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本記事は『東京人』2020年2月号(1月4日発売)より一部を編集して転載しています(書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします)

⑥海外のシェフたちも日本食を学ぶようになり、フランスやニューヨークなどでも日本食や調味料が注目されるようになる。

⑦新しい食の産業として注目されるようになる(発酵食専門店や、発酵食の道の駅なども誕生)。

東京・表参道の美容室「RENJISHI」オーナー五十嵐憲生さんの話によると、最近は、ヘア・トリートメントに酒粕が入っているものがあるそうで、「ヘアを傷めない。ナチュラルで、アンチエイジング、健康志向の方々が使っている。そんな人たちに発酵食品は、とても人気です。ブームですねえ」と言う。サロンの待合には発酵食品を特集した雑誌も置いてある。

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「ぬかどっ子」では厳選された国内産の米ぬかと国産材料のみを使用し、昔ながら手作り製法でじっくり熟成させたぬか床を販売(写真:ぬかどっ子)

手作りぬか床の販売で知られる静岡市・野中績秀さん経営の「ぬかどっ子」では、ぬか床の購入者に若い女性が増えているという。ぬか床には、たんぱく質、脂質、食物繊維、ビタミンA、B1、B2、B6、E、ナイアシン、カルシウム、リン、鉄など、体に必要な栄養素が含まれている。

酸味の要素は植物性の乳酸菌。これが腸内の働きをよくする。ぬか床に野菜を漬けると、野菜自体の食物繊維、ビタミン、ミネラルも存分に取れるというわけだ。野菜不足になると肌荒れや便秘などの原因になる。また、野菜を多く取ったほうが生活習慣病やがんなどの予防に効果があることもわかっている。

とくに若い女性には、ダイエット志向からの痩せすぎ、野菜不足からの便秘が多く、生活習慣病につながることが指摘されている。ぬか床に漬けた野菜はサラダ感覚で栄養もたっぷり取れると人気のようだ。

発酵食品が注目されることになったのは、健康面からの視点が大きくあるだろう。「腸内フローラ」はNHKの番組でも特集され大きな反響を呼び、関連書籍や新製品も生まれている。腸内フローラを豊かにする食事のレシピも出ているが、それらの食材をみると、ヨーグルト、納豆、塩麹、漬物、みそ、チーズ、キムチ、酢など、発酵食品が多く登場する。

腸内細菌の研究で知られる辨野義己さんの著作に、全国の長寿者の食事と便を調査した『100歳まで元気な人は何を食べているか?』(三笠書房)がある。

長寿の要因には、食物繊維の多い地場産の野菜や穀物、よく歩く働くなどが共通してみられる。それらに加えて、長寿の島として知られる奄美大島の魚みそ、パパイヤの漬物、お米を発酵させたミキなどを始め、群馬県南牧村のシソ巻き(砂糖、ゴマ、みそ)、大分県姫島の納豆みそ、島根県知夫里島のなめみそなど、発酵食品も必ず入っている。腸内環境を豊かにする食材だ。

一方で、人工的な食品添加物が健康被害の要因になるという指摘も大きく広がり、専門の書籍も出ている。商品名も名指しで体によくないと公表する例も珍しくない。そんな中で、伝統的でナチュラルな発酵食品の酢、みそ、しょうゆ、みりん、塩麹、甘酒、かつお節などが注目されることにもなっている。

医療費の高騰と生活習慣病の広がり

健康が注目されているのには理由がある。日本の医療費は、1954年の2152億円から右肩上がりで、2016年には42兆1381億円にまで膨らんでいる。

その背景には生活習慣病の広がりがある。がん、心・血管疾患、脳血管疾患、糖尿病、高血圧疾患などの患者は、1870万人と7人に1人の割合(厚生労働省「平成26年患者調査」)。同時に高齢化も進み、総人口1億2644万人のうち65歳以上は3558万人。総人口に占める割合(高齢化率)は28.1パーセント(2018年)。今後、ますます増えると予測されている。

平均寿命は、2017年現在、男性81.09歳、女性87.26歳。平均寿命は年々上がっているのだが、一方で、平均寿命と健康寿命(病気や認知症や衰弱などがなく健康で暮らせる年齢)の差は約10歳あると言われ、病気になれば、日常生活も困難になるばかりか医療費の負担も多くなる。国でも健康寿命を延ばすことを方針に掲げている。

健康と医療問題は国家の重要な施策になっていて、そんな中でもバランスのいい食事が奨励されている。健康をつかさどるには適度な運動、野菜たっぷりの料理がよいとされているのだが、それと並んで発酵食品もクローズアップされているというわけだ。

グローバリゼーションと発酵の未来

フランス、イタリアを中心にチーズ輸入を手掛けるのが東京都港区愛宕に本社のある「フェルミエ」。会社を立ち上げた本間るみ子さんは、早くから現地のチーズ工房を訪ねる旅を毎年実施してきた。フランス、イタリアでは、EUの統合、グローバリゼーションの影響で、地域ならではの小さなワイナリー、チーズ工房などが存続できない危機も生まれた。

そんな中、工房や畑や生産の工程を味わうというエノガストロノミーが生まれ、そこから地域ならではの食を味わう体験型の観光スタイルが広がった。小さな生産者のワイン、チーズが世に知られ、経済的にも成り立つ形が生まれた。「フェルミエ」の活動から日本にも海外の仕組みが伝わり、今では国内でもチーズ生産を牧場で行い、見学者が体験できる工房も増えている。

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磯沼ミルクファームは家畜福祉(アニマルウエルフェア)の考えを取り入れた牧場。乳しぼり体験教室、チーズ作り体験教室なども行う(写真:磯沼ミルクファーム)

見学体験できる牧場として知られるのが、東京・八王子にある「磯沼ミルクファーム」。ジャージー牛からプレミアムなヨーグルトを製造販売している。ここでは牧場見学や乳しぼり、料理体験ができる。これらは「酪農教育ファーム」と呼ばれる。もともとはフランスで始まったもので、食の現場がわからなくなった消費者に牛からミルクが生まれチーズになることを伝えるために生まれた活動。日本でも独自に広まり、今では全国289牧場にもなる。

体験型の施設は、日本酒やみそなどの蔵を見学に開放しているところも増えている。

醸造・発酵では、都内の有名デパートで販売され、著名料理家がこぞって使っている商品を扱う老舗の伝統食品の担い手が作ったユニット「HANDRED」がある。トップレベルのメンバーで、若手ならではのプロモーションを仕掛けている。

参加しているのは、長野県諏訪市の宮坂醸造(清酒)、和歌山県御坊市の堀河屋野村(しょうゆ・みそ)、京都府宮津市の飯尾醸造(米酢)、岐阜県加茂郡の白扇酒造(みりん)、神奈川県小田原市の鈴廣かまぼこ(かまぼこ)、石川県加賀市の丸八製茶場(茶)だ。チームでデパートへの出店も行っている。連携したサイトには英語対応のムービーもあって、具体的に生産工程がわかるようになっている。

飯尾醸造は棚田で酢の原料となる稲を栽培し、米の収穫体験や蔵の見学も行っている。鈴廣かまぼこは、かまぼこづくりの体験や、レストランも運営している。丸八製茶場は、金沢・東山に茶屋を開き、和菓子と茶とまち並みを融合させる展開をしている。

実は発酵ブームとはいうが、しょうゆ、みそ、漬物、日本酒など、日本伝来の発酵食品は、食習慣の変化から使用量・消費量ともに年々減っている。今後も人口減で、増えることはないだろう。そこで輸出に力を入れ、日本食ブームもあってみそ、しょうゆ、日本酒は伸びている。インバウンドの増加は、観光客に体験を通し素材の本物を伝えることで付加価値を高めているともいえる。

逆に輸入でのワイン、チーズなどの海外からの発酵食も増えてはいるのだが、それらが日本の発酵食と相互に刺激しあい、より豊かな食生活を生み出しているともいえる。発酵は、未来にむけて、今、一層、輝き始めている。

(文/金丸弘美)

《PROFILE》
金丸弘美(かなまる ひろみ)/食環境ジャーナリスト、食総合プロデューサー。食からの地域再生や食育、食のワークショップなどをテーマにした全国各地の新しい取り組みを、運動と実践と出版を通じて広く伝えている。

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【尾藤克之のオススメ】

がんを治したいなら便秘を治せ!? 

薬草スムージーで病気退散のふしぎ

2020/1/18 09:00

   がんになった人の9割は便秘だった?

   専門医が毒素の出し方を教えます。がんがイヤなら便秘を治さなければいけません。腸内環境を整え、免疫力を高める「食事療法」「ストレス管理」「生活習慣の改善」「デトックス」でがんを改善・予防することができます。

   今回は、「がんは腸で治る! ─ がんが嫌なら便秘を治そう」(自由国民社)を紹介します。著者は医師の大場修治さん。自然治癒力を高めて、がんに負けないカラダをつくる医師・専門家です。現在は、がんと生活習慣に関する講演会や、沖縄県のテレビ、ラジオの出演、健康の専門雑誌にも寄稿しています。

「がんは腸で治る! ─ がんが嫌なら便秘を治そう」(大場修治著)自由国民社

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薬草スムージーで病気退散!?(写真はイメージ)

人間のカラダの中で腸が一番大事!

「便秘が治った」

「血圧が下がった」

「糖尿病が改善した」

「手足の痛みがなくなった」

   これは、沖縄のあるおばちゃんが作っている、スムージーを飲んだ人の感想です。スムージーを飲んだ人は、まず、「便秘」が治り、高血圧だった人は血圧が下がり、リウマチだった人は手足の痛みがなくなり、糖尿病だった人は糖尿病が治ってしまいます。

   いったい、どういうことでしょうか――。

   著者の大場修治さんは、

「そのおばちゃんは、もともと、小さいときから曜息で、それを治すために食事に興味をもったとのこと。また、ご主人が前立腺がんを患い、食事を見直そうとして、腸のはたらきを活発にする、沖縄の薬草や果物を使ったスムージーにいきついたそうです。この薬草スムージーは高血圧、糖尿病、リウマチから大腸がん、肺がんなどの病気の人も飲んでいます」

「おばあちゃんはこう言いました。『人間の体のなかで、腸が一番大事なのよ』。そのとき私は、医学についてまったくの素人のおばちゃんから、がんを治すための方法を教えてもらったのです。スムージーとの出会いを経て、私は『がんと腸』の研究を進めることとなりました」

と話しています。

   大場さんは、がんと腸の関係を研究し続け、その研究の集大成が本書になります。さらに、「がんになった人の約9割は便秘である」と考えているそうです。

「事実、患者さんにスムージーを勧めてみたところ、便秘が治り、がんが再発しにくくなりました。そのとき私は、がんと腸の密接な関係を目の当たりにしたのです。もともと私たちの体は、がんなどの異常な細胞に対し、免疫機能が働き、それらを排除しようとします。腸には、その免疫細胞やグロブリンと呼ばれるタンパクが、最も多く存在しています」

「最近の研究では、腸の調子が悪くなると、免疫力が低下するメカニズムが次々に解明されています。つまり、腸内環境を整えて便秘を改善すれば、がんも治る可能性があるのです」

   大場さんは、そう言うのです。

「濁った水を排出し、きれいな水を入れる」

   今、多くの日本人が便秘で悩んでいます。女性の場合、5割を超える人が便秘というデータもあるそうです。では、便秘の原因とは何でしょうか――。

   医師でもある大場さんは、

「大きく4つの要因に集約することができます。『繊雑不足』『水分不足』『運動不足』『ストレス』です。これらは、腸内環境を悪化させる原因であり、ひいては免疫力を低下させる』『がんの原因』と言い換えてもいいでしょう。もともと私たちの体には、誰にでも「自然治癒力」という、病気を治す奇跡のような力が備わっています」

と。

「その自然治癒力を最大限にいかすには、『身体に入ってくるもの』と『出ていくもの』のバランス、そしてストレスのバランスをうまくとらなければなりません。濁った池の水を、清く澄んだ水に変えるには、きれいな水を入れる前に、濁った水を排出する必要があります」

   そう、説明します。

   大場さんは、濁った水を排出し、きれいな水を入れていくことが、便秘の改善であり、究極のがん治療だと主張します。自然治癒力を活かした「がん治療」について、正しい知識を身につけたい人には絶好の一冊といえるでしょう。(尾藤克之)

 

尾藤 克之(びとう・かつゆき)

コラムニスト、著述家、明治大学サービス創新研究所研究員。 代議士秘書、大手コンサルティングファームで、経営・事業開発支援、組織人事問題に関する業務に従事。IT系上場企業などの役員を経て現職。現在は障害者支援団体のアスカ王国(橋本久美子会長/故・橋本龍太郎元首相夫人)を運営。NHK、民放各社のテレビ出演、協力、経済誌などの掲載多数。著書は多く、近著に「すぐやるスイッチ」(総合法令出版)がある。

経営学修士、経済学修士。東京都出身。

https://amzn.to/2YHll5r

【尾藤克之のオススメ】がんを治したいなら便秘を治せ!? 薬草スムージーで病気退散のふしぎ : J-CAST会社ウォッチ

看護師の書いた糖尿闘病記
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〈みどりのくすり箱〉クマザサ

糖尿病や高血圧に効果

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 防腐作用があることから、ちまきや笹(ささ)団子など、食べ物を包む材料として古くから使用されてきたササは、日本中の山間部に生息しているイネ科の植物です。

 そのササの一種であるクマザサは京都原産で、他のササに比べ葉が大きく、草丈も1メートルほど。若葉の時は葉の全体が緑色ですが、冬を越すと縁の部分だけが枯れ、白い「隈取り」ができることから隈笹といいます。夏には米粒ほどの花が咲きますが、開花は数十年に一度ともいわれており、めったに見ることができません。

 ミネラルやビタミンを多く含む葉は生薬名を「隈笹」といい、糖尿病や高血圧に効果があります。また、健康茶、青汁、口臭予防の歯磨き粉などにも使われる人気の薬草でもあります。冬の寒さに負けず茂るクマザサは、たくさんの栄養と生命力を分け与えてくれるはずです。(中冨記念くすり博物館)

〈みどりのくすり箱〉クマザサ 糖尿病や高血圧に効果|まちの話題|佐賀新聞ニュース|佐賀新聞LiVE

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コーヒーは一日に何杯まで飲んでいいの?

ハルメクWEB

 

こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。

今日は友人とカフェでおしゃべりを楽しんできました(ストレス解消になったわ!)。話が盛り上がって2時間もおしゃべりをしてしまったのですが、その間に3杯もコーヒーを飲んでしまいました。ちょっと飲み過ぎたかな? そういえば、コーヒーは一日に何杯まで飲んでいいのかしら? 気になったので、調べてみました。

2015年にアメリカの保健福祉省(HHS)と農務省(USDA)が発表したレポートによると、健康な大人の場合、適正なカフェインの摂取量を一日当たり400mg(コーヒー3~5杯分)としています。

一般的なコーヒーカップ1杯に入る量は150mLなので、一日に飲んでいいのは5杯までということですね。

コーヒーには、カフェインやポリフェノールという成分が含まれています。

カフェインには、交感神経を刺激する作用や利尿作用があるので、摂取し過ぎると眠れなくなったり、トイレが近くなったりしますが、カフェインが体に及ぼすいい効果もあります。日常的に摂取していると、体脂肪の燃焼が促されるそうです。

また、ポリフェノールであるクロロゲン酸は、強い抗酸化作用があります。人間の体内では活性酸素が作られているのですが、過剰な活性酸素は細胞や遺伝子を傷付け、血液内で脂質と反応し、動脈硬化や心筋梗塞などを引き起こします。クロロゲン酸は、体内の炎症や酸化ストレスを抑える作用をし、糖尿病や動脈硬化の予防に役立っているのではないかといわれています。

また、国立国際医療研究センターは2009年、コーヒーを飲む回数が1日3~4杯の人は、ほとんど飲まない人に比べて2型糖尿病の発症リスクが低下すると発表しています。また、コーヒーの飲用と全死因の死亡率が逆相関することを明らかにしています。コーヒーをまったく飲まない人に比べ、コーヒーを1日に2~3杯飲む人の死亡リスクは低下するそうです。

コーヒーは適量を守って飲めば、体に悪いどころかいい効果が期待できるのですね! これからは、適量を超えないようにしつつ、コーヒータイムを楽しみたいと思います♪

コーヒーは一日に何杯まで飲んでいいの? (ハルメクWEB) – Yahoo!ニュース

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メープルシロップに含まれる成分のひとつ、ポリフェノールの脂肪肝を軽減する可能性が明らかになりました。

 

[ケベック・メープルシロップ生産者協会]

最近の研究によると、脂肪肝は糖尿病患者の約半数が併発しています。

 

 ケベック・メープルシロップ生産者協会(カナダ、ケベック州)は、メープルシロップの有効成分の健康効果に注目、機能性食品研究の第一人者、東京大学大学院農学生命科学研究科の名誉教授で、地方独立行政法人神奈川県立産業技術総合研究所の食品機能性評価グループリーダーである阿部啓子博士に依頼し、ニュートリゲノミクス(遺伝子の動きを比較し解析する研究方法)(注1)によるメープルシロップの健康効果を食品機能性として評価する研究を行っています。

 この度、メープルシロップに関する動物実験において、メープルシロップのポリフェノール抽出物(Maple Syrup Extract, MSE)が、脂肪肝を軽減する可能性が明らかになりました。 今回の実験では、軽度の脂肪肝を発症する2型糖尿病マウスを、通常の餌を摂取するグループとMSEを含む餌を摂取するグループの2つに分け、6週間それぞれの餌を与えました。

 その結果、MSEを含む餌を摂取したマウスの血中の肝障害マーカー(ASTおよびALT)(注2)が低下しました。肝障害マーカーとは、肝臓の健康状態を表す指標であり、脂肪肝やアルコール性肝炎などの疾患でこの数値が上昇することが知られています。そこで、MSEを摂取するとなぜ肝障害マーカーの値が低下するのかを調べるために、肝臓にあるほとんどすべての遺伝子の動きを解析しました。その結果、脂質の分解促進と合成抑制を示唆する遺伝子の動きが見られました。このことから、MSEを摂取すると肝臓に脂肪が溜まりにくくなり、その結果として血中の肝障害マーカーが低下した可能性が示されました。

 最近の研究によれば、糖尿病患者の約半数が脂肪肝を併発しています。また、脂肪肝になると糖尿病の症状が悪化することから、その対策が必須となり、今後、メープルシロップが脂肪肝を抑制する食品成分の一つとして役立つことが期待されます。

論文は、栄養学の学術誌『Nutrition Research』オンラインに2020年1月13日に掲載されました。

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 カナダ産のメープルシロップは、カエデの樹液だけを煮つめてつくる100%天然の食品で、日本人に不足しがちなカルシウムやマグネシウム、たんぱく質や糖の代謝に不可欠な亜鉛、余分な塩分を排出するカリウムをバランスよく含んでいます。また、さまざまなビタミン、アミノ酸、たんぱく質、有機酸を含み、67種類ものポリフェノールも特定されています。一般的な甘味料と比べ、ミネラル、栄養素が豊富で、はちみつや白砂糖に比べて低カロリーです。

 また、カナダ産のメープルシロップは、塩味、酸味、辛味、苦味などあらゆる味と相性が良く、肉、魚、野菜、飲み物、スープ、ソースの調味料など、さまざまな用途で活躍します。料理や飲み物にまろやかな風味と深いコクを与え、そして栄養素も加わり、砂糖やはちみつなどの代わりにお使いただけます。

<用語の説明>

注1:ニュートリゲノミクス(遺伝子の動きを比較・解析する研究方法)

食品の安全性と機能性を、遺伝子の転写産物量を分析することにより解析する学問です。特定の食品を摂取した際に、動物の体の各組織がどの様に反応するかを解析し、食品が生体に与える作用のメカニズムを解明する研究方法です。食品科学を飛躍的に発展させるものとして注目されています。

※遺伝子の転写:DNA (遺伝子)の情報をRNA(転写産物)へと写し取る過程を転写といいます。RNAは生体内での挙動や構造により、伝令RNA(メッセンジャーRNA/mRNA)、運搬RNA(トランスファーRNA/tRNA)などさまざまな分類がなされています。

注2: AST および ALT

AST、ALTは、いずれも「トランスアミナーゼ」と呼ばれ、肝臓でアミノ酸の代謝にかかわる働きをしています。肝細胞が破壊されると血液中に放出されるため、その量は肝臓の健康状態を知るための指標となり、健康診断でも用いられています。

QMSP および “Maple from Canada” ブランドについて

ケベック・メープルシロップ生産者協会(QMSP)の使命は、持続可能な開発の原則を尊重しながら、ケベック州のメープル製品の生産と販売を最大限に発展させることです。この組織は約11,300の生産者と7,400の事業者を代表しており、彼らの質の高い仕事のおかげで、ケベックは世界のメープルシロップ生産量の年間平均72%を占めています。ケベック・メープルシロップ生産者協会は、“Maple from Canada” ブランドに誇りをもち、カナダのメープル産業を代表して、カナダのメープル製品のため、国際的なマーケティングとプロモーション活動を統合・調整しています。またQMSPは国際的なメープルの革新的な研究ネットワークを統率しています。

ケベック・メープル製品生産者協会は、砂糖の消費増加をお勧めしません。他の砂糖類に比べより健康に良い成分を含む天然のメープルシロップ適量を、甘味料としてお選びください。

日本公式ホームページ:http://www.maplefromcanada.jp (日本語)

日本公式Facebook:http://www.facebook.com/maplecanadajp(日本語)

日本公式Instagram:http://www.instagram.com/maplecanadajp(日本語)

カナダ公式ホームページ:

http://www.mapleproductsfromquebec.ca (フランス語・英語)

http://www.maplefromquebec.ca (消費者向けサイト、フランス語・英語)

https://maplescience.org/ (研究成果、フランス語・英語)

企業プレスリリース詳細へ (2020/01/16-14:45)

メープルシロップに含まれる成分のひとつ、ポリフェノールの脂肪肝を軽減する可能性が明らかになりました。:時事ドットコム

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阪神タイガース「岩田稔基金」など【助成総額1000万円】

1型糖尿病の根絶を目指す研究費助成課題募集

不治の病「1型糖尿病」の患者・家族の想いを託す研究助成

2020年1月16日 13時10分

全国の1型糖尿病患者・家族を支援する私たち認定特定非営利活動法人日本IDDMネットワーク(理事長 井上龍夫、本部 佐賀市)は、1型糖尿病の治療、根治、予防を目指す最先端の研究に対し研究助成課題を募集いたします。

第14回目となる今年は、阪神タイガースの岩田稔投手とその応援者の方々から頂いたご寄付による「岩田稔基金」400万円と、遺産によるご寄付「柳瀬美穂1型糖尿病研究基金」400万円を加え、助成総額は過去最高の1000万円を予定しております。

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日本IDDMネットワークでは、2005年の1型糖尿病研究基金設立後、これまで66件、3億5000万円の研究費助成を行ってまいりました。 今回の研究課題募集では、2025年までの継続の研究助成をメニューに設定しております。若手研究者の方々が安心して基礎研究に携われる一助にもなれば幸いです。 

1.応募期間 2020年3月15日(日曜)まで ※当日消印有効

2.選考結果 2020年4月20日(月曜)までに文書などで応募者へ通知

3.公募に関するWEBページ(募集要項、申請書)

 https://japan-iddm.net/researchers-medical-personne/grant_guideline/

【1型糖尿病とは】

原因不明で、突然小児期に発症することが多い。現在の医学水準では発症すると生涯に渡って毎日4-5回の注射又はポンプによるインスリン補充がないと数日で死に至る難病。糖尿病患者の大半を占める生活習慣病と称される2型糖尿病に対し、国内での年間発症率は10万人当たり1-2人と希少な病であるため患者と家族の精神的、経済的負担は大きい。

 【お問い合わせ先】

名 称:認定特定非営利活動法人日本IDDMネットワーク

所在地:〒840-0823 佐賀県佐賀市柳町4-13

担当者:理事長 井上龍夫、 事務局 大村あずさ

電 話:0952-20-2062、080-5127-2759(井上)、080-3429-4958(大村)

Fax   :020-4664-1804   

E-mail:info@japan-iddm.net

WEB :https://japan-iddm.net/

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「あおもり藍」に糖尿病改善の可能性

Web東奥
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 青森県発の機能性素材として注目されている「あおもり藍」に、糖尿病の改善や予防につながるホルモン「アディポネクチン」の分泌を促す働きがあることが、東北医科薬科大学の佐々木健郎教授の最近の研究で分かった。14日、青森市で開かれたあおもり藍の利活用推進セミナーで同教授が報告した。あおもり藍はインフルエンザウイルスの感染力を弱める作用についても弘前大学などの研究によって実証されており、医薬品や健康食品などへの活用が期待される。

 あおもり藍は青森市などで農薬不使用で栽培されている藍。藍葉から抽出したエキスに含まれる成分には、抗菌や防臭効果があることが分かっているほか、糖尿病や動脈硬化などの改善・予防の可能性についても研究が進められてきた。

 アディポネクチンは「やせホルモン」「若返りホルモン」とも呼ばれる善玉ホルモンの一種。佐々木教授は、あおもり藍を摂取させたマウスを使った実験で、アディポネクチンの分泌を助ける作用について有効性を確認できたとし「実際に改善につながれば非常にインパクトがある。医薬品開発のほか食材やサプリメントなど予防の分野での貢献が期待できる」と述べた。

 このほか弘前大学大学院の中根明夫特任教授が、インフルエンザ予防への応用や潰瘍性大腸炎の抑制効果に関する研究成果について発表。あおもり藍の商品開発にも携わる食品スーパー福島屋(東京)の福島徹会長はあおもり藍のブランド化について講演した。

 セミナーはあおもり藍の県内での幅広い利活用と産業振興を目指し県が主催。県内の中小企業や医療、農業関係者ら約130人が参加した。五所川原市の農産品加工会社アグリコミュニケーションズ津軽の宮田健社長は「さまざまな効能が裏付けられてきているので、加工する側としては事業化しやすいと期待がもてた」と話した。

「あおもり藍」に糖尿病改善の可能性(Web東奥) – Yahoo!ニュース

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元大関の照ノ富士が白星発進 膝負傷、糖尿病経て10場所ぶり十両復帰

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2020年1月12日 16時27分

「大相撲初場所・初日」(12日、両国国技館)元大関で10場所ぶりに十両復帰した照ノ富士(28)=伊勢ケ浜=が13場所ぶり十両復帰した元小結千代鳳(27)=九重=と対戦し、押し出して白星発進した。立ち合い、踏み込み鋭く、相手の両腕を極(き)めると、絞り上げ起こして一気に出た。「いい相撲だった。(十両土俵は)久しぶりで緊張した。声援が多くて緊張感があった。時間ですってなったときは冷静だったけど」

元大関の照ノ富士が白星発進 膝負傷、糖尿病経て10場所ぶり十両復帰 (2020年1月12日掲載) – ライブドアニュース

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「超加工食品」を多く食べると糖尿病のリスク増?

2020年1月12日

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 保存料や人工調味料が使われているインスタント食品やスナック菓子などの「超加工食品」の摂取量が多いほど、2型糖尿病のリスクが高まるとする報告が「JAMA Internal Medicine」12月16日オンライン版に掲載された。

フランスの男女10万人余を調査

 パリ大学(フランス)のBernard Srour氏らは2009~19年にかけて、18歳以上のフランス人10万4707人(平均年齢42.7±14.5歳、うち男性20.8%)を6.0年間(中央値)追跡した。研究参加者は3500種以上の食品の24時間摂取量を記録。追跡期間中1人当たり平均5.7回の記録を用い、超加工食品の摂取量を推計して、その摂取量と2型糖尿病リスクとの関連を検討した。

 既知のリスク因子(生活習慣、体格、既往歴、社会人口学的因子、栄養関連因子など)で調整後の、2型糖尿…

「超加工食品」を多く食べると糖尿病のリスク増? | ヘルスデーニュース | 毎日新聞「医療プレミア」

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海藻アカモク、肥満など抑制に効果

福井県立大、厄介者返上し郷土食に

2020年1月11日 午後0時30分
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アカモクが生活習慣病に効果があることをマウス実験で明らかにした村上教授(左)ら研究チーム=1月10日、福井県永平寺町の県立大永平寺キャンパス

 

 日本各地の海岸に分布する海藻「アカモク」を摂取すると生活習慣病の予防に効果があることを、福井県立大生物資源学部の村上茂教授ら研究チームがマウス実験で明らかにし1月10日発表した。アカモクに多く含まれるフコイダン、アルギン酸という2種類の食物繊維の予防効果は既に確認されていたが、アカモク自体を食べることで肥満や糖尿病の抑制に効果があると裏付けた。今後は、県産のアカモクを使った新商品の開発を目指していく。

 アカモクは粘り気が強い海藻で、秋田や山形など東北地方を中心に郷土料理として食べられている。県内では「ワカメの生育を妨げたり、船のスクリューに巻き付いたりして漁師にとって厄介な存在」(村上教授)で、大部分が捨てられているという。

 村上教授は昨年4月、坂井市三国町雄島で海女らがワカメ漁の際にアカモクを取り除く様子を見学。フコイダンやアルギン酸の含有量はワカメより多く、「アカモク自体が健康に効果があることを解明したい」と研究を始めた。県食品加工研究所や石川県立大と連携し、6月から3カ月間、アカモクを粉末状にしたものなど4種類の餌をマウスに与えて体重や内臓脂肪量、肝臓などの変化を比べた。

 高脂肪食を食べ続けたマウスの体重は、正常食のマウスと比べ2割増しになった。一方、高脂肪食に粉末状のアカモクを多く混ぜた餌のマウスは正常食のマウスとほぼ同等の体重に収まった。内臓脂肪量や肝機能のダメージ、空腹時の血糖値なども正常食のマウスに近く、アカモクは抗肥満作用や脂肪肝抑制、コレステロールの低下、抗糖尿病に効果があることを確認した。

 ふんの成分を分析すると、アカモクが多い餌のマウスは他の3種類に比べ中性脂肪や食物繊維の量が突出して多く村上教授は「アルギン酸とフコイダンが脂肪吸収を抑制し、排せつを促進した」と解析。アカモクには脂肪燃焼を促す成分「フコキサンチン」も含まれており、蓄積した脂肪の燃焼に作用しているかなど、さらに研究を深めて論文を発表する予定という。

 10日は永平寺町の県立大永平寺キャンパスで村上教授ら3人が研究成果を発表した。村上教授は今後は企業とも連携したいとし、県産アカモクを越前そばに練り込む、地場産野菜と組み合わるなどの構想を話し「福井オリジナルの商品や郷土料理の開発につながれば」と期待を示した。

海藻アカモク、肥満など抑制に効果 福井県立大、厄介者返上し郷土食に | 学校・教育 | 福井のニュース | 福井新聞ONLINE

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【警告】ダイエットコーラを飲むと体重が増える!

肥満、糖尿病、認知症リスク… 人工甘味料の本当のヤバさとは!?

仲田しんじ

 健康に気をつかっている人が選びがちなのが人工甘味料入りの製品だが、なんとも残念なことにむしろ健康悪化と肥満のリスクが高まるというから厄介だ。

 

■人工甘味料の習慣的摂取で糖分の摂取量が増える?

 生活習慣病が懸念されたり、体重が気になったりした時に意識するのが人工甘味料という選択だろう。カロリーオフのスティックシュガーやダイエットコークなどが筆頭に挙げられるが、人工甘味料が本当に健康問題を解決するのか。最新の研究ではダイエットコークは健康に寄与するどころか、肥満や糖尿病のリスクを高めるというから、皮肉を通り越して恐ろしい話だ。

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「The Sun」の記事より

 

 韓国・キョンサン国立大学、豪・南オーストラリア大学の合同研究チームが2019年11月に「Current Atherosclerosis Report」で発表した研究では、アスパルテームなどの非栄養性甘味料(non-nutritive sweeteners)が血糖コントロールや糖尿病防止に効果があるとするのはきわめて疑問であると報告している。

 人々の健康志向を受けて、非栄養性甘味料(低カロリー甘味料)を使った食品はこの20年で子ども向け食品では200%、大人向け食品でも54%増加しているという。しかしこれら非栄養性甘味料が本当に糖尿病(特に2型糖尿病)と肥満を防ぎ、健康にメリットをもたらすのかどうかについては実はよくわかっていない。

 そこで研究チームはこれまでに発表された研究論文をレビューし、アメリカ人の成人5158人の7年間におよぶ健康データを追跡して分析した。その結果、非栄養性甘味料を含む人工甘味料を多く摂取している者は、非使用者よりも体重が増えていたのである。

 体重増を防ぎ、健康のためによかれと思って人工甘味料を選ぶのだろうが、実は逆効果であったとすれば深刻な健康問題になるだろう。

「人工甘味料の消費者は砂糖の全体的な摂取量を減らしません。彼らは結局、砂糖と低カロリーの甘味料の両方を摂取しており、(人工甘味料を選ぶことで)自分の好きな食べ物に溺れるのだと感じているのかもしれません」と研究チームのピーター・クリフトン教授は語る。

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画像は「Wikipedia」より

 つまり人工甘味料が一種の“免罪符”になって、気兼ねなくほかの甘い食べ物や飲料を口にしてしまうのである。いくらカロリーオフの人工甘味料の飲料を飲んでいても、その“お茶請け”で砂糖や脂肪がたっぷりのスイーツを気兼ねなく食べてしまうとすれば確かにやぶへびである。

 

■人工甘味料が腸内環境を悪化させる

 

 人工甘味料にはほかにも懸念される点がある。腸内環境を悪化させるリスクである。

 腸内環境は肥満に関係があることがわかっているが、その中でも肥満、糖尿病、メタボリックシンドロームの予防に重要な働きをしているのが「腸アルカリホスファターゼ(IAP)」と呼ばれる腸内酵素である。しかしアスパルテームのような人工甘味料は、このIAPをブロックする働きを見せることがわかってきたのだ。

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画像は「Wikipedia」より

 マサチューセッツ総合病院のリチャード・ホーディン博士は、人工甘味料が腸内環境に及ぼす影響について警鐘を鳴らしている。

「アスパルテームは、砂糖の代わりに使用しているにもかかわらず、IAPの有益な働きを阻害してしまうので、使用目的に沿わない可能性があると考えています」(リチャード・ホーディン博士)

 体重減少につながり、“メタボ”を予防できると期待されて利用される人工甘味料が、腸内環境を悪化させて肥満になりやすい体質に変える働きがあるとすれば、もはや皮肉では済ませられないひどい話だ。

 また気になる研究として、人工甘味料入り飲料は高齢者の死亡および心血管疾患、脳卒中、認知症のリスク増加とも関連しているという報告もあるのだが、その理由はまだ明らかにはなっていないという。

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画像は「Wikipedia」より

 健康志向であると信用して選んだ付加価値が逆効果であったとすれば、ガッカリを通り越して怒りすら覚える場合もあり得るだろう。低カロリー、ノンカロリーの表示に安心してはいられないようだ。

参考:「The Sun」、ほか

文=仲田しんじ

【警告】ダイエットコーラを飲むと体重が増える! 肥満、糖尿病、認知症リスク… 人工甘味料の本当のヤバさとは!? – TOCANA

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