糖尿病の考え方と漢方処方

 糖尿病は、糖質の代謝異常により血糖値が慢性的に高くなる病気です。初めのうちは自覚症状がまったくないことが多いのですが、進行するにつれて様々な合併症を来します。漢方では、体内の水分バランスを調整し、血液の流れをさらさらにするなどして「糖尿病になりやすい体質」そのものを改善することにより、糖尿病の治療に当たります。

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看護師の書いた糖尿闘病記
夫の糖尿病と闘い、克服していった生々しい記録。勇気が出ます
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島根県海士町は半農半漁生活と「管理台帳」で糖尿病撃退

 

 日本海に浮かぶ隠岐諸島のひとつ、中ノ島にある海士町は自然の恵みが豊富だ。シマメと呼ばれるスルメイカに白イカ、サザエ、ひおうぎ貝がとれるほか、牡蠣の養殖も盛んで、米や野菜も地元産が食卓に並ぶ。半農半漁の自給自足の島だ。

 海士町の生活環境は、1990(平成2)年から本格化した糖尿病対策に大いに役立っているという。

「海士町にUターン、Iターンした方の中には、こちらに来てから糖尿病の数値が改善したという人もいらっしゃいます。糖尿病には、これを食べてはいけないとか、これを食べた方がいいというものはありません。朝昼晩と規則正しくバランスよく食事をするのが大切。この島にはコンビニもありませんし、食生活は自然と昔ながらのものになります。それが大きいのかもしれませんね」(海士町健康福祉課の担当者)

 地元で取れた農産物や海産物を毎日、毎食、当たり前のように食べて暮らす。添加物が盛りだくさんの弁当や総菜、甘~いお菓子、ジャンクフードに目が奪われることもない。夜に出歩く機会は減り、自然と早寝早起きになる。糖尿病患者にとって理想的な環境だろう。

 

■重症化する患者はほとんどいない

 行政の対策も抜かりない。

 特徴的なのは、糖尿病患者の台帳を作成していることだ。

「だれが境界型でだれが糖尿病なのか。それはいつどこで診断されたのか。管理台帳を作り、個別に働きかけを行っています」(前出の担当者)

 台帳に載っている住民には、1年に1回開かれる糖尿病に特化した検診への参加を呼びかけ、専門医による合併症の診察を受けられるようにしている。それとは別に年に1回、合併症やインスリン療法についての講義を開催。栄養士のアドバイスのもと、カロリーとバランスを考えたメニューを実際に調理し試食することで、病気への理解が深まるような取り組みもやっている。

 こうしたきめの細かい啓蒙活動によって、たとえ糖尿病になったとしても、重症化する患者はほとんどいない。

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 対策を始めた当初はHbA1cの値が16%を超えていた人もいたが、その後は高くても9%ぐらい。ほとんどの人が理想的な数値とされる5~6%でコントロールができている。

 糖尿病の合併症として知られる重症網膜症も減少。90年から2005年までの15年間で、失明したのは1人(片側失明)だけだった。

 脳梗塞や心筋梗塞で亡くなる人も少ない。生前に糖尿病が持病だった住民のうち、死因が脳梗塞の人は6.3%で、心筋梗塞は5.0%だ。糖尿病なしの5.7%、5.5%と、ほとんど変わらない。寿命への影響もほとんどなく、死亡時の年齢は男性の「糖尿病あり」が74.3歳で、「なし」が75.5歳、女性は80.7歳と81.6歳となっている。

 厚労省が3年ごとに実施している「患者調査の概況」(14年)によると、糖尿病の患者数は推計316万人あまり。前回の調査から46万人も増加している。それでも海士町では「ほぼ横ばいで増えていません」(前出の担当者)。島内に専門医がいないというハンディがあっても、伝統的な暮らしと地道な対策で乗り越えられるのだ。

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1ヶ月で3㎏増…妊娠糖尿病の予防策は?

イクシル2019/01/19 20:00

妊娠中は甘いものが食べたくなって、つい体重が増えすぎてしまいますよね。そこで注意したいのが「妊娠糖尿病」です。妊娠糖尿病を予防するにはどのような点に気をつけたら良いのでしょうか。専門家に相談してみました。

30代女性からの相談:「妊娠糖尿病が心配」

初産婦なのですが、妊娠初期のつわりがひどく「妊娠悪阻」と診断され入院していた経緯があり12kg痩せました。その後、少しずつ食べられるようになり、食べられることの幸せを感じ、1ヶ月に3kgのペースで体重が増えていき、採血したところ少し血糖値が高く「妊娠糖尿病」の疑いがあるとのことで、医師から再検査が必要と言われました。再検査の間、食事内容を見直し、再検査の結果妊娠糖尿病ではないとのことだったのですが、甘い物が抑えきれない状態でいます。妊娠糖尿病は何度も再発することがあるのか知りたいです。(30代・女性)

 

妊娠中は体重が増えやすく、妊娠糖尿病になりやすい

妊娠中はホルモンの影響で、体重が増えやすく妊娠糖尿病になりやすいでしょう。妊娠糖尿病になると、さまざまな病気になるリスクが高まり、ママと赤ちゃんに悪影響を及ぼします。

『1ヶ月3kgのペースカロリーオーバーだと思います。妊娠前のBMIによって適切な体重増加の目安が決まっています。BMI18.5未満は9~12㎏、BMI18.5以上25未満は7~12㎏、BMI25以上は個別に対応となっております。(看護師)』

 

『体重増加が著しいと産道にも脂肪がついてしまい、出産が大変になると言われています。妊娠糖尿病や妊娠高血圧症候群などのリスクも伴います。(看護師)』

 

『妊娠糖尿病は、巨大児・発育不全・新生児低血糖・妊娠高血圧症候群への移行・早産・羊水過多などあらゆる合併症を引き起こす可能性があります。(看護師)』

 

『妊娠中は、妊娠により分泌が増えるプロゲステロン・プロラクチンなどのホルモンの影響によりインスリン分泌が抑制されます。そのため、妊娠中は糖尿病になりやすいのです。(看護師)』

 

妊娠糖尿病は再発する可能性がある

検査で妊娠糖尿病にならなくても、再発する可能性はあるようです。再発しないよう食生活には注意が必要です。

『再検査では、妊娠糖尿病にはならなかったようですが、再発症しないとは断言できません。検査で妊娠糖尿病ではなかったとしても、その検査以降は検査しないので質問者様が妊娠中はご自分で気を付けるしかありません。(看護師)』

 

『妊娠糖尿病にも型があり、妊娠が終わると治るものとまた再発するものとがあります。妊娠糖尿病になることで、お母さん赤ちゃんも将来糖尿病にかかるリスクが増えますので、できるだけ軽度で済むように食生活に気をつけてみてください。(看護師)』

 

予防には食生活の見直しと運動が大切

妊娠糖尿病の予防には、食生活の見直しと運動が大切です。甘いものは食べても良いですが、食事の最後に摂取するようにしてみましょう。食事の一番初めや空腹時にいきなり甘いものを食べると身体が吸収しやすくなります。また1日の摂取カロリーオーバーしないよう注意が必要になります。

『甘いものは我慢しなくてもいいと思いますが、個数を決めて、低カロリーのものを選ぶと良いでしょう。洋菓子よりも和菓子の方が比較的カロリーが低いです。(看護師)』

 

『必要カロリー以上食べてしまうと、適正体重でなくなり様々なリスクを生じてしまいます。赤ちゃんのためにもカロリーオーバーしないように気を付けてください。(看護師)』

 

『食事は時間を空けすぎず特に朝食を抜くのは避けましょう。朝食を摂取しないでいると昼食摂取時にいきなり血糖値が上昇します。胎児は母体の血糖値で体重を増やします。つまり胎児の体重が増えすぎてしまう可能性があります。カロリーの低い間食を挟むこと、野菜中心の食事で血糖値を上げにくくすること、甘いものよりだし昆布(塩がまぶされていないもの)やナッツ類などを間食として食べること、よく噛むことなどを取り入れてみてください。(看護師)』

 

『1日に食べる量とカロリーを考えて摂取するようにしたり、サツマイモや果物など自然物を摂取したり、和菓子を食べると良いでしょう。(看護師)』

 

『妊娠糖尿病を予防するためには、食習慣に加え運動も重要です。体調やお腹の張りなどを考えながら、近所の散歩など軽い運動をすると良いでしょう。(看護師)』

 

妊娠中は、妊娠糖尿病になりやすいため体重増加には注意が必要です。体重が増えすぎないように、食生活の見直しをしてみましょう。合わせて運動をすると、予防にもつながります。

監修者:南部 洋子(なんぶ・ようこ)

助産師・看護師タッチアトレーナー。株式会社 とらうべ 社長。国立大学病院産婦人科での勤務を経て、とらうべ 社設立。医療職が企業人として女性の一生に寄り添うことを旨とし、30年にわたって各種サービスを展開中。

  • 妊娠中期、お腹の赤ちゃんのために特に必要な栄養素は何?
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1ヶ月で3㎏増…妊娠糖尿病の予防策は?

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手足のしびれ(2)糖尿病で神経傷つく

2019年1月18日

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「しびれはあるけど不平ばかり言っても仕方ないからね」。笑顔で語る須川さん(画像を一部修整しています)

 初めは両足の小指側がチクチクしびれた。しばらくすると、両足首より下の足全体がビリビリするほど広がった。糖尿病からくる神経症状という。

 札幌市の須川栄子さん(74)は、目の前が真っ暗になった。「糖尿病まで発症するなんて」。1999年春、それまで悩まされてきた難病にやっと診断がついてまもなくのこと。ステロイド(副腎皮質ホルモン)治療の影響だった。

 ことの発端は、免疫の異常で全身に様々な症状を引き起こす難病「サルコイドーシス」にかかったことだ。

 前年の夏、地面に引き込まれるようなだるさが続き、しばらくして目の前にゴミのようなものがちらつき始めた。秋になって眼科を受診すると、内科に行くよう勧められた。

 年の瀬の忙しさに追われて受診できずにいると、その「ゴミ」は増え、壁を見ると黒い粉をまき散らしたようになった。「まるでゴミの中に埋もれているみたい」。年が明けると、あばら骨を締め付けるような痛みも加わった。

 近くの内科から紹介されて札幌医科大学病院を訪れ、サルコイドーシスの診断がついた。「目が見えなくなるかと思って怖くてね。早く薬ちょうだいって先生をせかしていました」。すぐに始めたステロイドの飲み薬で、症状は落ちついてきた。

手足のしびれ(2)糖尿病で神経傷つく : yomiDr. / ヨミドクター(読売新聞)

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認知症や糖尿病になりやすい街を「見える化」する

2019年1月17日

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ロボットのペッパーが血圧測定をお手伝い

 

 今では2兆円近い医療費が使われ、30歳以上では男性の6割、女性の45%が持っているのに、100年前には放置されていた病気がある。それは高血圧である。

 高血圧の恐ろしさを調べる本格的な追跡研究が始まったのは1940年代になってからのこと。100年前には、今のような血圧計がなかったからだ。

 以前、高齢者の転倒や認知症が多い「まち」があることを紹介した。高血圧や糖尿病が多いまちもある。これらが地域間の健康格差だ。「そんな話は聞いたことがない」という人もまだ多いだろう。血圧が測れなかった時代の高血圧と同じで、測定方法がなければ、話題に上らず問題にもされない。

 一方、こうした実態を「見える化」すれば、問題を発見し、関係者で共有し、要因を分析して対策を考え、そ…

この記事は有料記事です。

残り957文字(全文1290文字)

認知症や糖尿病になりやすい街を「見える化」する | どうする健康格差社会 | 近藤克則 | 毎日新聞「医療プレミア」

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【健康カフェ】(144)

運動不足 糖尿病や喫煙に匹敵するリスク

2019.1.17 08:38

 糖尿病で通院する60代女性は、食事療法は完璧ですが、運動を全くしません。運動するよう勧めても、「運動のし過ぎは体に悪いとテレビで言っていた」と聞く耳をもちません。

 確かに、近年の研究で、運動をたくさんしても健康への効果は頭打ちになったり、激しい運動が逆に体を害したりするといったことが報告されています。しかし、これらの研究の多くが運動量や運動強度が自己申告で、客観的な指標が用いられていません。

 これに対し、客観的な体力レベルと死亡率の関係を長期間観察した研究結果が昨年10月、米国の医学雑誌に発表されました。これは、米国人12万人を対象に、体力レベルの低い順から、低い▽平均以下▽平均以上▽高い▽エリート-の5段階に分け、平均8・4年の経過での死亡率を調べたものです。結果は、体力レベルが高ければ高いほど死亡率は低くなっていました。

 平均以下の死亡率は平均以上の1・4倍で、これは糖尿病や喫煙に匹敵するリスクです。また、低いの死亡率はエリートの5倍でした。さらに、エリートと高いの死亡率の差は、70歳以上でより顕著でした。

 体力レベルは、遺伝的な要因や運動以外の日々の生活習慣などにも影響を受けますが、普段どれだけ運動しているかが最も大きく関係します。この研究から言えることは、しっかり運動して体力をつけることで得られる健康上の利益は上限がないようで、特に高齢となってからも続ける価値があるということです。少なくとも楽しく運動できる体力があるのに、「やり過ぎは良くない」とか「年だから」といった理由で控える必要はなさそうです。

 糖尿病や高血圧などの病気や喫煙は寿命を縮めるため、私たちはこれらをリスクと捉え、治療や禁煙をするよう勧めます。これに対し、運動不足をリスクととらえる人はあまりいなかったのですが、糖尿病や喫煙に匹敵するリスクと認識した方がよさそうです。

 冒頭の女性には、運動のし過ぎを心配する必要はないことをお話ししました。そして、まずはじっとしている時間を少なくし、近所を散歩したりラジオ体操をしたりすることから始めるように勧めました。(しもじま内科クリニック院長 下島和弥)

【健康カフェ】(144)運動不足 糖尿病や喫煙に匹敵するリスク – 産経ニュース

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元タレント福田怜奈さん、“超低糖質”スイーツを開発 糖尿病のおばあちゃん見かね「やる気に火が着いた」

2019年1月17日

 松竹芸能などでタレントとして活動した福田怜奈さん(32)が17日、都内で自身が代表取締役を務めるスイーツブランド『SHARE EAT』の試食会に参加。自身の闘病から得た経験から、誰もが食べられるおいしいスイーツを開発した経緯を明かした。

【写真】タレントからスイーツブランドの代表取締役になった福田怜奈

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 『SHARE EAT』は通常の低糖質食品より、さらに糖質の低い“超低糖質”のスイーツを手がけている。福田さんは15歳から読モなどタレント活動をしていたが、成長期より、摂食障害を患い、10年以上にわたって闘病。克服した今も合併症や後遺症が残っている。20代前半でタレント業から離れ、訪問介護士2級の資格を取得し、現場での勤務経験もある。

開発にいたった経緯について福田さんは「私自身、持病でお菓子が食べられなかった。介護の現場で、糖尿病のおばあちゃんと出会いました。おやつの時間に、みんなお菓子を食べているのに1人だけ、お茶をすすりながら寂しそうに『私はいいのよ』という後ろ姿に、疎外感を感じていた当時の自分が重なった。やる気に火が着いて研究を重ねた」と明かした。

 今も薬の影響で糖質が高いものを食べると気を失うそう。「試食のときも何度も倒れました」と話すが、根気よく開発を重ねておいしく食べられる商品にした。安全性に関しても「病院とも取引させていただいてますし、エビデンスはしっかり取れている。患者さんの命を預かっていると思い作っています」ときっぱり。特別な製法で作るため、利益率は低いというが、それでも「社会貢献的意義はそれ以上に高いと思っています」と言い切った。「今、興味がなくても、とっても大事な誰かが糖尿病や食事に制限がかかるような病を抱えたら、その大事な人を救うことになる」とおいしくお菓子を作る意義を強調していた。

 また、原動力については「人様に迷惑をかけてきたので、罪滅ぼしの気持ちでやっていた」とも。福田さんの母はパンとケーキの先生をしていたが、福田さんは食べられないイライラから八つ当たりしてしまったこともあるという。「『娘がこんななのによくできるね。辞めちまえよ』と、もっとひどい言葉で言ってしまった。そしたら次の日に本当に全部、辞めてしまった」と後悔の念を口に。そんな親子の危機も乗り越え「今やっていることを母と一緒にできたらいいな、と。たまに母にアドバイスをもらいます。それも原動力ですね」と語っていた。

 『SHARE EAT』の商品は公式サイト、または都内にある取扱い店で購入できる。

元タレント福田怜奈さん、“超低糖質”スイーツを開発 糖尿病のおばあちゃん見かね「やる気に火が着いた」|ORICON NEWS|Web東奥

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医療費が大幅減 新潟魚沼エリア

「糖尿病撲滅運動」の足跡

 

 “住めば都”とはいうものの、できることなら老後も安心して暮らせるような町に住んでみたい。交通の便、医療体制、治安、災害が少ない等々、“安心”の要素は多々あれど、やはり医療は欠かせないだろう。今週は、地域ぐるみで健康長寿を目指すエリアを全国からピックアップ、その活動内容と成果を追う――。

 ◇  ◇  ◇

 新潟県の南東部、魚沼エリアは全国有数の米どころ、豪雪地帯として知られる。魚沼市、南魚沼市、十日町市、湯沢町、津南町の3市2町に約16万人が暮らす。この魚沼圏域で、「プロジェクト8(エイト)」なる糖尿病総合対策がスタートしたのは、2008年のことだ。

 プロジェクトの発案者のひとりで、魚沼市内の開業医「上村医院」の上村伯人院長がこう言う。

「当時、県の医師会の実態調査で血糖値のコントロールが出来ていない患者が多かった、糖尿病の合併症が増えると医療経済的に負担が大きいのでその対策、圏内に専門医が少ない……など課題がいくつかありました。こうした状況で、私たちはまず、ヘモグロビン(Hb)A1cが8%を超える糖尿病患者たちをなくそうと、さまざまな取り組みを始めたのです」

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 プロジェクトの「8」は、A1c8%のこと。この状態が続くと糖尿病の3大合併症(神経障害、網膜症、腎症)が急増するといわれる境界線だ。当時、魚沼エリアには約1000人の該当者がいたという。地道な取り組みが始まった。

「最初は地域住民の勉強会、薬剤師や栄養士の勉強会などから始まりました。ですが、一番の問題は、検診で8%を超えていても病院に来なかった人がいっぱいいたこと。放置しては大変な事態になりかねない。我々は病院などの検診機関から強力な受診勧奨をするとともに、会社を通じて“病院に行ってこい”と後押ししてもらう体制を整えました」(上村院長)

 医者嫌いの社員もこれには逆らえなかった。受診率は次第に増えたものの、その影響で一時的に医療費が膨らんでしまった。取り組みの成果が出始めたのは、数年経ってからだった。

■透析患者の減少で年間40億円の医療費減

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 まず、地域のHbA1c8%以上の人の割合は、9.7%から4.7%に減った(10~14年の調査)。

「4~5年後には受診率も治療する患者も増えた。A1c8%に注目したアウトカムとして脳卒中や心筋梗塞が減り、この地域の医療費が減りました。一番大きかったのは、糖尿病性腎症による透析患者の減少です。これで年間40億円ほど医療費が減った。そして15年度には、南魚沼地域全体の医療費は、全国に344ある2次医療圏中、一番少なかった。時間がかかりましたが糖尿病対策の成果は着実に出ています」(上村院長)

 この間、会社では「リセット昼食プロジェクト」も実施。社員(希望者)の仕出し弁当を1食当たり600~700キロカロリーに抑え、野菜類を120グラム以上取るというユニークな作戦だ。焼き肉定食などは1000キロカロリー近いから、摂取カロリーは3割ほど減る計算か。さらに、昼食時に15分間の歩行を義務付け、4週間で体重1キロ減を目指したという。

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 これが、医者、行政、職場、住民が一体となった糖尿病撲滅運動の一部だ。何より、血糖値が下がり、糖尿病を含めた地域全体の医療費が減っているのだから、住民は幸運だといっていいだろう。

 糖尿病患者数は約1000万人、予備群も合わせると2000万人ともいわれる。血糖値をコントロールするのは簡単ではない。できない人は、こんな町に移住するのも手かもしれない。

医療費が大幅減 新潟魚沼エリア「糖尿病撲滅運動」の足跡|日刊ゲンダイDIGITAL

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糖尿病と歯周病の意外な関係

~歯周病は心臓病や脳梗塞、腎臓病などの原因にも

歯周病の治療で、血糖値をコントロールする力が改善

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 食生活が原因で起こる生活習慣病の1つ、糖尿病。厚生労働省が実施した2014年患者調査によると糖尿病の患者数は316万6,000人と、前回の調査より約46万人増加している。糖尿病の予防や治療には「毎日の食生活がカギ」といわれるが、同じく食生活に関わりの深い歯周病と糖尿病は、意外な関係があることがわかってきた。

 歯周病とは、どのような病気だろうか。歯が生えている口の中は細菌などの微生物が多く、数百種類以上の目に見えない微生物がちょうど良いバランスを保つことで健康を維持している。食事をした後のハミガキが十分ではないと食べものが残り、歯と歯ぐきの境目に歯周病を引き起こす歯周病菌が住みつくプラーク(歯垢)ができる。歯周病は歯周病菌が原因で、歯ぐきが赤くなったり腫れたりする病気だ。現在、歯周病で何らかの問題をかかえているのは、成人の80%におよぶ。一方、歯周病は自覚症状がほとんどないため、かかっていることに気付きにくい病気だ。また、生活習慣や環境の変化などで体に負担がかかり、もともと体が持っている歯周病菌から体を守る力が低下することも歯周病にかかる原因になる。

 では、歯周病は糖尿病とどのような関係があるのだろう。歯周病の歯ぐきの腫れを引き起こす歯周病菌は、菌の外側の膜にリポ多糖からできた内毒素と呼ばれる毒素をもっている。歯周病菌は腫れた歯ぐきから体の中に入り、歯周病菌の内毒素は、血液中の糖分の取り込みを抑えるサイトカインを増加させる。サイトカインは血液中の糖分の取り込みを抑えるため、血糖値を下げるインスリンを働きにくくする。糖尿病は血液中の糖を体内に吸収するインスリンが働きにくくなることで、血液中の糖が増えすぎて起こる病気だ。そのため歯周病にかかることでインスリンが働きにくくなり、糖尿病が進みやすくなるのだ。

 さらに最新の研究成果で、歯周病を治療することで糖尿病の血糖値をコントロールする力を改善することがわかってきている。米国歯周病学会誌に2001年に掲載された岡山大学(当時)の岩本氏らの研究によると、歯周病を治療することで血液中の糖分の取り込みを抑えるサイトカイン(TNF-α)の増加を防ぎ、インスリンの働きを改善して、もともと体がもっている血糖値をコントロールする力を取り戻すという結果が明らかになっている。

口内の環境改善が健康維持のカギ? 

 また糖尿病の治療では、体が持っている血糖値をコントロールする力を表す指標として、ヘモグロビンA1c(HbA1c)と呼ばれる過去1~2カ月の血糖値を反映する指標が用いられている。一般的に糖尿病の基準値は、ヘモグロビンA1c 6.5%以上とされている。米国糖尿病学会誌に2010年に掲載されたTeeuw WJらの欧州などの研究によると、重度歯周病を治療することでヘモグロビンA1cが最大約1%改善されることがわかっている。ヘモグロビンA1cを約1%改善することは、英国の糖尿病予想研究(UKPDS)の報告によると、糖尿病の3大合併症として知られる網膜症と腎症と神経障害を約25%、心筋梗塞を約16%予防する効果がある。

 現在も、歯周病を治療することで糖尿病のカギとなる血糖値をコントロールする力を改善し、糖尿病の予防や治療に役立つ可能性についてさらなる研究が進められている。

 今では歯周病は糖尿病を始めとして、心臓病や脳梗塞、腎臓病など多くの生活習慣病を引き起こす原因になることが明らかになっている。それは、歯周病になると歯周病菌の内毒素や歯ぐきが腫れることでつくられるサイトカインが歯ぐきの血管から体内に入り込み、全身の健康に影響を与えるためだ。多くの場合では、口の健康と全身の健康は別物として見られがちだ。しかし口の中の環境を改善することが、全身の健康に良い影響を与えることに関心が寄せられている。健康や予防医療の観点から、口の健康と全身の健康の関わりを今改めて見直す時が来ている。

 

【石井 ゆかり】

<プロフィール>
石井 ゆかり
みどりの宇宙(株) 経営コンサルタント。筑波大学卒業。京都大学農学研究科修士課程修了。ヘルスケア関連メーカーに勤務後、人の健康と企業の発展に貢献したいという想いから、経営コンサルタントとして中小企業の経営支援を行っている

糖尿病と歯周病の意外な関係~歯周病は心臓病や脳梗塞、腎臓病などの原因にも:データ・マックス NETIB-NEWS

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糖尿病のフットケア 

足を定期的にチェックすることが必要

 

糖尿病患者は定期的なフットケアを、米専門医がアドバイス

 糖尿病患者は神経障害を起こしやすく、足病変を来しやすい。米ベス・イスラエル・ディーコネス医療センターの足病医であるJohn Giurini氏は、糖尿病患者は定期的に自分の足の状態を確認し、異常がみられたら直ちに専門医に相談するように呼び掛けている。

 糖尿病で血糖値が高い状態が長く続くと、神経障害や動脈硬化が起こりやすくなる。Giurini氏によると、神経障害が進むと足先の感覚がなくなり、痛みや傷があっても感じにくく、適切な処置が遅れることが多い。また、動脈硬化が進むと足に十分な血液が行きわたらなくなり、傷の治りも遅くなるという。

 そこで、Giurini氏は「糖尿病患者は定期的に自分の足をチェックし、フットケアを欠かさないことが大切だ」と強調している。また、フットケアは、シャワーを浴びた後に足を乾かしているときか、1日の終わりに靴や靴下を脱いだときに行うのがよいとしている。

 同氏は、もし足に水庖(すいほう)があることに気づいたら、消毒薬をつけた清潔な包帯を当てて、なるべく足を動かさないようにする。その後、できるだけ早めに足の専門医に相談するようにとアドバイスしている。

 また、靴の中に石や砂利などが入っていると足を傷つけることがあるため、靴を履く前には必ず中に何か入っていないかを調べることも必要になる。さらに、Giurini氏は「足先に感覚異常があったり、血流不足や変形などがある高リスクの患者は、3ヵ月ごとに専門家の診察を受けるべきだ」と付け加えている。 原文

 

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 慢性腎臓病(CKD)の患者数は増加している。CKDは、高額な医療費が必要な透析療法の原因になる。CKDの増加を抑制するために、睡眠の改善が重要なことが、大阪大学の研究で明らかになった。

慢性腎臓病 透析回避のカギは睡眠

 慢性腎臓病(CKD)は腎臓の働きが低下した状態や、尿の中にタンパクが漏れ出る状態の総称で、日本には1,000万人を超える有病者がいると推計されている。

 CKDが進行し、腎不全となり腎臓が機能しなくなると、それを代替する透析が必要となる。

 日本では、高齢化や生活習慣病の増加にともない、高額の医療費が必要な透析患者が増えている。CKD患者数を抑制するために、喫煙や運動不足などの生活スタイルの改善につながる治療戦略の確立が急務となっている。

 大阪大学の研究グループは、CKD患者を対象に睡眠とCKDの進行による透析導入リスクとの関連を検討し、CKD患者は睡眠の質が低いのに加え、睡眠時間が短いあるいは長いと、CKDの進行により透析にいたるリスクが高くなることを、1,601人のCKD患者を対象とした調査で明らかにした。

 「CKDを治療し透析を防ぐために、血糖や血圧のコントロールに加え、睡眠の改善も必要なことが示されました」と、研究者は述べている。

 研究は、大阪大学キャンパスライフ健康支援センターの山本陵平講師と大阪大学大学院医学系研究科腎臓内科学の猪阪善隆教授らの研究グループによるもの。詳細は、医学誌「Clinical Journal of the American Society of Nephrology」オンライン版に掲載された。

 

CKD患者1,600人を4年間追跡して調査

 短時間の睡眠などの睡眠障害は糖尿病や高血圧などのリスクとなり、CKDを予防・治療するために血糖や血圧のコントロールが重要であることが知られている。一方で、睡眠とCKDの関連についてはよく分かっていなかった。

 CKD患者と睡眠についての研究は、約400人を対象とした米国の小規模なものがあるのみだった。研究グループは、透析にいたるリスクの高い通院中のCKD患者について、睡眠がCKDの進行にどのような影響を及ぼすかについて明確にしたいと考えた。

 そこで研究グループは今回、国内17病院に通院中のCKD患者の大規模疫学研究であるCKD-JAC研究の参加者1,601人の4年間の追跡データを用いて、CKD患者における睡眠の重要性を評価した。

 「CKD-JAC(Chronic Kidney Disease Japan Cohort)研究」は、大阪大学医学部附属病院を含む国内17病院において実施されているCKD患者の大規模疫学研究。2007~2008年にCKD患者約3,000人が登録され、現在も追跡中だ。

睡眠時間が短いと透析リスクが2.1倍に

 研究開始時にピッツバーグ睡眠質問票(PSQI)というアンケートに回答し、睡眠の質と時間を評価することのできた患者を対象に、追跡開始から約4年間にどの程度CKDが進行し透析にいたったかを調べた。

 ピッツバーグ睡眠質問票は、睡眠の質を評価するために開発された調査票。18項目の質問から、7種類の睡眠要素(睡眠の質、入眠時間、睡眠時間、睡眠効率、睡眠困難、睡眠薬の使用、日中覚醒困難)をそれぞれ0~3点で評価し、その合計点を算出する。21点満点で6点以上だと睡眠の質が低いと評価される。

 参加した患者の平均睡眠時間は7.0時間で、37%がPSQI総合得点が6点以上だった。追跡期間中に透析にいたったのは282人だった。睡眠の質が低い患者が透析にいたるリスクは、正常の患者(得点が5点以下)の約1.3倍だった。

 また、短時間睡眠(5時間以下)の患者では、睡眠時間6.1~7.0時間(平均6.9時間)に比べ、透析にいたるリスクがそれぞれ2.1倍に上昇した。さらに、長時間睡眠(8時間超)の患者でも、リスクが1.5倍に上昇した。

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CKDを治療するために睡眠の改善が必要

 CKDを発症すると、CKDの原因である糖尿病や高血圧が動脈硬化を進行させ、またCKDそのものが血管にさまざまな障害を引き起こし、脳卒中や心筋梗塞などのリスクが上昇する。CKDが認知症のリスクを高めることも分かってきた。

 CKDを治療するために、血糖コントロールや血圧コントロールが重要であることが知られるが、今回の研究でそれに加え、睡眠の改善も必要なことが示唆された。

 睡眠の質が低いCKD患者と睡眠時間が短いあるいは長いCKD患者は、透析にいたるリスクが高いことが示された。睡眠障害のあるCKD患者では、その原因を特定し、その原因に応じた治療を行うことによって、透析にいたるリスクを軽減できる効果を期待できるという。

 「日本人は外国に比べ睡眠時間が短く、睡眠が健康に与える影響がもっとも強い。5時間以下の短時間睡眠がCKDの発症のみならず、透析への進行のリスクであることが明らかになった。健康増進と医療費削減のために、十分な睡眠時間を確保することが重要です」と、研究者は述べている。
大阪大学大学院医学系研究科腎臓内科学

Sleep Quality and Sleep Duration with CKD are Associated with Progression to End Stage KidneyDisease(Clinical Journal of American Society of Nephrology 2018年11月16日)

[ Terahata ]

日本医療・健康情報研究所

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糖尿病予防に効果、食用サボテン「ノパール」ジュース

糖尿病ねっと2019/01/15 11:00

主にメキシコからの生鮮青果を輸入・販売する専門商社、株式会社カサナチュラル東京都荒川区)は、東京・新橋、ニュー新橋ビルの老舗ジューススタンド「オザワフルーツ」に、食用サボテン「ノパール」の納品を開始しました。

 

東京・新橋の老舗ジューススタンドに登場

8,000種類を超えるサボテンの中でも、とりわけ優れた栄養素を誇るノパール糖尿病予防・改善やコレステロール値改善、免疫システムの強化など、さまざまな効能が認められています。メキシコで重度の糖尿病患者が少ないのは、ノパールを日常的に摂取しているからとも言われているほどです。

また、消化不良の予防や整腸作用、便秘予防・解消、口内炎予防の効果にも定評があり、ダイエットの補助として食べることも多い食品です。このノパールジュースにしたのが、ニュー新橋ビルで20年以上営業するジューススタンド「オザワフルーツ」。老舗の確かな技術で、ジュレのような食感を活かした味わいに仕上げました。

糖尿病予防・改善やコレステロール値改善

価格は、カップ1杯(約250CC)で480円(税込)。昨年11月の発売当初から好評で、「とろっとした食感が胃に粘膜を張ってくれるようで、お酒を飲む前にノパールジュースを飲むと翌日に身体が楽になる」「食感と酸味、身体に良さそうな風味が好きで、いつも選ぶのはノパールジュース」などの声が寄せられています。

バールの栄養成分(100gあたり)は次のようになっています。 エネルギー16kcal、たんぱく質1.32g、脂質0.09g、炭水化物3.33g、糖分1.15g、カリウム257mg、カルシウム164mg、マグネシウム52mg、リン16mg、ビタミンA23mcg、食物繊維2.2g、チアミン0.012mg(VB1)、リボフラビン0.041mg(VB2)

※米国農務省国民栄養データベースより

(画像はプレスリリースより)

外部リンク

肌の乾燥を防ぐビタミンB2や、腸を整える食物繊維が豊富なメキシコのスーパーフード! 食用サボテン「ノパール」を使ったジュース、新橋の老舗ジューススタンドに登場

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糖尿病予防に効果、食用サボテン「ノパール」ジュース

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歩きやすい靴や服で働こう 

糖尿病死亡率ワースト1徳島がウォークビズ

 

 糖尿病死亡率ワースト1の脱却に向け、歩きやすい靴や服装での通勤などを推奨する「とくしまウォークビズ」のキックオフイベント(徳島県主催)が14日、同県藍住町奥野のゆめタウン徳島であった。歩き方講座やコーディネートの披露、クイズなどがあり、訪れた人たちは興味深そうに聴き入った。【大坂和也】

 冒頭で後藤田博副知事が「新しい働き方を推進し、オール徳島で取り組む」と宣言。歩き方講座では、県トレーナー協会の松浦康事務局長が「背中を伸ばし、かかとから付いて足の先で蹴り出すことを意識して歩くとよい」と説明した。

 ファッションコンサルタントの本多志保さんによるウォークビズ向きの服装も披露され、コーディネートを受けた徳島市の県職員、岩田美枝さん(43)は「スニーカーに合わせやすい明るい服装で、足も楽になる。休憩を利用して運動できそう」と笑顔を見せた。

 県内は糖尿病死亡率が一昨年19・8%。20~64歳の1日の平均歩数も全国を約1000歩下回っている。県庁では昨年7月からウォークビズ推進を始めており、今後は県内の民間企業に向けた周知をするという。

 県健康増進課の戸川美史課長は「革靴やヒールを当たり前とするのではなく、動きやすい服装で働いても大丈夫だという意識を持ってもらいたい」と話した。

歩きやすい靴や服で働こう 糖尿病死亡率ワースト1徳島がウォークビズ(毎日新聞) – Yahoo!ニュース

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糖尿病腎症を予防 自覚症状のない糖尿病 

重症化を防ぐ取組みを紹介 厚労省が報告書

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 糖尿病腎症が原因で透析治療を受ける患者が増えている。

 糖尿病腎症が重症化するのを防ぐために、糖尿病腎症のリスクの高い人を抽出し、医療機関を受診してなかったり、受診を中断している場合に、受診勧奨を行うことが、自治体で非常に重要なテーマとなっている。

 その際には、地域の特性を十分にふまえ、医師会とも連携するなどして強化する必要がある――。

 厚生労働省が発表した「自覚症状のない糖尿病の重症化を防ぐために。-国民健康保険における糖尿病性腎症重症化予防の取組に関する調査-」で、こうした現状が示された。

糖尿病腎症は自覚症状がないまま進展する

 厚生労働省の「2018年国民健康・栄養調査」によると、「糖尿病が強く疑われる者」の割合は男性18.1%、女性10.5%。そのうち薬で治療をしている人は、男性56.2%、女性51.1%と、ほぼ半数にとどまる。糖尿病を発症しても、医療機関を受診しなかったり、治療を中断している人が多いとみられている。

 糖尿病と診断されても多くの場合は、自覚症状がない。ところが、血糖値が高い状態を長く放置していると、目や腎臓の細い血管など全身の血管が傷つき、合併症が引き起こされる。

 糖尿病の三大合併症のひとつである糖尿病腎症を発症すると、腎臓の働きが徐々に低下する。腎臓は、体内の老廃物を排泄したり塩分・水分を調節したりする臓器だ。その働きが低下すると、老廃物などが体内に溜まったり、必要なタンパクが尿に漏れたりする。糖尿病腎症は、最初のころは自覚症状がなく、相当進行してから、だるさ・むくみ・吐き気・食欲不振などの症状があらわれる。

糖尿病腎症が透析の原因の1位

 糖尿病腎症を予防・治療するために、血糖コントロールと血圧コントロールが欠かせない。そのため、医療機関に通院して治療を続けることが大切だ。検査で糖尿病が発見されても、自覚症状がないために、適切な治療を受けず、生活習慣も改善しないでいると、10~20年間かけて徐々に悪化して、最後は人工透析が必要になる。

 人工透析は患者本人と家族の苦痛が大きく、QOL(生活の質)を著しく損なう。それだけでなく、人工透析の医療費は高額なので、医療経済への影響も大きい。人工透析の1人当たり医療費は月額40万円で、年間総額は1.57兆円と推計されている。

 新規透析導入患者の原疾患(透析に至った原因となる疾患)は、1998年以降は、糖尿病腎症が第1位となり、最近では43%前後の割合を占めている。

 糖尿病などによる腎疾患患者は年々増加の一途をたどり、人口透析の患者数は1983年には5.3万人だったのが、2016年には32.9万人と、約5.7倍に急増している。年間の新規透析導入患者数も、1983年には1.1万だったが、2016年には3.9万人と、3.5倍に拡大している。

都道府県と市町村での重症化予防

 そこで、厚生労働省は糖尿病腎症の重症化予防に本腰を入れて対策をしている。2016年には厚生労働省、日本医師会、日本糖尿病対策推進会議の3者間で「糖尿病性腎症重症化予防プログラム」を策定し、市町村国保などの取組みを国レベルで支援している。

 糖尿病腎症の重症化予防の取組みは、▼医療機関未受診者および受診中断者に対する受診勧奨・保健指導、▼通院患者のうち重症化リスクの高い患者を主治医が判断して行う保健指導――を二本柱として、人工透析への移行を防止することを目的としている。

 厚労省は、都道府県レベルで県医師会などと協力して、重症化予防プログラムの作成や取組状況の共有も進めている。さらに、国民健康保険改革の一環として、保険者努力支援制度を創設して、重症化予防の取組み、特定健診受診率の向上などの実施状況を評価して、財政支援を行っている。

 都道府県および市町村での国保の重症化予防の取組みは、地元医師会、かかりつけ医と連携して、国保の特定健康診査のデータやレセプトデータを活用したハイリスク者の抽出、未受診者や治療中断者の受診勧奨、治療中の患者に対する保健指導を主軸に実施するというもの。

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かかりつけ医が糖尿病専門医と連携

 市町村国保による糖尿病腎症の重症化予防では、かかりつけ医は、地域で患者を見守る立場の重要な役割を果たすので、市町村国保としては、重症化予防事業に協力する医師の新規開拓が大きな課題となる。

 このためには、日頃から医師会役員や糖尿病専門医との信頼関係を築き、医師会側に重症化予防事業の重要性について、充分な理解を得ておくことが重要となる。また、重症化予防事業に協力している医師は、必ずしも糖尿病専門医や糖尿病症例を多く扱った内科医とは限らないので、糖尿病専門医との連携も必要となる。

 今回の調査では、所沢市医師会が「糖尿病ネットワーク」を設置して、糖尿病に詳しい医師が、他の医師からの症例問い合わせに応じるなど、医師会会員同士の連携を図っている取組みなどが紹介されている。

広島県呉市の重症化予防の先進事例

 報告では、国保の糖尿病腎症重症化予防に関する先駆的な取組として、広島県呉市の取組みを紹介している。呉市国保は、地元医師会などの医療関係者と連携して、全国に先駆けて2008年度からレセプトのデータベース化に着手し、2010年度からはレセプト等の情報を活用した、独自の糖尿病腎症の重症化予防の保健事業を実施している。

 呉市ではレセプトデータを統計的に分析し、糖尿病腎症患者のうち人工透析導入前段階にある患者に対し、通院先の医療機関と協力しながら、個別保健指導を提供する取組みをしている。具体的には、対象患者に対しテキストなど教材の配布や低タンパク・減塩メニューの料理教室、さらには呉市が委託する疾病管理ナースによる面接や電話による指導を行っている。

 糖尿病腎症で通院中の患者へ、主治医や看護師が協力し、疾患への自己管理能力を高める学習プログラムを提供する地域連携システムを、市町村国保が中心となってつくり運用している。その結果、きめ細かい疾病管理サポートが長期間にわたり可能となり、患者のHbA1c(血糖)とeGFR(腎機能)が改善した。

 こうした取り組みにより、糖尿病腎症の重症化を予防でき、人工透析の導入患者を減少できることを証明した。医師、看護師、医療保険者などとの連携によるアプローチが、患者自身の考え方や行動様式の変化を引き起こし、患者自身の自己管理能力を向上できることを示した。

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糖尿病性腎症重症化予防 取組み事例の先進例

 調査では、市区町村国保における重症化予防策について、好事例先を調査して、長野県松本市・埼玉県・東京都足立区の取組みを報告書にまとめている。地域社会での健康づくりに意欲的に取り組み、運動不足や食事の偏りを改善し、地域での高齢者の健康を見守っている事例についても幅広く調査している。

長野県松本市
●市保険課、地元医師会、薬剤師会、管理栄養士、専門家が、年度当初のスタートアップ会議や症例検討会(個別患者毎の課題、対応を共有化)を通じて多職種が緊密に連携。
●地元薬局の薬剤師が保健指導を担うため、風土、気候、食文化、運動習慣、言葉を共有し、患者とのコミュニケーションが良好かつ、指導終了後も処方薬の受取で薬局の窓口にて自然な形での健康相談が継続。
●市は、地域の健康活動(公民館活動、体力づくりサポーター養成、出前ふれあい健康教室等)を推進。

埼玉県(広域的取組)
●県、医師会、糖尿病対策推進会議が連携して、重症化予防プログラムを策定し、県内63市町村中、49市町が参加する「埼玉県方式」と呼ばれる広域的な重症化予防策を支援。
●一括外部委託による対象者抽出、受診勧奨、保健指導、各種リーフレット作成、データ授受方法や還元データを共通化し、事業効率化によるスピードアップを推進。

埼玉県所沢市
●事業は「埼玉県方式」による一括外部委託だが、早期受診促進のチラシや保健指導参加勧誘のダイレクトメールを独自に作成して、対象者の動機付けを支援して、参加者増加を図っている。
●所沢市医師会は、市の重症化事業を機に糖尿病ネットワークの設立(77医療機関が参加)、医師以外のメディカルスタッフ向け糖尿病関係の勉強会の設営等により市の事業に協力。
●市は、地域の健康活動(プレ重症化予防、健康講演会、測定会、市民医療センターでの糖尿病教室等)を推進。

埼玉県志木市
●事業は「埼玉県方式」による一括外部委託だが、受診の再勧奨、保健指導参加者の勧誘、途中で脱落しそうな参加者のフォローなどで、市の専門職が直接に関与し、保健指導の現場感覚を吸収。
●近隣の朝霞地区4市(朝霞地区医師会が共通)にて、協力医療機関の相互利用や予防事業の情報共有にて連携強化。
●市は、地域の健康活動(健康寿命のばしマッスルプロジェクト、国保運動教室、節酒・減塩イベント等)にも取組み。

東京都足立区
●区の保健師が、受診勧奨や保健指導の対象者抽出、通知や再勧奨を推進。受診勧奨による受診率は約86%と高水準。
●保健指導自体は外部委託だが、区の保健師が面接指導後のカンファレンスで、きめ細かくフォロー。
●区の専門職は、歯周病や妊娠糖尿病など、糖尿病の将来的な発症予防活動にも積極的に取組。
●市町村国保と地元医師会との連携を強化

自覚症状のない糖尿病の重症化を防ぐために。-国民健康保険における糖尿病性腎症重症化予防の取組に関する調査-(厚生労働省2018年12月28日)
[ Terahata ]
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呼吸器内科糖尿病内科

慢性疾患は「患者が主役」継続治療を全力サポート

 

 金沢区能見台の田川内科医院は、気管支喘息やCOPDなどの呼吸器疾患および糖尿病をはじめとした生活習慣病を中心に、田川暁大院長の経験と専門性を活かした治療にあたる。

 糖尿病は「強く疑われる人」と「可能性を否定できない人」を合わせると、全国で約2000万人と推定される国民病(2016年国民健康・栄養調査より)。だが、その内約4割は治療を受けたことがないという。

 同院の田川院長は「初期の糖尿病は自覚症状がありません。そのため、健康診断で『治療が必要』と言われても、そのまま放置する人が多い」と指摘する。

 だが糖尿病は、神経障害、網膜症、腎症をはじめとした全身の合併症につながることも。腎不全を併発すれば一生、人工透析が必要になる場合もある。「逆に言えば、合併症さえ発症しなければ、今までと変わりなく生活できる。健康診断でひっかかったら、まずは受診。そしてバランスの良い食事と適度な運動を心がけることが第一です。その上で必要がある場合には薬も処方します」。また、年に数回、「糖尿病教室」を開催し、無理なく続けられるようアドバイスをする。

長引く咳に注意

 田川院長のもう一つの専門は呼吸器内科だ。近年、長引く咳で悩んでいる人が増えているとも。「検査すると喘息がみつかることもある。たかが咳とあなどれない症状です」。また、咳や痰が続き、息切れがするなどの症状には、慢性閉塞性肺疾患(COPD)の可能性を指摘。「従来、慢性気管支炎や肺気腫といわれていたCOPDの治療は、一にも二にも禁煙です」と話す。

80点の生活でOK

 こうした慢性疾患に必要なのは、症状が良くなった後も、継続的かつ適切に自己管理をすること。「治療は『患者さんが主役』。医師の役目は、それを全力でサポートすること。治療目的をきちんと説明し、目標を共有することで支えていきます」と心強い。100点満点の生活を維持するのは大変だが、80点でも合格は合格。一人ひとりの生活環境に合わせ”一緒に考える”かかりつけ医を目指す。   

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1型糖尿病患者への膵島移植が東海でも可能に 

藤田医科大が年内にも

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 藤田医科大(愛知県豊明市)は、重症の1型糖尿病患者を対象にした膵島(すいとう)移植を、年内にも実施する方向で準備を進めている。膵島はインスリンを分泌する細胞の塊で、移植した膵島が働くと血糖値が安定し、意識障害など低血糖による発作がなくなる。東海地方では現在、この移植を受けられる施設がなく、重症患者の生活の質の改善に役立つと期待されている。

 1型糖尿病は生活習慣病の2型と異なり、血糖値を下げるインスリンが膵臓から分泌されなくなり発症する。注射でインスリンを補うが、血糖値が不安定だとインスリンが効き過ぎて低血糖を起こすことがある。冷や汗や動悸(どうき)など自律神経の症状から始まり、繰り返すと昏睡(こんすい)状態に陥ることもある。

 膵島は、インスリンを分泌する「β細胞」を含む細胞の塊で、膵臓内に百万個ほどが散らばっている。1型糖尿病の患者は膵島が破壊され消失してしまう。

 膵島移植では、脳死や心停止した人から提供された膵臓から膵島を取り出し、点滴で患者の肝臓内の血管に注入する。血管内に膵島が付着して活動を始めると、高血糖に反応してインスリンが分泌される。

 移植の対象は、専門医が治療しても低血糖を繰り返すような重症の患者。臓器提供は件数が少ないため、重症患者に限っているが、将来的には国内に十万~四十万人いるとされる1型糖尿病患者が広く対象となる可能性もある。

 一回の処置でインスリン注射が不要になるとは限らないが、開腹して膵臓そのものを移植する手術と比べると体の負担が少ない。ただ、自由診療の現在は一回約五百万円と費用が高額だ。

 国内では二〇〇四年に始まり、一二年からは保険適用に向け、効果や安全性を調べる臨床試験が京都大病院(京都市)など六施設で行われている。試験に参加する形で移植を受ければ、患者の費用負担は相当に軽くなるものの、現在は東海地方の患者は京大病院などに行く必要があり、事前の検査入院もあって負担が重かった。

 藤田医大は、四月に開設予定の国際再生医療センター(仮称)に備える細胞製造設備を活用し、早ければ秋にも移植を行えるよう態勢を整える。中心となる移植・再生医学の剣持敬教授(61)は「膵島が機能する成績も上がってきている。保険適用に向けて国への働き掛けを続けたい」と話している。

1型糖尿病患者への膵島移植が東海でも可能に 藤田医科大が年内にも:一面:中日新聞(CHUNICHI Web)

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