糖尿病リスクの低減に緑茶が有用な可能性、九州大学研究

95791601df3f0ac0569714bf509972f7-770x514-2019-07-18-15-24.jpg

 

緑茶成分のL-テアニンの代謝産物であるエチルアミンの血清濃度が高い人は、2型糖尿病になりにくい可能性があることが、福岡県久山町の住民を対象とした大規模疫学調査、久山町研究から明らかになった。

九州大学大学院衛生・公衆衛生学教授の二宮利治氏らが「Diabetes Care」7月号に発表した。

二宮氏らの研究チームは、緑茶に含まれる成分の一つであるテアニンの代謝産物、エチルアミンが摂取から24時間以上、血清中に残存することから、血清エチルアミン濃度が緑茶摂取量を反映する客観的指標となり得る点に着目。

2007年の健診を受けた糖尿病のない40~79歳の久山町住民2,253人を対象に7年間追跡した。

研究では、対象者を血清エチルアミン濃度で4つの群(0.86ng/mL以下、0.87~2.10ng/mL、2.11~5.28ng/mL、5.29ng/mL以上)に分けて2型糖尿病の発症を比較検討した。

追跡期間中に282人が2型糖尿病を発症した。年齢や性で調整した2型糖尿病の累積発症率は、血清エチルアミン濃度が上昇するに伴い有意に低下することが分かった(傾向P値=0.04)。その他の交絡因子で調整後の解析でも同様の結果が得られた。

また、複数の因子で調整した多変量解析の結果、血清エチルアミン濃度が最も高い群では、最も低い群に比べて2型糖尿病の発症リスクが31%有意に低いことが示された(ハザード比0.69、95%信頼区間0.49~0.98)。

特にこれらの関連は、中年層や糖尿病予備群、肥満者、インスリン抵抗性を有する人でより顕著であった。

さらに、久山町研究とは別の健康なボランティア12人を対象に、血清エチルアミン濃度の推移を検討した結果、高濃度L-テアニンを含有する緑茶飲料を12時間間隔で1日2回、継続的に摂取すると、5.90ng/mL超の一定量でエチルアミンが体内に残存すると推定された。

この血清エチルアミン濃度は、久山町研究で2型糖尿病の発症リスクの低減が認められた群よりも高かったという。

これらの結果を踏まえ、二宮氏らは「日本人は緑茶の摂取量が多いほど2型糖尿病リスクが低減する可能性が示された。

また、血清エチルアミン濃度の測定は、緑茶摂取量の客観的な指標になり得ると考えられる」と述べている。なお、この研究はサントリー食品インターナショナルと共同で実施された。

 

Abstract/Full Text

https://care.diabetesjournals.org/content/42/7/1234

構成/DIME編集部

糖尿病リスクの低減に緑茶が有用な可能性、九州大学研究|@DIME アットダイム

看護師の書いた糖尿闘病記
夫の糖尿病と闘い、克服していった生々しい記録。勇気が出ます
www.tubasa1.com

「食品の選び方」「食べる順番」が2型糖尿病リスクに影響

20190620112322-sns-2019-07-18-15-23.jpg

 

 「食品の選び方」と「食べる順番」が2型糖尿病の発症リスクに影響することを示した3件の研究結果が、米国栄養学会(ASN、6月8~11日、米ボルチモア)で発表された。これらの研究では、植物性食品を中心とした食事に改善したり、ビタミンB2やビタミンB6を多く摂取したりすると2型糖尿病リスクが低減したほか、「食べる順番」も同リスクに影響する可能性が示された。野菜を最初に食べると、食後血糖値の上昇だけでなく、食欲増進…

「食品の選び方」「食べる順番」が2型糖尿病リスクに影響|医師・医療従事者向け医学情報・医療ニュースならケアネット

看護師の書いた糖尿闘病記
夫の糖尿病と闘い、克服していった生々しい記録。勇気が出ます
www.tubasa1.com

アプリで糖尿病の治療を支援、

日本へ進出する台湾ベンチャー

2019/07/18 05:00
PastedGraphic2-2019-07-18-15-17.png

 

 血糖値などのデータを記録し、医療従事者と共有するなどして、糖尿病の治療に役立てる――。このような糖尿病の患者向け治療支援アプリ「シンクヘルス」を手掛けるのが、台湾のベンチャー企業のH2である。同社は台湾を中心に日本やシンガポールなどでも事業を展開しており、全体で約30万人が同アプリを利用しているという。そのうち約5万人のユーザーがいる日本では、2018年12月にデンマークの製薬大手ノボノルディスクファーマの日本法人と、2019年3月には損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険との提携を相次いで発表した。

image1-2019-07-18-15-17.jpg

H2のCEOのEd Deng氏

(撮影:日経 xTECH)

[画像のクリックで拡大表示]

 H2は台北市の地下鉄の西湖駅から5分ほど歩いた場所にオフィスを構えており、Tシャツ姿のCEOのエド・デン(Ed Deng)氏が案内してくれたオフィスには40人ほどの若い社員が働いていた。

 Deng氏は米大手証券会社の投資銀行部門や複数のベンチャー企業を経て、2013年にH2を創業した。創業には4人の祖父母全員が糖尿病を患っていたことが関係している。4人のうち3人が他界したのに対して、残った1人の祖母は血糖値や血圧、体重、食事、運動などの情報を細かく記録して医師と共に治療に役立てていた。その姿を見て、「ITをうまく活用してデータを管理すれば、この祖母のように長生きする人を増やせるのではないか」と考えた。

アプリで糖尿病の治療を支援、日本へ進出する台湾ベンチャー | 日経 xTECH(クロステック)

看護師の書いた糖尿闘病記
夫の糖尿病と闘い、克服していった生々しい記録。勇気が出ます
www.tubasa1.com

はあちゅう氏、妊娠糖尿病再検査の流れを紹介
「3回目の値が基準値こしちゃって…」

2019.07.18 11:05

 現在第1子を妊娠中のブロガーで作家のはあちゅう氏が16日に自身のアメブロを更新。妊娠糖尿病の再検査の様子をつづった。

 

7011051_ext_col_03_1-2019-07-18-15-08.jpg

はあちゅう公式ブログよりスクリーンショット

 はあちゅう氏は9日のブログで、「わー、ショック…。妊娠糖尿病になってしまいました。」と報告し、「数値が140を超えたら再検査、という検査なのに 200という値を出してしまい、再検査」「再検査でもやっぱり引っかかり、妊娠糖尿病が確定してしまいました」と明かしていた。

 この日は、「再検査はこんな感じだったよ」というタイトルでブログを更新し、「再検査は、・前日21時以降、水以外の飲食禁止 ・当日は朝から飲食禁止」「口をしめらせるくらいの水はOK」と説明。

 再検査の日は朝一番に病院に行ったといい、1回目の採血→サイダーを飲む→1時間後に2回目の採血→1時間後に3回目の採血という流れで検査をしたとのことで、はあちゅう氏は「次の採血を待つ間地味にヒマ…」と、ネットサーフィンをしたり、ドラマを見たりして時間を潰していたと振り返った。

 検査の結果は「3回目の値が基準値こしちゃって…」とのことで、医師から妊娠糖尿病を告げられ「ガーン」と落ち込む自身のイラストを公開してブログを締めくくった。

 読者からは、「妊娠糖尿病なんて初めて聞くとビックリしますよね」「サイダー検査の実態、初めて知りました」「不安になると思いますが、なるべく気にしないようにして過ごしてくださいね!」などの声が寄せられている。

はあちゅう氏、妊娠糖尿病再検査の流れを紹介「3回目の値が基準値こしちゃって…」 | AbemaTIMES

看護師の書いた糖尿闘病記
夫の糖尿病と闘い、克服していった生々しい記録。勇気が出ます
www.tubasa1.com

室井佑月さん 膵臓一部摘出後に…

「男もいないんだから、好きなものは我慢したくない!」

 

 今月12日、乳がんであることを公表した作家の室井佑月さん。過去には膵臓の病気を経験し、その後は糖尿病とも付き合ってきました。乳がんと診断される直前のインタビューで、病気と人生について語っています。

            

 2005年夏、みぞおちが差し込むように痛んだ。「胃潰瘍かな?」。受診すると大学病院を紹介された。

 「膵臓(すいぞう)に腫瘍がある」と診断され、すぐに入院した。「もし悪い病気だったら……」。じわりと不安が広がった。

 19歳で上京し、銀座のホステス、モデルなど独力で稼いできた。1997年、アルコール依存の女子高生を描いた短編「クレセント」が文学賞に入選し、一気に売れっ子の作家に。テレビのワイドショーでは、政権に遠慮しない発言が支持されていた。

 怖いものはない。いつ死んだっていい。

 でも、当時5歳だった息子の顔がよぎると、胸がチクンとした。離婚後、誰にも追い出されない母子の家が欲しいと、がむしゃらに働いていた時期だった。コラムや小説の締め切りは月に60本を超えていた。

 幸い、ウズラの卵大の腫瘍は良性。ただ、悪性に変化する可能性もあり、手術で取り除くことになった。

 膵臓の3分の2と脾臓(ひぞう)を取り出す手術は、8時間にも及んだ。ところが翌朝には、もうベッドでじっと寝ていられない。体はだるいが、点滴台をつえにして喫煙所まで歩いた。「テレビ出演したい」。絶句した担当医を気にせず、迎えの車でテレビ局に向かった。

 退院のとき、医師から告げられた。「膵臓をかなりとったから、将来的に糖尿病になるかもしれません」

多く食べても痩せてゆく

 2005年に膵臓を3分の2摘出した手術の傷は、数か月もすると、目立たなくなった。同時に、手術のことはすっかり忘れていた。

 「いいなぁ。こんなに食べているのに、なんで太らないの?」。11年のある日、旅行先で友人から言われた。豪華な食事、デザートも完食、そしてお楽しみの深夜のラーメン。これだけ食べると2~3キロ・グラムは太ると愚痴をこぼす友人とは反対に、自分はやせてきたことに気付いた。

 普段、息子と一緒にステーキハウスに行けば、2人で1キロ・グラムを平らげることもあった。自宅に体重計がなく、変化を見逃した。でも、朝起きると、立ちくらみがするのは気になっていた。

 かかりつけ医を受診すると、血液検査の結果に驚かれた。「なんでこんなに血糖値が高いの?」

 すぐに、糖尿病の専門医を紹介され、薬を飲むことになった。しかし、血糖値が十分に下がらず、インスリン注射も始めた。

 それから、毎朝、自分で行う注射と規則正しい朝食が、新たな日課になった。まず、指先を消毒して針を刺す。血液を1滴絞り出し、血糖値を測る。その後、目盛りを合わせて、おなかにインスリンを注射する。

 面倒くさい。ただ、針を刺しても不思議と痛みはなかった。「針先が鋭く斜めにカットされていて。町工場の技術ってすごいと思いました」

付き合うコツ 少しずつ

 毎朝決まった時間に血糖値をチェックするようになって、面白いことに気付いた。前の晩の食事や過ごし方で、血糖値が予測できるのだ。

 例えば、夕食でお酒を飲んで、白米や麺などの炭水化物を控えた場合は100(血液1デシ・リットルあたりブドウ糖100ミリ・グラム)前後になる。お酒を飲まず、しっかり食事をとると130くらい。深夜までだらだらとチョコレートをつまんだり、ラーメンを食べたりしたときは160以上になることもある。

 大好きなご飯のお代わりを我慢したり、低糖質の食品を取り入れたり。食事には少しずつ気を付けているが、厳しい制限はしていない。「今の楽しみは食べること! 男もいないんだから、好きなものは我慢したくない!」と笑う。

 逆に、怖いのは低血糖だ。何も口にせず徹夜で原稿を書き上げた翌朝は、60前後まで下がり過ぎてしまう。急に目の前が真っ暗になり、ぞっとしたこともあった。

 低血糖の始まりのサインは、おなかの不快感だ。ガスがたまったように張る。「最初は微妙な変化だけど、放っておくと痛くなって治るまですごく時間がかかる」。気付いたらすぐ、甘い炭酸飲料を飲む。テレビの収録で食事が不規則な日は、必ずスティックシュガーを持ち歩く。

 糖尿病と診断されて8年。糖尿病と付き合うコツが少しずつ分かってきた。

医師・看護師と二人三脚

 糖尿病と診断されてから、禁煙を何度か試みた。喫煙は、糖尿病を悪化させたり、合併症のリスクが高まったりするからだ。専門の禁煙外来には2か所行ったし、数万円する催眠療法を受けたこともある。

 たばこをやめたいという気持ちはある。でも、締め切りが迫った原稿を前にすると、どうしても、たばこに手が伸びる。

 「私、自分にすごく甘いんです。『原稿の穴をあけずに頑張ってるもん、1本ぐらい、しょうがない』ってなっちゃう」

 ただ、毎日のインスリン注射や飲み薬は欠かさず、3か月に1度の血液検査もまじめに通う。頭ごなしに「(たばこや酒は)ダメ!」とは言わず、「じゃあ、どうしようか」と一緒に考えてくれる医師に出会えたことが大きい。

 血液検査の結果がいいと、看護師も一緒に喜んでくれる。「深酒減らしたの? すごいじゃない」「やればできると思っていたよ」――。逆に、結果が悪くても、「頑張れ、頑張れ」と励ましてくれる。「49歳にもなって、こんなに褒めてもらえるの、病院だけですよ」と笑う。

 「身体のことはプロの医師に任せると決めています。糖尿病くらいあった方が、私にとっては健康なのかもしれませんね」

 (文・影本菜穂子)

室井佑月さん 膵臓一部摘出後に…「男もいないんだから、好きなものは我慢したくない!」(読売新聞(ヨミドクター)) – Yahoo!ニュース

看護師の書いた糖尿闘病記
夫の糖尿病と闘い、克服していった生々しい記録。勇気が出ます
www.tubasa1.com

倦怠感は病気か

血液検査で見分ける糖尿病と肝炎の可能性

 梅雨から夏にかけては気圧の変化や気温の急上昇などで体調を崩しやすい。「何となくダルい」「最近疲れ気味で……」といった声をよく耳にします。一時的な過労や過度の運動などによるものなら、問題はなく、十分に休養すれば回復するでしょう。

 しかし、問題が解決しても、症状が続くなら病気かもしれません。たとえば糖尿病です。

 健康な方は、体の仕組みで血糖値が一定の幅にコントロールされていますが、糖尿病になると、その幅を超えて血糖値が上がったり、下がったりします。そのどちらの局面でも、だるさを感じやすいのです。

 一般に血糖値が70㎎/デシリットルを下回ると、空腹感や眠気のほかに体のだるさを感じるように。逆に高血糖状態で血液中にブドウ糖が豊富にあっても、インスリンの不足や効き目の悪さから、エネルギー源のブドウ糖を十分に取り込めません。それで疲れやすいのです。

 暑いときは、喉が渇いて、水代わりにペットボトルのスポーツ飲料などを飲む方がいます。そんな生活を繰り返しているうちに糖尿病を発症。「最近、だるくて……」と受診した方を採血すると、ものすごい血糖値の高さで糖尿病が判明することがあるのです。

 肝炎もあるかもしれません。アルコールの過剰摂取のほか、肝炎ウイルスの感染です。たとえば、A型肝炎ウイルスは、東南アジアなどで不衛生な食品を摂取したりすると感染することがあり、B型とC型は、ピアスの穴開けや入れ墨などでの注射針の使い回しや輸血のほか、性交渉、出産で感染することも。

 それぞれの潜伏期間を経て発症すると、発熱のほか、倦怠感や食欲不振、嘔吐などが表れます。採血で肝機能のほか、ウイルスの有無をチェックするのが決め手。肝炎が慢性化すると、肝硬変から肝がんに至るリスクが高いので早期発見、早期治療が欠かせません。

 甲状腺の病気は女性に多く、30~40代の女性なら、甲状腺機能が低下する橋本病なども考えられます。甲状腺ホルモンは代謝を調節する働きがあり、それが不足すると、食欲がないのに体重が増えたり、むくみがひどくなったりするほか、意欲や気力の低下から、いろいろなことがおっくうになったり、すぐ眠くなったりするのです。疑わしいときは、内分泌科を受診。甲状腺のエコー検査や甲状腺ホルモンのチェックを受けるといいでしょう。

 ほかに腎不全や貧血なども。だるさが気になれば、受診が無難です。

(梅田悦生・赤坂山王クリニック院長)

 

PastedGraphic3-2019-07-13-15-27.png


倦怠感は病気か 血液検査で見分ける糖尿病と肝炎の可能性|日刊ゲンダイヘルスケア

看護師の書いた糖尿闘病記
夫の糖尿病と闘い、克服していった生々しい記録。勇気が出ます
www.tubasa1.com

プロレスラー・谷津嘉章、右足切断も義足で復帰宣言! 

“モスクワ五輪幻の代表枠”で聖火ランナー目指す

 

ZAKZAK(夕刊フジ) 2019年7月13日 17時15分

 

★(1)

 異色のプロレスラー、谷津嘉章(62)が糖尿病で右膝下7センチから下を切断したが、東京五輪イヤーの来年中の社会復帰を宣言。まずは“モスクワ五輪幻の代表枠”で、聖火ランナーに名乗りを上げた。関東の病院に入院中の谷津を、旧知の伝説的プロレス記者、柴田惣一氏(60)が直撃取材。現在の偽らざる心境、復活への青写真、因縁深い長州力(67)に対する複雑な思い、数々の名レスラーとの交流まで聞いた。

 6月25日、右足の膝下7センチから先を失った。糖尿病の悪化から「心の準備もできないまま」緊急切断手術を受けた。

 実は昨年5月にも「切断」の危機に襲われた。その時は薬で何とかしのぎ切ったが、それでも10月まで5カ月間も苦しめられた。「注意はしていた」のだが…。

 「DDTプロレスリング」の6月2日愛媛・アイテムえひめ大会に出場。無事に戦い終えた後、大阪での私用もあって、用意された航空便ではなく、夜行バスでの移動を自ら選択した。「これが悪かった」と悔やんだが、後の祭り。疲れがたまり糖尿病の悪化を招いてしまった。

 ふと気づくと、右足人さし指に血豆ができていた。一向に良くならないため病院に行った。「経過観察」となり、1週間後に再び診てもらった。そしてもう一度「1週間後の予約」を取った。

 嫌な予感がしたのだが、生来律義な性格で、予約の日まで待って病院へ行った。「検査入院のつもりだった」のに、時すでに遅し。「明日、手術(切断)しないと手遅れになる」との診断が下ってしまった。

 さすがに悲しくなった。「62年と11カ月と6日」。スポーツエリートの自分を支えてくれた右足とサヨナラしなくてはならない。「若い頃は自分のことをサイボーグだと思っていた」というほど体の頑丈さには自信があった…涙が出た。

 それでも医師の「人工関節にしなくてもいい。膝下7センチで切ります。自分の関節を残せば、義足になっても運動できます」という言葉が支えとなった。

 「明日、お願いします」と頭を下げた。正直、いろいろと思い悩む余裕もなかった。半身麻酔で手術台に昇った。

 「コン、コン」「ギュィ~ン」…骨を切る機械音。「やっぱり骨太だね」「筋肉も多い」「足も太いや」…医師たちのやり取りもはっきりと聞こえた。1時間半の予定が2倍以上の手術時間となった。当初は「日曜大工だな」と妙に冷静だったが、後半は「麻酔が切れちゃうんじゃないか」と、そればかりが気になった。

 術後、一晩は苦しんだが、今ではリハビリが「一番、痛いよ」と笑顔もこぼれる。もとより前向きな男だ。「女の子に振られる方がツライ」と笑い飛ばし、「年内に二足歩行で走る。ジョギングだよ」とリハビリに汗を流している。

 義足装着に向けて「先生が気を使って足を切ってくれた。切断面もバッチリなんだよ」と迷いはない。

 「年内復活」にこだわる理由がある。日本オリンピック委員会(JOC)の山下泰裕会長が、1980年モスクワ五輪の幻の代表選手を来年の東京五輪の聖火ランナーに起用することを、東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長に要望していたことが明らかになったのだ。

 76年モントリオール五輪レスリングに出場し8位だった谷津は、4年後の金メダルを目指して努力を重ね、2大会連続の代表に選出された。ところが、政治的理由で日本はボイコット。「24歳で最高の時だった。もし、はないけど、やっぱり出たかったよ」と、今でも悔しさをにじませる。谷津の携帯電話の着信音は長らく、五輪当時世界的ヒット曲となった「めざせモスクワ」だった。

 来年の聖火ランナー、社会復帰、そしてプロレス復活をめざす谷津だが、二度の結婚に失敗し子供もいない。「頼れる人、いないんだよね。メールをくれる人はいるんだけど、人妻だしね」と明るく笑い飛ばし、「自分で生き抜いていかなきゃ」と決意を新たにしている。右足は失っても、自分のポリシーを貫いて生き抜くしかない。「谷津がまだバカやっているよ」と言われても、一向に構わない。

 聖火ランナーで健在ぶりをアピールし、リングにも戻る。「フック船長(『ピーター・パン』に登場する義手の海賊)? いいな」と復活プランも練っている。

 「俺はギブアップしないよ」と旧知の筆者と力強く握手してくれた谷津。人生をかけていたモスクワ五輪のボイコット、プロ入り後も団体移籍、トラブル、実業家としての失敗…何度も窮地に追い込まれ、はい上がってきた。右足切断という過去最大のピンチも乗り越えてくれるはず。かつてのキャッチフレーズ通り、“すごいヤツ”の本領を発揮してほしい。(柴田惣一)

 

 ■谷津嘉章(やつ・よしあき) 1956年7月19日、群馬県邑楽郡明和町生まれ。76年モントリオール五輪レスリングに出場し8位。80年モスクワ五輪の日本代表にも選ばれていたが、日本が不参加となり“幻”に。新日本プロレス入りを皮切りに、多くの団体で活躍し、最近はDDTプロレスリングを主戦場としていた。

プロレスラー・谷津嘉章が右足切断も復帰宣言「ギブアップはしない」 – ライブドアニュース

看護師の書いた糖尿闘病記
夫の糖尿病と闘い、克服していった生々しい記録。勇気が出ます
www.tubasa1.com

[作家 室井佑月さん]

糖尿病(4)医師・看護師と二人三脚

2019年7月13日
20190701-027-OYTEI50001-N-2019-07-13-15-15.jpg
画像の拡大

 

 糖尿病と診断されてから、禁煙を何度か試みた。喫煙は、糖尿病を悪化させたり、合併症のリスクが高まったりするからだ。専門の禁煙外来には2か所行ったし、数万円する催眠療法を受けたこともある。

 たばこをやめたいという気持ちはある。でも、締め切りが迫った原稿を前にすると、どうしても、たばこに手が伸びる。

 「私、自分にすごく甘いんです。『原稿の穴をあけずに頑張ってるもん、1本ぐらい、しょうがない』ってなっちゃう」

 ただ、毎日のインスリン注射や飲み薬は欠かさず、3か月に1度の血液検査もまじめに通う。頭ごなしに「(たばこや酒は)ダメ!」とは言わず、「じゃあ、どうしようか」と一緒に考えてくれる医師に出会えたことが大きい。

 血液検査の結果がいいと、看護師も一緒に喜んでくれる。「深酒減らしたの? すごいじゃない」「やればできると思っていたよ」――。逆に、結果が悪くても、「頑張れ、頑張れ」と励ましてくれる。「49歳にもなって、こんなに褒めてもらえるの、病院だけですよ」と笑う。

 「身体のことはプロの医師に任せると決めています。糖尿病くらいあった方が、私にとっては健康なのかもしれませんね」

 (文・影本菜穂子、写真・園田寛志郎)

  作家  室井佑月さん(49)

[作家 室井佑月さん]糖尿病(4)医師・看護師と二人三脚 : yomiDr. / ヨミドクター(読売新聞)

看護師の書いた糖尿闘病記
夫の糖尿病と闘い、克服していった生々しい記録。勇気が出ます
www.tubasa1.com

日本の「緑茶」に糖尿病や肥満の予防・改善効果 

世界中から注目

20190703-1-2019-07-12-15-11.jpg

 日本の緑茶の健康効果は世界中から注目されている。緑茶や抹茶に肥満や2型糖尿病、心疾患、脳卒中、がんなどの予防・改善効果があることが、世界のさまざまな研究で明らかにされている。

緑茶のカテキンに抗酸化作用

 緑茶や抹茶は日本をはじめ世界中で嗜好品として親しまれている。日本では古くは医薬品のように扱われていた歴史があり、抗肥満効果、美容効果やリラックス効果など、さまざまな作用があるとされている。

 緑茶に肥満や2型糖尿病、心疾患、脳卒中、がんなどの予防・改善効果があることが、世界のさまざまな研究で明らかにされている。

 緑茶に含まれる栄養素のうち、数多くの生理作用が報告されているのが、渋味成分であるカテキン類だ。

 緑茶葉にはカテキン類を含む茶ポリフェノールが乾燥重量で10~20%含まれているが、そのおよそ半数を占めるのが「エピガロカテキンガレート」(EGCG)。EGCGはウーロン茶や紅茶にはほとんど含まれていないので、緑茶を特徴付けている成分といえる。

 緑茶に含まれるカテキンには抗酸化作用があり、とくにEGCGの抗酸化力は強力だ。カテキンを一定量、摂取し続けると、肝臓での脂質代謝が高まり、エネルギー消費が高まり、体脂肪が減少するという報告がある。

緑茶が心臓病や脳卒中などのリスクを低下

 緑茶を毎日飲む人では、心臓病や脳卒中、呼吸器疾患などで死亡するリスクが低下する傾向があることが、国立がん研究センターなどが実施している多目的コホート研究「JPHC研究」で明らかになっている。

 「JPHC研究」はさまざまな生活習慣と、がん・脳卒中・心筋梗塞などとの関係を明らかにする目的で実施されている多目的コホート研究。研究では、40~69歳の男女約9万人を対象に1990年または1993年から2011年まで追跡調査した。

 その結果、緑茶を1日1杯未満飲むグループと、1日3~4杯摂取したグループと1日5杯以上摂取したグループを比べたところ、心疾患の死亡リスクは、それぞれ男性で26%、女性で26%低下した。脳血管疾患の死亡リスクは、男性で29%、14%低下した。

 なぜ緑茶を摂取すると死亡リスクが低下するのか? 研究チームは、(1)緑茶に含まれるカテキンに血圧や体脂肪、脂質を調節し、血糖値を改善する効果がある、(2)緑茶に含まれるカフェインが血管内皮の修復を促し、血管を健康に保つ――可能性があると説明している。

緑茶が糖尿病リスクを低下

 1日に緑茶を6杯以上飲む人は2型糖尿病の発症率が大幅に低下することが、文部科学省科学研究費による大規模コホート研究「JACC研究」で明らかになっている。この研究は、日本人の生活習慣ががんなどとどう関連しているかを明らかにするために実施されている。

 研究では、ベースライン時に糖尿病、心疾患、がんの既往歴のない40~65歳の1万7,413人を対象に、緑茶など摂取状況と、糖尿病の診断有無に関して質問票の形式で調査したもの。

 その結果、緑茶を1日6杯以上飲む人では、ほとんど飲まない人(週1杯以下)と比べ、糖尿病の発症率が33%少なかったことが明らかになった。

 緑茶に含まれるカフェインが基礎代謝の促進、筋肉における脂肪燃焼、グリコーゲンの異化、末梢組織からの遊離脂肪酸の放出を促しており、またEGCGなどのカテキンの抗酸化作用により、インスリン抵抗性の改善を期待できるという。

緑茶が善玉菌を増やし、肥満のリスクを下げる

20170419-3-2019-07-12-15-11.jpg

 さらに、緑茶が腸内の善玉菌を増やし、肥満のリスクを下げるという研究を、オハイオ州立大学が発表した。それまで緑茶が腸内の炎症を防ぐことは分かっていたが、どのような作用で肥満防止につながるかは不明だった。

 研究グループはマウスを緑茶を与える群とそうでない群に分け、両方に高脂肪食を摂取8週間させた。その結果、緑茶を摂取したマウスは、そうでないマウスに比べ、体重が20%少なく、インスリン抵抗性も抑えられた。さらに緑茶を摂取したマウスは、脂肪組織や腸内の炎症が少なく、腸内の悪玉菌が減っていた。

 「緑茶が腸内細菌叢を健康にする効果は、人間にもあてはまると考えられます。ただし、緑茶のサプリメントでは効果は確認されていません。緑茶は1日を通じて食事で少しずつ摂取するのが良いでしょう」と、オハイオ州立大学人間栄養学部のリチャード ブルーノ教授は言う。

 ブルーノ教授らは現在、メタボリックシンドロームや2型糖尿病の人を対象に、緑茶の効果を調べる試験の準備を進めている。

 緑茶を飲む習慣はがん予防につながるという研究も発表されている。緑茶に含まれるEGCGが、健康な細胞を保護しながら、がん細胞を死滅させるサイクルを引き起こすことが、ペンシルベニア州立大学による研究で明らかになっている。

抹茶の抗不安効果

 抹茶に不安を軽減する効果があることを実験で明らかにしたと、熊本大学の研究グループが発表した。ドパミンとセロトニンの活性化を通じ、抹茶が抗不安効果を発現している可能性がある。ドパミンは神経を活性化し、セロトニンは気持ちを安定させてくれる働きのある脳内物質だ。

 研究グループは、暗くて狭い場所(Closed arm)と開放的な高所(Open arm)にマウスを置き、それぞれの滞在時間や移動距離を測定した。抹茶を熱水やエタノールで抽出したエキスを飲ませて行動を観察した。

 その結果、いずれも緑茶を摂取したマウスでOpen armでの滞在時間や移動距離が長くなった。このことは、抹茶の成分を摂取することでマウスの抗不安活性が高まったことを示している。

 抹茶および抹茶抽出物が不安を軽減させる効果には、「ドパミンD1受容体」と「セロトニン5-HT1A受容体」の働きが関与している。抹茶の摂取は、ドパミンとセロトニンの活性化を通じ、抗不安効果を発現していると考えられている。

日本のお茶を世界に伝承

 抹茶の葉の栽培で行われてる棚式覆下という方法は、新芽が伸び始める4~5月にかけて25日以上の期間、茶園に遮光棚を設け、黒い寒冷紗で覆いをして栽培するというもの。独特の鮮緑色および芳香のある茶葉を栽培できる。

 旨味の成分はアミノ酸類で、なかでもグルタミン酸、テアニン、アルギニンなどのアミノ酸が、光を遮ることにより1.5倍以上に増加するという報告がある。抹茶にはカフェイン、カテキンなども含まれる。

 今後の研究で、抹茶の健康効果が解明されることが期待される。「日本人の日常生活に根付いている抹茶を世界に伝承することで、健康を増進する新しい生活スタイルを提案できる可能性がある」と、研究者は述べている。

Green tea cuts obesity, health risks in mice(オハイオ州立大学 2019年3月14日)

Effect of annatto-extracted tocotrienols and green tea polyphenols on glucose homeostasis and skeletal muscle metabolism in obese male mice(Journal of Nutritional Biochemistry 2019年5月)

The Relationship between Green Tea and Total Caffeine Intake and Risk for Self-Reported Type 2 Diabetes among Japanese Adults(Annals of Internal Medicine 2006年4月18日)

Green tea ingredient may target protein to kill oral cancer cells(ペンシルバニア州立大学 2019年7月8日)

Effect of annatto-extracted tocotrienols and green tea polyphenols on glucose homeostasis and skeletal muscle metabolism in obese male mice(Journal of Nutritional Biochemistry 2019年5月)

[ Terahata ]

日本医療・健康情報研究所

日本の「緑茶」に糖尿病や肥満の予防・改善効果 世界中から注目 | ニュース・資料室 | 糖尿病ネットワーク

看護師の書いた糖尿闘病記
夫の糖尿病と闘い、克服していった生々しい記録。勇気が出ます
www.tubasa1.com

アルツハイマー病が

“脳の糖尿病”と言われるのはなぜなのか

 認知症の約60%はアルツハイマー病(AD)だ。そのADは一部の研究者の間では「脳の糖尿病」と言われている。なぜか? 「アルツハイマー病は『脳の糖尿病』」(講談社)の著者で、「湘南ホスピタル」(神奈川県藤沢市)で内科医を務める鬼頭昭三広島大学名誉教授に聞いた。

■発症の重要危険因子は「高インスリン」と「高血糖」

 糖尿病の人は、そうでない人に比べてADリスクが高いことが知られている。ロッテルダムスタディーではそのリスクは2倍以上とされ、九大の久山町研究でも糖尿病予備群を含め同様のリスクが報告されている。

 認知機能が落ちていない通院中の糖尿病の人に頭部MRI画像を用いてADに特徴的な海馬の萎縮を観察する「VSRAD(早期アルツハイマー型認知症診断支援ソフト)」で検査したところ、59%に軽度な海馬萎縮が見られたと鬼頭名誉教授が報告している。海馬は脳の記憶や空間学習能力に関わる脳の器官だ。

「糖尿病の95%を占める2型糖尿病には『高インスリン』と『高血糖』という特徴があります。この2つはADの最も重要な危険因子です。糖質の多い食品を食べて血糖値が上昇すると、それを抑制しようとして体中から大量のインスリンがあふれてきます。高インスリンは、細胞に多くの害を与えることがわかっています」

■インスリン抵抗性が神経増殖とAβ分解を阻害

 たとえば予備群を含めた中期までの糖尿病患者には、インスリン量は足りているのに機能が十分果たせなくなる人が多い。これを「インスリン抵抗性」と呼ぶ。これが2型糖尿病や脂肪肝などだけでなく、AD発症の一因となる。

「その理由は、インスリンのシグナル伝達は脳内の神経前駆細胞増殖や神経生存を助ける働きがあり、慢性的な高インスリン下ではシグナルが鈍化するからです。インスリン抵抗性は高血圧を招き、動脈硬化の進行を速め脳血管障害になりやすい。結果、脳血管性認知症リスクを高めます。この病気はADと合併しやすいことが知られています」

 インスリンは自身の仕事を終えると、インスリン分解酵素(IDE)により分解される。IDEはAD発症に関わるアミロイドβ(Aβ)の分解も担当しているため、慢性的な高インスリン下ではインスリン分解で手いっぱいとなってAβを分解する余裕がなくなり、AD発症リスクが高くなる。

■高血糖が全身に慢性炎症を作り出す

「血糖が高いことはそれ以上に問題です。血液を流れる糖分は多くの異なるタンパク質にくっついて終末糖化産物(AGE)という毒性の強い物質に変わり、さまざまなタンパク質の機能を妨げるからです」

 AGEが付着したタンパク質は免疫細胞には異物に見える。そのため、自身のタンパク質に抗体をつくったり、フリーラジカルの生成の原因になるなどして慢性炎症を発生させる。結果、脳の神経細胞やDNA、血管を傷つけて脳への栄養供給を減らしたりする。

 糖尿病が進みインスリンの絶対量が不足すると、記憶や学習などに関係する神経伝達物質アセチルコリンが減少し、ADが進行する。この物質はブドウ糖を材料に脳内でつくられるため、脳内のインスリン情報伝達に支障が出れば、糖代謝異常が起こり、つくられにくくなる。

「脳は糖分以外のエネルギー源を利用できない上に大食いで、酸素不足に弱いのが特徴です。そのため、低血糖発作を起こせば、1回ごとに脳に傷痕を残します。それもまたADに近づけます」

■「脳だけ糖尿病」がADを招く

 こうしたことは糖尿病の人に起こる現象だ。しかし、ADは糖尿病とは無縁の人でも発症する。なぜか。

「“脳だけ糖尿病”の人がいるからです。インスリンには記憶力を高める作用があり、鼻から吸入させると、正常な人の記憶が15分後には良くなります。一方、インスリンは膵臓だけでなく脳内の海馬でもつくられています。海馬のインスリン抵抗性が高まると、脳内のAβの分解・排除がうまくできなくなりADリスクが高まる。ADは“脳の糖尿病”が原因である可能性が高いのです。そのことは私と、虎の門病院付属の『冲中記念成人病研究所』新郷明子博士との共同研究でも明らかにしています」

 新郷博士の実験では血糖値が正常の“脳だけ糖尿病”ラットをつくり、その脳内に持効性インスリンを1回注入したところ低下していた空間認知機能が改善して正常になった。その後、このラットを解剖すると脳内でAβが増加していたという。

「私は、“ADの原因が脳内に蓄積したAβにある”ことを否定しません。ただ、その大本には海馬を中心とした脳内でのインスリン抵抗性にあると考えています。ですからADの根本的治療は新薬がなくても可能で、糖尿病の薬を適切に使用してその効果を数量表示可能な画像診断により経過追究的に確かめることが大事だと思います」

PastedGraphic1-2019-07-12-15-10.png

アルツハイマー病が“脳の糖尿病”と言われるのはなぜなのか(日刊ゲンダイDIGITAL) – Yahoo!ニュース

看護師の書いた糖尿闘病記
夫の糖尿病と闘い、克服していった生々しい記録。勇気が出ます
www.tubasa1.com

糖尿病…進化する血糖測定 

体に装着、変動を常時記録

2019.7.12 10:45

lif1907120017-p1-2019-07-12-15-07.jpg
各種の持続血糖測定器。上からアボットジャパンのフリースタイルリブレ、デクスコムG4(販売・テルモ)、日本メドトロニックのガーディアンコネクトシステム(各社提供)

 糖尿病では血糖値をできるだけ正常範囲内に保つことが、病気の進行を食い止め、合併症を予防するのに大切だ。血糖値を下げる薬「インスリン」を自己注射する患者は、1日数回、指先で採血して血糖を測り、薬の量を調整する。しかし近年、皮膚に着ければ血糖変動を連続して測れる装置が急速に普及している。1日の中での変動を知れば、きめ細かい調整で高血糖、低血糖を避けるのが可能になった。装置の使い方について専門家に聞いた。

 この持続血糖測定器(CGM)は、厳密には血糖を測るわけではない。早くから療養指導にCGMを活用してきた東京慈恵会医大の西村理明教授(糖尿病学)によると、血糖値と連動する皮下の「間質液」の糖濃度を連続して測定、記録する。変動は血糖値から少し遅れるが精度は高く、ほぼ血糖値と同等と考えていい。西村さんは「採血ではその時点の血糖値しか分からないが、CGMは変動を持続的に把握できるのが特長」という。

 糖尿病では血糖の自己管理が求められる。だが従来、管理が良好かどうかは受診時に血液検査をし、過去2~3カ月間の血糖値を反映したHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)という数値を調べるのが主流。ただ、HbA1cはあくまでその期間の平均値。数値が良くても血糖値が乱高下している場合もある。

 これに対してCGMは日常生活における変動データが全て得られる。乱高下していれば、食事や薬をどう変えればいいのか、きめ細かい対応が可能になる。

 必要なのは二の腕やおなかに着けたセンサーと、測定値を見る専用機器や専用アプリを入れたスマートフォンだけ。

 福岡市で糖尿病専門クリニックを開く南昌江医師は「隠れた低血糖を防げることが大きな利点の一つ」と話す。南さんは自らも1型糖尿病だ。「合併症も心配だが普段、最も恐れているのは低血糖だ」と言う。

 インスリン自己注射によって血糖値を下げ過ぎてしまうと、意識を失う場合さえある。日中ならその兆候としての発汗や疲労感、思考力の低下などで気付けるが、怖いのは夜間、就寝中の隠れた低血糖だ。

 南さんはCGMを組み込んだインスリン注入ポンプを着けてから低血糖を防止しやすくなったと言う。「自分で夜間の数値を把握し、薬の調整や糖分の摂取で対処できる安心感が大きい」と実感している。

 西村さんも南さんも、初めてインスリンを使う患者には採血で血糖測定と自己管理を学んでもらう。

 西村さんは「患者の療養指導は劇的に変わった。今や糖尿病を診る医師は、データを読んでどう指導するかが問われている」と指摘。同時に「上手に利用するためには、血糖をきちんと管理したいという強い思いも求められる」と患者の意欲の大切さを強調した。南さんは「何をいつ、どう食べたら血糖がどう動くのか、運動したらどうなのかなどを知って、暮らしを見直してほしい」と話している。

糖尿病…進化する血糖測定 体に装着、変動を常時記録 – 産経ニュース

看護師の書いた糖尿闘病記
夫の糖尿病と闘い、克服していった生々しい記録。勇気が出ます
www.tubasa1.com

「インスリンと家賃が同じくらい高い」

アメリカから、糖尿病患者がカナダに買い出しに行ったら!

ニューズウィーク2019年7月10日 19:30

<国境を超えるだけでインスリンの値段が10分の1以下になる! アメリカの医療費の高さの一端が見えた>

アメリカのミネソタ州に住む糖尿病患者のグループが7月5日、カナダまで足を運び、アメリカでは380ドルするインスリンを34ドルで購入した。

グループは、ミネソタ州のミネアポリスとセントポールからバスでオンタリオ州ロンドンまで行き、アメリカの10分の1以下の値段でインスリンを購入した。アメリカの医療費の高さに注目を高め、批判するための旅でもあった。

「カナダで買ったインスリンは34ドル、アメリカで買ったインスリンは380ドルだった」と、グループの一員であるデブ・サウザーは「FOX9」に語った。「アメリカでは、家賃を払うか、インスリンを買うかで迷わなくてはならない」

この旅行で、サウザーは3カ月分のインスリンを購入した。地元の医師が書いた処方箋がなくても購入できる最大限の量だ。サウザーがFOX9に語ったところによれば、サウザーの家族が新たに購入した医療保険では、インスリンの自己負担は1カ月あたり1000ドル近くにのぼるという。

「インスリンなしで数時間経つと、とても具合が悪くなる。インスリンなしで数日過ぎれば、死ぬ可能性もある」とサウザーは言う。「国境を越えるだけで、こんなに安くインスリンが買えるなんて、信じられない……3カ月分で、何千ドルも節約できる」

<参考記事>抗生物質が効く時代はあとわずか……医療を追い詰める耐性菌に反撃せよ

2 / 2ページ

5年間で価格倍増

このグループに同伴した「ツイン・シティーズ・パイオニア・プレス」紙によれば、ミネソタ州の双子都市からオンタリオ州ロンドンまでは、バスで15時間ほど。

「わざわざアメリカを出なければ、手の届く値段でインスリンを買えないなんて、こんなことがあってはならない」と、この旅行を企画したローズマリー・エノバカーレは言う。

ミネソタ州メープルグローブから参加したクリステン・ホーストソンは、11歳の息子のためにインスリンを購入した。

グループがカナダに到着して最初に入った薬局は、このグループによるインスリン購入を断わった。そしてその理由として、この旅行にメディアの注目が集まっていることから、製薬会社の反発を受けるおそれがあると説明した。2軒目の薬局は、グループによる大量の注文に応じることができなかった。

3度目に購入を試みた、オンタリオ州ロンドンにあるウォルマート内の薬局で、ようやく購入に成功した。

インスリンのバイアル(小瓶)1本は、通常の患者ならおよそ10日分にあたる。アメリカでは、バイアル1本の価格は300ドルほどだ。しかしカナダでは、同じバイアルをわずか10分の1の30ドルで購入できる。

<参考記事>ヒツジがヒトの臓器工場になる日

米医療費研究所によれば、2012~2016年までの間にインスリン価格はほぼ2倍に上昇した。糖尿病患者のインスリン購入費用は、2012年には年間2864ドルだったが、2016年には5705ドルに倍増したという。

恐ろしいのは、政府が薬価を決めるのではなく市場に任されているアメリカでは、高いのはインスリンだけではないということだ。

(翻訳:ガリレオ)

※7月16日号(7月9日発売)は、誰も知らない場所でひと味違う旅を楽しみたい――そんなあなたに贈る「とっておきの世界旅50選」特集。知られざるイタリアの名所から、エコで豪華なホテル、冒険の秘境旅、沈船ダイビング、NY書店めぐり、ゾウを愛でるツアー、おいしい市場マップまで。「外国人の東京パーフェクトガイド」も収録。

クリスティナ・チャオ

「インスリンと家賃が同じくらい高い」アメリカから、糖尿病患者がカナダに買い出しに行ったら! (2019年7月10日) – エキサイトニュース

看護師の書いた糖尿闘病記
夫の糖尿病と闘い、克服していった生々しい記録。勇気が出ます
www.tubasa1.com

「妊娠糖尿病」になったはあちゅう氏「なぜ私は」と他人への羨望も

AbemaTIMES 2019年7月10日 18時54分

はあちゅう氏、妊娠糖尿病になり「自分より良い状況の人のことを羨ましく思ったりも」

2019年7月10日 18時54分

 現在第1子を妊娠中のブロガーで作家のはあちゅう氏が9日に自身のアメブロを更新。妊娠糖尿病になったことを明かした。

048ed_1585_edb64111895e6bcabddbaf15c9921a54-2019-07-10-15-03.jpg

はあちゅう公式ブログよりスクリーンショット

 この日はあちゅう氏は「わー、ショック…。妊娠糖尿病になってしまいました。」と報告して自己管理ノートや検査キットの写真を公開、「先日、血糖値測定(糖負荷検査、 通称サイダー検査)を受けたら 数値が140を超えたら再検査、という検査なのに 200という値を出してしまい、再検査。」と基準値を大幅に超える結果だったとのこと。

 しかし「とはいえ、検査の日までは自分の健康を疑ったことがなく、「どんな状況でもどんとこい!」という心境だったので 検査も、フルコースを食べた後に自信満々で臨んだんですよね…。」とのことで「再検査の日まで粗食を続けて、改めて検査を受けたのですが 再検査でもやっぱり引っかかり、妊娠糖尿病が確定してしまいました…!」と明かした。

 「ググったら妊娠糖尿病は妊婦の8人に1人がなるらしいのだけど、(思ったより多い…!)私の仲良しの中には、知る限り、1人しか経験者がいなかったので「みんなはするっと問題なく産んでいるのに、なぜ私は…!」と、自分より良い状況の人のことを羨ましく思ったりも。」と胸の内をつづった。

 また「とはいえ、なってしまったものはしょうがないですね。健康について改めて考え、学び直す機会をくれた赤ちゃんに感謝しながら、同じ症状の人にとって参考になる発信が出来ればと思っています。」とつづり、現在はあちゅう氏はどの食材がどれぐらい血糖値を上げるのか実験的に試しているようで、その日に食べた食事の写真の内容を公開、「食べ物の他に体調なども関係があるのかな。」と試行錯誤を繰り返しているようで「アメブロやインスタのハッシュタグ #妊娠糖尿病 を見ながら、体と付き合っていきたいと思います。」と締めくくった。

 これに対してファンからは「今しかない時間をお腹の赤ちゃんと楽しく過ごせますように」「1日4回の測定嫌ですよね。凄く分かります!」「お腹の赤ちゃんもはあちゅうさんも元気に出産出来ますように」などのコメントが100件以上寄せられている。

 ▶︎はあちゅう「他の女性とプライベートで男女の関係になるのは嫌」夫・しみけんとの共演経験もある親友・紗倉まなを前に心境(Abemaビデオで配信中)

「妊娠糖尿病」になったはあちゅう氏「なぜ私は」と他人への羨望も – ライブドアニュース

看護師の書いた糖尿闘病記
夫の糖尿病と闘い、克服していった生々しい記録。勇気が出ます
www.tubasa1.com

病気をばね、一打に思い 

1型糖尿病の袋井高・稲垣選手

 

 7日、静岡市駿河区の草薙球場で開幕した全国高校野球選手権静岡大会。袋井高野球部3年の稲垣喜紀選手は、中学3年の時、1型糖尿病と診断された。自らの活躍で、同じ病気の子供を励まそうと張り切っている。

 当時、食べても食べても体重が減っていくことに不安を感じて診察を受けた稲垣選手は、初めて聞く病名に戸惑った。「野球、続けられるのかな」

 約1カ月間の入院生活を乗り切る力を与えてくれたのが、同じ1型糖尿病でプロ野球の阪神で活躍する岩田稔投手の著書だった。「病気をマイナスじゃなく、自分の個性と捉える言葉に勇気づけられた」

 自宅から近い、強豪の袋井高で甲子園を目指そうと決めた。毎食後と就寝前、1日4回のインスリン注射は欠かせない。練習の合間に血糖値を測定し、低ければクッキーやゼリー飲料などの補食で調整する。低血糖の時は声を出すのもつらい。1年の頃は、うまく血糖値をコントロールできずに悩んだ。

 それでも持ち前の打撃センスで1年秋から公式戦に出場。「ここ一番の集中力があり、苦しい場面で一本打ってくれる」と杉山玄主将。鈴木彰洋監督(42)は「人の何倍も自己管理が必要で、大変だったかもしれないが、彼の成長を止めないよう、高い要求もしてきた」と他の選手と区別なく指導した。

 稲垣選手は最近、浜松医大で開かれた1型糖尿病の子供のための催しに参加した。自身よりずっと小さな子どもと接し「病気とうまくつきあえば、スポーツもできるよと伝えたくなった」。母映美さん(43)は「小さい子の面倒を見る側になり、病気への理解を広めたいと思うようになったようです」と話す。

 袋井高は14日、浜松湖南高と初戦を戦う。稲垣選手は「わくわくしている」と笑顔で開会式に臨んだ。

 <メモ>1型糖尿病 膵臓(すいぞう)の細胞が壊れ、血糖値を下げる「インスリン」が分泌できなくなる病気。生活習慣などが原因の2型糖尿病と違い、原因不明の自己免疫疾患で、根治の治療法がないとされている。

PastedGraphic-2019-07-8-15-09.png


病気をばね、一打に思い 1型糖尿病の袋井高・稲垣選手|静岡新聞アットエス

看護師の書いた糖尿闘病記
夫の糖尿病と闘い、克服していった生々しい記録。勇気が出ます
www.tubasa1.com

[作家 室井佑月さん]

糖尿病(3)付き合うコツ 少しずつ

2019年7月6日
20190624-027-OYTEI50002-N-2019-07-6-15-18.jpg
画像の拡大

 毎朝決まった時間に血糖値をチェックするようになって、面白いことに気付いた。前の晩の食事や過ごし方で、血糖値が予測できるのだ。

 例えば、夕食でお酒を飲んで、白米や麺などの炭水化物を控えた場合は100(血液1デシ・リットルあたりブドウ糖100ミリ・グラム)前後になる。お酒を飲まず、しっかり食事をとると130くらい。深夜までだらだらとチョコレートをつまんだり、ラーメンを食べたりしたときは160以上になることもある。

 大好きなご飯のお代わりを我慢したり、低糖質の食品を取り入れたり。食事には少しずつ気を付けているが、厳しい制限はしていない。「今の楽しみは食べること! 男もいないんだから、好きなものは我慢したくない!」と笑う。

 逆に、怖いのは低血糖だ。何も口にせず徹夜で原稿を書き上げた翌朝は、60前後まで下がり過ぎてしまう。急に目の前が真っ暗になり、ぞっとしたこともあった。

 低血糖の始まりのサインは、おなかの不快感だ。ガスがたまったように張る。「最初は微妙な変化だけど、放っておくと痛くなって治るまですごく時間がかかる」。気付いたらすぐ、甘い炭酸飲料を飲む。テレビの収録で食事が不規則な日は、必ずスティックシュガーを持ち歩く。

 糖尿病と診断されて8年。糖尿病と付き合うコツが少しずつ分かってきた。

  作家  室井佑月さん(49)

[作家 室井佑月さん]糖尿病(3)付き合うコツ 少しずつ : yomiDr. / ヨミドクター(読売新聞)

看護師の書いた糖尿闘病記
夫の糖尿病と闘い、克服していった生々しい記録。勇気が出ます
www.tubasa1.com