じつは若い人にも増えている。

2型糖尿病ってどんな病気?

MYLOHAS編集部

shutterstock_1171648402-2018-12-19-10-41.jpg

image via shutterstock

 

糖尿病の中でももっとも一般的なのが「2型糖尿病」。長い期間にわたって血糖値(血中ブドウ糖)が高い状態が続いてしまう病気です。

この2型糖尿病の原因や症状、治療、合併症のことなど、知っておきたいことすべてを医師に聞きました

いわゆる「2型糖尿病」とは、どんな病気なの?

shutterstock_513033748-2018-12-19-10-41.jpg

image via shutterstock

 

インスリンは、血糖を細胞に取り込み、エネルギー源として利用するために必要になるホルモンとして知られています(※1)

長期にわたり血糖値が高い状態が続いてしまう2型糖尿病。これがなぜ起こるのかというと、血糖値を下げるホルモンであるインスリンを効果的に使えなかったり、血糖値を下げられるだけの十分なインスリンを作れなかったりすることが要因に。

インスリンへの需要とインスリンの供給が合っていないのです。多くの人はインスリンの効果が出づらいインスリン抵抗性の状態となっています。

ところが、2型糖尿病となった人では、血糖値を下げるために必要なインスリンを必要なだけ作ることができません」と、マサチューセッツ総合病院、糖尿病センターディレクターの医学博士、デイビット・ネイザンさん(※2)

 

若い人にも増えている

quote-1-100-1539367318-2018-12-19-10-41.jpg

毎年150万人が新たに糖尿病と診断されています。

2型糖尿病は、一般的に45歳以上で発症しますが、子どもの肥満率が上昇するにしたがって、若年層の発症も増加しています(※3)。また、長い時間をかけてゆっくりと血糖値が高くなった場合には、自覚症状がほとんどないこともあります。

症状がある場合は、のどの渇き、頻尿、目がかすむ、疲労感、体重減少などが見られますが、それらは糖尿病に限った症状ではありません。(※4)

アメリカ人の糖尿病患者は3,000万人以上。毎年150万人が新たに糖尿病と診断されています(※5)

2型糖尿病になると、体の中で何がおこる?

2-diabetes-in-the-body-100-1539366893-2018-12-19-10-41.jpg

 

まず、食べ物が胃に入ってくると、糖に変わります(上図1)。

糖は血液の流れに入り、膵臓でインスリンが作られるよう促します(2)。

インスリンは血液の流れに入るのですが、血糖を細胞へと取り込ませることができません。そのため血糖が過剰になってしまうのです(3)。

 

1型糖尿病と2型糖尿病の違い

 

type-1-vs-type-2-100-1-1539367628-2018-12-19-10-41.jpg

1型糖尿病と2型糖尿病の違いには、以下のものがあります。

 

1型糖尿病のみにみられること

  • 予防したり、治癒させたりすることができない
  • 体でインスリンを十分に作ることができない
  • 原因が不明だが、遺伝が関連している可能性がある
  • 生活のためにインスリンの注射が必要となる
2型糖尿病のみにみられること

  • 生活習慣の改善で予防できる
  • 体が十分なインスリンを作れなかったり、インスリンの効きにくいインスリン抵抗性になったりする
  • 原因には遺伝、加齢、運動不足、肥満などが関連する
  • 必要に応じて、インスリンの注射などが必要となる
共通すること

  • ほかの深刻な健康上の問題や合併症を引き起こす可能性がある
  • 健康的な生活や医学的な管理が必要になる
  • 症状として、のどの渇き、尿量の増加、目のかすみがある
2型糖尿病の合併症とは?

shutterstock_1186138735-2018-12-19-10-41.jpg

image via shutterstock

 

2型糖尿病になると、合併症のリスクが高まることが知られています。「血糖値が高くなり、それが組織に入ることで、インスリンに反応しなくなるのです」と、クリーブランドクリニックの内分泌科医で医学博士のリーン・オランシーさん(※6)

主な合併症の例は、次の通り

  • 心臓の障害
  • 腎臓の障害
  • 目の障害(失明を引き起こす、糖尿病性網膜症、白内障、緑内障を含む)
  • 皮膚の感染症
  • 糖尿病神経障害
神経障害は、足の知覚低下や痛みを引き起こします。さらに、尿路、消化器、生殖器、循環系の問題を引き起こします(※7)

さらに、「血糖値を正常値までコントロールしていれば、合併症を防いだり、発症を遅らせたりすることができるのです」とネイザンさん。

complications-100-2-1539367822-2018-12-19-10-41.jpg

2型糖尿病の合併症例。上から、目の障害、心臓の病気・脳卒中、高血圧、腎臓病、皮膚の感染症、神経障害。

じつは若い人にも増えている。2型糖尿病ってどんな病気? | MYLOHAS

看護師の書いた糖尿闘病記
夫の糖尿病と闘い、克服していった生々しい記録。勇気が出ます
www.tubasa1.com

糖尿病で起こる頻尿 

心筋梗塞や心不全との関係も指摘される

2018.12.16 16:00

 

 臨床医学的には、1日に10回以上トイレに行くと“頻尿”と定義される。正常の範囲は1日に7~8回だ。頻尿と糖尿病との関係について警鐘を鳴らすのは糖尿病専門クリニック「にしだわたる糖尿病内科」院長の西田亙(わたる)氏である。

「寝ている間に喉の渇きとともに何度もトイレに立つようなら、糖尿病の可能性が高いと言えます。私が診てきた患者では血糖値が300mg/dlを超えると夜中1~2時間ごとに起きてトイレに立ち、その度に渇いた喉を潤すため水を飲んでいた人が大半です。少しでも心当たりがあれば、すぐに専門機関への受診を勧めます」

 糖尿病になると血糖値が上昇し、体が血液中の糖量を薄めようとして頻尿が起こり、脱水症状から喉が渇く。この傾向は、就寝中のほうが顕著に出るという。

 心筋梗塞や心不全とも関係が指摘されている。順天堂大学医学部附属順天堂医院泌尿器科の磯谷周治氏はこう説明する。

「本来、心臓は立った状態で血液を全身に循環させる強力なポンプ役を果たしています。しかし心機能が低下すると起立状態では血液をうまく全身に送れなくなり、横臥状態になった時に初めて血流が回復する。

 横になることで血が回って活性化した腎臓で作られる尿が増えるため、夜中に起きてトイレに行くことが増えるのです」

※週刊ポスト2018年12月21日号

糖尿病で起こる頻尿 心筋梗塞や心不全との関係も指摘される│NEWSポストセブン

看護師の書いた糖尿闘病記
夫の糖尿病と闘い、克服していった生々しい記録。勇気が出ます
www.tubasa1.com

糖尿病の「カロリー制限食」は正しいのか

 

 糖質制限食を、糖尿病の食事療法の一つとするかどうか、国内では議論が続いています。糖質制限食には、長期的な安全性や有効性などについて批判がありますが、実は、従来のエネルギー(カロリー)制限による糖尿病の食事療法にも大きな問題があります。食育書「新装版管理栄養士パパの親子の食育BOOK」(内外出版社)の著者で管理栄養士の成田崇信さんが、その問題を詳しく解説します。【毎日新聞医療プレミア】

◇糖尿病の人の適切なエネルギー摂取量とは

 糖尿病の食事療法と言えば、エネルギーを制限したバランスのよい食事をイメージする人が多いでしょう。実際に肥満がある場合は、減量によって血糖値を下げるホルモンであるインスリンの効きがよくなり、血糖値を適切な範囲に保つ「血糖コントロール」を改善するケースが多いことが知られています。

 ただ、厳しいエネルギー制限はつらいため、流行している「エネルギー制限はせずに糖質をとる量を減らす」糖質制限食に興味を持っている患者も多いようです。

 実際のところ、糖尿病であっても肥満傾向がなければ体重を減らす必要はなく、消費するエネルギーに見合った栄養量をとることが目標になります。このことは糖尿病の診療指針を定めた「糖尿病の診療ガイドライン2016」にも書かれています。しかし病院では、肥満傾向のない人にもエネルギー制限のある糖尿病食が提供されたり、栄養指導でもエネルギー摂取量を減らすように教育されたりすることが多いようです。

◇糖尿病の人は「エネルギー消費量が2割少ない」は根拠がある?

 なぜ、必要のない人にもエネルギー制限が指示されるのか。その理由の一つに、糖尿病の食事療法で用いられる、「摂取すべき総エネルギー量の算出式」の問題が考えられます。この算出式は上述の診療ガイドラインにも記載されています。

 問題点を明らかにするために、身長170cm、体重63.6kg(体格を示す指数BMIは糖尿病診療ガイドラインによる目標値の22)の男性を例に、糖尿病診療ガイドラインに基づいて、摂取すべき総エネルギー量を計算します。そして、国民の摂取すべきエネルギーや栄養素を定めた「日本人の食事摂取基準2015」に基づいて、エネルギー消費量を計算して、両者を比較します。

 すると目標の体格にもかかわらず、糖尿病診療ガイドラインの総エネルギー量は、食事摂取基準のエネルギー消費量に比べ、20%ほど低くエネルギー量を算出してしまいます。これを「適切なもの」とするには、「糖尿病患者は糖尿病でない人に比べて、エネルギー消費量が2割ほど少ない」というデータが必要です。

 ◇糖尿病の人のエネルギー消費量は「普通の人と変わらない」という報告

 本当に糖尿病の人はエネルギー消費量が少ないのでしょうか。これについては「日本人の食事摂取基準2015」に次のような記載があります。「糖尿病者の基礎代謝量は、健康な人に比べて差がないか5~7%程度高いとする報告が多い」「糖尿病患者で二重標識水法(※日常生活でのエネルギー消費量を、現時点で最も正確に調べられるとされる測定法)により総エネルギー消費量を見た研究は少ないが、やはり、糖尿病患者と耐糖能(体内の糖分を処理する能力)正常者の間で総エネルギー消費量に差を認められていない」

 つまり、「糖尿病の人のエネルギー消費量は、糖尿病でない人と変わらないか、むしろ5~7%高い」と報告されているのです。

 ここで根拠として採用されている論文は日本人を対象としたものではありません。そのためこれまで、「日本人ではどうなのか」という議論の余地はありました。

 しかし最近、日本人を対象とした2型糖尿病患者の男性12人と、体格がほぼ同じ糖尿病でない男性10人に対し、二重標識水法を用いた総エネルギー消費量を測定した論文が公表されました。結果は、糖尿病の人のグループと、糖尿病でない人のグループの総エネルギー消費量には、統計的に有意な差はなかったと報告されました。海外で過去に行われた研究とも矛盾しない結果です。

 ◇標準的な糖尿病の食事療法で栄養不足に陥る危険性も

 糖尿病の治療は、食事療法と並び運動習慣を持つことが大切です。しかし、必要なエネルギーをとることのできないエネルギー制限食を処方されていては、運動のためのエネルギーを確保できないでしょう。

 私の知人の糖尿病の人から、「医師に指示された食事量をきちんと守り、BMI20を切るぐらいの体格でがんばっているのに、一向に血糖コントロールが改善しない。十分に食べていないので運動に必要な筋肉も落ちてしまう」という悩みを打ち明けられたことがあります。

 これまで糖尿病のエネルギー制限食の問題があまり指摘されてこなかった理由として、厳しい制限のため、厳密に食事制限をする人が少なく、結果的に望ましい食事をとっていた可能性が挙げられます。実は、食事の記録などから割り出したエネルギー摂取量は、過少申告によって実際より少なくなることが分かっています。

 ただし、前述したように真面目に食事制限を守る患者や、病院で標準的なエネルギー制限食を食べている人は、本当に栄養不足に陥ってしまう危険性があるのです。

 真面目にエネルギー制限食に取り組んでも思ったような効果が得られなかった人が、注目したのが糖質制限食だったのでしょう。実行した人が「食事をしっかり食べても血糖コントロールが悪化せず、同時に運動できる体力も戻ってきた」などとブログや掲示板などで伝えたことが、糖質制限食が広がる一つのきっかけであったと考えられます。

 ◇糖尿病の食事療法は検証が必要な時期では

 糖尿病学会は「糖尿病診療ガイドライン2016」の中で「総エネルギー摂取量を制限せずに、炭水化物のみを極端に制限することによって減量を図ることは、その本来の効果のみならず、長期的な食事療法としての遵守性や安全性など重要な点についてこれを担保するエビデンス(根拠)が不足しており、現時点では勧められない」としています。

 しかし、標準的な糖尿病の食事療法であるエネルギー制限食は、効果や安全性について明確な根拠があって実施されてきたのでしょうか。検証が必要な時期が来ていると思います。

糖尿病の「カロリー制限食」は正しいのか(毎日新聞) – Yahoo!ニュース

看護師の書いた糖尿闘病記
夫の糖尿病と闘い、克服していった生々しい記録。勇気が出ます
www.tubasa1.com

歯周病は別名“糖尿病の合併症”知っておきたい怖さと予防法

PastedGraphic-2018-12-14-10-45.png

 糖尿病やその予備群にとって冬は危険な季節だ。体を動かす機会が減るのに飲食を伴うイベントが増えて血糖が上がりやすいからだ。それは糖尿病の病状を進めるだけでなく、体の免疫力を弱めかねない。だからこそ風邪やインフルエンザなどといった感染症への警戒が必要なのだが、同じ感染症で全身の病気と関係している歯周病へのケアを忘れてはいけない。「八重洲歯科クリニック」(東京・京橋)の木村陽介院長に聞いた。

 歯周病は、歯周病菌感染による慢性の炎症性の病気だ。40歳以上の半数がかかり、年齢とともにその割合が増えていく。歯の表面に付着した歯垢(プラーク)の中の菌が歯と歯肉のすき間の歯周ポケットで増殖。歯肉に炎症を起こし、歯を支える歯槽骨を溶かす。普段は自覚症状がないまま支えを失った歯がポロポロと抜けていくため、歯周病は成人が歯を失う最大の原因となっている。

「歯周病は糖尿病の合併症といわれるほど糖尿病と関わりが深い病気です。糖尿病の人はそうでない人に比べ2・6倍も歯周病になりやすい。血糖値が高くなる冬は糖尿病予備群の人が糖尿病を発症する可能性が高まるだけでなく歯周病にもなりやすい季節なのです」

 歯周病になると血糖値は上昇する。歯周ポケットの炎症により、歯周病菌の内毒素炎症物質が血管を通して全身にばらまかれ、血糖を下げるインスリンの働きを弱めるからだ。糖尿病を発症したばかりの人でも歯周病を合併すれば血糖値が上がり、糖尿病は一気に悪化する。

「歯周病が怖いのはそれだけではありません。糖尿病やその予備群はすでに脳や心臓の血管病のリスクを抱えていますが、歯周病はそれをさらに高めます。心筋梗塞や脳卒中などを引き起こす動脈硬化は、肉中心の不適切な食生活やストレス、運動不足などの生活習慣が原因といわれてきました。ところが近年、歯周病菌などの感染に注目が集まっています。感染の刺激により動脈硬化を誘う物質が分泌され、血管内に粥状の脂肪物質が沈着。血液の通り道が細くなるほか、その血管内沈着物がはがれて血栓となって飛び血管を詰まらせるのです」

 実際、歯周病のある人は、ない人に比べ2・8倍も脳梗塞になりやすいという。重度の歯周病の人はそうでない人に比べて2・48倍、心筋梗塞になりやすいという米国の報告もある。

■全身の病気に関係

 歯周病は胃がん、関節リウマチ、肝硬変や肝臓がんに発展するNASH(非アルコール性脂肪肝炎)、アルツハイマー病などに関係しているほか、高齢者の命取りになる誤嚥性肺炎にも大きくかかわっている。歯周病菌は誤嚥性肺炎の原因菌ともいわれている。

 また、歯周病は妊娠中の女性がかかりやすく、胎児に影響を及ぼすこともわかってきた。

「妊娠中の女性が歯周病にかかりやすいのはホルモンのバランスが崩れて歯肉が腫れやすくなるほかに間食も増え嘔吐反射の高進による歯磨きの減少があり、エストロゲンと呼ばれる女性ホルモンが特定の歯周病菌の増殖を促すからです。またプロゲステロンというホルモンが炎症のもとになる物質を刺激することもその理由です。いずれにせよ妊娠中の女性が歯周病にかかると早産による低体重の子供が生まれたり流産になったりするリスクが高くなるといわれています。そのリスクは高齢出産やお酒などよりもはるかに高いのです」

 では、歯周病を予防するにはどうすればいいのか?

「基本は歯磨きですが、中高年は既に歯周ポケットが深く、そこに歯垢や歯石が沈着している場合は、頑固な歯石には歯磨きだけでは対抗できません。定期的に歯科医院に通い、歯垢や歯石を取ってもらうことです」

 歯を磨く前にフロスで歯と歯の間の食べ残しを除去する。その後、歯と歯茎の間をしっかり歯ブラシを入れてブラッシング。睡眠中は唾液の分泌が減り、口腔内の雑菌が多く繁殖する。寝る前の歯磨きは入念に行う必要がある。

 洗口液を使う人もいるが、歯根面に付着した歯周病菌は、細菌の塊であるバイオフィルムで覆われている。その上からいくら洗口液を使っても、歯周病が完治するとは思えない。

「バイオフィルムは歯周病菌を守るバリアーの働きをしています。これをまず取り除くには機械的にこすり取らなければ無理。洗口液はあくまでも歯肉の上で効果を発揮するもので、歯周病は治しません」

 これからは深酒をして歯を磨く暇がないということがないようにしたいものだ。

歯周病は別名“糖尿病の合併症”知っておきたい怖さと予防法(日刊ゲンダイDIGITAL) – Yahoo!ニュース

看護師の書いた糖尿闘病記
夫の糖尿病と闘い、克服していった生々しい記録。勇気が出ます
www.tubasa1.com

2型糖尿病に関係するメタボリスクの改善にアーモンドが有益

糖尿病ねっと2018/12/13 11:00

カリフォルニアアーモンド協会が出資して行った複数の調査では、2型糖尿病を持つ人が健康的な食事にアーモンドを加えると、心血管の健康に好影響をもたらす可能性があることがわかりました。

糖尿病の管理に対するアーモンドの有効性を示唆

同協会の調歳に先立ち、1万2,000人を超える2型糖尿病患者を対象に国際糖尿病連合が行った最近の調査も行われており、それによると、身体活動量の増加の促進、肥満の解消、食生活の大幅な改善を含むライフスタイルの見直しは、2型糖尿病の管理に役立つだけでなく、2型糖尿病の発症リスクを大幅に低下させ、さらには投薬治療よりも長期的な効果をもたらす可能性があることが示唆されています。

2型糖尿病を持ち、コレステロール値が高い50人のアジアインド人を対象にした調査では、バランスの取れた食事のカロリーの20%を素焼きのホールアーモンドで代わりに摂取すると、2型糖尿病と関係のある以下の健康指標が大幅に改善することがわかりました。

・腹囲:腹囲の過剰な脂肪と関連する健康リスクの指標

・腹囲身長比:体脂肪の分布指標

・総コレステロール:血中コレステロールの指標

中性脂肪:心疾患リスクを高める可能性のある血中脂肪の1つ

・LDLコレステロール:動脈に沈着して閉塞の主原因となる悪玉コレステロール

・C反応性たんぱく:体内の炎症指標

・ヘモグロビンA1c:直近2~3か月の平均血糖値の指標

アジアインド人には2型糖尿病の遺伝的素因があり、上記の結果は、2型糖尿病に関係する心血管リスク因子にアーモンドがさまざまな好影響をもたらすことを示しています。

調査の詳しい内容は下記外部リンクよりご覧下さい。

(画像はプレスリリースより)

外部リンク

糖尿病の管理に対するアーモンドの有効性を示唆、2型糖尿病に関係するメタボリックリスク因子の改善にアーモンドが有益

e6555ab02b4b8194ac016a9e0076fab3244203b5f013d9ea9707935fb15b4e6381e3ddebe16a0429ae9f1a1a3f967c93ef5f0ccac228a7d5f0fe8520384001a0-2018-12-13-11-00.png

2型糖尿病に関係するメタボリスクの改善にアーモンドが有益

2型糖尿病に関係するメタボリスクの改善にアーモンドが有益 | ニコニコニュース

看護師の書いた糖尿闘病記
夫の糖尿病と闘い、克服していった生々しい記録。勇気が出ます
www.tubasa1.com

メタボ増加、静岡県が68万人の特定健診ビッグデータ

毎日新聞

 静岡県健康増進課は県内に本部を置く87の健康保険組合など全医療保険者の協力を得て、2016年度に特定健康診断を受けた68万人のデータを分析し、結果を公表した。分析の結果、男女ともメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群、メタボ)や糖尿病該当者が13年度以降に増加していることが明らかになった。

 特定健康診断は40~74歳の被保険者や被扶養者が対象で、腹囲基準(男性85センチ以上、女性90センチ以上)に該当し、高血圧、高血糖、脂質異常のリスク因子のうち二つ以上に該当するメタボの減少などを目的に行われる。県は08年度分から特定健康診断のデータの分析を行っている。

 16年度のデータを分析した結果、メタボ該当者と予備群は男性が37.0%(前年度36.3%)、女性は11.0%(同10.9%)で、糖尿病該当者は男性が12.1%(同12.0%)、女性が6.2%(同6.1%)だった。メタボや糖尿病の生活習慣の特徴としては、20歳から体重が10キロ以上増加している▽喫煙▽多量飲酒▽朝食を食べない▽就寝前2時間以内の食事――などがみられた。

 また地域別に見ると、東部と静岡市ではメタボ該当者が多く、西部では少ない傾向の地域格差があることが分かった。同課によると、08年度に行った県民健康基礎調査では、東部はコロッケなど油っぽいものを多く食べ、西部ではサラダや肉じゃがや野菜を多く摂取している傾向があったといい、食文化が影響している可能性があるという。

 メタボは脳卒中などの原因になるといわれ、同課の担当者は「自らの生活習慣や食生活を見直し、健康作りを進めるきっかけにしてほしい」と呼びかけている。【松岡大地】

メタボ増加、静岡県が68万人の特定健診ビッグデータ|ニフティニュース

看護師の書いた糖尿闘病記
夫の糖尿病と闘い、克服していった生々しい記録。勇気が出ます
www.tubasa1.com

糖尿病の人は「アルコール」に注意 

年末年始に飲み過ぎないための6つの対策

20180829-2-2018-12-12-10-56.jpg

 

 年末・年始は忘年会や新年会などで、お酒を飲む機会が増える。お酒は適量の場合はストレス解消の効果を期待できるが、量が増えると確実に健康を損なう原因になる。アルコールとの「上手な付き合い方」をご紹介する。

お酒は適量が大切 飲み過ぎは肥満の原因に

 「酒は百薬の長」と言われ、飲酒は日常生活でさまざまな行事と深い関わりをもっている。飲酒は疲労の回復やストレスの解消あるいは人間関係を円滑にするなど、望ましい影響を与えてくれるが、その効果は適度な飲酒を守ることではじめて得られる。

 アルコールに含まれるカロリーは1gあたり7kcalで、脂肪の9kcalに次ぐ高カロリーの食品だ。カロリーの他の栄養成分はほとんど含まれない(非蒸留酒には糖質が含まれる)。

 はじめは「少し」と思っていても、つい飲み過ぎてしまうのがお酒だ。さらに、アルコールには食欲を高める作用もあり、食べ過ぎて肥満の原因になる。

アルコールを飲み過ぎないための対処法

 アルコールに強い体質かどうかは遺伝によって決まり、日本人は4~5割程度がお酒に弱い遺伝子をもっているとされる。下戸にとっては宴席で何を飲むかというのは、切実な問題だ。

純アルコール量で約20gが限度

20161228-10-2018-12-12-10-56.jpg

 厚生労働省の指針では、1日のアルコール摂取量の目安を、純アルコール量で約20g程度だとしている(女性は男性の2分の1から3分の2程度)。

 これをアルコール飲料に換算すると、ビールは中びん1本(500mL)、日本酒は1合(180mL)、焼酎0.6合(約110mL)、ウイスキーはダブル1杯(60mL)、ワイン1/4本(約180mL)、缶チューハイ1.5缶(約520mL)となる。

 アルコール健康医学協会によると、血液中のアルコール濃度0.02~0.04%なら「爽快期」で、さわやかな気分になれる。このときはまだ、皮膚が赤くなったり、陽気になったりする程度だ。0.05~0.10%は「ほろ酔い期」。体温が上がり、脈が速くなったりする。

 酔いが進むと次第に、理性をつかさどる大脳皮質の活動は低下していく。0.11~0.15%の「酩酊初期」では、気が大きくなって大声を出し、怒りっぽくなる。さらに、0.16~0.30%の「酩酊期」になると、鎮静効果が強くなり麻痺が小脳まで広がり、運動失調の状態になる。呼吸が速くなり、千鳥足になったり、何度も同じことをしゃべったりするようになる。

 一般的に、純アルコール量で約20gを限度とするのが上手なお酒の飲み方といえる。これは、「爽快期」を維持して酒を楽しみ、酒量が増えたとしても「ほろ酔い期」でとどめておける量だ。

 体重約60kgの人が日本酒にして2合のお酒を30分以内に飲んだ場合、アルコールは約3~4時間体内にとどまる。それより多い量のお酒を飲むと、アルコールが体内から消失するまで約6~7時間かかる。

 これには個人差があるため、体質的にお酒に弱い人や女性はもっと長い時間がかかる。深夜まで飲んでいると翌朝起床後まで体内にアルコールが残っているため、二日酔いになってしまう。

関連情報

適度なアルコールは健康に良い ただし健康効果を得られるのは一部

アルコールの飲み過ぎが「認知症」の原因に リスクは3倍以上に

週3~4回の「飲酒」が糖尿病リスクを低下 アルコールは糖尿病に良い?

「糖質ゼロ」でもカロリーは「ゼロ」ではない

 「糖質ゼロ」「カロリーオフ」といった表示をしたビールや発泡酒などの酒類が店頭をにぎわしている。しかし、「糖質ゼロ」と表示してあっても、カロリーは「ゼロ」ではないので注意が必要だ。健康増進法に基づく栄養表示基準では、飲料では100mL当りで糖質0.5g未満であれば「糖質ゼロ」と表示でき、熱量(カロリー)が20kcal以下であれば「カロリーオフ」と表示できる。

 実際には、量を少なくしていても糖質が含まれていたり、カロリーがある場合もある。そもそも酒類のカロリーは、糖質の量よりもアルコール度数の方が影響は大きい。アルコールは栄養表示基準で1g当たり7kcalで計算される。100mLは約100gなので、アルコール分5%であれば100mL当たり35kcal、350mL(レギュラーサイズ)では123kcalが目安になる。

寝る前の飲酒は睡眠の質を下げる

 アルコールは寝つくまでの時間を短縮させるので、寝酒に使っている人は少なくない。しかし就床前に飲んだアルコールは、少量でも睡眠の後半部分を障害することが知られている。つまり、寝つきは良いが夜中に目覚めてその後なかなか眠れない「中途覚醒」が起こりやすくなる。

 睡眠の質を高めたいのなら、就床前にはアルコールを飲まないのが望ましい。アルコールが体内から消失するまでにおよそ6~7時間がかかる。就床6時間前までに飲まないようにすると、気持ちの良い睡眠を得られる。

アルコールは血圧を上昇させる

 適量のお酒を飲むと、一般的に血圧が低下し、善玉コレステロールのHDLコレステロールが上昇する。適量に抑えていれば、血小板の凝集が抑制され、心臓疾患を抑えられることが知られている。

 しかし、大量に飲み続けると、血管の収縮反応が高まり、心臓の拍動が速まり、逆に血圧は上昇する。毎日の飲酒量が多い人ほど血圧の平均値が高く、高血圧のリスクが上昇することが多くの研究で確かめられている。

アルコールは中性脂肪値も上昇させる

20161228-11-2018-12-12-10-56.jpg

 血中の脂質が増え過ぎる脂質異常症は、動脈硬化を引き起こし、心筋梗塞や狭心症などの虚血性心疾患や脳卒中などのリスクを上昇させる。異常高値になると体に異常をもたらすのはコレステロールと中性脂肪だ。

 そのうち中性脂肪が増え過ぎる原因のひとつは、肝臓で中性脂肪の合成が増えることだ。そして、アルコールを飲み過ぎると、脂肪組織からの遊離脂肪酸の放出が促され、それとともに肝臓でのアルコール代謝が亢進し、結果として脂肪酸からの中性脂肪の合成が増え過ぎる。

 過度のアルコール摂取は脂肪肝の原因になる。なお、おつまみとして糖質や脂肪の多い高カロリーの食品を食べると、さらに脂肪肝になりやすくなるので注意が必要だ。おつまみは野菜や大豆食品など、食物繊維が豊富で低カロリーのものが勧められる。

アルコールは低血糖の危険性を高める

 アルコールはアルコールそのもの作用やアルコールの代謝に伴って血糖値に影響を与える。多量の飲酒は糖尿病の危険性を高め、特に肝障害や膵障害が加わるとコントロールが難しい糖尿病になるため、糖尿病患者は多量飲酒は避けた方が良い。

 また、アルコールは低血糖を引き起こすことがある。特に食事を十分にとらずに飲酒すると低血糖になりやすい。それは食事量低下のため肝臓のグリコーゲンが減少しており、さらにアルコールの代謝に伴い糖新生(糖質以外の物質からグルコースを産生する作用)が抑制されるためだ。

 インスリン注射や経口血糖降下剤などでの治療中の患者では、低血糖がより起こりやすくなるので、食事をとらずに飲酒することは原則として禁止されている。食事をとるのであれば、低脂肪で高タンパク質の食品(豆腐・枝豆・イワシなど)を食べると良い。

アルコールは糖尿病も悪化させる

 アルコールは、アルコールそのものの作用のほかに、肝臓や膵臓の障害などのさまざまな因子を介して、血糖コントロールを困難にする。糖尿病のある人は、アルコール摂取にとくに注意が必要だ。

 体重を減らすことで、糖尿病を予防でき、糖尿病のある人では血糖値などのコントロールなどが改善することが知られている。アルコールの飲み過ぎは、糖尿病患者にとって減量の妨げなるという研究を、米国のペンシルベニア大学が発表した。

 研究は、糖尿病患者が生活スタイルを改善し、体重を減らすことで、心血管疾患などの発症をどれだ減らせるかを調べた「Look AHEAD」研究に参加した4,901人の男女(45~76歳)を対象に行われた。参加者は2型糖尿病もしくは肥満で、調査は4年間追跡して行われた。

 食事や運動などの生活スタイルを徹底して改善するグループと、生活指導のみを受けたグループに分けて比べたところ、生活スタイルを改善してアルコールもほどほどに抑えた人は、平均して体重を5.1%減らすのに成功した。一方で、お酒を大量に飲む人で10%以上の減量を達成したのは、たったの2人だけだった。

 アルコールの飲み過ぎは、インスリンの効きが悪くなる「インスリン抵抗性」に直接に影響し、2型糖尿病のリスクを上昇させることも分かっている。

 アルコールには、食欲を亢進する作用もある。アルコールを多量摂取すると、脂肪細胞から分泌され食欲を抑制する作用のあるホルモン「レプチン」が減少する。

 「アルコールの飲み過ぎには、長期的に体重に大きく影響します。糖尿病のある人は、なるべくお酒を控えるべきです」と、ペンシルベニア大学行動保健科学科のアリアナ チャオ氏は述べている。

健康日本21(第二次)(厚生労働省)

Alcohol(米国糖尿病学会 2017年10月16日)

Alcohol and Heart Health(米国心臓学会 2014年8月15日)

Alcohol Intake May Be Key to Long-term Weight Loss for People with Diabetes(ペンシルベニア大学看護学校 2018年12月3日)

Alcohol Intake and Weight Loss During Intensive Lifestyle Intervention for Adults with Overweight or Obesity and Diabetes(Obesity 2018年11月13日)

[ Terahata ]

日本医療・健康情報研究所

糖尿病の人は「アルコール」に注意 年末年始に飲み過ぎないための6つの対策 | ニュース・資料室 | 糖尿病ネットワーク

看護師の書いた糖尿闘病記
夫の糖尿病と闘い、克服していった生々しい記録。勇気が出ます
www.tubasa1.com

糖尿病の危険因子「筋内脂肪」はウォーキングで減らせる!

2018年12月12日

cover-2018-12-12-10-49.jpg

 

 名古屋大学総合保健体育科学センターの秋間広教授らは、ウオーキングなどの手軽な運動でも糖尿病の危険因子である筋内脂肪が減ることを突き止めた。ウオーキングや自分の体重で負荷をかける自重負荷レジスタンストレーニングを週2、3回で10週間行った高齢者を測定した結果筋内脂肪が減り、運動機能の一部も改善した。手軽な運動が健康の維持、増進につながることを示した。ウオーキングや腹筋運動などをした高齢者は皮下脂肪量は変化なかったが、筋内脂肪は減った。筋量が増えた人ほど筋内脂肪が減り、加齢によって筋力が低下するサルコペニアの改善に対し、効果的なことが明らかになった。

 筋肉内に蓄積する筋内脂肪は加齢や肥満、運動不足で増える。糖尿病の原因のインスリン抵抗性を起こす可能性があり、高い負荷のトレーニングが減少に有効だとされていた。

糖尿病の危険因子「筋内脂肪」はウォーキングで減らせる!

看護師の書いた糖尿闘病記
夫の糖尿病と闘い、克服していった生々しい記録。勇気が出ます
www.tubasa1.com

手軽な運動で糖尿病を改善 

「ウォーキング+筋トレ」で効果が増す

20181212-12-2018-12-12-10-48.jpg

 

 自宅で手軽にできる運動によって、筋肉内に脂肪が霜降り状に蓄積する「筋内脂肪」を減らせることが、名古屋大学などの研究で分かった。運動は、ウォーキングに筋力トレーニングを組み合わせると、もっとも効果的だという。

 「筋内脂肪」はインスリン抵抗性を引き起こす糖尿病の危険因子であり、運動が糖尿病の病状を改善するメカニズムが明らかになった。

筋肉の量が減ると血糖値が上昇

 筋肉はエネルギーの貯蔵庫でもあり、血糖値の調整を行う働きをする。食事をすると、血液中に増えた糖の一部は筋肉に取り込まれる。筋肉の量が減ると、血糖値が上昇するのは、糖をためる場所が少なくなり、糖を調節する力が低下するからだ。

 さらに、筋肉内に脂肪が霜降り状に蓄積する「筋内脂肪」は、インスリンの効きが悪くなるインスリン抵抗性を引き起こす。高齢者では、「筋内脂肪」が多いほど、歩行能力や日常生活機能が低下することが分かっている。

 ウォーキングなど自宅で手軽にできる運動を10週間続けると、筋肉量を増やし、「筋内脂肪」を減らせることが、名古屋大学などの研究で明らかにになった。

 ウォーキングだけでも効果があるが、それに自身の体重を負荷として用いる「自重負荷レジスタンストレーニング」を加えると、さらに効果が増すという。

 研究は、名古屋大学総合保健体育科学センターの秋間広教授と中京大学の吉子彰人助教らの研究グループが早稲田大学と共同で行ったもの。詳細は科学誌「European Review of Aging and Physical Activity」オンライン版に発表された。

関連情報

「運動不足」は糖尿病よりも高リスク 運動をより多く・座る時間は少なく

10分間の運動で記憶力や認知能力がアップ 体力のない人でも効果的

「なぜ運動が良いのか」メカニズムを解明 筋肉ホルモンが心臓を保護

「筋内脂肪」は糖尿病の危険因子

 皮下脂肪と内臓脂肪に加えて”第3の脂肪”と呼ばれる「異所性脂肪」が注目されている。異所性脂肪とは、本来は脂肪が蓄積されないはずの筋肉、膵臓、肝臓などにに蓄積される脂肪のこと。

 なかでも筋肉内に蓄積する脂肪は「筋内脂肪」と呼ばれ、加齢や肥満、運動不足によって増加し、筋機能や運動機能を低下させることが分かっている。また、2型糖尿病の原因となるインスリン抵抗性を引き起こすことが知られている。

 「レジスタンストレーニング」は筋肉に負荷をかけて行う運動で、筋量や筋力を増やすために行ういわゆる「筋トレ」のこと。

 そのうち「自重負荷レジスタンストレーニング」は、ダンベルやマシンなどを使わず、自分の体重を使って筋肉に負荷をかけるトレーニングだ。

 研究グループは、手軽にできるウォーキングや、自宅でできる「自重負荷レジスタンストレーニング」など、日常生活に取り入れられる運動によって「筋内脂肪」をどれくらい減らせるかを検証した。

■ 家庭でも行いやすい「貯筋運動」  健康・体力づくり事業財団は、家庭でも行いやすい自重負荷レジスタンストレーニングとして、「貯筋運動」を提唱している。

 貯筋運動は、▽いす座り立ち、もも上げ、▽カーフレイズ(ふくらはぎの筋トレ) 、▽立位での横への脚上げ、▽上を向いて寝た状態での上体起こしなどで構成される。

 大腿四頭筋や腓腹筋、腹直筋など、体を支える重要な筋肉を鍛えることができる。

貯筋運動 立位 アップ

公益財団法人健康・体力づくり事業財団
チャンネル登録者数 37人
貯筋運動 立位 アップ

後で見る

共有

<div class=”player-unavailable”><h1 class=”message”>エラーが発生しました。</h1><div class=”submessage”><a href=”http://www.youtube.com/watch?v=48JHij_yGIo” target=”_blank”>www.youtube.com</a> での動画の視聴をお試しください。また、お使いのブラウザで JavaScript が無効になっている場合は有効にしてください。</div></div>

貯筋運動をやってみよう(動画)(健康・体力づくり事業財団)

貯筋運動プロジェクト(健康・体力づくり事業財団)

週2~3回の運動で効果がある

 試験には2014~2015年に行った運動教室に参加した高齢者計64人が参加した。参加者を、ウォーキングを実施する群(33人、平均年齢72歳)と、ウォーキングに加えてレジスタンス運動を実施する群(31人、平均年齢73歳)に分け、自宅で10週間のトレーニングを実施してもらった。

 ウォーキングは、1回30~60分、週2~3回、1日の平均歩数1万歩を目標とした。レジスタンス運動は、椅子座り立ち、太もも上げ、つま先立ち、脚の横上げ、上体起こし(腹筋運動)の5種類から構成されていた。

 これらの運動の動画が保存されたDVDを高齢者に配布。リズムに合わせて、各項目45回ずつの反復を1セットとし、週2~3セットの実施を目標とした。

 超音波断層装置で筋肉部分の濃淡を示す輝度(筋内脂肪)、筋肉の厚み(筋量)、皮下脂肪の厚み(脂肪量)を測定した。

 さらに、運動機能測定として、腹筋運動、日常生活に関連する機能、下肢筋力指標、歩行能力、持久力の測定を行った。これらの測定は、トレーニング開始前と後の2回行なった。

20181212-13-2018-12-12-10-48.jpg

ウォーキング+レジスタンス運動で「筋内脂肪」がより減少

 その結果、10週間のトレーニングによって、皮下脂肪量と筋量には変化がみられなかったが、「筋内脂肪」は両群で低下し、ウォーキング+レジスタンス運動群ではより顕著に改善した。

 さらに、「筋内脂肪」を示す指標の変化と運動機能、筋量の変化に相関関係がみられた(筋量の変化との相関係数:ウォーキング+レジスタンス群r=-0.35、P <0.05;ウォーキング群r=-0.46、P <0.05)。これは、筋量が増えた人ほど「筋内脂肪」が減少していたことを示している。上体起こしなどの運動機能の一部にも改善がみられた。

20181212-14-2018-12-12-10-48.jpg

自宅で手軽にできる運動で効果を得られる

 これまでは「筋内脂肪」を減少させるためには、専用のトレーニングマシンを使用した高い負荷での筋力トレーニングが効果的だと考えられていたが、こうしたトレーニングは専門のマシンや専門家の助けが必要となり、高齢者などが家庭で行うのは無理があった。

 今回の研究では、日常生活の中で、より「簡単」で「汎用性が高い」運動でも、効果的なトレーニング方法となることが実証された。

 手軽にできるウォーキングと、筋量の増加を導くレジスタンストレーニングを並行して行うと、2型糖尿病の危険因子である「筋内脂肪」を減少でき、筋肉量も増やせることが明らかになつた。

 「近年、高齢者のレジスタンストレーニングの実施は、サルコペニアの改善策のひとつとして勧められています。これに加えて、筋内脂肪を減らし、筋肉の質を改善するという観点からも、レジスタンストレーニングの有用性は注目されます。高齢者の健康を維持・増進させる手軽で効果的な方法として、社会に大きく貢献できます」と、研究者は述べている。

20181212-15-2018-12-12-10-48.jpg

名古屋大学総合保健体育科学センター

Effects of 10-week walking and walking with home-based resistance training on muscle quality, muscle size, and physical functional tests in healthy older individuals(European Review of Aging and Physical Activity November 2018年11月19日)

[ Terahata ]

日本医療・健康情報研究所

手軽な運動で糖尿病を改善 「ウォーキング+筋トレ」で効果が増す | ニュース・資料室 | 糖尿病ネットワーク

看護師の書いた糖尿闘病記
夫の糖尿病と闘い、克服していった生々しい記録。勇気が出ます
www.tubasa1.com

糖尿病の食事改善をスマホで支援 

金沢大学などが臨床研究

20181023-2-2018-12-11-10-50.jpg

 金沢大学などは、「生活習慣病に対するオンライン保健指導サービスの構築と行動変容への検証研究」で実施する臨床研究を開始した。

 IoTデバイスとAIなどのテクノロジーを活用したアプリを軸に、特定保健指導の実施率および継続率を向上させる仕組みづくりに取り組む。

 糖尿病患者に対する療養指導の臨床研究も進めている。

糖尿病や高血圧、脂質異常症の重症化予防

 金沢大学国際基幹教育院GS教育系の米田隆教授、ウィット、芳珠記念病院、北陸中央病院、北陸先端科学技術大学院大学は、「生活習慣病に対するオンライン保健指導サービスの構築と行動変容への検証研究」で実施する臨床研究を2018年11月から開始すると発表した。この研究は、日本医療研究開発機構(AMED)の2018年度「IoT等活用行動変容研究事業」に採択されている。

20181205-3-2018-12-11-10-50.jpg

 AMEDの「IoT等活用行動変容研究事業」は、IoTデバイスを活用して収集した健康情報をもとに個人の行動変容を促すことで、糖尿病や高血圧、脂質異常症の重症化予防、介護予防、健康経営などにつなげる取り組みの科学的なエビデンスを構築し、その社会実装を目標とする事業。

 今回の研究は、「高血圧性疾患または脂質異常症の重症化予防のためのIoT活用による行動変容促進サービスの創出に関する研究」として、特定保健指導対象者に焦点を当てている。

 IoTデバイスとAIなどのテクノロジーを活用したアプリを軸に、特定保健指導の実施率および継続率を向上させる仕組みの構築と、その実用化に取り組む。受診勧奨や薬物治療を受ける前の段階である保健指導対象者は、生活習慣への介入効果が期待でき、IoTリテラシーも高く、この取り組みが浸透しやすいとしている。

 

IoTデバイスを活用し行動変容を促進

20181205-4-2018-12-11-10-50.jpg

 2008年に始まった特定健診は、現在約5,360万人が対象となっているが、受診者の割合は約51.4%と伸び悩んでいる。うち特定保健指導の対象者は約469万人だが、指導実施者の割合は18.8%にとどまる。

 そのため、自宅から離れた医療機関での特定保健指導継続に要する距離的・時間的な負担感を軽減し、日々の体重、血圧、歩数、食事内容などの生活情報のモニタリングと評価(フィードバック)を受けられる仕組みを作るなど、特定保健指導の対象者が取り組みを中断しないようにするための工夫が求められている。

 研究ではまず、従来の保健指導に、ウィットが開発した食習慣改善アプリ「あすけん」を活用した栄養指導を取り入れることで、保健指導のセルフモニタリングを支援し、より多くの対象者を行動変容に導くことを目指す。

 「あすけん」は、利用者数が260万人を超える食事管理・ダイエットアプリ。記録した食事に応じて管理栄養士監修のアドバイスを受けられることなどが特徴となる。

 具体的には、石川県内および富山県内で従来の特定保健指導を受ける約300人(高血圧、脂質異常症および糖尿病の治療中は含まない)を対象に、IoTデバイスとAIテクノロジーを活用した「あすけん」アプリをベースとするオンライン食事指導を6ヵ月間付加し、行動変容の有無を評価、各種指標の解析・評価を行う。

 実際にIoTデバイスを使用することで分かる課題や注意点、利点をもとに、医学的な有効性・安全性を確保しつつ、対象者の距離的・時間的負担を最大限に減らす、新しいオンライン保健指導サービスの構築につなげる。

糖尿病患者に対する療養指導の臨床研究も進行

 金沢大学が中心となって2009年度の総務省「ふるさとケータイ創出推進事業」以来蓄積してきた在宅健康サービスシステム構築の知見を基盤とし、「あすけん」が一般ユーザーとともに培ってきた楽しみながら食事管理をする機能やノウハウと、芳珠記念病院と北陸中央病院に蓄積された長年の地域保健指導の実績と経験、さらには石川県の中核研究組織であるJAISTの医療サービス・システム技術に係る知力を結集し、「Society5.0」におけるオンライン保健指導サービスの実用化を目指す。

 また、この研究と並行し、金沢大学とウィットは「あすけん」を利用した、糖尿病患者に対する療養指導の臨床研究も進める。IoTデバイスを使って食事療法をより楽しく、より多くの患者が、安全かつ効果的に実施することで、医療者だけでなく受診者や患者も主体となりともに取り組める治療の仕組み作りに貢献する。

 「Society5.0」とは、狩猟社会、農耕社会、工業社会、情報社会に続く新たな経済社会。特徴となるのは次の3点――。 (1) サイバー空間とフィジカル空間を高度に融合させる、
(2) 地域、年齢、性別、言語などによる格差なく、多様なニーズ、潜在的なニーズにきめ細かに対応したモノやサービスを提供することで、経済的発展と社会的課題の解決を両立する、
(3) 人々が快適で活力に満ちた質の高い生活を送ることのできる、人間中心の社会。

出典:内閣府 総合科学技術・イノベーション会議「Society 5.0 実現に向けて」
生活習慣病に対するオンライン保健指導サービスの構築と行動変容への検証研究

金沢大学国際基幹教育院

あすけん(ウィット)

[ Terahata ]

日本医療・健康情報研究所

糖尿病の食事改善をスマホで支援 金沢大学などが臨床研究 | ニュース・資料室 | 糖尿病ネットワーク

看護師の書いた糖尿闘病記
夫の糖尿病と闘い、克服していった生々しい記録。勇気が出ます
www.tubasa1.com

糖尿病や高血圧が認知症のリスクに

生活習慣の改善で老後の病を防ぐ

 

All About 2018年12月11日 18時30分

認知症を防いで、老後に余計なお金を使わない!

2018年12月11日 18時30分

 

認知症と予備軍を合わせると約862万人!

 

65歳以上の高齢者のうち、認知症を患っている人は約462万人、MCI(正常と認知症の中間の人=認知症予備軍)の人は約400万人と推計されています(2012年・厚生労働省)。実に、約862万人が認知症とその予備軍ということになります。

そして、団塊の世代が75歳以上の後期高齢者の仲間入りをする2025年には、認知症の患者数は約700万人に増えると推計されています。

公的介護保険で要介護認定者(要介護1~5)になった原因の第1位は認知症(24.8%)で、第2位の脳血管疾患(18.4%)を大きく上回りました(2016年・厚生労働省)。認知症で要介護者になることは珍しくないということですね。

要介護者になるとお金がかかりますし、介護施設に入ることになったらもっとお金がかかります。もし、子どもが介護のために仕事をやめることになると、子どもが収入を得る機会を奪うことになり、親子双方の経済的損失は大きいと言わざるをえません。

介護離職の理由が親の認知症とは限りませんが、年間約9万人が介護離職をしているそうです。認知症が予防できる病なら予防したいものです。その手かがりが見えてきました。

糖尿病・高血圧の人は認知症になるリスクが高い!

九州大学の「わが国における高齢者認知症の実態と対策:久山町研究(福岡県久山町の町民を対象とした疫学研究。60歳以上の町民約1000人を15年間追跡調査)」によると、60歳以上の住民が死亡するまでのいずれかの時点で認知症を発症する確率は55%。2人に1人は認知症になるということで、がんの罹患率に匹敵します。

認知症にはいくつかの種類がありますが、多いのはアルツハイマー病(50%)と血管性認知症(20%)です。前述の研究で、この2種類の認知症と糖尿病、血圧の関係を調査しています。その結果、糖尿病の人はそうではない人と比べて、アルツハイマー病になるリスクは2.1倍、血管性認知症になるリスクは1.8倍でした。

血圧との関係は、高血圧の人がアルツハイマー病になるリスクは正常な人とほぼ変わらないのに対して、血管性認知症になるリスクは中年期に高血圧だった人ほど高い結果でした。

糖尿病も高血圧も、いわゆる生活習慣病です。生活習慣病の原因は完全に解明されているわけではありませんが、食べ過ぎ、食べ過ぎによる肥満、お酒の飲み過ぎ、運動不足、不規則な生活、喫煙、ストレスなどです。

これら生活習慣の改善は、高齢になってから始めるより、遅くとも50代に入ってから始めたいもの。その方が認知症予防効果は期待できます。仕事をしながら、生活習慣に気を付けるのは大変かもしれませんが、意識していい生活習慣を身に着けましょう。生活習慣の乱れが原因の病は認知症だけではないので、それらを防ぐこともできますから。

認知症にならずに老後を過ごす――これが老後に余計なお金を使わないで済ます1つの方法と言えます。そして、それは、自分自身と家族の幸せでもあります。

(文:小川 千尋(マネーガイド))

糖尿病や高血圧が認知症のリスクに 生活習慣の改善で老後の病を防ぐ – ライブドアニュース

看護師の書いた糖尿闘病記
夫の糖尿病と闘い、克服していった生々しい記録。勇気が出ます
www.tubasa1.com

「糖質制限」長期継続に潜むワナ 

炭水化物は抜くより“選ぶ”が鍵!〈週刊朝日〉

PastedGraphic2-2018-12-10-11-04.png

 米やパンなどの炭水化物を減らすと、ダイエットに有効でメタボを防げる。そんな糖質制限が最近の“常識”となり、大ブームだ。

【科学的に証明された究極の食事はこちら】

 ただ、効果を巡って研究者の見解は分かれる。必ずしも有効とは限らないというのが“新常識”と言える。

 東京都の複十字病院糖尿病・生活習慣病センター長、及川眞一さんはこう話す。

「炭水化物のとりすぎがよくないのは事実ですが、制限すればよいとも言えません。体重や血糖値は短期的に低下しますが、長期的には糖尿病のリスクを高めるという研究結果もあります。総合的に考えると、炭水化物をむやみに制限する必要はなく、最もよい量が存在すると考えられています」

 摂取エネルギーの目安は、炭水化物が全体の50~65%、脂質が30%までと言われるが、個人差もある。及川さんの研究によると、炭水化物を制限すると、相対的に脂質摂取が増え、長期的には体によくない可能性が考えられるという。

 また別の見方もある。

『世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事』(東洋経済新報社)の著者で、カリフォルニア大学ロサンゼルス校内科学助教授の津川友介さんはこう話す。

「実は炭水化物のなかには、健康によいものと悪いものがあります。白米や小麦粉からつくったパンなどの精製された白い炭水化物は、糖尿病や脳梗塞のリスクを上昇させることが複数の研究で明らかになっています。一方で、玄米や全粒粉100%のパンなどの精製されていない茶色の炭水化物は、糖尿病や脳梗塞のリスクを減らすだけでなく、大腸がんのリスクも下げると報告されています。炭水化物をひとまとめにせず、その中身を考えることが重要です」

 津川さんは世界の様々な研究報告をもとに、健康によい食事と悪い食事をエビデンス(科学的根拠)のレベルに基づいて五つに分類した。ただ、健康に悪いとは言っても、気をつけるべきは中年期ごろまでで、高齢期になると食事制限を緩めたほうがよいと指摘する。

「糖質制限」長期継続に潜むワナ 炭水化物は抜くより“選ぶ”が鍵!〈週刊朝日〉(AERA dot.) – Yahoo!ニュース

看護師の書いた糖尿闘病記
夫の糖尿病と闘い、克服していった生々しい記録。勇気が出ます
www.tubasa1.com

食後に眠くて…ブドウ糖負荷試験で“隠れ糖尿病”を見破る

PastedGraphic1-2018-12-9-10-46.png

 血糖値が下がると、気分が悪くなりますね。体の変化に何となく気づくものですが、さらに下がると、意識がなくなり、死に至ることすらあるので大変です。

 ですが、血糖値が2倍になっても、元気は2倍にはなりません。平たく表現すると、高血糖の血液は、砂糖漬けのようにドロドロ。全身的に酵素の活性が下がり、細胞や神経の活性が下がってしまうのです。

 江原幸恵さん(仮名・50)は、早朝空腹時血糖値が98㎎/dl(正常値=99以下)、HbA1cが5.3(正常値=5・5以下)でした。どちらも正常ですから、評価は「A評価:正常」。

 本人もほっと一安心ですが、血糖値の検査結果はもう少し踏み込んでチェックする必要があります。実は、採血時の瞬間的な血糖状態を示す空腹時血糖値が正常でも、糖尿病になりやすい人が隠れている可能性があるのです。

 その典型が、「血糖値スパイク」と呼ばれる状態の人。血糖値スパイクとは、食後に血糖値が急上昇し、その後で急降下するような状態を指します。そうなると、症状としては食後に眠気や頭痛に襲われやすい。血糖値スパイクを放置すると、やがて2型糖尿病に進行しやすいことが分かっているのです。

 糖尿病は、動脈硬化を悪化させ、心筋梗塞や脳卒中のリスクを上昇させるほか、認知症やがんも引き起こしやすくする厄介な生活習慣病。過去2カ月の平均的な血糖状態を示すHbA1cが正常で、空腹時血糖値が正常なら「糖尿病はまず大丈夫だろう」と過信しがちですが、血糖値スパイクのリスクを見逃してはいけません。

 そのリスクを見つけるための検査が、「75グラム経口ブドウ糖負荷試験」です。まず空腹のまま採血したら、ブドウ糖75グラムを溶かした水を飲み、30分後、1時間後、2時間後にそれぞれ採血して血糖値を測ります。

 負荷2時間後の血糖値が140㎎/dlなら正常ですが、1時間値が180㎎/dl以上だと、それ未満の人よりも糖尿病になりやすいことが知られています。食後の眠気が気になる人は、一度ブドウ糖負荷試験を受けてみるといいでしょう。

※正常値は、日本人間ドック学会の数値に準拠

(梅田悦生・赤坂山王クリニック院長)

食後に眠くて…ブドウ糖負荷試験で“隠れ糖尿病”を見破る(日刊ゲンダイDIGITAL) – Yahoo!ニュース

看護師の書いた糖尿闘病記
夫の糖尿病と闘い、克服していった生々しい記録。勇気が出ます
www.tubasa1.com

糖尿病のある人はコレステロール管理がより重要 

米国でGLが改訂

20171117-2-2018-12-7-10-51.jpg

 

 米国でコントロール管理についてのガイドラインが改訂された。糖尿病患者のコレステロール管理をより重要視している。

 糖尿病を血糖・血圧・脂質の全体でコントロールしようという動向は、日本を含む世界的なものだ。

動脈硬化になると心臓への負担が増す

 脂質異常症とは、血液中のコレステロールや中性脂肪などの脂質の量が異常になった状態のことで、動脈硬化と密接なつながりがある。

 動脈硬化を起こした血管では、血管壁の内側にプラークと呼ばれるふくらみができる。ここにはコレステロールがたまっていて、プラークが大きくなると、血液の通り道が狭くなってしまう。

 プラークが破れると、そこに血液のかたまりができ、血管が詰まってしまう場合がある。これが冠動脈で起きれば心筋梗塞になり、脳の動脈なら脳梗塞になる。

 血管内にコレステロールが蓄積した状態は、いわば詰まった水まき用のホースのようなものだ。ホースの内壁にべとべとした汚れが蓄積すると、それまでと同じ量の水を流すために、より圧力をかける必要がある。これは心臓がもっと働かなくてはならないことを意味する。

糖尿病の人はコレステロールの管理も重要

 脂質異常症かどうかは、血液検査の結果で診断される。チェック項目は、悪玉のLDLコレステロール、善玉のHDLコレステロール、中性脂肪のそれぞれの値だ。

 糖尿病は心血管疾患のリスクを高めるが、脂質異常症を合併するとリスクはさらに高まる。脂質異常症を治療することで、心筋梗塞や脳梗塞などのリスクを減らすことができることが多くの研究で確かめられている。

 糖尿病のある人の脂質のコントロール目標は、悪玉のLDLコレステロールの値は120mg/dL未満、善玉のHDLコレステロールの値は40mg/dL以上、中性脂肪値は空腹時採血で150mg/dL未満となっている。

食事や運動で脂質をコントロール それでも不十分なら薬物療法

20170215-3-2018-12-7-10-51.jpg

 脂質異常症の治療の基本は生活スタイルの改善だ。食事療法・運動療法によって、糖代謝と脂質代謝を改善できる。食事と運動には、血糖・血圧を下げる効果もあるので、必ず行うべきことだ。

 逆に、動物性脂肪の摂り過ぎや、運動不足、肥満などが重なると、さらにLDLコレステロール値が上がってしまう。また、喫煙も動脈硬化を進行させる。

 食事や運動で脂質のコントロール目標を達成できない場合は薬物療法が行われる。もっともよく使われているのは、コレステロールの合成を抑えるスタチン系薬だ。スタチンには、肝臓でのコレステロールの合成や血管壁にたまったコレステロールを減らす作用がある。

 糖尿病で心筋梗塞や狭心症などのリスクが高いと、早めに薬物療法が行われることがある。また、LDLコレステロールの管理目標はより厳しくなる。

コレステロール値を下げる治療も「個別治療」に

 米国で、コレステロール管理の新しいガイドラインが発表された。改訂のポイントは、▼コレステロール値の管理が難しい高リスク患者に対しては、スタチン系薬に加えてエゼチミブなどのコレステロール低下薬の併用も考慮すること、▼CTによる動脈硬化の評価など精緻な心疾患リスク評価を行うことなど。

 また、家族歴、慢性腎臓病、メタボリックシンドロームなどを、動脈硬化のリスクを増強する因子として定め、食事や運動、血圧、コレステロールなどが互いに関連し合うことを指摘。糖尿病の管理に「全体的アプローチ」が必要としている。

 糖尿病を、血糖・血圧・脂質の全体でコントロールして治療しようという動向は世界的なものだ。「糖尿病とともに生きる人は、血糖値のみに目が向きがちですが、血糖だけでなくコレステロールの管理も重要であることに注意を向けて欲しい。血圧コントロールや、肥満・メタボを改善することも重要です」と、米国心臓学会(AHA)は述べている。

 医師には、コレステロール値の上昇がもたらすリスク因子について患者とよく話し合い、その患者のリスクに応じた「個別治療」を行うことを求めている。喫煙習慣、高血圧、HbA1cなどに加え、家族歴、メタボリックシンドローム、慢性腎臓病、慢性的な炎症性疾患、早期閉経、妊娠高血圧症候群などについても確認し、患者1人ひとりに合わせた個別治療につなげることを推奨している。

Have diabetes? Make sure to manage cholesterol, too(米国心臓学会 2018年11月19日)

2018 AHA/ACC/AACVPR/AAPA/ABC/ACPM/ADA/AGS/APhA/ASPC/NLA/PCNA Guideline on the Management of Blood Cholesterol: Executive Summary(米国心臓学会 2018年11月10日)

[ Terahata ]

日本医療・健康情報研究所

糖尿病のある人はコレステロール管理がより重要 米国でGLが改訂 | ニュース・資料室 | 糖尿病ネットワーク

看護師の書いた糖尿闘病記
夫の糖尿病と闘い、克服していった生々しい記録。勇気が出ます
www.tubasa1.com

運動不足は糖尿病リスク 

仕事と運動を両立できるデスクを開発

20180508-10-2018-12-5-10-54.jpg

 運動をする時間をなかなかとれない働き盛り世代のために、デスクワークをしながら運動ができる「ペダルデスク」が開発された。

 運動不足を解消するためには、新しい発想が必要だという。

座位を減らし運動を増やすのは難しい

 30~50歳代の働き盛り世代で、運動やスポーツの実施率が低い傾向がある。仕事や家事で忙しく、運動のための時間を確保するのが難しいのが理由だ。

 長時間座ったままで体を動かさないのは、人間にとってそもそも「不自然」な行動だ。長時間の座位行動は、肥満、2型糖尿病、心疾患の発症など、健康状態にさまざまな悪影響を及ぼす。

 しかし、デスクワーク中心の現代に、いかに1日の中で座位時間を減らし、運動時間を増やすかで、頭を悩ませている人は多い。とくに働いている人では、生活スタイルを変えるのは並大抵のことではない。

 米国糖尿病学会(ADA)は、少しでも座位時間を減らし、運動時間を増やすために、机に向かって仕事をしているときなどに、30分ごとに立ち上がって体を動かすことを奨励しているが、普通の人にとってこれを実行するのは難しいだろう。

 そうした悩みを一気に解決する画期的なデバイスが開発された。自転車こぎのペダルと、パソコン作業などができるデスクを合体させた「ペダルデスク」だ。

 

仕事と運動を同時に行えれば運動不足を解消できる

20181128-6-2018-12-5-10-54.jpg
 この「ペダルデスク」の利点は、自転車こぎをしていないときには、通常のデスクとして使用できることだ。自転車こぎをするのは、余裕のあるときや、気分転換をはかりたいときだけでも良い。その程度の時間でも、1日分を合わせると相当な運動量になる。

 「仕事と運動を同時に行えれば、運動不足を容易に解消できます。このペダルデスクは、働き盛りの世代の公衆衛生上の課題を一気に解決するものです」と、このデスクを開発した米国マサチューセッツ州のアマースト大学公衆衛生学部のスチュアート チップキン氏は言う。

 チップキン氏は、身体活動がインスリン感受性と骨格筋代謝に及ぼす影響についての研究をしていて、このデスクの制作を思いついたという。

 「仕事を終えてからスポーツジムに駆けつけるという人は少なくありませんが、多くの人にとってそうした余裕がありません。運動不足を解消するための、新たな戦略が必要とされています」としている。

運動によりインスリン感受性が改善

 試験には12人の過体重か肥満の男女が参加したり。参加者を2つのグループに分け、片方には「ペダルデスク」に1日に2時間座ってもらい、好きな時に運動をしてもらった。もう片方には通常のデスクに座ってもらった。参加者はコンピュータを使用した読解力や集中力、注意力を必要とするタスクに取り組んでもらった。試験は3日間続けられた。

 その結果、「ペダルデスク」を使用したグループは、血糖値、インスリン値が低下し、遊離脂肪酸の代謝や肥満も改善した。これらは2型糖尿病のインスリン抵抗性と関連が深い。また、「ペダルデスク」を使うことで、作業の能率が低下することはなかった。

 インスリン抵抗性とは、肝臓や筋肉、脂肪細胞などでインスリンが正常に働かなくなった状態のことをいう。インスリン抵抗性があると、食事で高くなった血糖値を感知して、膵臓からインスリンが分泌されても、筋肉や肝臓が血液中のブドウ糖を取り込まないため、血糖値が下がらず、2型糖尿病を発病・進展しやすくなる。

 健康な人であれば、血液中のブドウ糖が多いとインスリンが多く分泌され、多くのブドウ糖が筋肉などに取り込まれ、血糖値が一定に保たれる。しかし、インスリン抵抗性があると、インスリンの効きが悪くなっており、血糖値を下げるためにより多くのインスリンが必要になる。

2型糖尿病患者を対象とした試験も計画中

 「運動を続けていれば、インスリンが効きやすい体に変わっていくので、必要なインスリン量は少なくなります。このペダルデスクを使った人は、標準的な机を使った人に比べ、血液の血糖や遊離脂肪酸の値も低く保たれました。しかも、仕事の邪魔にはならなかったのです」と、チップキン氏は言う。

 仕事中のパソコン使用や会議などによるデスクワークの長時間化、余暇におけるテレビ視聴やゲームなどの娯楽、通勤時の自動車運転など、現代人の長時間の座位行動(座りすぎ)時間ますます長くなっている。近年、この「座りすぎ」がもたらす健康リスクが注目され、盛んに研究が行われるようになっている。

 仕事と運動を両立できるデバイスの開発はニーズが高い。仕事中に運動をすることでストレスの軽減やうつ病の予防にもつながる可能性もある。

 「ペダルデスク」は試作タイプだが、研究チームは運動器具メーカーと共同で製品化することも考えているという。利用者のニーズに合わせて、さまざまなタイプの「ペダルデスク」を考案する予定だ。

 今回の試験は健常者を対象としたものだったが、チップキン氏らは今後の研究で、2型糖尿病患者を対象とした試験も計画中だという。

Pilot Study Suggests Pedal Desks Could Address Health Risks of Sedentary Workplace(アマースト大学 2018年11月7日)

Pilot Study of Impact of a Pedal Desk on Postprandial Responses in Sedentary Workers(Medicine & Science in Sports & Exercise 2018年10月)

[ Terahata ]

日本医療・健康情報研究所

運動不足は糖尿病リスク 仕事と運動を両立できるデスクを開発 | ニュース・資料室 | 糖尿病ネットワーク

看護師の書いた糖尿闘病記
夫の糖尿病と闘い、克服していった生々しい記録。勇気が出ます
www.tubasa1.com