1型糖尿病患者の心理的負担を軽減する介入法とは? \感情重視または教育/行動介入をRCTで検証 [HealthDay News]

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 HbA1c値が高く、糖尿病による苦痛が大きい1型糖尿病患者では、感情を重視した介入と教育および行動介入はいずれも心理的負担の軽減に有用な可能性のあることが、「Diabetes Care」7月5日オンライン版に掲載の論文で報告された。

 米カリフォルニア大学のLawrence Fisher氏らは、HbA1c値が高く、糖尿病による心理的負担が大きいと感じている成人の1型糖尿病患者301人を対象に、2つの介入法の有効性を比較検討するランダム化比較試験を実施した。

 研究では、対象患者を、感情を重視した介入(OnTrack)を受ける群または教育や行動介入(KnowIt)を受ける群にランダムに割り付けて9カ月間追跡。糖尿病による苦痛の程度を評価し、HbA1c値を測定して比較検討した。なお、両群ともに、対象患者にはワークショップ(1日間)に加えて3カ月にわたり4回のオンラインミーティングに参加してもらった。

 その結果、両群ともに糖尿病による苦痛の程度は著しく軽減し、78.4%の患者で臨床的に意味のある最小の差以上の改善が認められた。苦痛の緩和の程度には両群間で有意な差はみられなかったが、調整変数分析の結果、「認知や感情を制御するスキルがもともと低い」「ベースライン時の心理的負担が大きい」「糖尿病の知識が豊富」といった患者では、教育や行動介入よりも感情を重視した介入の方が苦痛はより軽減していた。

 さらに、HbA1c値は両群ともに有意だが適度な低下が認められた。糖尿病による苦痛の軽減は、わずかながらHbA1c値の低下につながる可能性も示された。

 以上の結果を踏まえて、Fisher氏らは「1型糖尿病患者の心理的負担を軽減し、血糖コントロールの改善を目的に介入する際には、感情や知識、認知それぞれのスキルを向上させる方法を組み合わせて個別化した治療を行うことが重要になるだろう」と述べている。

 

第82回 日本循環器学会学術集会 ランチョンセミナー 44より

「心腎連関」というフレーズが医学用語として定着して久しい。心血管疾患と腎疾患は病態機序レベルで深いつながりがあり、研究と臨床そして教育を一体的に進める必要がある。また治療に際しては、腎疾患をできるだけ早期に把握して介入していくことが心疾患の発症・進展抑制のためにも求められる。本講演では「心血管腎臓病」研究の最新トピックスと、その早期介入を可能にするための新規バイオマーカーについて、横浜市立大学医学部循環器・腎臓・高血圧内科学主任教授の田村功一先生に総括いただいた。

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演者:田村 功一 先生(横浜市立大学医学部 循環器・腎臓・高血圧内科学 主任教授)
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座長:北風 政史 先生(国立循環器病研究センター 臨床研究部 部長)

循環器疾患・腎疾患・高血圧の一体的な臨床・研究・教育体制が必要

 医学の研究と臨床は年々専門細分化が進んでいるが、我々の横浜市大では循環器科に加えて腎臓・高血圧内科という広範な領域を一つの教室のもとに運営している。「なぜなのか?」とよく尋ねられるのだが、循環器疾患と高血圧、腎臓病はそれぞれが別個に存在しているのではなく、病態機序のレベルで非常に密接な連関があるからだ。実際にこの三つが併存している患者が少なくなく、包括的な対応が求められることが多い。我々はこの一連の病態を「心血管腎臓病」あるいは「病態連関病」と捉えて研究・臨床・教育を進めている(図1)。そこで我々がふだんどのような研究をしているのかを示しながら、心血管腎臓病に対しいかに立ち向かっていくべきかを考えてみたい。

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図1 心血管腎臓病に立ち向かうための臨床、教育、研究

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 我々の研究の柱は三つに分けられる。一つは血圧変動に関する臨床的研究、二つ目は循環器・腎臓・高血圧内科の連携による先進医療の取り組み、そして三つ目はアンジオテンシンIIタイプ1(AT1)受容体結合蛋白の基礎的研究だ。

 「東京糖尿病療養指導士」(東京CDE)、「東京糖尿病療養支援士」(東京CDS)の2018年度の受験者用講習会の申込受付が7月より開始した。申込期間は8月31日(金)まで。

詳細は「東京糖尿病療養指導推進機構」のホームページで公開されている。

東京CDE 東京CDS 2018年度受験者用講習会 日程

東京の糖尿病患者とその予備群に対応

 東京糖尿病療養指導士(東京CDE)と、東京糖尿病療養支援士(東京CDS)は、2017年3月に発足した、東京地域に特化した新しい認定資格だ。

 東京CDEは、糖尿病治療にもっとも大切な自己管理(療養)を患者に指導する医療スタッフで、高度で幅広い専門知識をもち、患者の糖尿病セルフケアを支援することを目的とした専門資格。

 東京糖尿病療養指導士(東京CDE)と、東京糖尿病療養支援士(東京CDS)は、東京都および近県における糖尿病患者とその予備群の増加に対応し、糖尿病患者に対するより良い医療、糖尿病予備群の方に対する適切なサポートが行われるよう、糖尿病の病態、療養に関する知識を有する幅広い分野の専門職となる。

■ 東京糖尿病療養指導士(東京CDE)
主として医療現場における糖尿病患者の指導にあたる専門職で、糖尿病の病態、治療等に関する高度な知識を習得し、認定試験に合格した医療職等有資格者。
詳細を見る ▶

■ 東京糖尿病療養支援士(東京CDS)
主として健康増進・発症予防や福祉、介護などの幅広い職域において、糖尿病予備群や一般生活者を対象に、糖尿病の知識の啓発と予防にあたる専門職で、糖尿病の病態、治療等に関する一定レベルの知識を習得し、認定試験に合格した専門職有資格者。
詳細を見る ▶

 東京CDE、東京CDSを受験するには、受験対象資格を保有していること、東京都内に勤務あるいは居住していることに加え、受験者用講習会を受講していることが条件となる。

 東京糖尿病療養指導士(東京CDE)の日程は、第1回が9月22日(土)、23日(日)、第2回が11月3日(土)、4日(日)。東京糖尿病療養支援士(東京CDS)の日程は、1回のみで10月7日(日)、8日(月・祝)となる。すでに受講者用講習会の申込受付が開始されており、7月30日の時点で、東京CDE講習会の第1回は残席わずかだ。

東京CDE 東京CDS 受験者用講習会 日程

メルマガも配信

 受講申込は2018年8月31日(金)まで受付予定。ただし、会場に定員があるため、受講者用講習会の申込先着順となり、人数が定員をオーバーした場合、他の日程となる可能性がある。昨年度は定員オーバーによりキャンセル待ちが発生した。

メールマガジンを配信中

 東京CDEと東京CDSの認定資格の取得を検討している人に向けた、認定試験の受験情報を知らせるメールマガジンも配信されている。  受験者用講習会の日程、講習会の申込開始など認定資格の取得に必要な情報など、詳細な情報を提供している。

毎年、大変ご好評いただいております「10月8日は、糖をはかる日」講演会が今年も開催されます!! 糖尿病医療のエキスパートによる講演を聴くことができる貴重なチャンスです。参加費は無料。一般の方、糖尿病患者さん、医療・保健指導スタッフの皆様、お誘いあわせの上、ふるってご参加ください!!

参加申し込みフォームはこちら ▶

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2017年に開催された「糖をはかる日 講演会 2017」の様子

 我が国で、血糖自己測定(SMBG)が健康保険適用されてから30周年にあたる2016年、「血糖を知る、はかる、コントロールする」をテーマに、「10月8日は、糖をはかる日」は制定されました。糖尿病患者さん、医療・保健指導関係者のみならず、糖尿病予備群を含む一般の方に対しても、改めて「血糖」について考える機会として、さまざまな啓発活動を実施しています。

「10月8日は、糖をはかる日」公式ウェブサイト ▶

昨年開催の講演会レポート ▶

 その一環として、今年も「10月8日は、糖をはかる日」講演会が、9月26日(水)・日比谷コンベンションホールにて開催されます。「”これからの”血糖コントロール」をテーマに、働く世代/高齢者の血糖コントロールのコツについてそれぞれ、糖尿病医療のエキスパートによる講演、パネルディスカッションが予定されています。

 たくさんのお申し込みをお待ちしております!!

参加申し込みフォームはこちら ▶

 

「10月8日は、糖をはかる日」講演会2018 開催概要

テーマ:「”これからの”血糖コントロール」

日 時:2018年9月26日(水)15:30~17:30(15:00開場)

※当日は報道関係者による撮影が行われる場合があります。予めご了承ください

場 所:日比谷図書文化館 日比谷コンベンションホール(大ホール)

(千代田区日比谷公園1-4 千代田区立日比谷図書文化館・地下1F)地図 ▶

 東京メトロ 丸の内線・日比谷線「霞ヶ関駅」B2出口より徒歩約3分
 都営地下鉄 三田線「内幸町駅」A7出口より徒歩約3分
 東京メトロ 千代田線「霞ヶ関駅」C4出口より徒歩約3分
 JR 新橋駅 日比谷口より 徒歩約10分

対 象:一般の方・糖尿病患者さん、医療・保健指導スタッフ

定 員:200名 ※先着順受付。定員に達し次第、受付終了

参加費:無料

参加申込:こちらのフォームからお申込みください ▶

プログラム ※講演タイトル・内容は変更の可能性があります

15:00 開場

15:30~(5分間) 司会挨拶

 岩本 安彦先生(新百合ヶ丘総合病院 糖尿病センター センター長)

15:35~(10分間) ご挨拶

 糖尿病治療研究会代表幹事 森 豊先生

 (東京慈恵会医科大学附属第三病院 糖尿病・代謝・内分泌内科教授) 15:45~16:25(40分間)

 講演1「働き盛りの血糖コントロール
 ―”働く”糖尿病患者さんの療養に役立つヒント―」

 浜野 久美子先生(関東労災病院 糖尿病内分泌内科部長)

16:25~17:05(40分間)

 講演2「高齢者の血糖コントロール―その特徴と注意点とは―」

 難波 光義先生(兵庫医科大学 病院長)

17:05~17:30(25分間) パネルディスカッション

 座長:岩本 安彦先生 演者:浜野 久美子先生、難波 光義先生、森 豊先生

17:30 閉会

主 催: 糖尿病治療研究会(代表幹事・森 豊) ▶

事務局・問合わせ先

「糖をはかる日」事務局 担当係(㈱創新社内)

〒105-0003 東京都港区西新橋2-8-11 Tel.03-5521-2881 Fax.03-5521-2883 お問合わせフォーム ▶

 

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「糖をはかる日」公式ウエブサイト
http://www.dm-net.co.jp/10-8/

 「10月8日は、糖をはかる日」は、「血糖を知る、はかる、コントロールする」をテーマに、血糖の働きを正しく理解し、コントロールして、健康的な生活づくりに役立てるきっかけにしていただきたいという思いを込めて、2016年に制定されました(主催:糖尿病治療研究会)。糖尿病患者さんはもちろん、最近「血糖」が気になる一般の方、糖尿病予備群の方、また糖尿病予備群を指導する保健指導関係者や、糖尿病患者さんの治療にあたる医師・医療スタッフの皆様方にも、「血糖コントロール」について、さまざまな角度から広く情報提供しています。

 この啓発活動の一環として、今年は「10月8日は、糖をはかる日」にちなんだ写真を募集します。

【写真例】

・血糖値を考えた食事や間食の写真

・血糖値を意識した生活習慣がわかる写真(血糖測定の様子や運動、散歩風景など)

・血糖コントロール=コツコツと毎日が大切というイメージが持てる風景写真など

 応募作品からは、最優秀賞・優秀賞・佳作を選出し、表彰。最優秀賞の方には、現金3万円と健康づくりに役立つDVDをプレゼントします。また、応募作品は、「糖をはかる日」公式ウェブサイトをはじめ、関連する啓発活動のなかで紹介されます。

 どなたでもご応募可能です。ふるってご参加ください!!

応募・賞品の詳細はこちら ▶

応募要項

応募方法

下記、【A】または【B】の方法でご応募ください。

【A】インスタグラムから応募する

「rgtd_dmchiryoukennkyukai」をフォローのうえ、ハッシュタグ「#糖をはかる日」を付けて、写真とコメント(高血糖、低血糖、血糖コントロール、血糖測定のいずれかを含む)をアップしてください。

※優秀作品の方へのご連絡はインスタグラムのDM(ダイレクトメッセージ)にて行ないますので、糖尿病治療研究会のアカウント「rgtd_dmchiryoukennkyukai」をフォローしてください。

インスタグラムで投稿する ▶

【B】糖尿病治療研究会のメールアドレスに送信

糖尿病治療研究会のメールアドレス(rgtd-contact@mhlab.jp)まで、写真とコメント(高血糖、低血糖、血糖コントロール、血糖測定のいずれかを含む)と投稿名(作品とともに連絡なく「糖をはかる日」ウェブサイト等で公開されます)を送信ください。

メールで投稿する ▶

作品例

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応募締切

2018年9月10日(月)

賞品

優秀作品には以下の賞金・賞品を贈呈いたします

最優秀賞(1名)

・現金3万円

・健康運動シリーズDVD(3枚セット。12,312円相当/税込)

・糖尿病3分間ラーニングDVD(1枚。25,920円相当/税込)

優秀賞(3名)

・現金1万円

・健康運動シリーズDVD(3枚セット。12,312円相当/税込)

・糖尿病3分間ラーニングDVD(1枚。25,920円相当/税込)

佳作(5名)

・健康運動シリーズDVD(3枚セット。12,312円相当/税込)

・糖尿病3分間ラーニングDVD(1枚。25,920円相当/税込)

選考方法

締切日までに応募された作品のなかから、「糖をはかる日」運営事務局での厳正な審査により決定します。審査決定後、受賞者のみにメールまたは、インスタグラムのダイレクトメッセージにて連絡を行います。また、後日公式サイトにて結果を発表いたします。

※インスタグラムで投稿される方は、結果発表まで「rgtd_dmchiryoukennkyukai」のフォローを外さないようお願いいたします。

受賞作品の発表

受賞者に通知するほか、「糖をはかる日」公式サイトほかで発表

注意事項

  • ご応募いただきました投稿内容は、受賞の有無にかかわらず、連絡なく 「糖をはかる日」ウェブサイト、ポスター、リーフレット等、事務局が認めたものに活用させていただくことがあります。あらかじめご了承ください。
  • 応募作品は未発表で自作のものに限ります。他人の権利に触れる内容の投稿や二重投稿はご遠慮ください。
  • 応募いただいた投稿の著作権について:投稿者は、「糖をはかる日」事務局に対し、投稿情報について、無償で利用(複製、複写、改変、第三者への再許諾その他のあらゆる利用を含む)する権利を許諾するものとします。この利用の許諾は永続的かつ取消不能のものとします。
  • 趣旨を損なわない範囲で表現を変更したり、一部削除することがあります。
  • 応募者の個人情報は、「糖をはかる日」事務局にて厳重に管理し、採用審査・受賞者への連絡用途に限り使用することとし、正当な理由のない第三者への開示や、譲渡および貸与等は一切いたしません。
主 催

糖尿病治療研究会(代表幹事・森 豊) ▶

事務局・問合わせ先

「糖をはかる日」事務局 担当係(株式会社創新社内)

〒105-0003 東京都港区西新橋2-8-11 Tel.03-5521-2881 Fax.03-5521-2883

お問い合わせフォーム ▶

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「糖をはかる日」公式ウエブサイト
http://www.dm-net.co.jp/10-8/

[dm-rg.net]

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 一般社団法人日本糖尿病・生活習慣病ヒューマンデータ学会(代表理事:野田光彦/埼玉医科大学教授)は、従来は研究会組織で行われていた活動をさらに発展させるべく、2017年12月28日に一般社団法人化し、さらに2018年8月にホームページを開設した。

日本糖尿病・生活習慣病ヒューマンデータ学会

12月に大阪で第3回学会を開催

 一般社団法人日本糖尿病・生活習慣病ヒューマンデータ学会(代表理事:野田光彦/埼玉医科大学教授)は、従来研究会組織で行われていた活動をさらに発展させるべく2017年12月28日に一般社団法人化し、さらに2018年8月にホームページを開設した。
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 2018年12月1日には、第3回日本糖尿病・生活習慣病ヒューマンデータ学会(会長:林 朝茂/大阪市立大学大学院医学研究科教授)を大阪で開催する。

 同学会は「Clinical Research」「Data Science」「Epidemiology」の3分野の研究者、医療者の集まりだが、医師・歯科医師や疫学研究者だけでなく、レギュラトリーサイエンスの関係者をはじめ、コメディカルや学生の参加も募っているという。 以下、代表理事挨拶より抜粋  糖尿病は、良好な管理がなされなければ、糖尿病網膜症、腎症、神経障害を合併したり、足病変を併発したりするのみならず、心筋梗塞や脳卒中など心血管疾患のリスクをその初期から高めることも知られており、さらに近年では、糖尿病が癌や鬱病、認知症や骨粗鬆症、歯周病のリスクも増加させることも明らかにされております。

 糖尿病や、これに代表される、肥満、高血圧、脂質異常症、脂肪肝、動脈硬化疾患、高尿酸血症や、認知症などの生活習慣病の診療・ケアや予防は、広くエビデンス(実証)に依拠して行われるべきものでありますが、わが国の現状は必ずしもそれらが十二分とはいえず、また、そのための体制整備にも、ともすれば基礎的研究面が重視されがちな現況に鑑み、不十分な点があります。

 臨床研究や観察研究から得られた「生身の人間のデータ」は、直接、実際の糖尿病・生活習慣病の予防や治療に適用可能であり、今後は「人間でのデータ」がより重要となってくるでしょう。

 このような、優れて現状に直結した観点から、広く糖尿病やこれに関連する生活習慣病の臨床、ケアと予防学を推進し、また、人間でのデータに基づいた、それらに資するエビデンスに依拠した医療と予防医学を創出することは喫緊の課題であり、この目的を掲げ、ここに「日本糖尿病・生活習慣病ヒューマンデータ学会」を発足させました。

代表理事挨拶(全文)

一般社団法人日本糖尿病・生活習慣病ヒューマンデータ学会

  第3回日本糖尿病・生活習慣病ヒューマンデータ学会

[Terahata]

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第78回米国糖尿病学会(ADA2018)ダイジェスト(1)

 第78回米国糖尿病学会年次総会(ADA2018)が6月22日~26日にフロリダ州オーランドで開催され、糖尿病治療の最新動向を示す多くの研究が発表された。そのうち特に話題になった研究をご紹介する。

第78回米国糖尿病学会(ADA2018)ダイジェスト(2)

78th Scientific Sessions

(American Diabetes Association)

 

インスリンとプラムリンチドを投与する「人工膵臓」を開発

 1型糖尿病患者の血糖コントロールにおいて、インスリンポンプから供給されるインスリンと同時に、「プラムリンチド」(pramlintide、遺伝子組換えアミリン製剤)を追加投与したときの効果を、カナダのマギル大学などの研究グループが検証。

 プラムリンチドは、インスリンとともに膵臓のβ細胞で産生されるペプチドホルモン。食物が胃から小腸に流入する速度を下げ、グルカゴンの放出を抑制し、血糖値の上昇を抑える。インスリンの必要量も低下させる。

 インスリンポンプとCGM(持続血糖測定)を組み合わせた「人工膵臓」(artificial pancreas)は、CGMで測定した血糖値に基づきインスリン投与量をコンピュータで自動制御する仕組みになっている。

 第一世代の人工膵臓はインスリンのみを投与するが、今回の研究ではインスリンにプラムリンチドをプラスして投与する新型の人工膵臓を開発。飛躍的に血糖コントロールを改善することを確認した。

 研究グループは1型糖尿病患者12人(平均年齢43歳)を対象に試験を実施。血糖コントロールのターゲットとなる70~180mg/dL範囲におさまった時間帯は、インスリンのみを投与された患者では71%を占めたが、インスリンにプラムリンチドを投与された患者では85%に増加した。

 「人工膵臓においてインスリンとプラムリンチドを投与する治療は予想を上回り有益性があることが分かりました。危険な低血糖のリスクを増やすことなく、目標となる血糖コントロールを得られました。第一世代のインスリンのみを投与する人工膵臓に、プラムリンチド投与を追加するのは効果的です。インスリンとプラムリンチドを投与する治療法は今後発達するとみられます」と、マギル大学医療生体工学科のアフマド ハイダー准教授は言う。 Dual-Hormone, Artificial Pancreas with Insulin and Pramlintide Significantly Improves Glucose Levels, Compared to Insulin-Only Artificial Pancreas(米国糖尿病学会2018年6月23日)

積極的な糖尿病治療は医療費を増やすことなく患者の健康を改善する

 2型糖尿病のある人は生活スタイルを改善し、適切な薬物療法を受けることで、合併症を予防でき、健康な人と同じように生活できると、米国糖尿病学会(ADA)は推奨している。積極的な治療を行っても医療費が大幅に増えないことを実証した「Steno 2」研究の成果が発表された。

 デンマークのコペンハーゲン大学の研究グループは、160人の2型糖尿病患者(平均年齢55歳)を、強化療法を受ける群と、従来通りの治療を受ける群に無作為に割り付けた。強化療法を受ける群は、従来の薬物療法に加え、食事療法、運動療法、禁煙のためのカウンセリングなど、チーム医療により、生活スタイルを改善する積極的な治療を受けた。

 その結果、8年間のフォローアップでは、強化療法群では従来療法群に比べ、心疾患、脳卒中、足病変などの合併症がおよそ50%減少した。13年間のフォローアップでは、強化療法群では従来療法群に比べ死亡が50%減少した。21年間のフォローアップでは、強化療法群と従来療法群とでは直接医療費に差が生じなかった。

 「生活スタイルの改善などの積極的な治療を複合的に行った場合、初期の段階では医療費が増えるおそれがありますが、長期的にみると患者は顕著な健康上のベネフィットを得られ、寿命も延ばせます。結果的に合併症の医療費などを減らすことができ、患者にとって便益が高いだけでなく、医療経済的にもメリットがあります」と、コペンハーゲン大学のヨアヒム ゲーデ氏は言う。 Intense Multifactorial Treatment for Type 2 Diabetes Shown to be Cost Effective(米国糖尿病学会2018年6月24日)

リラグルチドが1型糖尿病の成人の血糖コントロールを改善する 体重も減少

 血糖コントロールが困難な1型糖尿病の成人に、インスリンに追加してGLP-1受容体作動薬「リラグルチド」を投与すると、血糖コントロールが改善し、減量もできるという研究。

 研究グループは、1型糖尿病患者46人(平均年齢47.6歳)を対象とした52週のランダム化比較試験を実施し、患者をリラグルチド1.8mgを毎日注射する群と、プラセボを注射する群に分けた。試験開始の4週間前から研究の終了時まで、CGM(持続血糖測定)で血糖値の推移を測定した。試験開始時の患者のHbA1cの平均は7.82%、BMIの平均は28.9だった。

 52週後、リラグルチド群ではHbA1cは7.45%に改善、平均血糖値も156mg/dLに低下。プラセボ群に比べ70mg/dL以下の低血糖は増えず、インスリンの投与量も増えなかった。リラグルチド群では有意な体重減少があり、平均して83.6kgから80.5kgに減少した。

 「リラグルチドを追加投与することで1型糖尿病患者の血糖コントロールが改善することが示されました。血糖コントロールの目標値を達成できている1型糖尿病患者が少ないなか、リラグルチドのような薬剤を追加する治療は、合併症の発症率を低下させ、患者のQOLを向上させるものと期待できます」と、ニューヨーク州立大学バッファロー校のパレッシュ ダンドナ氏は述べている。 Adding Liraglutide to Insulin Regimen for People with Type 1 Diabetes Improved Glycemic Control(米国糖尿病学会2018年6月24日)

「Omnipod」の人工膵臓が1型糖尿病の血糖コントロールを大幅に改善

 「Omnipod・ハイブリッド・クローズド・ループ(HCL)・システム」が、食事の制限をせず中等度の運動をするよう指導した自由行動下にある1型糖尿病患者を対象とした研究で、血糖コントロールの改善と低血糖の抑制をするという研究が発表された。

 CGM(持続血糖測定)とインスリンポンプを組み合わせたこのシステムは、血糖変動を24時間持続して測定し、それをもとに必要なインスリン投与量をコンピュータが算出し、インスリンポンプで1日を通して皮下投与する。患者によって個別化されたモデル予測制御アルゴリズムを搭載しており、チューブがなく、より自由に活動できるパッチポンプ式になっている。

 試験には18~65歳の1型糖尿病患者11人(平均年齢28.8歳、平均罹患期間14.9年)が参加。5日間にわたりOmnipod HCLシステムの性能と安全性を評価した。なお、Omnipod HCLシステムは現在のところ、米国で研究用途のみに使用が認められている。

 「Omnipod HCLのアルゴリズムは安全であり、良好に機能することは以前の研究でも確認されています。フリーライド状態では、幅広い年齢層で、特に夜間に良好な血糖コントロールを提供することが示されました。さらにこのシステムは、ポンプ、センサー、トランスミッタなどを常に体に装着し、クローズド・ループ・システムとして機能します。多くの活動の妨げとならず、食事時のボーラスや基礎注入の調整もできるので、1型糖尿病患者にとって有益と言えます」と、スタンフォード大学医学部ブルース バッキンガム教授は述べている。 Omnipod® Hybrid Closed-Loop Insulin Delivery System Significantly Improves Glycemic Control in Adults with Type 1 Diabetes(米国糖尿病学会 2018年6月23日) 78th Scientific Sessions(American Diabetes Association)

第78回米国糖尿病学会(ADA2018)ダイジェスト(2)

 第78回米国糖尿病学会年次総会(ADA2018)が6月22日~26日にフロリダ州オーランドで開催され、糖尿病治療の最新動向を示す多くの研究が発表された。そのうち特に話題になった研究をご紹介する。

第78回米国糖尿病学会(ADA2018)ダイジェスト(1)

78th Scientific Sessions

(American Diabetes Association)

180日間連続して血糖測定を行う新型のCGM(持続血糖測定)システムが登場

 180日間連続して血糖測定を行う新型のCGM(持続血糖測定)システムが米国で登場した。超小型のセンサーを腕に埋め込むインプラント式になっている。このシステムを使用すれば、1型糖尿病患者は血糖の変動や変化を、6ヵ月というより長期にわたりモニタリングすることができる。従来のCGMは1~2週間ごとにセンサーを装着する必要があり、患者によっては不快感や苦痛を感じることがあるという。
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 この「Eversense XL CGMシステム」は、上腕の皮下組織層に、超小型センサーを6ヵ月埋め込む方式になっている。システムには軽量で耐水性のある小型トランスミッターが含まれており、皮膚に装着し、専用のアプリを使いiOSおよびAndroidのスマートフォン、Apple Watchなどに血糖値が表示される仕組みになっている。トランスミッタは着脱式で、低血糖や高血糖が起きている場合は、振動アラートで患者に知らせる機能も付いている。

 カナダで実施された試験には、1型糖尿病の若年患者30人(平均年齢14歳)、成人患者6人(平均年齢32歳)が参加した。参加者の64%は以前にCGM装置を使用しており、32人がインスリンポンプを使用し、4人はインスリン注射を行っていた。参加者は、糖尿病クリニックで簡単な内科手術を受け、上腕にセンサーを埋め込んだ。毎月診察を受け、血液検査やCGMデバイスの精度検査などを受けた。

 その結果、「Eversense XL CGMシステム」の精度は高く、平均絶対的相対的差異(MARD)が9.4%という結果になった。インプラントでの挿入や除去の処置では重篤な有害事象はみられなかった。研究者は、このシステムは180日間の長期間を通じて正確かつ安全に使用できると結論付けた。

 「このCGMシステムは、他のCGMシステムに比べ遜色のないMARDを示しており、精度の高さに満足しています。60日目から90日目、180日目までに精度が大幅に低下することはなく、センサーの寿命の長さや安定性も十分でした。小児や若年の患者集団をみると、これくらいの長期間にCGMを行うと、日常で不可欠なものになります。センサーやトランスミッタは小型で、運動などの日常動作の影響を受けません。CGMを行うことで糖尿病患者のセルフケアは向上し、常に血糖値を気にすることで、長期間にわたりHbA1cを改善できると考えられます」と、カナダのLMC Diabetes & Endocrinologyのロニー アロンソン氏は述べてる。

 「Eversense XL CGMシステム」は、2018年6月21日にFDAによって承認された。 Fully Implantable, Continuous Glucose Monitoring Sensor Provided Accuracy for Six Months in Adolescents and Adults with Type 1 Diabetes(米国糖尿病学会 2018年6月23日)

Eversense CGM System

インスリン療法を行っていない2型糖尿病患者の血糖自己測定(SMBG)は効果的

 インスリン療法を行っていない2型糖尿病患者が、血糖自己測定(SMBG)を行うことは、HbA1cの改善、生活習慣改善の促進、ひいては医療費の抑制につながるという米国家庭医学会(AAFP)の見解が発表された。

 同学会は17人のプライマリケア医にインタビューを実施。血糖自己測定は2型糖尿病の初期診断においてももっとも効果的であり、患者教育を容易にし、患者の自己管理を向上させる効果があると結論付けた。米国糖尿病学会(ADA)のガイドラインを準拠に患者が血糖自己測定を行うことが推奨されるとしている。

 Research And Marketsの予想によると、糖尿病人口の増加、高齢者人口の増加、糖尿病ケアの向上にともない、血糖自己測定器の市場規模は世界的に拡大しており、2023年までに2.2兆円(186億ドル)に達する。

 血糖自己測定の需要は途上国でも大きく、日本を含む西太平洋地域は糖尿病人口の増加がとくに著しく血糖自己測定の需要は拡大している。

 血糖自己測定はCGM(持続血糖モニタリング)よりも安価で、糖尿病の90~95%を占める2型糖尿病患者も対象となり、より多くの患者が利用でき、糖尿病の治療を改善するのに効果的だとしている。 Physicians’ Views of Self-Monitoring of Blood Glucose in Patients With Type 2 Diabetes Not on Insulin(Annals of Family Medicine 2018年7月10日)

Glucose Monitoring Devices Market – Global Outlook and Forecast 2018-2023(Research And Markets 2018年7月31日)

2型糖尿病の入院患者の血糖コントロールに人工膵臓が効果的

 自動注入インスリンポンプと持続血糖測定(CGM)を組み合わせた「人工膵臓」は、入院中の2型糖尿病患者における血糖コントロールに有用とする研究が発表された。

 入院中の2型糖尿病患者は血糖コントロールが不良だと入院期間が延長し、合併症や死亡のリスクが高まる。ケンブリッジ大学代謝研究所の研究チームは、1型糖尿病患者を対象に実用化が進む人工膵臓システムに着目。一般病棟に入院し、インスリン治療を必要とする2型糖尿病患者136例を対象に、クローズドループ型の人工膵臓システムの有用性を検証するランダム化比較試験を実施した。

 その結果、血糖値が目標値の範囲内におさまった時間の割合の平均値は、人工膵臓群の65.8%に対し、対照群では41.5%だった。人工膵臓群では対照群と比べて平均血糖値も有意に低いことも分かった(154mg/dL対188mg/dL)。

 「欧米では入院患者の25%以上で糖尿病が認められます。インスリン治療を必要とする2型糖尿病の入院患者において、人工膵臓システムは従来のインスリン皮下投与よりも血糖コントロールに優れ、低血糖リスクを高めないことが示されました」と、研究者は述べている。 Closed-Loop Insulin Delivery for Glycemic Control in Noncritical Care(NEJ 2018年6月25日)

妊娠糖尿病は子供の自閉症リスクを高める

 母親の糖尿病が子供の自閉症リスクを高める可能性を示唆した研究。カリフォルニア州のKaiser Permanenteの関連病院で出生した児のデータを後ろ向きに解析し、糖尿病の母親から自閉症スペクトラム障害(ASD)児が生まれるリスクを検討した。

 1995~2012年に生まれた41万9,425人の子どもを後ろ向きに調査したところ、1型糖尿病、2型糖尿病、妊娠26週までに診断された妊娠糖尿病の母親から出生した児はASDリスクが上昇することが示された。

 6.9年(中央値)の追跡期間中に5,827例がASDと診断された。児1,000人当たりのASD罹患率は母親が1型糖尿病では4.4人/年、2型糖尿病では3.6人/年、26週までに診断された妊娠糖尿病では2.9人/年、26週以降に診断された妊娠糖尿病では2.1人/年、非糖尿病では1.8人/年だった。

 いずれも原因は特定されていない。妊娠糖尿病に関するセッションで発表された調査によると、米国の妊娠糖尿病の有病率は2006年の4.6%から2016年の8.2%に増加している。 Maternal Type 1 Diabetes and Risk of Autism in Offspring(Diabetes 2018年7月3日)

米国でインスリンの価格が上昇 血糖コントロール不良例の増加の一因に

 米国ではインスリンの価格が高騰している。JAMAに2016年に発表された研究によると、インスリンの価格は2002年から2013にかけて3倍に上昇した。

 イェール大学糖尿病センターの調査によると、インスリンの価格高騰の影響を受けずにインスリン療法を続けられている患者は25%を上回るにとどまり、とくに低所得層では高所得層に比べ、インスリン療法を続けられずHbA1cが悪化する比率が3倍に上昇するという。 Expenditures and Prices of Antihyperglycemic Medications in the United States: 2002-2013(JAMA 2016年4月5日)

革新的ながん治療薬がインスリン依存型糖尿病を引き起こす

 がん治療に免疫チェックポイント阻害薬が使われるようになり、開発中の薬剤も多い。高度な悪性黒色腫、非小細胞肺がん、リンパ腫など、がん患者の生存率を高める新しい治療法として期待される一方で、インスリン依存型糖尿病の発症を増やす可能性が指摘されている。

 イェール大学医学大学院糖尿病センターの研究グループは、免疫チェックポイント阻害薬には、その作用機序からさまざまな自己免疫疾患を惹起する可能性があり、予備的調査では免疫チェックポイント阻害薬を投与された1%がインスリン依存型糖尿病の発症したと報告。2型糖尿病を併発していた患者がインスリン依存になった例も少なくない。「がん治療薬と糖尿病の関連に理解するためにさらに調査が必要」と指摘している。 Collateral Damage: Insulin-Dependent Diabetes Induced With Checkpoint Inhibitors(Diabetes 2018年6月)

積極的な介入を拒む2型糖尿病患者は共通した背景をもつ

 2型糖尿病患者の多くが、糖尿病治療に対する「臨床的な慣性」(clinical inertia)に陥り、積極的な治療介入を拒んでいるという報告をアメリカン メディカル グループ アソシエーション(AMGA)が発表した。

 血糖コントロールが不良だった患者のデータ4万7,000例以上を解析したところ、医師の90%以上は患者の血糖コントロールを改善するための指導を行ったが、2年以内に目標を達成できた患者は56%にとどまったことが判明。

 研究グループはそうした例を「臨床的な慣性」と定義し、解析したところ、背景に医療コストの問題があることが示された。

 たとえばGLP-1受容体作動薬などの新しいクラスの糖尿病治療薬は、一部の患者にとって高価であり受け入れられないという。医療費の問題が良好な血糖コントロールの持続を阻む要因になっている。 Characterizing Clinical Inertia in a Large, National Database(Diabetes 2018年7月)

減量で2型糖尿病を寛解できるのはどういうタイプの患者か?

 肥満のある2型糖尿病患者が一定の体重減少を達成すれば、糖尿病を寛解できる可能性があると、英国のニューカッスル大学の研究グループが発表。計画的な減量により肝脂肪を劇的に改善できる可能性があるという。

 2014~2016年に実施された「DiRECT」(Diabetes Remission Clinical Trial)プログラムでは、肥満のある2型糖尿病患者が平均10.5kgの減量に成功し、脂肪肝を3~16%改善した。肝臓と膵臓の脂肪を測定する磁気共鳴画像(MRI)を実施した結果、脂肪肝を解消することで、膵臓にたまった脂肪も正常化でき、β細胞が活性化しインスリン分泌を正常レベルまで戻せる可能性が示された。 Lose the weight and lose the diabetes(ニューカッスル大学2018年1月2日) Primary care-led weight management for remission of type 2 diabetes (DiRECT): an open-label, cluster-randomised trial(Lancet 2017年12月5日) 78th Scientific Sessions(American Diabetes Association)

[Terahata]

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分子生物学: 糖尿病とがんのリスクを結び付ける

2018年7月26日

Nature ハイライト

Nature 559, 7715

DNAのメチル化(5mC)とヒドロキシメチル化(5hmC)は、がんで摂動が見られることの多いエピジェネティックな修飾である。5mCから5hmCへの転換は、TETファミリーのジオキシゲナーゼにより触媒され、それらのうちのTET2は腫瘍抑制因子であることが知られている。Y Shiたちは今回、AMP活性化キナーゼ(AMPK)がTET2をリン酸化し、TET2のレベルを安定化することを見いだしている。グルコースレベルの上昇はAMPK活性を妨げ、その結果、TET2の不安定化と5hmCの低下が起こる。AMPK活性化剤である抗糖尿病薬のメトホルミンは、TET2を安定化させ、5hmCのレベルを上昇させる。糖尿病患者の血液細胞で5hmCレベルの低下が見られることから、このシグナル伝達経路は、糖尿病が、がんのリスクの上昇に関連するという観察結果の説明に役立つかもしれない。

Nature ハイライト:糖尿病とがんのリスクを結び付ける | Nature | Nature Research

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糖尿病に関する知識 多くは深刻な病気と考えず

Nádia Sayuri

 国際糖尿病連盟(IDF)によると、ブラジルの糖尿病患者は1400万人とされ、世界で4番目に多い国となっている。その一方、アブリル・インテリジェンシアが20日公表した調査結果では、ブラジル人回答者のうち、糖尿病を非常に深刻な病気と認識している割合が34%にすぎないという結果が示されている。20日付ベージャ誌電子版、UOLサイトなど国内メディアが伝えた。

 この調査は製薬企業AstraZenecaと医師向け内分泌・糖尿病学講座endoDebateの協力で行われ、国内全5地方の1050人からオンラインで回答を得た。調査対象者のうち663人は非糖尿病患者となっている。

 調査結果には、多くの人々が、適切な糖尿病の治療を行わないことが引き起こす結果について理解していない事が示されている。背景には、患者自身も含み、糖尿病に関する知識が少ないことがあると考えられる。

 糖尿病は、全世界における主要な死因であり、国内で5番目に多い死因となっている心血管疾患と関連している事が証明されている。こうした現実が知られていない事が、事態を深刻化させている。

 こうした情報の不足は、約4000万人のブラジル人が糖尿病予備群であるという事実が加わると、さらに懸念すべきものになる。ブラジル糖尿病協会(SBD)によると、このうちの約25%が、今後5年間に糖尿病を発症するだろうと考えられるという。

 この調査を担当したサンパウロ総合大学(USP)の内分泌科医カルロス・エドゥアルド・バラ・コウリ教授は、「診断と治療開始までの時間が、糖尿病患者の生活の質の良し悪しに直接関係してくる」と説明している。

 この調査によれば、糖尿病を患う回答者の37%が、10年以上この病気を患っているが、その31%は、この病気と診断されると、もう砂糖を摂取することができないと考えている。しかしそれは真実ではないという。糖尿病を患っていない回答者の中では、こうした考えを信じている割合は26%と低くなっている。

 糖尿病に関してブラジル人が知らないもう一つの事実は、糖尿病により心血管疾患を患い、死に至る可能性がある事だという。調査では、糖尿病患者の回答者のうち47%のみが、糖尿病が心臓疾患を引き起こす事を知っており、43%は脳血管障害(AVC)の原因になり得ると考えていた。糖尿病ではない回答者の中では、この割合はそれぞれ30%、そして27%と低くなっている。

 データではまた、人々が、糖尿病を主に視力の問題や身体の一部の切断と関連付けている事も示されている。さらに、回答者達の多くが、がんやエイズ、アルツハイマー病の方が、糖尿病よりも深刻だと考えているという結果も示されている。

2018年7月25日付

糖尿病に関する知識 多くは深刻な病気と考えず – サンパウロ新聞

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糖尿病、初の1000万人突破:国民健康・栄養調査

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厚生労働省の国民健康・栄養調査によると、「糖尿病が強く疑われる」成人の患者は、2016年時点で推計1000万人を突破した。2012年の前回調査より50万人増えており、1000万人を超えたのは1997年の調査開始以来、初めて。検査値が正常と異常の間にあり「可能性を否定できない」予備軍の人は、前回より100万人減って1000万人だった。

病気になる確率が高い高齢者人口が増加していることに加え、運動不足や食生活の乱れなどで肥満が増えていることが原因とみられる。また、生活習慣病を防ぐために08年に始まった特定健診(メタボ健診)の指摘により医療機関を訪れて糖尿病と診断される人が増えたことも影響している。高齢化が加速する中、今後も患者数は高い水準で推移しそうだ。

 

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調査は全国の約2万4000世帯を対象に実施。糖尿病はこのうち20歳以上の約1万1000人について、過去1~2カ月の血糖状態を示す「ヘモグロビンA1c」を測定し、全国の20歳以上の全人口にあてはめて推計した。

患者の割合は成人人口の12.1%で、男女別では男性 16.3%、女性 9.3%だった。予備軍は 男性12.2%、女性 12.1%とほぼ男女がきっ抗している。患者を年代別にみると、高い順から男性が70代の23%、60代の21.8%、50代の12.6%、女性が70代の16.8%、60代の12.0%、50代の6.1%となっている。

糖尿病は発症すると治癒することはなく、重症化すると失明したり、透析治療が必要となったりする。日本透析学会の調べによると、1983年には5万3017人だった透析患者が、2016年には32万9609人まで増加した。このうち約4割が糖尿病性腎症の患者だ。

人工透析に関わる医療費は1人あたり月額約40万円で、国全体では年間1兆6000億円に上り、日本の総医療費の約4%を占める。予備軍の生活習慣の改善や、既に糖尿病になった人の重症化を防ぐための対策が重要になる。

 

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バナー写真 : PIXTA

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「糖尿病」ネット経由で遠隔予防

…社員に血糖値測定器つけ実証実験 日生

2018.7.24 16:54

 日本生命保険は、情報通信技術(ICT)を活用して糖尿病の発症や重症化を予防するシステムの実証実験を始めた。社員の体に血糖値の測定器を着け、病院に行かなくても専門医などによる生活習慣の改善指導が受けられる仕組み。2020年ごろまでの実用化を目指す。

 企業の健康保険組合では、糖尿病の医療費負担が重く、運営上の課題になっていることが多い。こうした健保にシステムを外販し、健康寿命の延伸や医療費の削減につなげたい考え。

 実証実験は、日生の社員35人を対象に6月中旬から始めた。腕に血糖値の測定器を着け、食事の前後などの数値を日本生命病院(大阪市)にインターネット経由で送信する。体脂肪率や血圧、運動量なども毎日測定するほか、被験者は毎日の食事をスマートフォンで撮影して送信する。

 データは医師や保健師が確認してテレビ電話などで生活習慣の改善を促し、糖尿病と関わりが深いとされる「空腹時血糖値」などの減少を目指す。約3カ月実施する。

 笠山宗正院長は「初期症状は自覚がなく、脳梗塞などの合併症にもつながりやすい。予防できる人は多いので早く実用化したい」と話している。

「糖尿病」ネット経由で遠隔予防…社員に血糖値測定器つけ実証実験 日生 – 産経WEST

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1型糖尿病とも闘った啓新エース

上ノ山倫太朗主将、甲子園届かず

2018年7月23日 午前7時20分

 

 猛暑の中、7月22日に行われた第100回全国高校野球選手権記念福井大会準々決勝で惜敗した啓新のエースで4番、主将の上ノ山倫太朗選手(3年)は1型糖尿病とも闘いながらプレーした。最速144キロの左腕は甲子園初出場の夢がかなわず悔し涙を流したが、「これからも野球を続けて同じ病気の人たちに希望を届けたい」と語った。

 上ノ山選手によると、体に大きな異変が起きたのは高浜中2年から3年になる春。修学旅行に行く朝、目覚めても起き上がることすらできず、すぐに検査入院。1型糖尿病と分かった。

 ショックと不安はあったが、プロ野球阪神の岩田稔投手が1型糖尿病と闘いながら活躍する姿を以前、テレビの特集番組で見ていた。「一緒の病気なんや」。同じ左腕でもある岩田投手の存在は「救いであり希望」だった。

 野球を続け、高校は東海大甲府(山梨)を春夏の甲子園で計3度4強に導いた大八木治監督(当時)が率いていた啓新に決めた。「自分が甲子園初出場を決めたい」。投打に期待され、1年生から試合に出場した。

 野球を続けるために欠かせないのが血糖値のコントロールだ。毎日、食事前と寝る前の計4回、インスリンの注射を打っている。「血糖値を計って高いと追加で打つこともある」と明かす。投手として体重を増やすため、筋力トレーニング中心に鍛え、注射を打って食事も取り、7キロの増量に成功。大黒柱の覚悟は部員にも伝わっている。植松照智監督は「あいつの言うことはみんな聞く」と話す。

 この日の準々決勝は「4番・左翼」で先発出場。1点を追う八回の打席は二塁へのゴロだったが、全力疾走し、ヘッドスライディングで内野安打。盗塁も決めた。「自分の姿勢でチームを盛り上げたかった」と話す一方、登板機会がなく「投げたかった。不完全燃焼」と悔し涙を流した。

 「1年生の時は練習がしんどくて脚も疲労骨折して野球をやめたい時期もあった。でも親が支えてくれた」と上ノ山選手。父親には「病気のせいにはするな」と励まされていたという。今後も野球を続け「いずれはプロに行って同じ病気の方々に希望を与えられる選手になりたい」と誓った。

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ロカロジラボ、糖尿病を機に低糖質レシピ開発 

「妊娠糖尿病に苦しむ人の力に」

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 生活習慣病の予防やダイエット志向の高まりから、コメやパンなどに含まれる糖質を過剰に取らない健康法が注目を集めている。低糖質やGI値(血糖値の上昇率を表す指標)の低さをうたう商品が人気となる中、飲食店、メーカー向けに砂糖や小麦粉を使わない低糖質・低GIメニューの提案や、食品メーカーとのコラボレーション商品の開発などを手掛けているのが、ロカロジラボだ。

 社長の金子洋子さんが妊娠糖尿病に苦しんだ経験から「妊娠糖尿病に苦しむ人の力になりたい」と設立した。金子さんは、自身が立ち上げた一般社団法人「ロカロジ協会」の代表理事を務め、糖尿病予防の啓発活動にも取り組んでいる。

 血糖値上げずに栄養

 これまでの低糖質メニューは糖質やタンパク質、脂質などをはじめとする栄養量の表示がないものが多かったが、ロカロジラボは管理栄養士が開発段階から栄養計算を行うことで、メニューの信頼性を高めている。

 低糖質・低GIに関するノウハウに加え、材料の提案や紹介、原価率設定まで、徹底したメニュー作りが特徴。「普段仕入れている食材を活用したり、既存メニューをアレンジすれば、低コストで低糖質・低GIメニューを導入できるようにすることも可能」(金子さん)という。

 サラヤ(大阪市東住吉区)と業務提携し、昨年10月から普段の料理や飲み物に砂糖の代わりに使用できる天然甘味料「ママ用ラカントS」を販売。個別指導から料理教室、セミナー・講演会など事業は多岐にわたる。

 金子さんがロカロジラボを設立したのは、第1子を妊娠中に医師から妊娠糖尿病と告げられたのがきっかけだった。インスリン注射を打っても血糖値が下がらないという状況の中、金子さんは血糖値をできるだけ上げずに栄養を取る方法を自らの体を使って開発、実践した。

 IT企業でサーバーの運用などを担当するエンジニアとして働いていた金子さん。「もともと凝り性で、目標達成までのやり方や工程を自分で考え、突き詰めていくのが好きだった」と言う。

 海外展開も視野に

 夫の反対を押し切り、第2子の妊娠を決めてからは血糖値を基準以内に抑えようと自身で考案した低血糖・低GIの「血糖値の上がらない食事」を取り入れ、適度な運動も行うことで、妊娠中は薬を使うことなく体調を維持し、無事に第2子を出産した。

 そのノウハウを生かし、「妊娠糖尿病の自分でも食べに行ける店をつくりたい」と、低糖質・低GIメニューを提供するカフェのオープンを目指して起業の勉強を開始。2016年に開かれた近畿経済産業局主催の女性起業家応援プロジェクト「LED関西」に出場すると、10人のファイナリストに残った。

 それが契機となり、大阪信用金庫が出資主体の「だいしん創業支援ファンド」を利用し、同年12月にロカロジラボを立ち上げた。会社名の「ロカロジ」は、低糖質(ローカーボ)と低GI(ロージーアイ)にちなんだ。翌年1月には大阪市内にカフェ兼アンテナショップ「ロカロジキッチン」をオープンした。

 だが、念願のカフェを開業したものの、「来店するのは低糖質・低GIメニューに関心を持つ業者ばかりで、一般客は少なかった」と金子さん。経営に携わったこともなく、資金調達などに四苦八苦する毎日。「やりたいことができない」と、ロカロジキッチンを閉店し、低糖質・低GIメニューや商品開発に事業をシフトすることにした。

 ロカロジ協会では、「低糖質アドバイザー」の検定制度を設けようと準備を進めている。ロカロジライフを世の中に広く発信し、糖尿病に苦しんだり、血糖値の上昇を気にする人たちの食生活を健康で幸せなものにし、「糖尿病ゼロ」の社会を実現するのが目的だ。

 金子さんは、「最近ではアジアを中心に海外からの問い合わせも増えており、今後は海外での事業展開も視野に入れたい」と意気込んでいる。

 

【プロフィル】金子洋子

 かねこ・ようこ IT企業での勤務を経て、2016年12月に「ロカロジラボ」を設立した。41歳。大阪府出身。

【会社概要】ロカロジラボ

 ▽本社=大阪市中央区南新町1-1-7-602

 ▽設立=2016年12月

 ▽資本金=800万円

 ▽事業内容=低糖質・低GIメニュー、商品の開発など

ロカロジラボ、糖尿病を機に低糖質レシピ開発 「妊娠糖尿病に苦しむ人の力に」 (1/3ページ) – SankeiBiz(サンケイビズ)

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1回2万5000円で透析を受ける

グレート義太夫が糖尿病の怖さを語る

Smart FLASH 2018年7月22日 11時0分

糖尿病で透析の日々「グレート義太夫」こんなにお金がかかる…

2018年7月22日 11時0分

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 発症したら一生つき合っていかなければならない「生活習慣病」。すぐに命に関わるようなことはないものの、進行すれば、いずれは取り返しのつかない事態を招くことも……。もし糖尿病になったら。お金はどれくらいかかるのか。

「父親が糖尿病で、母ちゃんが専用の食事をずっと作っていたんですよ。量も少ないし、味気ないもので、かわいそうだなって思って見ていたんです。その父が、僕が35歳のときに、糖尿からくる腹部大動脈瘤破裂で亡くなって。そしたら自分も翌年に、糖尿病になってしまいました」

 たけし軍団のメンバー・グレート義太夫(59)は、糖尿病とつき合って23年になる。発覚のきっかけは、テレビのバラエティ番組だった。

「デブだけ集まって運動会をする『デブリンピック』という企画でした。当時、僕の体重は公称100キロ。ところが、番組であらためて測ったら、88キロしかなかったんです。

 折しも同じころ、家で洋画を観ていたら、字幕が急に読めなくなったり、やたら喉が渇いてトイレが近くなったり、ということが起きました。そのときには、糖尿病が進行していたんでしょうね」

 そんなある日、義太夫は突然、自宅で倒れてしまう。救急車で病院へ運ばれ、血液検査の後、医師の説明を受けた。

「すぐに入院をしなければいけないレベルの糖尿病でし た。血糖値が630もあり、病院歴代2位の数値だったそうです。『普通なら昏睡状態ですよ』とまで言われました」

 即、入院し、看護師からインスリンを打たれた。

「3日めくらいからは、自分で打つようになりました。看護師さんに『いつまで打つんですか?』と聞いたら『一生ですよ』と。そこで、事の重大さに気づきました。母ちゃんに糖尿病だと告げると、電話の向こうで泣いているわけですよ。これは参ったな……と」

 病院で3週間分の薬をもらい、インスリン注射を打つようになったが、調子がよくなったと勝手に判断し、通院をやめてしまう。3、4カ月たって病院に行き、医師に怒られ、また病院に行かなくなる……。そんなことを繰り返すうち、14年の月日が過ぎた。

「もうそのころは、シャワーを浴びているだけで、疲労感で立っていられないんですよ。コンビニに行くにも、途中で休まないと歩けない。顔にブツブツが出てきたりと、体からSOSは出ていました。それなのにまだヘラヘラしててね。あとでわかったんですが、尿毒症だったんです」

 

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 そして今度は、テレビ番組の収録中に倒れてしまった。翌日、病院へ行くと……。

「腎機能の度合いを示す『クレアチニン』の値が、8を超えたら透析だといわれていたんですが、僕は11.3もありました。時すでに遅しです」

 正式な病名は、糖尿性腎症からくる慢性腎不全。1カ月間入院し、その後は週に3日、1回5時間を要する透析の日々が待っていた。50歳になったときだった。

「最初は左腕にシャント(透析の際に使う、動脈と静脈を直接つなぎ合わせた血管)を作ったんですが、血栓が出来て、詰まって潰れてしまいました。それで、いまは利き腕の右腕にシャントを作り、透析を受けています。

 ベッドにつながれている5時間は、何もできません。週に15時間ですから、ネタを考えたりする時間にあてています。治療費は透析を含めて1回、2万5000円くらいです」

 写真は義太夫の診療明細書。1点10円の診療報酬点数を見れば、1カ月にどれだけかかっているか、一目瞭然だ。1回2万5000円の透析を週に3回という生活は、病気を顧みなかった代償だった。仕事を受ける日も限られ「事務所の不良債権」と笑う。

「糖尿病の本当の怖さは、痛みやつらさがないこと。自己判断で通院をやめる人が、とても多いんです。自分の努力で、合併症になる時間を先に延ばすことができるのに。

 僕もちゃんとお医者さんの言うことを聞いていれば、透析を5年後、10年後に延ばせたかもしれない。僕はダメ患者の見本。もし診断されたら、ちゃんと薬を飲みましょうと、声を大にして言いたいです」

(週刊FLASH 2018年6月26日号)

1回2万5000円で透析を受ける グレート義太夫が糖尿病の怖さを語る – ライブドアニュース

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1日5食だった「森永卓郎」糖質制限2カ月半で20kg減に成功 ライフ・マネー 2018.07.21

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 糖質制限は、病気や体調不全の改善に有効だ。実際、経済アナリストの森永卓郎氏(60)は、糖質制限で健康を取り戻しているという。森永氏は、かつて重度の糖尿病を患っていた。

「食後血糖値が400を超える危険な状態(通常、200を超えると糖尿病と診断される)でしたが、それが150程度にまで下がり、主治医に糖尿病の専門治療は必要ない、と診断されました。

 現在も毎月、検査には通っていますが、先日『3カ月に一度で大丈夫』と言われました」

 糖質制限に出会う前の森永氏は、食事は1日5回。すべて炭水化物中心で、炭酸飲料を大量に飲んでいた。糖質制限を始めて、食生活は180度、逆転した。

「炭水化物やフルーツ、根菜類も禁止でした。その代わり、葉もの野菜や肉、魚、卵などはいくら食べてもかまいません。そこで、すべて自炊に切り替え、量を食べるようにしました。

 昼食は豆腐。冷や奴ばかりだと飽きるので、片栗粉を入れない麻婆豆腐を作ったり、卵と混ぜて量を増やす『豆腐オムレツ』を作ったりしました。最近は沖縄の『ゆし豆腐』がお気に入りです」

 糖質が少なければ、量はいくら食べてもいい。そんな食事とトレーニングで、毎週2キロずつ、順調に体重が落ちていったという。

「2カ月半で、90キロ近くあった体重が70キロを切り、ウエストは23センチも細くなりました」

 さらに、肥満だったときには絶えず悩んでいた、体のだるさ、吐き気といった症状も改善していった。

「妻によれば、いびきもひどかったそうです。睡眠時無呼吸症候群だったんでしょうね。それも糖質制限を始めたことでなくなりました。

 トレーニングも並行していましたが、個人的な効果の実感としては、糖質制限が7、トレーニングが3という感じです。最初の2カ月、短期間で集中的に体質を改善したら、その後はある程度、糖質を摂る生活に戻っても大丈夫かと思います。

 いまは、揚げものは衣ごと食べますが、ご飯、パン、麺などは食べなくても平気になりました。体重は少し戻って73キロから74キロぐらいですが、体調は良好です」

(週刊FLASH 2018年6月12日号)

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働き過ぎの女性は2型糖尿病リスクが高い?

家事や育児も負担に

働き過ぎの女性は2型糖尿病リスクが高い?

 長時間の残業などの過重労働は、さまざまな健康リスクを高めることが知られている。今回、新たな研究で、労働時間が週45時間以上の女性は、週35~40時間の女性に比べて2型糖尿病の発症リスクが上昇する可能性が示された。一方で、男性ではこうした関連はみられなかった。

 この結果について、研究者らは、女性は男性よりも家事や育児など家庭の仕事に費やす時間が長くなりがちなことが影響した可能性を指摘している。詳細は「BMJ Open Diabetes Research and Care」7月2日オンライン版に掲載された。

 2型糖尿病の患者数は、世界的に増加傾向が続いており、2030年までに4億3900万人に達するものと推計されている。糖尿病は心臓病や脳卒中などの重大なリスク因子であり、その原因として主に肥満や運動不足、遺伝要因などが挙げられている。

 今回の研究は、カナダ職業衛生研究所のPeter Smith氏らによるもの。2003年のカナダ地域保健調査に参加したオンタリオ州に在住する35~74歳の労働者7,065人を対象に12年間追跡し、労働時間と2型糖尿病発症の関連について調べた。

 追跡期間中に10人に1人が糖尿病を発症した。年齢や婚姻状況、座りがちな仕事やシフト勤務かどうかなどの複数の因子で調整して解析した結果、男性では労働時間が長くても2型糖尿病リスクの上昇は認められなかった。

 一方で、女性では、2型糖尿病リスクは労働時間が週35~40時間の場合に比べて、週45時間以上の場合には1.63倍であることが分かった。なお、喫煙習慣や余暇の身体活動度、飲酒習慣、BMIで調整して解析すると、こうした関連はわずかに弱まったという。

 論文の最終著者であるSmith氏は、今回はこれらの因果関係が証明された訳ではないと強調しつつ、「2型糖尿病などの慢性疾患の発症には職場環境の影響も大きいことを理解するのは重要だ。特に働く女性は、仕事以外にも家事や育児に追われて、テレビを見ながらくつろいだり、運動する時間が十分に取れない人も多いと思われる」と話す。

 また、同氏は長時間労働によりストレス反応が生じて、ホルモンバランスが崩れたり、インスリン抵抗性が引き起こされる可能性を指摘している。

 専門家の一人で米モンテフィオーレ医療センター臨床糖尿病センター長のJoel Zonszein氏は「家族に対する責任や義務、家事を含めた全体の仕事量のほか、睡眠時間やストレス度など多くの点で男女の差は大きく、このことが今回の結果につながった可能性がある」との見方を示している。

第78回米国糖尿病学会(ADA2018)

 第78回米国糖尿病学会年次総会(ADA2018)が6月22日~26日にフロリダ州オーランドで開催され、糖尿病治療の最新動向ついての多くの研究が発表された。糖尿病患者のメンタルヘルスの問題も大きな話題となった。

うつ病が糖尿病を悪化させる

 糖尿病は米国の3,000万人以上に影響を及ぼしている深刻で複雑な疾患だ。糖尿病患者は食事や運動、薬物療法など、毎日の自己管理に対して責任を負い、糖尿病の悪化も自己責任によるものが多い。このことが患者にって大きなストレスとなり、うつ病や不安症のリスクを高めている。

 研究では、うつ病の症状は血糖値の悪化と糖尿病関連の合併症の増加と関連していることが示されている。糖尿病治療ではメンタルヘルスを重視し、予防プログラムを策定し、スクリーニングとケアを充実させることが、糖尿病予備群や糖尿病患者のQOLを向上するために重要だ。米国糖尿病学会でメンタルヘルスについての研究発表が行われた。

 糖尿病とメンタルヘルスの間には双方向の関係がある。医療従事者は、糖尿病患者のメンタルヘルスに対してスクリーニングをして、不調の兆候を発見し、適切なケアを行えるよう訓練されるべきだと、糖尿病患者の適切な心理・社会的ケアについてのレコメンデーションは推奨している。

「糖尿病の苦しみ」(Diabetes Distress)

 「糖尿病治療では、メンタルヘルスを含む包括的なケアが必要です」と、米国のエモリー大学ロリンズ公衆衛生大学院のメアリー ベス ウェーバー氏は強調する。

 「糖尿病は患者さん自身による自己管理が必要な疾患であり、患者さんが健康を促進する行動をとれるようにするため、エンパワーして能力を高める必要があります。そのために医療者による患者教育が欠かせません。患者さんが意思決定できるように、自己効力感を高めることが必要です」と、ウェーバー氏は言う。

 「自己管理は常にうまくいくわけではなく、糖尿病患者さんはストレスを抱えやすくなります。糖尿病になった日は、まさに天からフルタイムの仕事を与えられたようなもの。この仕事は特別で、残りの人生に大きな影響を与え、しかも休暇も給与もありません」。

 そのため患者の多くがメンタル面で問題を抱えている。メンタルヘルスの不調は、糖尿病の危険因子だ。医療者は必要に応じてカウンセリングや投薬をする必要がある。糖尿病とメンタルヘルスを組み合わせた効果的な治療が、糖尿病か患者の健康全体を改善するために不可欠だとしている。

神経内分泌学の発展に期待

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 「糖尿病のあるひとは、糖尿病のない人に比べ、うつ病に2倍なりやすい」と、ジョン・ホプキンス大学医学部のシュリータ ヒル ゴールデン氏(内分泌代謝学)は、糖尿病とうつ病の関連について指摘している。

 ゴールデン氏によると、2型糖尿病は罹病期間が長くなるにつれ、うつ病を発症するリスクが上昇していく。また、うつ病を発症すると2型糖尿病を発症しやすい。さらには、うつ病を発症すると糖尿病がさらに悪化するという悪循環に陥りやすい。

 「臨床医は、糖尿病患者のうつ病をクリーニングすると同時に、うつ病患者の糖尿病をクリーニングするべきです。ふたつの疾患を適切に治療することで、ストレスホルモンの影響に対処できるようになり、進行中の疾患を改善できるようになる可能性があります」と、ゴールデン氏は言う。

うつ病のサインを見逃さない

 国立心肺血液研究所(NHLBI)とアメリカ国立衛生研究所(NIH)の支援を受けて実施されているMESA研究に、米国の6つの地域の6,000人以上の男女が参加した。

 研究では、糖尿病の重症度や、肥満などのうつ病の危険因子について考慮した上で、2型糖尿病患者はそうでない患者に比べ、3年間にうつ病を発症するリスクが50%高いことが明らかになった。また、うつ病の患者は3年間で2型糖尿病を発症するリスクが21%高く、肥満、不健康な行動、炎症が進行しやすいことも分かった。

 うつ病を進展させるストレスホルモンは、コルチゾールとアドレナリンだ。うつ病を発症しやすい2型糖尿病の患者は、これらのホルモンの分泌に異常が起きていると考えられるという。ストレスホルモンの分泌の異常なパターンがあらかじめ分かっていれば、効果的な治療により予防が可能になる。

 「うつ病は決してまれな病気ではありません。また、医学的に介入が可能な疾患です」と、ゴールデン氏は言う。医療者はこのことをよく理解し、2型糖尿病患者のうつ病のサインを見逃さず、適切に対応できる体制づくりを進める必要があるという。

 これらの共通するリスク要因を特定して介入でできれば、医療者はふたつの疾患を同時に治療できるようになる。2型糖尿病とうつ病の生物学的な関連性を解明し、効果的な行動的アプローチを開発する必要がある。また、これらのメカニズムを標的とした新薬も求められている。

糖尿病のある人のための心理的ケア

 「糖尿病への不安とやるべきことの多さに圧倒されて、多くの患者が糖尿病に直面して無力さを感じています。十分な努力しているはずなのに、血糖コントロールはなかなか改善しない。自分の力が及ばないに思えてくると、QOLにも悪影響が出ます」と、ゴールデン氏は言う。

 最近の報告で、多くの患者は周囲のサポート得られれば、糖尿病とうまくつきあっていけることが示されている。配偶者などの家族や親が糖尿病のコントロールを手伝ってくれれば、患者の気持ちは少しは楽になる。

 米国疾病予防管理センター(CDC)が主導する「糖尿病予防プログラム」(DPP)では、糖尿病予備群が食事や運動などのライフスタイルを改善することで、2型糖尿病への進展を58%抑えられることが明らかになった。60歳以上では2型糖尿病への進行を71%抑えられた。多職種が協力し合って患者に対応することで、糖尿病は改善できることが分かってきた。

 「地域密着型のプログラムも効果があり、費用対効果も高いことが明らかになっています。こうした取り組みをメンタルヘルスの分野までアップデートすることも必要です」と、CDCの糖尿病伝達部のディレクターであるアン オルブライト氏は言う。

メンタルヘルス指導者を育成する専門教育コース

 米国糖尿病学会(ADA)は、糖尿病患者の心理的・社会的ケアを向上するために、2016年に共通ステートメント「糖尿病のある人のための心理的ケア」を発表した。それ以降、米国心理学会(APA)と連携し、メンタルヘルス指導者を育成する専門教育コースを提供し、糖尿病とともに生きる人のもつ複雑な背景を考慮しながら支援する体制づくりに務めている。

 「こうした共同作業が進むにつれ、糖尿病の心理社会的側面はより適切かつ適切に対処できるようになるでしょう」と、ウェーバー氏は指摘する。

 医師と相談して治療法を見直したり、糖尿病療養指導士に相談して治療の基本を再確認することも解決策のひとつになる。食欲の低下や睡眠パターンの変化、趣味などの自分が好きだったことへの興味を失う、気分の落ち込みが長く続いたら、医療者に相談するようアドバイスしている。 Expanded Access to Prevention Programs and Acknowledging Increased Risk of Depression Among People with Diabetes Can Reduce Complications and Prevalence, and Improve Outcomes and Quality of Life(米国糖尿病学会 2018年6月25日)

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糖尿病を予防する7つの方法と、

血糖値を自然に下げる7つの食品とは?

MYLOHAS編集部

アメリカ人の3分の1以上は心臓病、脳卒中、2型糖尿病のリスクが高いという深刻な健康状態にあります。そしてその90%はそれを意識していないのです。

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糖尿病予備群と呼ばれていますが、どういう状態かというと、血糖値が正常より高いものの、2型糖尿病になるほど高くないというもの。糖尿病予備群の人は、一般的にインスリン抵抗性(血糖値が下がりにくくなります)があるか、もしくは血糖を健康なレベルに保つのに十分なインスリンを膵臓が作れていません。

糖尿病予備群の人は、5~10年で最大50%の糖尿病発症の可能性がありますが、血糖値を下げる物を食べるなど、ライフスタイルを変えることでリスクを減らすことができます

「糖尿病予備群になるのは、前々からインスリン抵抗性があったという警告サインです。でも、多くの人は糖尿病を予防または発症を遅らせることができます」と、ドマー健康センターの栄養部門担当者、管理栄養士のヒラリー・ライトさん。

より活動的になり、体重を減らし、ストレスを減らし、喫煙をやめ、適切な睡眠を取るのに加え、より健康的に食べれば、糖尿病予備群の予防または治療を助けます。

ここでご紹介する方法から始めてみて、より個人に合わせたアドバイスを受けられるよう、医師または糖尿病を専門とする栄養士に相談してはいかがでしょう。

糖尿病を予防する(もしくは遅らせる)方法

3~6時間おきに食べる

「起床1~2時間以内に朝食をとり、その後3~6時間ごとに軽食か食事を食べます」と、グレイターボルチモアセンターのゲックル糖尿病・栄養センターのレベッカ・デニソンさん(統合医療医師、糖尿病関連講師、管理栄養士)。

これで1日3~6回の食事と軽食をとることになります。1食を消化するのに4~6時間が必要です。「実際に必要になる前にほんのちょっと食べることで身体が血糖値を安定させようと模索しなくて済むのです」(デニソンさん)。

食事のバランスをとる

ひと皿の半分を非でんぷん質の野菜で埋めます。もう半分は玄米、キノア、豆類、豆果、などの自然食の炭水化物もしくはアマランス、キビ、ファーロなど古代穀類と、たんぱく質など。このような複合糖質は白米、パン、パスタなどの精製された炭水化物より食物繊維と栄養が多く、食物繊維は血糖値のコントロールを助けてくれるのです。

しっかりした食事は早い時間にとる

“王様のような朝食、王子のような昼食、乞食のような夕食を食べる”とことわざも。約100~150キロカロリーのちょっとした就寝直前の軽食はOKですが、夕食は少なくとも就寝の4時間前に。「1日のおわりにたっぷり食べてしまうと、肥満と糖尿病のリスクはエスカレートしてしまうはめに」と『糖尿病予備群の食事プラン』の著者でもあるライトさん。

「エビデンスによると、早い時間に食べるのに比べ、血糖値を調整するためたくさんのインスリンを分泌しなければならないのです」

炭水化物の摂取を分散する

夜は少なめに食べるのと、パスタ、ライス、糖分、他の炭水化物を制限するのがベスト。「1日を通して自然食の炭水化物をとれば、すい臓に絶えずインスリンを分泌させる圧力が少なくなります」(ライトさん)。血糖値が山脈や谷のように乱高下するのではなく、1日を通して丘のように動くようにしたいのです。

分割を心がける

あなたが太りすぎなら、体重を落とせば2型糖尿病のリスクを減らせるでしょう。少な目に食べてみれば、カロリーを減らせ、かつ満足感も得られます。ライトさんは空腹感を1(空腹でない)から10(飢えている)の物差しで計ることをおすすめします。「空腹感が5か6の時に何を食べるか意識すべき。そうすると絶望的に飢えることはありません」

水を飲む

水分補給に水を選べば、満腹感のない不必要な飲み物のカロリーを減らせるでしょう。

食事を変えるというよりも、ライフスタイルを変えること

体重を落としたいなら、守ることができる食事のプランにすること。「体重を減し続けられるなら、結果はどうあれ、それがあなたのベストプラン。計画が厳しすぎれば、挫折したとたんに以前に逆戻り。体重は増え、2型糖尿病のリスクは高まります」(ライトさん)。

血糖値を下げるのにベストの食品

これらの食品が血糖値の調整に役立つはず。

非でんぷん質野菜

非でんぷん質の野菜を食事の主役にして、一食の半分はとりましょう。「糖尿病のリスクを抱える人は、野菜の摂取のレベルを引き上げることが大事。一皿の半分を野菜で埋めれば、炭水化物をさほど取らずに満腹になれるはず」(ライトさん)。野菜の食物繊維と水分は満足感をキープしてくれるのです。

葉物野菜

非でんぷん質野菜はどれもよいのですが、葉物野菜はよりパワフル。6つの研究をまとめて分析した論文によると、葉物野菜1.35人前(生で1と1/3カップ、もしくは調理済2/3カップ)を毎日とる人は0.2人前の人に比べ、2型糖尿病のリスクが14%少ないとロンドンの研究グループが明らかにしているのです。

フルーツまるごと

「フルーツまるごと(皮を含む果物全体)は糖尿病予備群の人にとってうってつけ。ただしジュースやスムージーの形でとらないように」とライトさん。

「スムージーは凝縮された栄養の供給源になるのですが、食物繊維が少ないため満腹感を得られずに、カロリーをとることになるのです」(デニソンさん)。だから飲むのではなく、1日の中で間隔を空けて食べます。

全粒の穀物

全粒の穀物を取れば、食後の血糖値の上がり方がより緩やかになり、2型糖尿病のリスクが低下することがわかっています。全粒穀物の食物繊維は、炭水化物の消化を遅らせ、インスリンの必要量を減らします。全粒穀物は抗酸化物質と抗炎症性の栄養も含み、それは糖尿病の予防に役立つでしょう。

豆類

栄養学の専門誌クリニカル・ニュートリション誌で発表された研究では、4年以上にわたって2型糖尿病にかかっていない成人3000人以上を対象として食事の中身を追跡しました。すると、豆類、特にレンズ豆の消費量が最も多い人々が糖尿病のリスクが最も低いことがわかったのです。

卵、パン、米、またはベイクドポテトの半分を毎日豆類に置き換えることも、糖尿病の発生リスクの低下に関係していました。レンズ豆を含む豆類全般は、食物繊維が多く、たんぱく質のよい供給源になるのです。

ヘルシーな油

炭水化物もそうなのですが、脂質も「質」と「量」という2つの側面が大切になります。不飽和脂肪は、インスリン抵抗性の改善に関連するものとなります。ナッツ類、種子類、オリーブ油、キャノーラ油、アボカドなどを選びます。ただし、脂質はカロリーが凝縮しているので、分量にご注意。ほどほどの量なら、満腹感を高めるのにも役立ちます。

たんぱく質

たんぱく質には満腹感を長続きさせる効果があります。さらに、消化がゆっくりになるため、食事後に血糖値がゆるやかに上昇、またはゆるやかに低下します。魚、豆やマメ科植物、鳥の肉、牛肉の赤身のような植物性たんぱく質を選びます。

 

Brittany Risher/7 Foods That Lower Blood Sugar Naturally

訳/STELLA MEDIX Ltd.

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糖尿病の女性、クモにかまれて脚を切断 米

2018.07.19 Thu posted at 19:04 JST

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(CNN) 米アーカンソー州在住の糖尿病の女性が、クモにかまれた結果として手術で脚を切断する羽目になったと話していることが19日までに分かった。CNN提携局のWREGが伝えた。

この女性は同州ウエストメンフィスに住む3児の母、キアラ・ボールトンさん。WREGの報道によると、いとこの見送りに出た際、その父親から「なんで足を引きずっているんだ。何があったんだ」と問われた。

ボールトンさんは足を見せて「クモにかまれたと思う」と説明。種類についての質問には「ドクイトグモ」と答えたという。

ボールトンさんは10歳のときから糖尿病を患っている。今回テネシー州メンフィスの聖フランシス病院に行ったところ、主治医に診てもらうよう指示された。主治医からは薬を処方された。

しかし、かまれてから3日後になり、つま先が黒ずんできた。もう一度病院を訪れたところ、切断手術が必要だと告げられたという。

聖フランシス病院は声明で、「地域の健康と福祉に全力を注いでいる」と説明。プライバシー関連法の影響で個々の患者の症例には言及できないとしながらも、「回復への道のりでは患者が退院時の指示に従い、処方薬を服用して、あらゆる経過診察を受けることが極めて重要だ」と述べた。

アーカンソー大学の専門家によると、ドクイトグモは米中部から中西部にかけての地域で見つかることが多い。かまれると死に至る例もまれにあるが、通常は他の種ほどの攻撃性は見せない。ただ、人間の皮膚に付着して身動きが取れなくなると、かむケースがあるという。

その毒は組織の壊死(えし)をもたらすなど、毒性が非常に強いという。

別の専門家は、糖尿病患者の場合、治癒の際の免疫系の働きがまったく異なり、切断手術の可能性が高くなると指摘している。

CNN.co.jp : 糖尿病の女性、クモにかまれて脚を切断 米

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卵ってヘルシーなの? 心配しないで!

たっぷり食べる方がよさそう

MYLOHAS編集部

 

完璧な朝食といえば、は欠かせませんよね。目玉焼き、ポーチドエッグ、ゆで卵、スクランブルエッグ。どんな形にせよ、必ず朝食のおいしい(満足感はもちろんのこと)主役。でも、飽和脂肪酸とコレステロールを含むために、心臓によくないという評判がたって、このところ敬遠されがちでした。

朝のスクランブルエッグは、健康によい

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しかしこのたび、オーストラリアで行われた新しい研究の結果、「卵は本当のところヘルシーなのか? 」という、意外にも科学的な判断が難しかった疑問に、新たな答えが。

栄養学の専門誌『アメリカン・ジャーナル・オブ・クリニカル・ニュートリション』誌で報告されたこの研究では、前糖尿病または2型糖尿病の128人に対して、卵が多い(週に12個)食事か、卵が少ない(週に2個未満)食事を3カ月間にわたって取ってもらいました。そして最大で1年間追跡してふたつの食事グループを比較したところ、心臓と血管の病気になりやすいかどうかの目安となるコレステロール値や血糖値、血圧などに違いは見られなかったのです(食べた卵の数に関係なく)。確かにこの研究は「オーストラリア卵協会」(政府が研究開発費を出資する互助会社)から資金提供を受けたもの。でも、大部分の栄養士や医師も、卵は適度に食べてよいと言っています。

大きめの卵1個は78キロカロリーで、脂肪5グラム、たんぱく質6グラム

こんな風に考えてみて。ニューヨークを中心にメディアでも活躍する認定栄養士のエイミー・ゴーリンさん(「Amy Gorin Nutrition」というサイトも運営)によると、「飽和脂肪酸を取る量は、1日の総摂取カロリーの10%までにすることが推奨されています。大きめの卵1個に含まれる飽和脂肪酸はおよそ1.6グラム。1日1500キロカロリーの食事であれば、たった1%に過ぎません」(脂肪酸1グラムはおよそ8~9キロカロリー)。

そのうえ、アメリカ保健福祉省(HHS)とアメリカ農務省(USDA)が5年ごとに発表している「米国人のための食生活指針」最新版では、食事で取るコレステロール(卵に含まれているような)を制限する勧告が取り消されました。そのような制限を裏付けるに足る十分な研究結果がないという理由で。

ですから、大勢から見れば、普通の人なら卵1個は実際にそれほど大きなダメージにはなりません。ただ、ゴーリンさんによると、「食事全体で卵の脂肪酸がどれくらいの比重を占めているかが大切です」。例えば牛肉や豚肉、乳製品や揚げ物など、飽和脂肪酸の多い食べ物をたくさん取っているなら、卵を取る量に気をつける方がよいでしょう(心臓病か高血圧の人、またはその両方のリスクが高い人は特に)。

「そうでなければ、卵は絶対にヘルシーでバランスのよい食事の一部になります」と、ゴーリンさん。事実、朝のスクランブルエッグは、思っていたよりもっと健康によさそう。次に、卵を食べる方がよい理由を5つご紹介します。

1. 卵は脳の健康によい

コリンという栄養素についてはあまり聞いたことがないかもしれませんが、身体の機能を正しく保つために必要な必須栄養素。アメリカ国立衛生研究所(NIH)によると、コリンは脳の発達と機能、記憶力、代謝、気分に重要な役割を果たします。でも、体内では十分に作れないので取らなければなりません。そのコリンを取るために、食事に取り入れやすい食品のひとつが卵。

ほとんどの成人女性は1日に少なくとも425mgのコリンが必要。妊娠中や授乳中の人は最大550mgまで取る方がよいかも。男性も、550mgが1日の目標値。大きめの固ゆで卵1個だけで147mgのコリンが取れます(大部分は黄身に含まれています)。

2. 卵は目にもよい

「ルテイン」と「ゼアキサンチン」は、目の網膜にあるふたつの重要な抗酸化成分。目の中の健康な細胞を守り、維持するために、強い光をブロックしています。アメリカ検眼協会(AOA)によると、ルテインとゼアキサンチンは加齢黄斑変性(網膜にある「黄斑」部の障害)や白内障など、目の病気のリスクを下げるという研究結果があるそう。

でも、ルテインもゼアキサンチンも体内で作られませんから、食事で十分に取ることが大切。そこで卵が強力に役立ちます。このふたつの栄養素を取るには、黄緑色の葉物野菜がいちばんなのですが、研究によると、身体が吸収しやすいのは卵に含まれるルテインとゼアキサンチンの方だそう(卵には脂肪分が含まれているためではないかと考えられています)。両方のいいとこ取りがしたければ、スクランブルエッグにケールかホウレンソウをいれて。

3. 卵は実に栄養たっぷり

卵に含まれている栄養はコリン、ルテイン、ゼアキサンチンだけではありません。たんぱく質、必須アミノ酸、心臓にやさしい脂肪分、ビタミンD(食べ物から取るのは大変)、ビタミンB群、ビタミンA、カリウム、カロテノイド(抗酸化成分として働く天然の色素)も十分なレベル。「黄身のおかげです、卵の栄養はほとんどが黄身に含まれています」とゴーリンさん。

専門家からのヒント:サラダには固ゆで卵を。パーデュー大学が少人数の参加者で行った研究によると、サラダ(トマト、ニンジンの細切り、ベビースピナッチ入り)と一緒に卵3個を食べた人は、野菜のカロテノイド(病気と戦うベータカロテンやリコピンのような)を吸収した量が、サラダに卵を加えなかった人の3~8倍だったそう。

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4. 卵は減量にも役立つかも

最初に引用したオーストラリアの研究によると、卵をたくさん取ったグループと少なかったグループの両方とも、同じくらい体重が減りました。でも、この研究では摂取カロリーも制限したので、卵を取っても取らなくても、当然ながら減量につながったのでしょう。

とはいえ、砂糖がけシリアルやベーグル、ドーナッツなどあまり身体によくない食べ物を朝食に取っているなら、卵に替える方がよいかも。「卵にはたんぱく質が含まれていますから、お腹がいっぱいになります。お腹がいっぱいになると、それほどおやつが欲しくなくなって、余計なカロリーを取らずに済みます」(ゴーリンさん)。それに、大きめの卵1個でたった78キロカロリー。

5. 卵は筋肉を作る助けにも

筋力トレーニングなどをすると筋肉組織にごく小さな裂傷ができたりしますが、そんな傷を修復して、筋肉を速く大きくするにはたんぱく質が必要。そのため、卵はワークアウト後のスナックにも適しています。1個だけでたんぱく質がおよそ6グラム。必ず全卵を食べるようにします。ゴーリンさんによると、黄身にはたんぱく質の40%以上が含まれていますから。

さらに、やはり『アメリカン・ジャーナル・オブ・クリニカル・ニュートリション』誌で報告された小規模な研究によると、筋トレ直後に全卵3個(たんぱく質18グラム)を食べた男性は、同じ量のたんぱく質を含む卵白だけを食べた男性よりも、筋肉が作られる反応が大きかったそう。

どうして全卵の方がよいのか? この研究では、オメガ3系脂肪酸やビタミン・ミネラル類などの黄身に含まれる栄養素が、筋肉を作るプロセスを助けるのではないかと考えられています。

ですから、黄身も白身も、どんどん食べる方がよいかもしれません!

Alisa Hrustic/ Are Eggs Healthy? Why You Should Stop Worrying About Eggs and Just Eat More of Them

訳/STELLA MEDIX Ltd.

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コンビニにはない!

 

 熱中症予防に経口補水液を買う光景は、すっかりおなじみになりました。ところが意外にも、多くのコンビニやスーパーでは買えません。実は手作りもできるという経口補水液。そもそも、なんで生まれたのか? なんでコンビニで買えないのか? 調べてみました。(薬剤師ライター・高垣育)

 経口補水液は、脱水症のときに不足する水と電解質を口から補給する「経口補水療法」という治療に用いられる飲み物です。

 日本では消費者庁が許可した食品にだけ表示が認められる「特別用途食品」のうち「病者用食品」として販売されています。

 でも、暑い日に脱水症を予防しようと経口補水液を求めてコンビニエンスストアに行ってみたら、置いてなかったということはありませんか?

 自宅に何本かストックしておこうとスーパーマーケットで探したけど見つからなかったという経験は?

 コンビニエンスストアやスーパーマーケットに経口補水液が見当たらない理由、それは、この「病者用食品」という点にありました。

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販売できるけど……

 経口補水液「オーエスワン」を作っている大塚製薬工場に聞きました。

 オーエスワンは「病者用食品」です。病者用というと、治療に用いるのかと勘違いしそうですが、医薬品ではなく、あくまでも「食品」。だから、本当は薬局やドラッグストアに限らず、コンビニエンスストアやスーパーマーケットなどでも販売することが可能です。

 しかし、食品とはいえ、オーエスワンは、年齢や持病に合わせて飲み方に注意が必要な食品でもあります。

 同社は「そのため、消費者の方が、医師、薬剤師、看護師、管理栄養士などの専門家のアドバイスを必要なときにいつでも受けられる場所に売り場が限定されているのです」と説明します。

 現在、オーエスワンを手に入れることができるのは、病院内の売店・コンビニエンスストアや自動販売機、調剤薬局、ドラッグストアなど、登録販売者ら専門家がいるところに限られます。

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「オーエスワン」と「ポカリスエット」

きっかけはコレラ研究

 経口補水液が日本で活用されるようになってきたのは2000年代ですが、その誕生は19世紀から始まったコレラ研究だったと言われています。

 脱水症の治療法として確立されたのは1970年ごろのこと。

 開発途上国の子どもたちの感染症に伴う下痢や嘔吐(おうと)による脱水症状に用いられ、点滴に匹敵する治療効果が示されて以来、世界中で注目を集めるようになりました。

 熱中症の発症には三つの要因が絡み合っています。

 気温や湿度が高いなどの「環境」、暑い屋外でスポーツをするなどの「行動」、年齢、持病や、体が脱水を起こしているなど、その人の「体」の状態という3要因です。

 予防には、日陰を利用したり、風通しの良い服装を心がけて暑さを避ける、暑いのをガマンしたり無理をしないといったことのほか、こまめに水分補給をすることが挙げられます。

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スポーツドリンクではダメ?

 でも、熱中症の水分補給には、なぜ水やスポーツドリンクではなく、経口補水液なのでしょうか。

 タカノ薬局湘南秋谷の薬剤師・長谷川聰さんによると、その秘密は、経口補水液がもつ「水分、塩分、糖分」のバランスにあるようです。

 熱中症になると、水分といっしょにNa(ナトリウム)などの電解質が失われて、これらの体内のバランスが崩れることが知られています。そのため、水だけではなく、塩分も一緒に補給することが大切です。

 では、残りの糖分は何なのでしょうか。

 甘く味付けをしておいしくするため? 飲みやすくするため?

 そうではありません。実は、水分の吸収を担っている小腸で、もっとも効率的に水分が吸収されるには、塩分に加えて糖分も一緒に取ったほうが良いことが研究によって分かったからなのです。

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水分、塩分、糖分の黄金比

 もちろん、適当な配合で水分、塩分、糖分を混ぜ合わせたのではダメです。

 黄金比は、水1Lに対し、Na:ブドウ糖=1:1~2の濃度比(モル/L)です。これは、現在、日本で広く普及している市販の経口補水液とも一致するバランス比です。

 ふつうの水だと、塩分や糖分は含まれず、スポーツドリンクは糖分が多くて塩分は少なく、両者とも黄金バランスから外れています。

 小腸からグングンと水分を吸収してくれる絶妙なバランスをもつ飲み物、それが経口補水液で、熱中症予防の水分補給に適している理由なのです。

家でも作れる?

 長谷川さんは、暑い時期の熱中症予防や、下痢・嘔吐などの脱水症状予防のため、患者さんに手作りの経口補水液の作り方を伝えています。

 「経口補水液のつくりかた」というシールをお薬手帳に貼ってもらい、市販の経口補水液がすぐに手に入らないときに活用するよう呼びかけています。

 「塩3グラムとか、砂糖40グラムと書いているので、ご覧になった患者さんのなかには〝いちいち量るのが大変そう〟という方がいます。でも、きっちり厳密に量らなくても良いんです。経口補水液の自作は、あくまでも家庭でできる熱中症予防の応急処置。お水やお茶を飲むより、上手に水分を補給するために活用するのだ、という風に考えてください」

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経口補水液の割り箸レシピ公開

 長谷川さんは、計量カップやスプーンがなくても経口補水液を作れる簡単な方法を教えてくれました。

     

【コップ1杯およそ200mLの経口補水液の作り方】

食塩は0.6グラム、砂糖は8グラム。食塩を量るために用意するのは割り箸です。2つに割ってください。そして、割った片方の割り箸の太い方を塩にくぐらせましょう。

割り箸の側面に乗った食塩の重さはどのくらいかというと、0.2~0.3グラムくらい。だから、コップ1杯分の経口補水液を作るには、割り箸で食塩を2回すくい取ってください。それで約0.6グラムになります。

砂糖は、角砂糖が1個約3~4グラム、スティックシュガーが1本3~6グラムくらいなので、これを目安にします。

水に食塩と砂糖を加えたら、あとは、底に沈んでいる食塩と砂糖が見えなくなるまで、しっかり溶かしましょう。

作った経口補水液は、雑菌が混ざって傷むおそれがあるので、その日のうちに飲み切ります。

飲みすぎ注意!

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 このように、脱水症状予防対策に経口補水液は非常に役立つことが分かりましたが、活用するうえで、気をつけてほしいことがあります。

 それは、経口補水液には塩分と糖分が含まれているので、高血圧、糖尿病などの治療中で食事療法をしている人は飲みすぎに注意が必要だということです。

 年齢によっても、1日当たりに適した飲み水量の目安があるので、一度確認してみてください。

脱水症のチェック方法

 暑いのにのどの渇きを感じず、水分補給をしなかったために、気づかないうちに体の中から水分が失われていることがあります。

 このように、自覚症状がない脱水症状の前段階ともいえる状態を3秒で見極める方法が二つあります。

 まず一つ目。手の親指の爪をぎゅっと押してみてください。ピンク色から白に変わりますよね。では、押していた手を放してみてください。徐々に白色からピンク色に戻ってくると思います。

 その戻るまでの時間を計っておいてください。何秒かかりましたか?

 3秒以上かかった人は、いますぐ水分補給をしましょう。脱水状態に陥っているおそれがあります。

 もう一つの脱水症チェックは、手の甲の皮膚をつまみ上げるというもの。

 皮膚をつまみあげたら、指を離してください。普通ならすぐに戻ります。

 でも、皮膚がなかなか元の状態に戻らないときには要注意。この場合も脱水状態のおそれがあります。すぐに水分補給しましょう。

 ご紹介した二つの方法は、セルフチェックはもちろん、自分でのどの渇きを伝えられない方の水分不足をいち早く見つけるためにも活用できます。

「経口補水液」コンビニに置いていない理由 実は家で簡単に作れる? – withnews(ウィズニュース)

看護師の書いた糖尿闘病記
夫の糖尿病と闘い、克服していった生々しい記録。勇気が出ます
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治療を負担に感じる人ほど死亡率が高い!? 

糖尿病にストレスは大敵

2018年7月16日

 糖尿病の患者が増えています。糖尿病には様々な薬が使われていますが、治療にはどんな注意が必要なのでしょうか。

 

脳梗塞、心筋梗塞、失明…怖い合併症

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 厚生労働省が2016年に実施した国民健康・栄養調査によると、糖尿病が強く疑われる人は、初めて1000万人の大台に達したと推計されました。前回12年の調査より約50万人増え、1997年の初回調査に比べると1・5倍近くに上っています。

 糖尿病は、血液中のブドウ糖の濃度が高い状態を指しますが、怖いのは様々な合併症につながることです。合併症には、血管が傷ついて起きる脳梗塞

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や心筋梗塞、失明の恐れがある網膜症、腎臓の働きが低下して人工透析になりかねない腎症があります。

 治療は、血糖値をコントロールすることが柱になります。血糖値の上昇は、食べ過ぎや運動不足から起きることが多いので、食事療法と運動療法が基本です。それでも下がらない場合に薬物療法が行われます。

 血糖値をどこまで下げるべきかの指標としては、過去1~2か月の血糖の状態を示すHbA1c(ヘモグロビン・エー・ワン・シー)が使われます。日本糖尿病学会の治療指針では、合併症を予防するための目標としてHbA1c7%未満、さらに血糖正常化を目指す場合に6%未満――を掲げています。

血糖値を強力に下げると意識障害などのリスクも

 もっとも、血糖値は下げれば下げるほど良いわけではありません。海外の臨床試験で、HbA1c6%未満を目指して強力に下げる治療と、7~8%未満に穏やかに下げる治療を比較したところ、強力に下げた方が死亡率が高まる、という結果になったからです。血糖値が下がりすぎ、意識障害などに陥る低血糖が増えるからだとみられています。

 治療効果の分析に詳しい名郷直樹医師(東京都国分寺市の武蔵国分寺公園クリニック院長)は「糖尿病学会のHbA1c6%未満という治療目標は、6%未満を目指すと死亡率が高まるという臨床試験結果と矛盾している」と指摘します。実際、米国内科学会は、HbA1cは7%台を目指すよう勧告しています。

 日本人の糖尿病患者を対象に、血糖値、血圧、脂質の値をいずれも強力に低下させる治療の効果を調べる臨床試験の結果が昨年発表されましたが、やはり心筋梗塞や死亡のリスクが下がる効果ははっきりしませんでした。

 

3種類の薬を服用 数値下がらず体重は10キロ以上増

 しかし、実際の治療では、血糖値を強力に下げようと、何種類もの薬が使われることがよくあります。60歳代のA子さんもその1人でした。

 彼女は10年ほど前、HbA1cが7・5%(診断基準は6・5%以上)で、糖尿病と診断されました。医師から6%未満を目指すよう言われ、服薬を始めましたが、数値はあまり下がりません。飲む薬が3種類に増える一方、体重は10キロ以上増えました。このままの治療で良いのか心配になり、6年前に名郷医師を受診しました。

薬を変更 緩やかな糖質制限と運動で改善へ

 名郷医師は、A子さんの体重増加は薬の副作用が原因とみて、それまで服用していた3種類のうち、体重増加の副作用がある薬(スルホニル尿素薬)をやめ、ビグアナイド薬のメトホルミンを新たに処方しました。インスリンを効きやすくする作用がある薬です。

 さらに体重を減らすため、ご飯は茶わんに半分、甘いものは控えるよう指導しました。緩やかな糖質制限です。

 体重が減り始めると、残る2剤も打ち切り、薬はメトホルミンだけにしました。HbA1cは一時9%台に上昇しましたが、半年後には5キロ減量でき、HbA1cも徐々に低下。糖質制限を緩める一方、毎日30分から1時間歩く運動療法を続けると、数値は7%台前半になり、安定した状態を保っています。

 糖尿病には様々な治療薬がありますが、心筋梗塞や脳梗塞などの合併症を防ぐ効果が明らかな薬は、実はあまり多くありません。

 その中で、メトホルミンは予防効果がはっきりしているため、欧米では最も優先して使うべき薬として推奨されています。名郷医師は、無理のない食事・運動療法による体重コントロール、それにメトホルミン1剤だけを使う治療が基本だと言います。

 名郷医師は「患者は厳しい血糖値の目標を言い渡されて心理的にも参っている。『厳しい目標でも緩やかな目標でも、結果はそれほど変わりません。緩やかにやりましょう』と言うと、多くの人が安心する。その方が、治療が長続きして、結果も良い」と話します。

治療を負担に感じる人ほど死亡率が高い!? 糖尿病にストレスは大敵 : yomiDr. / ヨミドクター(読売新聞)

看護師の書いた糖尿闘病記
夫の糖尿病と闘い、克服していった生々しい記録。勇気が出ます
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