糖尿病予防に自宅近くで運動を 徳島県で運動施設マップ作成

糖尿病予防に自宅近くで運動を 徳島県で運動施設マップ作成

2012年6月30日
糖尿病予防にはやっぱり運動
徳島県の美馬保健所では糖尿病予防に役立ててもらおうと、中高年の住民向けに管内の徳島県美馬市、つるぎ町の運動施設の所在地などを紹介したマップを作成しました。
徳島県は糖尿病死亡率が4年連続して全国でもっとも高く、同保健所管内では約6500人が糖尿病かその予備軍と見られています。
同保健所では住民に近くの運動施設の場所を知ってもらい、運動不足を解消して糖尿病患者の減少に役立ててもらいたいと考えています。

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看護師の書いた糖尿闘病記
夫の糖尿病と闘い、克服していった生々しい記録。勇気が出ます
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糖尿病患者向けのレストランガイドを出版

糖尿病患者向けのレストランガイドを出版

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 食事制限が求められる糖尿病患者。こうした患者も心ゆくまで食事を堪能できる店を紹介した「奇跡の美食レストラン」(幻冬舎)を出版した。
 勤務先の病院で、男性患者が自分の喜寿の祝いにフルコースを食べられず悲しい思いをした、と訴えた。「食事制限は医学的に正解だが、幸福感は味わえない」。糖尿病専門医として、患者でも人生を楽しめる食事はないか、頭を悩ませてきた。
 2008年、米医学誌にカロリーよりも糖質を制限した方が体重や血糖値を減らせるとする論文が掲載された。糖質が多い米や小麦、砂糖を減らせば、美食も許されるのでは。米国糖尿病学会も同年、糖質制限食の効果を認め、自信を深めた。
 糖質の少ない食材を資料にまとめ、ミシュランガイドの掲載店などに何度も出向き、糖質制限食の提供を依頼した。
 協力店には、パンに小麦ふすまを使うなどし、糖質を1食当たり20~40グラムに抑えてもらった。糖質の量は、コンビニおにぎり1個分以下だ。
 「糖質制限食を支持しない医師もまだ多いが、これを機に理解を広めていきたい」
 (医療情報部 利根川昌紀)
(2012年6月30日 読売新聞)

看護師の書いた糖尿闘病記
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巴さん(徳島市)が最優秀 糖尿病食写真料理コンテスト   

巴さん(徳島市)が最優秀 糖尿病食写真料理コンテスト   

2012/6/29 14:34
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 糖尿病を予防し、患者でも食べられるオリジナルレシピを競う「家庭でできる!糖尿病食写真料理コンテスト」(徳島市医師会主催)で、同市八万町千鳥、病院職員巴登美子さん(54)の「AWAの時短モーニングセット」が最優秀賞に選ばれた。県産食材をふんだんに使いつつ、忙しい朝でも作りやすい工夫を凝らしており、審査員の高評価を得た。

 3回目となる今回のテーマは「元気が出るバランス朝食」。10点の応募があり、栄養のバランス、彩り、地産地消度などを審査した。

 巴さんのレシピはリゾット、サラダ、目玉焼きの3品で構成。県産のレンコン、シラス、菜の花などを使った。審査員は「徳島の地域の風景が浮かんでくるような、彩り豊かな徳島産野菜たっぷりの朝食」と評価した。

 「おろそかになりがちな朝食だけに簡単に、でも満足感があるようにした」と巴さん。リゾットは、材料を炒めてから水を加え、味を調えるだけで簡単にできるのが特長。あらかじめ野菜を刻んでおけば10分もかからずに完成するという。

 勤務先の病院では医師らとともに患者の献立も考えているという巴さん。「糖尿病の人が少しでも減るように、多くの人が食卓に野菜をまめに取り入れるようにしてほしい」と話している。

 優秀賞には小松島市田野町の福本愛子さん、徳島市津田町1の宮本久美さんが選ばれたほか、佐那河内中学校2年生が考案した「佐那っ子が考えた 元気がでる朝ごはん集」が審査員特別賞を受賞した。

【写真説明】最優秀に選ばれた巴さんの「AWAの時短モーニングセット」(徳島市医師会提供)

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糖尿病”に立ち向かう若きリーダー

糖尿病”に立ち向かう若きリーダー

★池田病院院長の池田弘毅さん(40)
2012.06.29
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池田弘毅院長【拡大】
 患者数1170万人。予備軍を含めると、その数は2210万人にも上るとされる糖尿病。国民病とも言えるこの病気に立ち向かう若きリーダーが兵庫県尼崎市にいる。

 阪急神戸線「塚口駅」からすぐの池田病院は、開院40年の歴史を持つ糖尿病専門病院。創業者である父を継ぎ、今春から院長として病院運営の舵を取る池田弘毅医師は、「医者になるなら糖尿病と決めていた」と言う、糖尿病治療のサラブレッドだ。

 初期には症状がなく、出た時には進行している糖尿病。症状がないうちにどこまで治療ができるかが勝負となるのだが、無症状の人がそう簡単に治療に向き合えるものでもない。

 「まずは糖尿病を放置したらどんな恐ろしい結末が待っているのかを正しく理解してもらい、その上で“できる範囲”のことから取り組んでもらうようサポートしていきます。できないことを言ったところで続きませんからね(笑)」

 病気が進んでいく時は“悪い連鎖”に陥っているが、その鎖を断ち切ることで、“良い連鎖”に向かわせることは可能だと池田医師はいう。

 「早期でのインスリン治療の導入などは、まさに悪い連鎖を断ち切る上で重要な手段。断ち切ることができれば、後にインスリンから離脱できることも多い。食事療法も型通りの制限食にこだわらず、個人の好みも取り入れ、今より少しでも良い内容になるよう、具体的に指導します。そうすることで積極性が出るし、治療の成果が数値となって出てくれば、患者自身もうれしくなる。治療に前向きになれるものなんです」

 遠方に転勤した患者が、その後も池田医師の治療を求めて通ってくるケースも珍しくない。糖尿病治療は長い付き合いになるからこそ、名医、良医との関係は重要なのだ。(長田昭二)

 ■いけだ・ひろき 1971年兵庫県生まれ。98年長崎大学医学部を卒業後、京都大学医学部附属病院内科研修医。国立姫路医療センター勤務の後、2001年京大大学院医学研究科進学。05年同修了。北野病院糖尿病内分泌センター副部長を経て、09年池田病院内科部長。今年4月より現職。日本内科学会認定医。日本糖尿病学会専門医・学術評議員。医学博士。趣味は料理。

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糖尿病予防へ運動施設マップ

糖尿病予防へ運動施設マップ

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完成したマップを点検する美馬保健所の担当者(美馬市穴吹町で)

 運動不足を解消して糖尿病予防に役立ててもらおうと、美馬保健所は管内の徳島県美馬市、つるぎ町の運動施設の所在地などを紹介したマップを作成した。
 各医療機関や保健師、栄養士らから住民に配布してもらう。県は糖尿病死亡率で4年連続全国ワースト1位となっている。しかし、同保健所管内はさらに深刻で、約6500人が糖尿病か予備軍と見られている。同保健所では「糖尿病患者の減少に役立てばと思ってマップを作った。運動を始める参考にしてほしい」と話している。
 同保健所では約10年前から糖尿病の重症化、合併症予防に力を入れている。しかし、多くの住民から「運動したくても、どんな施設があるか分からない」と声が上がっていることから、施設を紹介する地図作りを思いついた。
 「運動関連施設及び団体等マップ」と名付けたマップは主に中高年を対象。A4判カラー両面刷りで、写真を数多く使い、親しみやすいようにしている。自宅近くの施設を知ることが出来るように、「美馬市版」と「つるぎ町版」に分けた。
 美馬市版には、美馬町にある「スポーツクラブ美馬」や「うだつコミュニティスポーツクラブ」「あなぶきスポーツクラブ」などを紹介。それぞれ、卓球、太極拳、フットサルなどの講座の開講日と時間を掲載した。つるぎ町版には、同町の一宇体育協会が開催している、ソフトバレーや、同町立貞光中体育館で行われている各種スポーツ団体の活動時間を紹介している。
 600部印刷し、医療機関などを通じて配布。増刷も行う。同保健所のホームページでも公開。また、県食生活改善推進協議会の美馬市とつるぎ町協議会はそれぞれ、消費エネルギーを掲載したウオーキングマップを作成しており、同保健所では参考にしてほしいと呼びかけている。
 県の2011年度の糖尿病による死亡率は10万人当たり、全国平均の11・6人を大きく上回る17・3人で4年連続全国最悪。地域による年齢構成の違いを補正し、全国平均を100として数値化した「標準化死亡比」を見ると、同保健所管内は2004年から県の平均を上回っている。同保健所は「糖尿病予防の基本は食事と運動。マップを見て自分にあった運動を見つけてもらえれば」としている。(土井省一)
(2012年6月28日 読売新聞)

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糖尿病の夫とはSEXレス…

糖尿病の夫とはSEXレス…

「夫とのSEXでは、気持ちは満たされるけど、イッたことはないかも」と語る舞子さん(仮名・41歳・パート)。3人の子の子育ての中で回数が減り……。

 「肥満の夫が糖尿病を患ってからは完全にSEXレスに。EDの病院へ行くようそれとなく勧めてもかわされてしまい……。自分の性欲を封印して10年ですね」

 転機は1年前。趣味で始めたダンスで、学生時代に恋して、一度だけ寝た男性と偶然再会したのだ。

 「過去に好きだった人に『抱きたい』と言われ、抑圧していた気持ちと性欲が爆発しました。ダンナには多少の後ろめたさもあり1~2か月は悩みましたが、決心して『SEXしにいくぞ!』と彼の元へ」

 しかし、ブランクの長さ故か、昔ほど感じることができなかった。

 「浮気という一線を越えてからは性の探究心が芽生え、男性が施術してくれる女性専用の性感マッサージに3軒ほど通って初めて手でイカせてもらいました。今はSNSでセフレをつくり、だいぶ感じられるようになってきました」
zakzak

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専門医が教える。果物はスイーツよりカロリーが低い?

専門医が教える。果物はスイーツよりカロリーが低い?

 

[2012/06/28]
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「ダイエットがしたいのに、甘いものがやめられない。果物なら、ケーキやスナック菓子よりはよさそう……」。そんな印象がありますが、本当のところはどうなのでしょうか。

糖尿病専門医で、日々クリニックの現場で食事指導を行っている福田正博(ふくだ・まさひろ)先生にお話を伺いました。

■果物のカロリーは、スイーツの半分以下
果物とスイーツのカロリーの差について、福田先生はこう説明します。
「ケーキやスナック菓子などのスイーツは、油脂を使用しているものがほとんどです。それゆえに、少量でもカロリーが高くなります。
果物は食物繊維や水分をたくさん含んでいるので、スイーツと同じ重量を食べたとしても、カロリー摂取量は低くなります。
例えば、バナナ1本(120グラムとして)は約100キロカロリーですが、イチゴのショートケーキ120グラムなら、約300キロカロリーになります」
それはかなりの差です。では、果物とスイーツに含まれる糖分、甘味そのものの質はどう違うのでしょうか。果物は自然の産物なので、糖分の質も良いように思います。
「スイーツの甘みの原材料は、さとうきびやさとうだいこん、じゃがいも、さつまいもなどの植物からできていますので、甘みの質は果物とほぼ同じです」と福田先生。
ただし、果物の利点として、福田先生はこう強調します。
「生の果物には、ビタミン・ミネラル・ポリフェノール類が多く含まれています。
体の新陳代謝にはビタミン・ミネラルが必要です。また、細胞の抗酸化効果が期待できるビタミン・ポリフェノール類が効率よく摂(と)れるという点でも、果物は優れています。
そこが、スイーツやスナック菓子との違いです」

リンゴ、バナナ、グレープフルーツはよく、ダイエットに効果あり、と言われます。効果はどうなのでしょうか。

「生の果物は、新陳代謝をスムーズにするためのビタミン・ミネラルが豊富ですが、よく話題になっている、○○だけダイエットなど、一種のフルーツに限るという方法は間違っています。栄養バランスが偏ってしまうからです。栄養バランスを整えながら、カロリーを控えることがダイエットの成功につながります」(福田先生)
ダイエットを意識する人が「甘いものが欲しくなれば、スナック菓子より果物にする」と考えるのは正しいのでしょうか。
「菓子よりカロリーを控えられる点で正しいです。が、おやつとしてお勧めするのは、『果物を適量』ということです。
食べ過ぎてしまわない、『適量』が大事なんです。健康な方の目安として、1日に約200グラムまで、と考えてください。バナナなら2本まで、です。
夜に果物を食べると、太りやすくなります。また、メロンや桃、柿などの甘味の強いフルーツは、食べ過ぎないように気をつけましょう。それに、果物の甘い缶詰は、加工してあるので『菓子』だと考えてください。
その適量を、『朝~昼過ぎ』までに、遅くとも15時までに食べるようにしましょう」
ここで福田先生は、次のアドバイスをつけ足します。
「スナック菓子を含む、ケーキやおまんじゅうなどの嗜好(しこう)品はできるだけ避けるか、片方の手のひらに載る分量までにしましょう。
また、果物でも、ドライフルーツは糖分がギュッと濃縮されていますので、生のフルーツと同じように考えてはいけません。
干しブドウ15粒(約150グラム)は約80キロカロリーですが、生のブドウ15粒(約10グラム)は約30キロカロリーになります。乾燥している分、栄養価は高いのですが、水分が減っていて食べやすいので、食べ過ぎるとあっという間に糖分のとり過ぎになり、体重、体脂肪ともアップします」
同じ甘いものでも、自然の産物の果物は、食物繊維、ビタミン、ミネラルが豊富で、「お通じにもいいのがスイーツとは違うところ」(福田先生)というメリットもあるそうです。甘味が欲しくなれば、まずはこれらのことを思い出すようにしましょう。

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妊娠糖尿病:20歳「痩せすぎ」は注意…筑波大分析

妊娠糖尿病:20歳「痩せすぎ」は注意…筑波大分析

毎日新聞 2012年06月27日
 20歳のときに痩せている女性が妊娠すると、妊娠糖尿病になる危険性が高まることが、筑波大水戸地域医療教育センターの谷内洋子博士研究員らの分析で明らかになった。欧米の研究で肥満が妊娠糖尿病を起こしやすいことは知られていたが、痩せていることとの関連が確認されたのは初めて。英糖尿病学会誌電子版に発表した。
 ◇インスリン分泌量、十分に増えず
 妊娠をきっかけにインスリンの働きが落ち、インスリン分泌量が十分に増えずに血糖値が高くなる状態を妊娠糖尿病という。妊娠糖尿病になると、胎児が大きくなりすぎたり、早産や妊娠高血圧症候群を起こす恐れがある。
 研究チームは08~10年に、糖尿病になったことがない妊娠初期の女性624人を追跡調査した。その結果、妊娠中期までに28人が妊娠糖尿病を発症した。女性たちの20歳時点の体重を聞き、分析した結果、BMI(体格指数)が18未満の「痩せている」に該当する体重だった女性は、BMIが18以上で肥満でもない女性と比べ、妊娠糖尿病を発症する可能性が4.85倍も高かった。
 痩せている女性は、青年期に必要な栄養の不足や筋肉量が少ないことが血糖値を高めている可能性があるという。チームの曽根博仁・筑波大教授(内科)は「30代ぐらいまで痩せすぎの女性が多いのが日本の特徴。痩せていることが美しいとの風潮や意識を見直す必要がある」と話している。【永山悦子】

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肥満児でも成人までに痩せれば心臓病・糖尿病リスク低下

肥満児でも成人までに痩せれば心臓病・糖尿病リスク低下

フィンランド研究

 フィンランド・トゥルク大学医学部のMarkus Juonala氏らは、小児期と成人期のBMI(肥満指数)を測定した4件の研究(対象者計6,328人)のデータを解析し、小児期に過体重(小太り)や肥満だったとしても、成人後に肥満でなければ、2型糖尿病や高血圧、脂質異常症、動脈硬化のリスクは低下し、小児期と成人期に一度も過体重や肥満になったことがない人と同等になることが分かったと、米医学誌「New England Journal of Medicine」(2011; 365: 1876-1885)に発表した。一方、小児期のBMIにかかわらず、成人後に肥満になった人ではこれらのリスクが高かったという。

平均23年にわたる追跡の結果
 Juonala氏らは、フィンランド1件、オーストラリア2件、米国1件の研究データを解析した。なお、成人期はBMIが25以上で過体重、30以上で肥満とし、小児期はこれに相当する値で判定した。
 小児期と成人期のBMIに基づき、
                A群……小児期のBMIが正常範囲内で、成人期のBMIが30未満(4,742人)
                B群……小児期に過体重または肥満で、成人期のBMIが30未満(274人)
                C群……小児期に過体重または肥満で、成人期のBMIが30以上(500人)
                D群……小児期のBMIが正常範囲内で、成人期のBMIが30以上(812人)
―の4グループに分類し、A群と比べた2型糖尿病、高血圧、LDL(悪玉)コレステロール高値、HDL(善玉)コレステロール低値、中性脂肪高値、動脈硬化のリスクを算出した。
 その結果、成人期に肥満のC群、D群では全てリスクが高まっていた。Juonala氏らは、これについて「小児期、成人期ともに肥満でない人と比べ、成人後に肥満の人では、小児期のBMIに関係なく各リスクが高いことが示された」と述べている。
 とはいえ、小児期から肥満または過体重だった人の方がよりリスクが高かったようで、低HDLコレステロール値を除く全ての指標でC群のリスクが最高だった(A群と比べ糖尿病5.4倍、高血圧2.7倍、LDLコレステロール高値1.8倍、HDLコレステロール低値2.1倍、中性脂肪高値3.0倍、動脈硬化1.7倍)。
小児期での介入の重要性を強調
 一方、B群のリスクはA群と同等なことが分かった(糖尿病1.3倍、高血圧0.9倍、LDLコレステロール高値1.1倍、HDLコレステロール低値1.0倍、中性脂肪高値0.7倍、動脈硬化リスク0.9倍)。これは、小児期に肥満だったとしても成人後に肥満でなくなった場合、一度も肥満になったことのない人とリスクが同等なことを示している。
 Juonala氏は「肥満の治療は難しく、今回の研究でも、小児期にBMIが高かった人では成人になっても高いままの割合が高かった。しかし、その中でも成人期に克服した人では心臓病リスクが低下することも示された」と結論。医師に向けて「肥満児だから心臓や血管の病気になるリスクが高いと悲観的な見方をするのではなく、治療に成功すればこうしたリスクの低下が可能なことを心に留めておくべき」と指摘している。
 米C・S・モット小児病院のAlbert P. Rocchini氏は、同誌の付随論評(2011; 365: 1927-1929)で小児肥満の予防と治療の重要性をあらためて強調。自身の研究(米医学誌「Hypertension」1987; 10: 267-273)を紹介し、「われわれは以前に、肥満青年に対する短期間(20週間)の体重減少プログラムが、血圧の低下や体重の減少につながることを示している」と述べている。

(健康百科 編集部)

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買物ついでに糖尿病チェック~(千住)本町センター商店街で 

買物ついでに糖尿病チェック~(千住)本町センター商店街で 

(2012/06/25)

 24日、休日でにぎわう北千住駅前、本町センター商店街で買い物ついでに無料で糖尿病チェックをしてもらうイベントが行われた。
 糖尿病診断アクセス革命事務局(矢作直也事務局長=筑波大・大学院内分泌代謝・糖尿病内科准教授)と足立区薬剤師会が主催したもので、4時間で130人が検査に参加した。
 方法は、指先HbA1c測定で、指先から蚊に吸われる血液の5分の1ほどの微量を採血して調べる。採血後、測定機にかけて約6分で結果がわかる。このHbA1c(ヘモグロビン・エイワンシー)測定では、過去1~2か月間の血糖の状態を表す。
 診断を終えた加藤覚一さん(86)は「糖尿病の心配がないとわかり安心しました。街中ででこうしてやってもらえると気軽にできていいね」と話した。
 同事務局では、2010年10月から、足立区内9か所の薬局・ドラッグストア店頭で、指先HbA1c測定による無料検査を行うわが国初の画期的なプロジェクトを展開している。

 この結果、2010年10月~翌年9月までの1年間に538人が受検。うち、糖尿病が強く疑われた人(HbA1c:6.1以上)約13%、糖尿病予備群と疑われた人(同5.6~6.0)約16%。併せて3割近くに対し、糖尿病またはその予備群の疑いで医療機関への受診を勧めた。
 商店街での糖尿病チェックは初めて。イベントには、薬科大学生の組織「日本薬学生連盟」からも8人の学生がボランティア参加し、協力した。 
 矢作先生は「よい測定機器ができ、検査のハードルが低くなり、広く検査の機会を提供することで潜在患者さんや予備群の方々を発見し、わが国の糖尿病患者を減らすよう目指したいと考えます」と話した。 
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(写真上)テント内は検査を受ける人たち。右は矢作先生
(写真下)自分で指先から採血する、後方は測定機器A1cギア

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“糖尿病”の早期治療で九死に一生!

“糖尿病”の早期治療で九死に一生!

2012.06.24
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 重大疾患に関与する症状は色々あるが、中には症状を示さない病気もある。その代表的な病気が「糖尿病」。何も言わず、苦痛を訴えることなく、弱っていく膵臓。気付いた時には取り返しのつかない事態に陥っているのだ。

 ■岡田亮介さん(35)=仮名=のケース

 学生時代はサッカー部。体力だけは自信があります。ストレスはあるものの、若い頃と食欲は変わらず、カゼ一つ引いたこともありません。それが、会社の健診で受けた血液検査で、「ヘモグロビン・エー・ワン・シー(HbA1c)」が9・0と出たのです。5・8以上は糖尿病の危険性大(今年4月からは「国際標準値・NGSP」という基準に変わり、6・2以上だと糖尿病が疑われる)というのに、はるかに上回る数値です。「要入院」を言い渡され、2週間の教育入院を経験しました。

 3食ともカロリー制限食ですが、10日もすると慣れました。それより驚いたのが、いきなりインスリン注射を始めたことです。「インスリン注射は最後の手段」と思ってたのでびっくりしました。

 医師の説明では、糖尿病の早期でインスリンを使うことで、膵臓の機能回復を助け、いずれはインスリンを使わなくてもよくなるケースもあるとのこと。「打ち始めたら死ぬまで続ける治療」と思い込んでいたので、拍子抜けした気分でした。また、インスリン注射は思ったより痛みも少なく、打ち方も簡単でした。

 退院後もインスリン注射、食事療法、運動療法を続けていたら、3カ月後にはHbA1cが7台まで低下。インスリン量もどんどん減り、半年経った現在は6台前半で推移しており、医師からも「もうすぐインスリンはやめられるだろう」と励まされています。

 知らずに放置していたら、壊疽(えそ)や失明、果ては動脈硬化から命を落とす危険性さえあっただけに、運よく見つかり、的確な治療を受けられたことに感謝しています。

 ■専門医はこう見る

 池田病院(兵庫県尼崎市)院長・池田弘毅医師

 岡田さんのように若い頃に激しいスポーツをしていた人も糖尿病には注意が必要です。学生時代と比べて運動量が減っているのに、食べる量は減りにくい。岡田さんも「食欲は変わらない」と言っているように、肥満になりやすい環境が整ってしまうのです。

 しかも糖尿病の場合、自覚症状がないこともあり、自分では病気にかかっている気がしないまま、水面下で静かに病気が進行してしまうことになりかねないのです。

 ただ、岡田さんの受けた治療は的確なものであり、特に高血糖による悪循環を断ち切るために、早期の段階でインスリン注射を始めたのは、適切な治療だと言えます。

 高血糖状態が持続しているとわかったら、まずは疲弊している膵臓の機能を回復させる必要があります。そのためにはインスリンを投与することで膵臓を休ませることが大事。これに食事療法や運動療法、さらに適切な薬物療法を組み合わせることで状態は好転し、体重が減ればそれだけ膵臓への負担も軽減でき、結果としてインスリンから離脱できることも多いのです。

 岡田さんのように、「インスリン注射は最後の手段」と思い込んでいる人は少なくありません。より早期からのインスリン治療が、血糖を改善するのみならず、糖尿病自体の状態も改善し、インスリンから離脱できることもあることを、多くの人に知ってほしいですね。(構成・長田昭二)


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糖尿病加速は…「過食」と「運動不足」

糖尿病加速は…「過食」と「運動不足」

2012.6.24
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黒田久元医師
 高血圧、脂質異常症とともに虚血性心疾患の原因となり、網膜症、腎症、神経障害の3大合併症をもたらす糖尿病。疑いも入れると患者は全国で2200万人を超すといわれ、日本の代表的な生活習慣病となっている。
 --糖尿病とはどんな病気ですか
 黒田久元医師糖尿病というと、一般には「のどが渇く。トイレが近い。体重が落ちる」と言われていますが、こういう状態になる前、「私は症状がないから大丈夫」と言っていて糖尿病状態にある人が多い。症状がないから、糖尿病かどうかは検査をしてみないと分かりません。
 糖尿病は尿の病気ではありません。血液でもなく、血管の病気です。血管が悪くなると神経や目、腎臓などの細小血管がやられ、しびれや失明などの合併症につながり、心臓や脳、足などの大血管がやられると心筋梗塞、脳梗塞、足壊疽(えそ)といった命や生活にかかわる重大な病気をもたらします。血糖値が常時、1デシリットル当たり200ミリグラム以上になると糖尿病です。
 --血糖値とは何ですか
 血液中のブドウ糖の濃度のことで、ブドウ糖は体や脳を動かすエネルギーです。健常な若い人の血糖変動は、食べたり食べなかったりに関係なくほとんど一定で、1デシリットル当たり80~120ミリグラム程度に保たれています。
 血糖が高くなると、血管の内皮が障害を受け壊れてきます。血糖の変動幅が大きいほど血管の障害が進み、心筋梗塞が増加することが分かってきました。高血糖が続き、目や腎臓が悪くなる糖尿病に先行して、心筋梗塞を発症することも多いのです。
 --血糖はなぜ変化するのですか
 血糖は食事をすれば上がります。しかし血糖は食物と膵臓(すいぞう)のβ細胞から分泌されるインスリンだけでコントロールされているのではなく、筋肉へ取り込んで消費したり、脂肪細胞へ取り込み蓄積したり、肝臓で糖の取り込みと放出をするなど、複雑に微調整しています。断食しても、血糖が下がりすぎて倒れないのはそのためです。
 一方、過食や運動不足で大きくなった脂肪細胞は、血糖コントロールを悪くさせるホルモンを放出することも分かってきています。
 --血糖値を下げるには、どうすればいいのですか
 筋肉を使うことです。特に大きい筋肉、最大のものは大腿筋です。つまり歩けばいいということになります。実際には30分で3キロ歩く速さ、やや速く歩くのがいいでしょう。1日の摂取カロリーの10~15%を消費できれば十分と考えます。
 --それでも、下がらない場合は
 運動と食事制限が基本ですが、それだけではよくならない場合、投薬をします。
 内服薬は膵臓のβ細胞を刺激してインスリンを出させる薬が主流でしたが、β細胞を刺激し続けると、β細胞が疲れてインスリン分泌ができなくなることが分かりました。またいつもインスリンを分泌させていると、血糖を下げ続け、おなかがすいて食べ過ぎて太るということも起きます。最も悪いのは、血糖の上下変動が大きくなって、血管を壊してしまうことです。そのため、近年はスフォニルウレア(Su)剤(インスリン分泌薬)という効果の強い薬を控える傾向にあります。
 生理的に分泌されているインスリンをより上手に適正分泌させるホルモン(インクレチン)が腸から分泌されていますが、超短時間で効果がなくなるので、これを長持ちさせる薬(DPP4阻害薬)が新たに開発されています。これは血糖変動が少なく、より理想的といわれています。
 --ほかにどんな薬が使われますか
 食物の吸収を遅くさせることで、インスリンを過剰分泌させない薬や、元来分泌されているインスリンを無駄にしない薬、肝臓での糖の出し入れをうまくコントロールする薬など、膵臓を直接刺激しない薬(インスリン非分泌系薬)を組み合わせて使うことが望ましいと思われます。
 これらの非分泌系薬はSu剤に比べ、やや価格が高いことや、内服の回数が多くなる難点はありますが、膵臓のβ細胞を長い間大事に使えるようになります。
 数種類の内服薬を組み合わせても血糖コントロールができないときは、時機を逃さずインスリン治療を受け入れるべきでしょう。早い時期であれば、インスリンから内服薬治療へ戻れる場合もあります。
 糖尿病は老化現象の一つであり、誰でも年々少しずつ糖尿病状態に近づいています。過食と運動不足はそれを加速するということを肝に銘じるべきでしょう。(聞き手高橋健治)


 黒田久元(くろだ・ひさもと)昭和30年5月、三重県四日市市生まれ。独協医大大学院卒。独協医大助手、講師を経て、医療法人関湊記念会グリーンクリニック(壬生町緑町)院長、独協医大臨床教授(地域医療)。日本糖尿病学会、日本甲状腺学会の共に認定専門医。

看護師の書いた糖尿闘病記
夫の糖尿病と闘い、克服していった生々しい記録。勇気が出ます
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先生知って 小児糖尿病

先生知って 小児糖尿病

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1型糖尿病の子どもが直面する問題(asahi)

 1型糖尿病の子どもについて理解を深めてもらおうと、岡山小児糖尿病協会(鈴木正博会長)は8月、教員らを対象にした県内初の研修会を開く。学校側の理解が不十分なため子どもが悲しむケースもあったといい、鈴木会長は「子どもが笑顔で学校生活をおくることができるようになれば」と話す。
 1型糖尿病は、血液中の糖分の量を調節するホルモン「インスリン」が膵臓(すいぞう)からうまく分泌されず、血糖値が上がる病気。腎臓に負担がかかり、ひどくなると腎不全を引き起こしかねない。
 生活習慣病とされ、太った人などに多い2型糖尿病とは違い、小・中学生で発症する場合が多く、小児糖尿病とも呼ばれる。発症後は生涯にわたり、食事の前などにインスリンを皮下注射しなければならない。
 岡山赤十字病院によると、10万人に1、2人程度が発症するとされ、県内では2011年度の20歳以下の患者は115人だった。
 3年生で1型糖尿病を発症した女子児童が、同級生らと一緒にプールに入れなかったりしたケースをきっかけに、協会が研修会を企画した。食事や就寝の前に適量のインスリンを注射していれば、日常生活に支障はないことをまず知ってもらいたいという。
 研修会は、教員だけでなく、だれでも参加を受け付けるという。
 8月9日午後1時半~5時、岡山市北区青江2丁目の岡山赤十字病院で開く。1型糖尿病の基礎知識を医師が説明し、患者でエアロビック日本代表の大村詠一さんが体験談を話す。申し込みは病院社会課(086・222・8811)へ。

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“糖尿病”患者の水虫、足の切断の恐れも

“糖尿病”患者の水虫、足の切断の恐れも

2012.06.21
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「毎日やろう足の観察」【拡大】
 水虫は、自覚のない人でも4人に1人は見つかる病気。通常、命に危険はないが、糖尿病であれば要注意。感染しやすい上に傷ができれば化膿しやすく、足の切断に至る恐れもある。水虫菌(白癬〈はくせん〉菌)が活発になるこの時期は対策が重要だ。

 ■罹患率が2-3倍高い
 糖尿病があると体の抵抗力が落ちるので、水虫に限らず、健康の人より感染症を合併しやすい。

 水虫治療の名医で知られる「仲皮フ科クリニック」(埼玉・川越)の仲弥(わたる)院長は「糖尿病患者の水虫の罹患率は、足水虫で50%前後、爪水虫で20数%。糖尿病でない人より2-3倍、水虫にかかりやすい」と指摘する。

 水虫は、当初は強いかゆみを伴う急性型から始まり、それを毎年繰り返していると、かかとなどのひび割れや足爪がボロボロになるかゆみのない慢性型に移行する。水虫を根治するには、かゆみのない水虫を見逃さないことが重要という。

 ■水虫から足の切断も
 糖尿病患者の水虫が警戒されるのは、水虫菌自体が直接怖いわけではない。仲院長は「怖いのはひっかいたり、水ぶくれが潰れたり、足に傷を作るキッカケになること」とこう説明する。

 「糖尿病患者は足に小さい傷口でもできると、そこから黄色ブドウ球菌などの細菌感染が起こり、容易に潰瘍や壊疽(えそ)に発展してしまう。拡大するスピードが速いので、受診が遅れると足を切断しなくてはいけない恐れがでてきます」

 普通なら足に傷や潰瘍ができれば痛くてたまらない。だが、糖尿病が悪化すると末梢神経障害があって感覚が乏しくなるので痛くない。足の病変に気づきにくいのだ。皮膚科の外来では「なぜ、ここまで放置していたのか」と思うほど、ひどい壊疽の状態になってから初めて受診する人も少なくないという。

 ■毎日、足を見る・触る
 糖尿病の人は水虫だけでなく、タコ、ウオの目、深爪、巻き爪など、とにかく足の傷や病変には十分に注意。見つけたら『痛い・かゆい』の症状に関わらず、すぐに受診して早期のうちに治しておくことが肝心だ。

 「日常のフットケアでは、足の状態を毎日よく観察することが大切です。ただ見るだけでなく、硬くなっているところがないか必ず触って観察してください」(仲院長)

 タコやウオの目は自分で削らず、皮膚科で処置してもらうこと。水虫予防は、基本的に足を1日1回きれいに洗っていれば感染しないという。

 仲院長は「爪水虫や角質がひび割れる水虫は内服薬でないと治りません。薬の飲み合わせもあるので常用薬は必ず医師に伝えてください」とアドバイスする。

《糖尿病患者のフットケアポイント》
★足の状態を毎日よく見て・触って観察する(皮膚のひび割れ・ふやけ・炎症・水ぶくれ・傷、爪の変色や変形、タコ、ウオの目はないか)
★毎日、足を洗って、よく乾燥させる
★足を洗う時は強くこすらない
★通気性・吸湿性の高い靴下を選ぶ
★なるべく白い靴下を履く(出血があれば分かりやすい)
★足に合った靴を履く
★足爪を切る時、深爪に注意する


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メタボ対策で「地元優先枠」

市民病院
メタボ対策で「地元優先枠」
検査利用の促進ねらう

2012年6月21日号
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下肢動脈エコー検査の様子
 市立横浜市民病院(鬼頭文彦院長・保土ケ谷区)が6月から、同院で実施している「血管スクリーニング検査」について、受診の円滑化を図る「地元優先枠」を設けた。今後は地域医療機関とも連携を図り、本人の自覚がないまま重症化して糖尿病などを引き起こすとされる「メタボリックシンドローム」の早期発見を目指す。

 横浜市では、国民健康保険における「医科総医療費」に占める生活習慣病の医療費が約3割を占めており、特に近年は「糖尿病」の医療費の伸びが顕著となっている。 さらに2008年に義務化された「メタボ検診」に対する市民意識も向上。こうした流れを受け同院では、抹消血管(頸動脈、下肢動脈)の疾患に対して、本人にも自覚がない段階で発見しようというスクリーニング検査を昨年からスタート。外来希望者や入院患者を対象に年間100人以上の検査を行ってきた。

 この検査は「心電図」「胸部X線」「血圧脈波検査」「エコー検査(下肢動脈、頸動脈)」がセットとなっており費用は5000円程度(3割負担)。担当者によると「これまで検査を受けた人の約6割に何らかの狭窄(きょうさく=血管の中にコレステロールなどが詰まり流れが悪くなる状態)や病変(動脈硬化など)が見つかっている」という。

 同院では明らかに異常と思われる症状のある人は、通常の検査で対応している事から、この「6割」は本人が異常に気付いていないケースが大半。こうした「無自覚メタボ予備軍」は相当数にのぼるとみられている。

開業医と連携

 そこで同院は6月から、検査利用の促進による早期発見を目指し「地元優先枠」を設定。市内の開業医などからの紹介や各機関から申し出があった場合、毎週水曜日にこの共同利用専用枠を使って優先的に検査を受けられるようにした。また各種問合せについても「患者総合相談室」(【電話】045・341・7224)で受け付ける。

 市病院経営局では「1人に1時間弱の検査時間を要する上、専属スタッフがいない現状では(優先枠でも)1日3~4人の受け入れが限度だが、検査技師の人員調整などでなるべく柔軟に対応していくので、ぜひ受診してもらいたい」と、早期発見に向けた呼びかけを行っている。
 

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