胃がん克服の小椋佳氏 がんのおかげで糖尿病リスクが消滅

胃がん克服の小椋佳氏 がんのおかげで糖尿病リスクが消滅

 厚労省が2012年12月6日に発表した最新の調査で、日本人の死因のトップはやはり「がん」だった。しかし、医師に告げられた数か月という余命や、再発や転移といった絶望的な状況を乗り越え生きている人たちもいる。彼らはどのように病と向き合ってきたのだろうか。2000年に57歳で胃がんが発覚した作詩・作曲家の小椋佳氏(68)は、こう語る。

 * * *
 元来医者が嫌いで、長らく検査も敬遠してきた小椋氏。仕事を通じて国立病院の総長と看護師長に知り合い、「たまたま休みがあったから遊びがてらに」受けた人間ドックで、がんが発見されたのだという。

「再検査が必要だというので病院へ呼ばれて、そのまま入院。朝から病室に専門医が入れ替わり立ち替わり来るからおかしいと思っていたら、入院説明書の病名欄に“胃がん”と書いてあるのが見えてしまった」

 主治医や妻は時期を選んで告知するつもりだったが、偶然にも病名を知ってしまった小椋氏。それから1週間後に行なわれた手術は8時間に及び、胃の4分の3を切除した。

「麻酔で眠っていたから手術がつらいということはなかったですね。実は、胃だけでなく、周囲も相当取ったそうです。迷走神経をすべて切って、胆嚢と副腎も切った。転移など、後々不都合がないようにまとめてみんなやっちゃおうということでね。手術直後はしんどかったですね。いろんな管が身体に通っていて、歩くことができない。動けない時期なんて1週間もなかったのに、あの頃はひどく苦痛に感じました」

 以後、10年以上にわたり1か月に1度通院して検査を続けているが、再発や転移の徴候はない。「医者嫌いも治った」と笑う小椋氏は、意外にもがんのおかげで「寿命が延びたかもしれない」という。

「僕の母は糖尿病で59歳で死んでいる。僕も40代の頃は血糖値が40mg/デシリットルを超えることもあるひどい糖尿でした。でも胃を手術して食べる量が減ったからか、いまは糖尿のおそれはまったくないといわれています。あのままいけば、母と同じくらいしか生きられなかったかもしれない。がんのおかげで長生きしていると思うと、不思議ですよね」

※週刊ポスト2013年1月1・11日号

看護師の書いた糖尿闘病記
夫の糖尿病と闘い、克服していった生々しい記録。勇気が出ます
www.tubasa1.com

糖尿病専門医に聞く。たっぷり食べられる「かさ増しレシピ」

糖尿病専門医に聞く。たっぷり食べられる「かさ増しレシピ」

wpid-20121227017entry_img_l-2012-12-27-10-34.jpg

33歳にして「メタボ予備群」と健康診断で宣告されたうちの夫。ドクターに、「減量してまずはおなかをへこませるように」と冷静に言われたそう。

そこで、『専門医が考えた 糖尿病に効く「腹やせ」レシピ』(洋泉社)の著者である福田正博(ふくだ・まさひろ)先生に、「たっぷり食べられて太りにくい料理はありませんか」とたずねてみました。

■きのこ、もやしでメインのおかずのボリュームをどんとアップ

福田先生は長年、糖尿病やメタボの患者さんの診療にあたられるなかで、「腹やせ=内臓脂肪を減らすこと」の大切さを説かれています。その食事指導について、

「当院の管理栄養士とともに、常々、たっぷり食べられて太りにくいレシピを患者さんに提供するように考えています。患者さんの個性によってさまざまなアプローチがありますが、例えば、ソースひとつとっても、きのこや野菜を混ぜたソースでボリュームを持たせ、『かさ増し』するという方法があります」と福田先生。

これは心強いです。「ずぼらさんでもできる、簡単、時短、おいしい」という条件を加えて、具体的にレシピを教えていただきました。分量は1人前です。

<魚料理や肉料理に、きのこたっぷりのポン酢ソースをオン>

1.まいたけ、えのきだけ、しいたけ、エリンギなどのきのこを各1/2パックずつ用意。

2.まいたけはほぐす、えのきだけは石づきを切って手でほぐす。しいたけは細く切る、エリンギは手で割く。

3.それぞれをお皿に並べ、ふんわりとラップをして、電子レンジ(500W)で約3分加熱する。

4.その間に、ダイコン約15センチをおろす。

5.1~4にポン酢大さじ3~4(お好みで)をかけてあえる。

このソースを、鮭のムニエル、焼き物、炒め物など魚の各種料理、ハンバーグやステーキなどの肉料理、だし巻き卵などメインのおかずにのせてできあがり。見た目に豪華になり、また食べる分量、かさがぐっと増えます。でも、カロリーは約30~50キロカロリーほど増えるだけ。

きのこ類は、食物繊維が豊富で低カロリーな食材です。「食べる順番変えるだけダイエット」として、野菜同様に、最初にきのこや海藻類を食べると食後の血糖値(血液中のブドウ糖の濃度)の急上昇を防ぎます。

たっぷりかけて、きのこから先に、次に魚や肉などのおかずを食べましょう。

このレシピはソース扱いでなくても、これだけでも副菜(サイドディッシュ)になること、また、ダイコンおろしやポン酢なしで、きのこのミックスをレンジで加熱してスープに入れる、みそ汁に入れるなど、さまざまな料理の具としても使える、さらに、小腹がすいたとき、体調不良のとき、夜遅ごはんのときはメインのおかずとするなど応用自在です。

きのこは、レンジで加熱するとかさが減るので、多めの分量で作ってください。ただし、たっぷりのバターや油でいためるとその分カロリーが一気に増えるので要注意です。どうしても油を使いたいなら、オリーブオイルを大さじ1までにしておきましょう。

<めん類にはもやしをオンしてボリュームアップ>

1.もやしを1袋用意し、流水で洗って水を切る。

2.電子レンジ(500W)で約1分加熱。もしくは、フライパンでいためる。

これを、インスタントラーメンに混ぜてできあがり。大き目の器を使ってください。また、焼きそばをいためるときには、このもやしに中華めん(蒸し)を加えていためるとかなりかさ増しになります。焼きうどん、パスタも同じことで、めん類ともやしは相性が抜群でおいしく仕上がることを覚えておきましょう。アレンジを楽しんでください。

もやしは1袋200~300グラムありますが、カロリーは約40キロカロリーとかなり低めです。スープやみそ汁の具などにも適宜使いましょう。

ありがとうございました。メタボの夫と早速、「焼き鮭のきのこたっぷりポン酢ソース」を作って食べました。いつもならまだハンバーグも食べる勢いですが、この日は焼き鮭だけで満足。きのこはかみごたえもあり、うちの食卓には珍しくヘルシー感が漂っていました。しばらく、かさ増しレシピに励みます。

wpid-07_20121031naka01-2012-12-27-10-34.jpg

監修:福田正博氏。大阪府内科医会会長。医学博士。糖尿病専門医。ふくだ内科クリニック(大阪市淀川区)院長。名医として数々のメディアで紹介され、著書に『糖尿病は「腹やせ」で治せ!』(アスキー新書)、『専門医が教える 糖尿病ウォーキング!』(扶桑社新書)、『専門医が教える5つの法則 「腹やせ」が糖尿病に効く!』(マガジンハウス)、また、最新刊の『専門医が教える 糖尿病食で健康ダイエット』(アスキー新書)、最新刊の『専門医が考えた 糖尿病に効く「腹やせ」レシピ』(洋泉社)が、ヘルシーダイエットのためのレシピ集として話題。

(鈴木真由子/ユンブル)

看護師の書いた糖尿闘病記
夫の糖尿病と闘い、克服していった生々しい記録。勇気が出ます
www.tubasa1.com

糖尿病の人との結婚は躊躇してしまう? 体質改善ポイント6つ

糖尿病の人との結婚は躊躇してしまう? 体質改善ポイント6つ

wpid-154-2012-12-25-10-36.jpg

【相談者:30代男性】

先日、彼女にプロポーズをしました。ところが彼女からは「8㎏痩せて血糖値が下がったらね! 私、介護したくないから」という返事が。確かに僕は付き合い始めた頃より10㎏も太ってしまったし、2年前から健康診断で糖尿病予備軍だとは言われます。でも糖尿の家系でもないし大丈夫だと思うのですが、彼女は看護婦という仕事柄過剰に心配しているのか、それとも介護なんて大げさに言って断る口実にしているのか分かりません。

●A.糖尿病の原因の70%は遺伝ではなく生活習慣!

こんにちは。心理食育インストラクターのSAYURIです。

はっきり言って彼女は現実的に自分の将来を考えてプロポーズの返事をされたと思います。医療の現場にいる看護師さんは糖尿の合併症で失明したり、人工透析を受けたり、壊疽で足を切断された患者さんとそのご家族の苦労を目の当たりにされている事と思います。そういった重症の患者さん達も最初は貴方の様に「予備軍」だったのです。「家系」だと思われているようでますが、実は糖尿の原因の70%が生活習慣だといわれています。

また、付き合い始めた頃から10㎏も太られたとの事ですが、男性は20歳を過ぎて増えた体重の80%が内臓脂肪になっているので、糖尿だけでなく様々な生活習慣病のリスクが高まります。脂肪が増えると毛細血管も伸びてその分心臓に負担も掛かるので、生命保険会社ではBMIが25を超えると保険料が上がる会社も多いほど。

とはいえ生活習慣の改善といっても、あれもダメ! これもダメ! ではストレスがたまってしまいますよね。まずはちょっと意識して出来る事から始めることです。

ここで生活習慣の改善ポイントを6つ、教えましょう。

●改善ポイント1

食べる順番を変えましょう。

野菜・海藻・きのこ類 → 汁もの → たんぱく質(肉・魚・大豆製品等)→ 炭水化物(ご飯・パン・麺類)この順番で食べると血糖値の上昇が緩やかになり糖尿の予防・改善に繋がります。

●改善ポイント2

よく噛んで、ゆっくり食べましょう。

よく1口30回といわれますが、始めは大変でしょうから噛む事を意識する事からでいいでしょう。意識する事で自然に噛む回数が増え過食を防げます。

●改善ポイント3

居酒屋での料理チョイスをちょっとひと工夫。

「とりあえず」は枝豆を。唐揚げは焼き鳥に(塩)。揚げだし豆腐は湯豆腐へ。居酒屋では油ものを避け、まず食物繊維の多い物を。アルコールもビールなら糖質オフの物を。出来るなら乾杯以降は焼酎のお湯割り等温かい物を選ぶようにしましょう。

●改善ポイント4

冷たいものは避けましょう。

冷たい食べ物や飲み物は内臓を冷やし、内臓脂肪が付きやすくなります。飲み物はノンシュガーの温かいものを。

●改善ポイント5

甘い物が食べたくなったら、甘い物の前にアーモンドとブラックのコーヒーを1杯。

アーモンドはナッツ類の中でも食物繊維が多くコーヒーと一緒に摂る事で、繊維が胃の中で膨らみ甘い物の食べ過ぎを防ぐだけでなく血糖値の上昇を抑えてくれます。

●改善ポイント6

食後10分の休憩後は体を動かしましょう。

椅子に浅く座り背もたれに背中が着くか着かないかのギリギリのところで10秒キープ。これが出来たら、この態勢で太ももを少し上げて10秒キープ。

これなら会社のデスクでも人知れず出来ますよね。あとは通勤時や日常で歩く事を意識して増やしていきましょう。

*****

この6つのポイントをきちんと押さえれば半年もあれば8㎏減と血糖値の改善も可能でしょう。

彼女の厳しい言葉は真剣に貴方との将来を考えての事と思います。頑張って半年後、再度プロポーズされてはいかがでしょうか。

(ライタープロフィール)

SAYURI(生活心理専門家)/心理食育インストラクター。26歳まではミニクラブを経営。当時から同業者やオネエの相談役の姉御肌。離婚を期に水商売を辞め福岡に移り住み健康産業に。そこで同じ治療をしていても治りの早遅がある事が気になりヒアリングを重ねた結果、生活習慣とメンタルに違いがある事に気づく。そして健康管理士、食育インストラクター、メンタルカウンセラーの資格を取得し『健康管理士事務所 優縁』を設立。ダイエット・メタボ対策、インナービューティ、メンタル、食育をテーマにカウンセリングや講演活動中。セミナースタイルは博多弁で辛口。受講者をどんどん巻き込み笑いの絶えない講演が好評。

看護師の書いた糖尿闘病記
夫の糖尿病と闘い、克服していった生々しい記録。勇気が出ます
www.tubasa1.com

糖尿病を遠ざける「お酢」

『みんなの家庭の医学』おさらいニュース
糖尿病を遠ざける「お酢」

wpid-20082030-2012-12-25-10-32.jpg “お酢”が決め手!? 糖尿病が少ない都道府県ランキングの1位は【高知県】

 朝日放送『たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学』(毎週火曜午後8時放送)とORICON STYLEのコラボ企画 “おさらいニュース”。今回は都道府県別に調査した“健康のひみつ”をテーマに放送された回から、生活習慣病の一つである「糖尿病」を遠ざける食生活をピックアップ。その意外な食卓アイテムとは?

知っておきたい糖尿病対策の“糖質制限食”とは?

 糖尿病は血液中の糖分をエネルギーに変えるインスリンという物質の働きが低下し、血液中に糖分が溢れてしまう病。国内の患者数は糖尿病予備群も含めると2200万人以上といい、代表的な生活習慣病の一つである。主な原因は「高カロリー食の食べ過ぎ」「運動不足による肥満」だ。厚生労働省による「平成20年度 患者調査」を基にしたランキングでは、糖尿病が少ない都道府県の1位は【高知県】、2位【奈良県】、3位【東京都】だった。

 しかし、1位の高知県は「飲むならとことん飲め」が当たり前だそうで、飲酒に使うお金が全国1位。どうやって糖尿病を遠ざけているのだろう? 東京医科大学糖尿病・代謝・内分泌内科 主任教授・小田原雅人氏は県民の食事風景からポイントを見出した。

 最大の特徴は「酢の物やゆずポン酢など、お酢をよく使う」ということ。高知の食事では、カツオのたたきや刺身、また鶏の唐揚げ、生しらす、野菜の酢の物、里芋などあらゆるものに“ポン酢”をかけているのだという。これは、お酢が炭水化物の周りをコーティングすることで、小腸での吸収が遅くなり、血糖値が上がりにくくなるためだと小田原教授は説明する。

 このほか「食事に時間をかけている」、お米を最後に食べる「食事の順番」、そして「魚をよく食べる」が挙げられた。(※厚生労働省は、妊娠中の方は魚介類の摂りすぎに注意するよう呼びかけている。)

 糖尿病は放置しておくと神経障害などの合併症や心筋梗塞、脳梗塞などにもかかりやすく、生死にかかわることがあるという事実はもはや周知。年末年始にかけて酒宴も多くなるこの時期は毎回の食事が高カロリーになるので、ちょっとした工夫を心掛けたい。

看護師の書いた糖尿闘病記
夫の糖尿病と闘い、克服していった生々しい記録。勇気が出ます
www.tubasa1.com

糖尿病患者支えるのは家族

糖尿病患者支えるのは家族

 

世界中で増えている糖尿病。患者の身体的、経済的、感情的な負担は、家族全体によって支えられていることが、製薬会社ノボノルディスク (本社デンマーク)の国際調査で浮かび上がった。
 調査は今年、日本を含む17カ国で1万5千人余りの患者や家族らに聞いた。家族の3人に2人は糖尿病による重い合併症を危ぶみ、インスリン治療を受けている患者が夜中に低血糖を起こす可能性などを心配していた。
 家族の34%が「糖尿病で家計への負担がある」と答え、20%は「患者が糖尿病を理由に差別を受けており、社会は理解がない」と感じていた。同社は「糖尿病には、家族や友人、社会の支援が必要だ」と指摘している。

看護師の書いた糖尿闘病記
夫の糖尿病と闘い、克服していった生々しい記録。勇気が出ます
www.tubasa1.com

糖尿病専門医に聞く。太りにくい居酒屋メニューはこう選べ!

糖尿病専門医に聞く。太りにくい居酒屋メニューはこう選べ!

wpid-20121223017entry_img_l-2012-12-23-10-35.jpg

宴会シーズンが続くこのごろ、3日と開けずに居酒屋で食事をしています。どんどんおなかが出てくるような……。

そこで、『専門医が教える 糖尿病食で健康ダイエット』(アスキー新書)の著書で「腹やせのための食べ方」を提案されている糖尿病専門医の福田正博先生に、「居酒屋でも太りにくいメニューの選び方」についてお話を伺いしました。

■メインおかずは、いか、たこ、エビ、ホタテなど甲殻類か貝類がお勧め

「まず店を選ぶときに、飲み放題付き、バイキングは厳禁です。できるだけ和食の店、鍋料理の店を選びましょう。鍋でも、しゃぶしゃぶ肉やうどん食べ放題はNGです。

食べ放題では、肉のカロリーだけではなく、同時に酒も進んで摂取カロリーが相乗効果で増えます。翌日は当然、おなかに脂肪がついて体重が増えています」と福田先生。はい、できるだけ飲み&食べ放題は控えます。

ではここで、居酒屋メニューで、「これならOK、それはNG」というメニューを具体的に教えていただきました。

<取りあえずの一皿>

・フィッシュ&チップス、鶏のキモ……NG

・梅しそサラダ、漬物、野菜のおひたし……OK

  

まずは食物繊維が豊富な食材を、次にメインのおかずを食べるようにします。「野菜(食物繊維)→魚・肉(タンパク質)→ごはん(炭水化物)という『食べる順番』を守る」ということです。

つまり、取りあえずの一皿でフィッシュ&チップスはとんでもない、すきっぱらに揚げ物で油分過多、かつ、ポテトの炭水化物で血糖値(血液中の糖分の濃度)も上がりやすく、さらにビールをあおるだけです。

ただし、せっかくサラダを選んでも、「海老マヨサラダ」など、マヨネーズ、サウザンド、シーザー、フレンチなどのドレッシングは油のかたまりで、量によっては揚げ物以上に油をとることになります。これらはよけて食べてください。ポン酢、レモン汁を振る、塩を微量かけるなどすれば野菜は味わい深くなります。

<メインのおかず・魚>

・エビフライ、小魚の天ぷら、うなぎのかば焼き、トロの刺し身……NG

・かれいの煮物、たこのキムチあえ、イカの刺し身……OK

フライ、天ぷらなど揚げ物は避けてください。衣が分厚くて油の質も良くないことが多く、脂っこいものはすべて高カロリーです。

魚は、うなぎ、トロ、ぶり、さんまなど口の中でとろける食感がするものは高カロリーです。一方、かれい、たらなどの白身の魚や、いか、たこ、えび、ホタテ、とりがいなどの甲殻類や貝類は低カロリーで栄養価も高く、居酒屋でのメインメニューとしてお勧めします。

<メインのおかず・肉>

・トンカツ、ひと口カツ、コロッケ、牛バラの焼き肉、鶏の皮、鶏のもも、つくね……NG

・しゃぶしゃぶ、牛ももの網焼き、鶏のレバー、ささみ……OK

トンカツやコロッケは、揚げ物のうえにソースをかけてしまうので超高カロリー。牛肉では、バラのカロリーはもも肉の4倍にもなります。鶏の皮は鶏料理の中でも高カロリーなので避けましょう。

なお、魚も肉も食べたいときは、魚⇒肉の順番に食べましょう。最近、魚の不飽和脂肪酸が血糖値を正常に保とうとするホルモン(インクレチン)の分泌を刺激するという報告があります。

<ごはん、めん類>

・各種ラーメン、うどん、ピザ、牛丼、ごはん大盛り……NG

・雑炊、お茶漬け、雑穀米……OK

居酒屋メニューでは、炭水化物は200キロカロリーまでに抑えます。ごはんは「ふやかした」メニューのほうが消化によくて分量も抑えることができます。シメにこれらNGのメニューを食べると、1食分余計に食べることになって「腹やせ」には最悪の結果が待っています。

最後に福田先生は、こうアドバイスを加えます。

「自分がオーダーするのは野菜料理を1品だけ、と決めておきます。

居酒屋では、カロリーや食べる順番などなにも考えていない料理がずらっとテーブルに並んでいるでしょう。ひと通り見渡してから、『食べる順番』にのっとって野菜から箸をつけるようにしましょう」

そういえば居酒屋では、テーブルいっぱいに置かれたメニューを無意識に片っ端から食べていました。それは、「太るに決まっている食べ方」(福田先生)だそうです。このシーズンこそはこれらの知識を持って、冷静にメニューを選びとりたいものです。

wpid-03_20121031naka01-2012-12-23-10-35.jpg


監修:福田正博氏。大阪府内科医会会長。医学博士。糖尿病専門医。ふくだ内科クリニック(大阪市淀川区)院長。名医として数々のメディアで紹介され、著書に『糖尿病は「腹やせ」で治せ!』(アスキー新書)、『専門医が教える 糖尿病ウォーキング!』(扶桑社新書)、『専門医が教える5つの法則 「腹やせ」が糖尿病に効く!』(マガジンハウス)、また、最新刊の『専門医が教える 糖尿病食で健康ダイエット』(アスキー新書)、最新刊の『専門医が考えた 糖尿病に効く「腹やせ」レシピ』(洋泉社)が、ヘルシーダイエットのためのレシピ集として好評。

(品川緑/ユンブル)

看護師の書いた糖尿闘病記
夫の糖尿病と闘い、克服していった生々しい記録。勇気が出ます
www.tubasa1.com

糖尿病予備軍2210万人で治療中6割 放置すれば失明の危機も

糖尿病予備軍2210万人で治療中6割 放置すれば失明の危機も

 眼の悩みを抱えていては、明るい世界も暗いものに見え、「人生の彩り」にも影響を与えかねない。「眼の老化は仕方がない」と諦めてしまうのはもったいない。シニアの心を曇らせる眼の障害とその最新治療法を紹介する。

 今や国民病となった糖尿病は、患者やその疑いのある「予備軍」を含めると、全国で2210万人と推定されている(厚生労働省「2007年国民健康・栄養調査」)。

 ところが、治療を受けている人は約6割にとどまる。せっかく健康診断で血糖値が高いことがわかっても、放置する人が相当数いる現状は、行政や眼科医の間では大きな問題となっている。

「自覚症状がないため、少しぐらい血糖値が高くてもといって油断して放置した結果、治療が後回しになり、失明してしまう人がいる。糖尿病が引き金となる網膜症がその原因です」

 こう話すのは、井上賢治・井上眼科病院院長だ。糖尿病で怖いのは、体の様々な臓器に合併症が現われることだ。中でも神経や腎臓、眼は特に合併症が出やすい。

「糖尿病を放置すると、5~10年ほどで糖尿病網膜症になりやすく、それが視力低下や失明を引き起こします。糖尿病網膜症は中途失明原因の第2位で、特に、40~50歳以下の糖尿病の人は進行が速いので十分に注意が必要です」(井上氏)

 糖尿病網膜症は高血糖が続くことにより、網膜の細い血管が傷んで、詰まったり破れたりする病気だ。カメラのフィルムにあたる網膜には、物を見るための神経細胞があり、無数の細い血管が網の目状に広がっている。そのため血管障害の影響を受けやすいのだ。

 初期の段階(単純網膜症)では、自覚症状がほとんどなく、血糖値のコントロールをきちんと行なえば改善する。ただし、物を見る中心である網膜の黄斑部がダメージを受けると視力の低下を引き起こす。

 進行すると、網膜の細い血管が詰まる(前増殖網膜症)が、それでも自覚症状はないことが多い。症状が現われるのは、さらに進行して新生血管と呼ばれる異常な血管ができる状態(増殖網膜症)になってからだ。

「新生血管が突然破れて硝子体の中に出血して、初めて受診する人もいます。黒い影や小さい虫が飛んでいるように見える飛蚊症になったり、眼の前に手をかざしてもわからないほどの著しい視力低下が起こったりもします。この段階になると、治療が難しく、手術をしても失明にいたることもあります」(井上氏)

※週刊ポスト2012年12月21・28日号

看護師の書いた糖尿闘病記
夫の糖尿病と闘い、克服していった生々しい記録。勇気が出ます
www.tubasa1.com

5人に4人は、糖尿病や脳梗塞のリスクを高める歯周病! どうやって予防する?

5人に4人は、糖尿病や脳梗塞のリスクを高める歯周病! どうやって予防する?

wpid-001-2012-12-14-14-44.jpg


健康な人と歯周病の人の違い。自覚症状が出た時には、すでに歯周病がかなり進行している事が多い
「毎日歯を磨きさえすれば、高齢になっても健康な歯をたもてる」と認識している人は多いだろう。しかし、平成23年度の厚生労働省調査によると、5歳以上の日本人の約80%が歯周病と推定されている。歯科衛生士による「Goodbye Perio(グッバイ ペリオ) プロジェクト」では、歯周病対策としてデンタルフロスの使用を呼びかけている。
「Goodbye Perio」は2012年1月に社会貢献プロジェクトとして誕生し、12月6日現在、メンバーは1,504人となった。メンバーは口腔の健康を守るプロとして、歯科医院に来る患者をはじめ、家族や友人など全ての人に、「歯周病は予防できる病気である」ことを伝える活動を行っている。12月6日には、歯周病に関する正しい知識と、プロジェクトの意義や今後の活動報告を行った。
歯周病の菌が全身疾患の原因に
まず、歯周病になるとどのようなことになるのか? 歯周病は歯の周りにある歯周組織が歯周病菌に感染することで、歯茎(歯肉)が腫れたり、歯茎から出血したり、最終的には歯が抜けてしまう病気。うまくそしゃくできないことによる栄養バランスの崩れ以外にも、歯周病菌が歯茎から体内に入り込むことで、様々な病気のリスクを高めてしまう。
日本臨床歯周病学会は、歯周病よって脳梗塞や糖尿病、骨粗しょう症、メタボリック症候群などのリスクが高まることを発表している。実際、歯周病の人が脳梗塞になる確率は、健康な歯茎の人の約2.8倍、低体重児出産・早産はなんと7倍にものぼるという。

wpid-002-2012-12-14-14-44.jpg


年齢別で見た、歯茎の健康状況。20代でも健康な歯茎の人は25%しかいない
デンタルフロスで健康な歯を取り戻す
ではどうすれば歯周病を予防できるのか? 歯周病には歯肉炎と歯周炎があり、歯肉炎から歯周炎に進行すると考えられている。歯茎が赤く腫れる、または歯磨きの際に少し出血があるなどの歯茎に関する症状が歯肉炎であり、20~30代のほとんどは歯肉炎という。この段階であれば毎日自宅でケアをすることで、比較的短期間で健康な状態に戻せるという。
しかし、歯周病菌は歯と歯の間や歯茎の中にもぐりこんでしまうため、歯ブラシではかき出すことができない。その点、デンタルフロスはブラシが通らない隙間や歯茎の中まで届くため、歯周病菌をかき出すことができるという。
デンタルフロスは欧米では日常的なケアアイテムとして知られている。日本でもスーパーやドラッグストアなどでも購入できるものだが、まだ5%程度の人にしか普及していないという。
「Goodbye Perio プロジェクト」は全国でイベントを展開しながら、まだ十分に認知されていない歯周病予防・デンタルフロスの啓発活動を行っている。

ホームページではプロジェクトの紹介や、全国にいるメンバーの活動情報を発信している。

看護師の書いた糖尿闘病記
夫の糖尿病と闘い、克服していった生々しい記録。勇気が出ます
www.tubasa1.com

糖尿病治療薬が多発性硬化症の神経細胞死を遅らせる

糖尿病治療薬が多発性硬化症の神経細胞死を遅らせる

糖尿病治療薬「グリベンクラミド」の効果
ドイツとスイス、ベルギーの大学による国際研究チームは、多発性硬化症(multiple sclerosis;MS)の治療のための新しい手掛かりを発見した。英国科学誌「Nature Medicine」に11月18日、公表した。
研究チームは、糖尿病治療薬に承認されているグリベンクラミドで、神経細胞死を遅らせることに成功した。グリベンクラミドは安全でかつ互換性のあることも証明済みである。すぐにでも患者に投与できる可能性があるという。
細胞膜にある特定のチャネルが活動していなかった時に、マウスの神経細胞のダメージが鈍った。神経細胞の炎症が進行しているにもかかわらず、神経細胞が生き残り、イオンチャネルの不活性化が生じたのである。
wpid-ee2dfdfc91ce03a32b72d1b1671e9b53-2012-12-13-14-46.jpg
(Wikiメディアより引用)
一過性受容体電位メラスタチン4(TRPM4)の役割
研究チームは、一過性受容体電位メラスタチン4(TRPM4)が多発性硬化症での神経細胞の減少においてどのような役割を果たしているのかを研究した。
マウス実験において、機能しているイオンチャネルを持つマウスと多発性硬化症に類似した神経変性疾患を持つ遺伝的に欠陥のあるイオンチャネルを持つマウスとを比較。
その結果、TRPM4を持たないマウスの病気は緩やかに進行。免疫系の過剰反応により組織内は炎症を起こしていたものの、神経細胞は生き残った。同様の反応がグリベンクラミドを投与した時に見られたのである。
ヒト細胞培養による実験
どうしてそうなるのか、ヒト細胞培養によって実験を行った。そこで、多発性硬化症における神経組織の慢性的炎症がTRPM4チャネルを恒久的に開くことが分かった。それにより、充電されたナトリウム原子が常に細胞に流れ込むのである。
イオンバランスを保つために、細胞はより多くの水を取得する。その結果、神経細胞は膨らみ、死ぬのである。神経細胞死に関するTRPM4チャネルの重要な役割は、これまでのところ知られていなかった。
多発性硬化症とは
多発性硬化症は中枢神経系の脱髄疾患の一つで、脳や脊髄に生じた炎症により、神経が障害される難病である。手足のまひや視力の低下などの重篤な症状が現れ、その症状は悪化と好転を繰り返す。
多発性硬化症になるはっきりした原因はまだ分かっていないが、自己免疫説が有力である。白血球やリンパ球などの免疫系が、自分の脳や脊髄を攻撃するようになるのである。
他の神経変性疾患に対しても効果がある可能性
研究において、イオンチャネルの薬理的遮断が原則的に可能であることを示した。TRPM4チャネルは、多発性硬化症に対する新薬への糸口というだけでなく、パーキンソン病やアルツハイマー病、筋萎縮性側索硬化症(ALS)などの他の神経変性疾患に対しても効果的かもしれない。
研究チームは今後、効果をさらに高めたTRPM4阻害剤の開発にも取り組んでいく予定である。
▼外部リンク
英国科学誌「Nature Medicine」
http://www.nature.com/nm/journal/
ハンブルクーエッペンドルフ大学病院のプレスリリース
http://www.uke.de/medien/
グリベンクラミド(一般名)添付文書
http://www.packageinsert.jp/search/2グリベンクラミド
wpid-pixel-2012-12-13-14-46.png

看護師の書いた糖尿闘病記
夫の糖尿病と闘い、克服していった生々しい記録。勇気が出ます
www.tubasa1.com

糖尿病はなぜ怖い?

糖尿病はなぜ怖い?

 あざみ野駅西口から徒歩4分の坂の上に開院した『あざみ野坂の上クリニック』(杉沢勇人院長)。同院は医療法人社団「武田クリニック」(武田浩理事長)が展開する3院目。日本糖尿病学会認定の糖尿病専門医である杉沢院長が、治療だけでなく、予防、生活習慣相談など幅広く対応している。

 糖尿病は血糖値が慢性的に高い状態のこと。放置すると網膜症・腎症・神経障害の三大合併症を引き起こす原因となるほか、動脈硬化性疾患につながる恐れもある。同院では、大学病院など一部の医療施設にしかない「FMD検査」機器を導入。「(この検査により)動脈硬化の初期段階を適切に診断することができます」と杉沢院長は話す。

糖尿病教室を開催中

 同院では、病気を正しく理解するための「糖尿病教室」を開催。12月14日(金)「糖尿病の薬物療法」、21日(金)「自己血糖測定の実際」。11時から。参加費無料。

流行前の予防接種

 また、日本内科学会認定の総合内科専門医でもある杉沢院長。同院では糖尿病診療に注力するだけでなく、内科全般の診療も行っている。インフルエンザの予防接種も実施。「13歳~」3000円、「65歳以上の横浜市民」2000円。

 

看護師の書いた糖尿闘病記
夫の糖尿病と闘い、克服していった生々しい記録。勇気が出ます
www.tubasa1.com

wpid-PastedGraphic-2012-12-13-14-45.tiff

子どもの肥満・糖尿病 町田市保健所で

子どもの肥満・糖尿病
町田市保健所で

2012年12月 6日号

 町田市保健所(中町2の13の3)で14日(金)午後3時から5時まで、子どもの肥満と糖尿病の基礎知識と予防についての講演会が開催される。会場は同保健所の1階講堂で保育園、幼稚園、小中学校の職員が対象。

 講師には大木小児内分泌代謝クリニック院長の大木由加志氏。「どこでも好きなものを食べられる現代社会は誰でも肥満になりやすい。正しい知識と予防を理解し、子どもの健全な生活をサポートするヒントにしてもらいたい」と質疑応答の時間も設ける。

 申し込み(13日(木)まで)・問い合わせは【電話】042・722・7636同保健所保健対策課へ。


看護師の書いた糖尿闘病記
夫の糖尿病と闘い、克服していった生々しい記録。勇気が出ます
www.tubasa1.com

【青信号で今週も】 「糖尿病になる人 痛風になる人」 大和田潔著

【青信号で今週も】 「糖尿病になる人 痛風になる人」 大和田潔著

2012.12.10
wpid-bks12121017550001-n1-2012-12-10-14-43.jpg
【青信号で今週も】「糖尿病になる人_痛風になる人」(大和田潔著/祥伝社新書、819円)
 糖尿病と痛風。健康診断の数値を見るたびに、この2つの病気が脳裏に浮かび上がる人も多いだろう。危ないことは分かっている、でも、まだまだ自分は大丈夫-。そう思っている人にこそ読んでほしい本だ。
 著者の大和田潔さんはJR秋葉原駅前でクリニックを開業する現役の医師。SANKEI EXPRESSでも医療コラムを連載している。内科・神経内科のエキスパートで、メタボリック症候群(高血圧、糖尿病、脂質異常症)の診療にも長年取り組んでいる。
 新書の主な読者層である30~50代にとって、糖尿病と痛風は身近な病気。本書は、“2大生活習慣病が2時間でわかる”との帯に書かれたコピーの通り、大和田さんの医療現場での経験に基づき、その原因や予防法について解説する。「分かりやすいのはもちろんですが、物足りなくないようにと、最新の医療知識を要所に織り交ぜてあります。ダイエット本はややもすれば医学的根拠に乏しくなりがちですが、本書ではきっちり参考文献も示してある。とても読みやすい論文、といった出来上がりです」と大和田さん。
 本書のテーマは、「薬で治すのではなく体の環境そのものを整える」といった考え方。「脳がメタボを作る!」と言い切り、脳に空腹を感じにくくさせる食べ方などを具体的に紹介する。「成功の秘訣は一度コツをつかんでしまえば簡単で、無理なく続けられる。本書で紹介した方法で、メタボから卒業した患者さんも大勢います」(大和田さん)。体が変われば、気持ちも変わる。前向きになれる一冊だ。祥伝社新書、819円。(塩塚夢/SANKEI EXPRESS

看護師の書いた糖尿闘病記
夫の糖尿病と闘い、克服していった生々しい記録。勇気が出ます
www.tubasa1.com

「糖尿病になる人 痛風になる人」 大和田潔著

「糖尿病になる人 痛風になる人」 大和田潔著

2012.12.10
wpid-bks12121017550001-n1-2012-12-10-14-00.jpg
【青信号で今週も】「糖尿病になる人_痛風になる人」(大和田潔著/祥伝社新書、819円)
 糖尿病と痛風。健康診断の数値を見るたびに、この2つの病気が脳裏に浮かび上がる人も多いだろう。危ないことは分かっている、でも、まだまだ自分は大丈夫-。そう思っている人にこそ読んでほしい本だ。
 著者の大和田潔さんはJR秋葉原駅前でクリニックを開業する現役の医師。SANKEI EXPRESSでも医療コラムを連載している。内科・神経内科のエキスパートで、メタボリック症候群(高血圧、糖尿病、脂質異常症)の診療にも長年取り組んでいる。
 新書の主な読者層である30~50代にとって、糖尿病と痛風は身近な病気。本書は、“2大生活習慣病が2時間でわかる”との帯に書かれたコピーの通り、大和田さんの医療現場での経験に基づき、その原因や予防法について解説する。「分かりやすいのはもちろんですが、物足りなくないようにと、最新の医療知識を要所に織り交ぜてあります。ダイエット本はややもすれば医学的根拠に乏しくなりがちですが、本書ではきっちり参考文献も示してある。とても読みやすい論文、といった出来上がりです」と大和田さん。

 本書のテーマは、「薬で治すのではなく体の環境そのものを整える」といった考え方。「脳がメタボを作る!」と言い切り、脳に空腹を感じにくくさせる食べ方などを具体的に紹介する。「成功の秘訣は一度コツをつかんでしまえば簡単で、無理なく続けられる。本書で紹介した方法で、メタボから卒業した患者さんも大勢います」(大和田さん)。体が変われば、気持ちも変わる。前向きになれる一冊だ。祥伝社新書、819円。(塩塚夢/SANKEI EXPRESS

看護師の書いた糖尿闘病記
夫の糖尿病と闘い、克服していった生々しい記録。勇気が出ます
www.tubasa1.com

冬のビタミンD不足に用心 糖尿病・がんとも関係か

冬のビタミンD不足に用心 糖尿病・がんとも関係か 
魚・キノコ食べて

2012/12/9付
 ビタミンDは骨のもとになるカルシウムの吸収を助けるほか、大腸がんや糖尿病などのリスク低減にかかわるともいわれる。日光の紫外線を浴びることで皮膚で作られ、食べ物からも摂取できる。冬は夏に比べてあまり日に当たらないため、他の時期よりも少なくなる可能性がある。偏食や屋内に閉じこもりがちの人は特にバランスの良い食事を意識した方がよさそうだ。

 「これからの冬場は、それほど長くなくてもいいので外で日に当たり、魚など和食でビタミンDを積極的に摂取するとよい」と国立国際医療研究センターの溝上哲也・疫学予防研究部長はすすめる。

■消化器系がんの抑制に効果か

wpid-96958A96889DE6EBE1E1E7E7E1E2E2EAE3E0E0E2E3E09F88E6E2E2E3-DSXZZO4938413010122012000000-PN1-9-2012-12-9-13-59.jpg
wpid-icon_zoom_off-2012-12-9-13-59.gif

 冬は、食事から摂取するビタミンDが多い人は血中のビタミンD濃度も高く、逆に少ないと濃度も低い。しかし、こうした違いは夏にはあまりないという。これは紫外線を浴びることが減る冬は食事からの摂取が中心になるためと考えられる。また女性はもともと男性に比べて濃度が低い傾向があり、これも女性は紫外線を避けるためとも考えられる。
 溝上部長は以前、九州大学にいたとき、都道府県別の平均年間日射量とがんによる死亡率を調べた。その結果、日射量が少ない東北や北陸では消化器系がんの死亡率が高く、日射量が多い四国や九州南部では低いという全国的な傾向がみられた。
 さらに溝上部長も参加した九大の調査ではカルシウム摂取が多いうえに、ビタミンD摂取が食事からと日光によるものとが両方多いと、大腸がんのリスクが低かった。ビタミンDが予防に役立っている可能性がうかがえる。
 インスリン抵抗性(インスリンの効きにくさ)が高いことなどで起こる2型糖尿病との関係も注目されている。同研究センターの福岡県の男女約500人を対象にした調査では、血中ビタミンD濃度が不足しているとインスリン抵抗性が高く、濃度が高いと抵抗性が低いとわかった。
 厚生労働省研究班の調査ではカルシウム摂取量が多いだけでは糖尿病と統計的に有意な関連はなかったが、食事からのビタミンDも多いとリスクが低減していた。溝上部長によると、日光によるビタミンDが入っていないので、より詳しくは血中濃度を見た方がよい。ただ、欧州では濃度が高いと糖尿病リスクが減るという報告もあるという。カルシウムの働きをビタミンDが助けていると考えられる。

page: 2

■筋肉・筋力にも関係

wpid-96958A96889DE6EBE1E1E7E7E1E2E2EAE3E0E0E2E3E09F88E6E2E2E3-DSXDZO4933554008122012MZ4001-PN1-18-2012-12-9-13-59.jpg
wpid-1__@__icon_zoom_off-2012-12-9-13-59.gif

 高齢者に多い骨がスカスカになる骨粗しょう症対策にカルシウムだけでなくビタミンDも重要なことはよく知られているが、筋肉や筋力にもかかわることがわかってきている。骨粗しょう症になっても骨折しないことが肝心なので、「筋力の維持で転倒しにくくなるためにもビタミンDが大切」と女子栄養大学の上西一弘教授は話す。
 また、最近は様々な調査によって日本人は従来予想していたよりも血中濃度が低い人が多いことが分かってきたという。あまり外出しない高齢者のほか、過度に紫外線をカットしている若い女性も気をつけた方がよいと上西教授はみる。
 日光浴は手首から先が1日に15~30分、日光に当たる程度で足りる。高齢になると皮膚でできにくくなるので、若い人より時間は長めが必要だ。窓ガラスは紫外線をある程度カットするので屋外の散歩などがおすすめだ。
 食品からの主要な供給源は魚やキノコ。干ししいたけは「天日干しで紫外線に当たることで皮膚と同じようにビタミンDが作られる」(上西教授)。このため日に当てていない乾燥シイタケには注意が必要だが、その場合は自分で天日干しする方法もある。
 「平均的な食生活をしていればビタミンDが足りないことはないが、偏食をしている人は足りない可能性もある」と国立健康・栄養研究所の梅垣敬三・情報センター長はみる。例えば外食ばかりしているとか、同じメニューばかり食べている場合だ。
 また、特定の栄養素が良いといわれて、そればかり多く食べていると、代わりに他のものが減る。バランスの良い食事が大切だ。各栄養素の量を細かく把握するのは難しいが、そこまで難しく考えなくても、意識して毎食メニューを変え、いろいろなものを食べればよいという。
 加工食品には栄養成分の表示のあるものが多いので、まず「表示に興味を持って見てほしい」(梅垣センター長)。1食あたり何がどのぐらい含まれるかなどが感覚的に分かるようになり、「食品を選ぶときの判断基準が養われていく」(同)という。
(編集委員 賀川雅人)

看護師の書いた糖尿闘病記
夫の糖尿病と闘い、克服していった生々しい記録。勇気が出ます
www.tubasa1.com

糖尿病予防の料理教室

糖尿病予防の料理教室
保健福祉センター

2012年12月 7日号
 多摩区役所保健福祉センターでは12月21日(金)に行う「糖尿病予防の料理教室」の参加者を募集している。

 管理栄養士の佐伯知美さんを招き、講演と実習を行う。調理実習ではサケのネギソースと菊の花入りご飯などをつくる。

 同センターでは「食べる順番を工夫するだけでも血糖値の急激な上昇を抑えることができます」と話す。

 同センター1階栄養室で午前9時30分から午後2時まで。対象は区内在住者。先着24人。持ち物はエプロン、三角巾、布巾、タオル。材料費(500円程度)。

 申し込み・問い合わせは同センター(【電話】044・935・3117)へ

看護師の書いた糖尿闘病記
夫の糖尿病と闘い、克服していった生々しい記録。勇気が出ます
www.tubasa1.com