松川町「健康を考える集会」~糖尿病予備軍多い~

松川町「健康を考える集会」~糖尿病予備軍多い~

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 松川町の「健康を考える集会」は27日、同町役場大会議室で開かれた。20代の若者から高齢者まで約100人が参加。さまざまな事例発表に耳を傾け、今後の健康づくりの参考にした。

 

 健康を考える集会運営委員会(清水祐一会長)が主催。生涯にわたって健康な生活を営むことができるよう、住民が主体となった健康学習の場をもつことを目的に、ことしで37回を迎えた。

 

 今回は▽松川町の健康実態▽子どもと若者の健康をどう守るか▽高齢化社会での健康問題―の3つを柱に取り組んだ。

 

 年間4万人の入場者がいる同町の清流苑プールでは、健康づくりの場としてプールを広く利用してもらうことを提案。無料体験教室や、小学生対象短期水泳教室についての取り組みを発表した。

 

 アンケートによれば健康づくりとしての水中運動について「続けたいと思う」と答えた人が100%だった。「どういうふうに利用者を増やすか、を日々考えている」と担当者は報告した。

 

 町では国民健康保健の一人当りの医療費が、低水準ながら増加している。健康診断受診率は県内でも高水準だが「糖尿病予備軍」が多い、という実態が浮かび上がった。血糖状態を知るための検査で「ヘモグロビンA1c」の数値が比較的高い人が60・1%(平成23年度特定健診)。これは高森町、豊丘村、喬木村を含めた4町村の中でも最多という結果だった。

 

 町では糖尿病予防のための個別訪問を行っているが、住民側から聞き取った実態からさまざまな問題が浮かび上がった。

 

 糖尿病予備軍が多い背景として、周囲に豊富な果物や野菜があり、観光客が持参する手土産の菓子や海産物の享受もある。近所付き合いや地区の会合などで、お茶や飲酒の習慣があり食との関係は密接―といった地域性があることを指摘。発表した管理栄養士は「生活習慣病は食べ物のことだけでなく、環境が大きく影響している」と分析した。

 

 小中学校の取り組みでは、町が10年前から行っている血液検査の結果報告があった。ヘモグロビンA1cの数値は、小5と中2が21年度と比較すると今年度は改善の傾向が見られた。報告した松川中央小学校の養護教諭は「家族が気をつけた結果なのか、うれしく思う」とコメントしていた。

 

 各組織の取り組みでは、活動歴25年の八健会が「還暦を越えた健康学習への取り組み」について発表した。年齢とともに健康への価値観が変わる現実。老後の健康問題を、受け身でなく仲間と共有できる「第二の健康学習」と捉え直すことの必要性を提唱し、参加者の反響を呼んだ。

 

 

看護師の書いた糖尿闘病記
夫の糖尿病と闘い、克服していった生々しい記録。勇気が出ます
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糖尿病における栄養と口腔保健の推進セミナー横浜で開催

糖尿病における栄養と口腔保健の推進セミナー横浜で開催

医科と歯科の連携やチーム医療を推進

米国のハーバード大学医学 部附属ジョスリン糖尿病センターと共同で、一般財団法人 サンスター財団が「第6回JSDEI セミナー 糖尿病-栄養と口腔保健の推進セミナー」を横浜で開催する。協賛はサンスター株式会社。

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(この画像はイメージです)

今回は糖尿病療養支援に役立つ情報、医科・歯科チーム医療の観点から、主に医師、歯科医師、管理栄養士を対象とし「糖尿病治療の最先端」「糖尿病と歯周病における医科歯科の取り組み」などの教育・啓発セミナーを行う。

セミナー概要

【日時・会場】
2013年2月3日(日) 10:30~17:20。新横浜プリンスホテル/5階 主宴会場「シンフォニア」(〒222-8533 神奈川県横浜市港北区新横浜3-4)。

【課題】
「明日からの糖尿病療養支援に役立つ情報、医科・歯科チーム医療の観点から」

【プログラム 】

●第1部 
座長:中川 種昭 先生 慶應義塾大学医学部歯科・口腔外科
「口腔保健と栄養」
安藤 雄一 先生国立保健医療科学院・生涯健康研究部 地域保健システム研究分野
「糖尿病および糖尿病合併症予防と栄養」
西尾 善彦 先生鹿児島大学大学院医歯学総合研究科
糖尿病内分泌内科学 教授
「栄養から見た糖尿病ケアの実際」
岩川 裕美 先生滋賀医科大学医学部附属病院
栄養治療部 副部長
(サンスター株式会社プレスリリースより)

第2部として、「IT を活用した糖尿病治療とケア」「糖尿病患者における歯周病治療と医科歯科連携」「糖尿病の歯周炎患者をチーム医療で治す」「糖尿病薬物治療の最前線」。第3部は 「医科歯科連携の将来展望」「糖尿病合併症治療の将来像」の講演がある。

総合討論は、司会として柏木厚典氏/滋賀医科大学医学部附属病院と中川種昭氏/慶應義塾大学医学部歯科・口腔外科によって進行される。募集人数400名、参加費は無料。

増え続ける糖尿病患者

近年の急激な生活習慣の変化、なかでも食習慣や栄養摂取状態の変化が糖尿病のリスクを高めている。現在、世界の糖尿病患者は3億7,100万人で、昨年に比べ500万人増え、国内の糖尿病有病者は710万人となっている。世界的に糖尿病患者は年々増え続けている。

糖尿病で血糖コントロールがうまくいかずに「高血糖」の状態が続くとさまざまな合併症を引き起こし、生活の質が衰える結果につながる。歯周病もその合併症の一つで、歯科治療や歯科保健について研究が進められている

問い合わせ先
サンスター株式会社 広報室(大阪)TEL 072-682-6212 FAX 072-682-7917
サンスター株式会社 広報室(東京)TEL 03-5441-1423 FAX 03-5441-8774
(サンスター株式会社プレスリリースより)

▼外部リンク

第6回JSDEI セミナー 糖尿病-栄養と口腔保健の推進セミナー
http://www.toptour.co.jp/conv/3524/6JSDEI/

サンスター株式会社プレスリリース
http://jp.sunstar.com/company/press/

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ビールの風味出すホップが新薬開発でも活躍

ビールの風味出すホップが新薬開発でも活躍

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少量のビールは健康によいといわれるが、ビールに含まれる苦味成分は糖尿病や一部の、その他の健康障害に対する新薬開発でも役立つ可能性があることが、米ワシントン大学化学部研究所准教授のWerner Kaminsky氏らの研究で示唆された。研究論文は、「Angewandte Chemie International Edition」1月28日号に掲載された。

Kaminsky氏らは、ビールに独特の風味を与えるホップの派生物質であるフムロンの正確な構造を明らかにした。これまでの研究では、適量のビール(苦味成分)を飲むことで、減量につながったり、炎症が軽減したりするほか、糖尿病や一部のに対して効果がある可能性が示唆されている。

Kaminsky氏は、「今回の研究結果は、新薬開発の取り組みにおいてどのフムロンが有用かを調べる際に役立つ可能性がある」という。同氏らは、ビールを過剰の飲むことは健康促進のうえで推奨できないが、健康効果が確認されれば単離したフムロンとその派生物を処方する可能性があるとしている。

今回の研究は、米シアトルのKinDex Therapeuticsの資金提供を受けて実施された。(HealthDay News 1月30日)

http://consumer.healthday.com/Article.asp?AID=672990
Copyright © 2013 HealthDay. All rights reserved.

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コーヒーの“糖尿病予防効果”とは? カラダに効く食べ物を紹介

コーヒーの“糖尿病予防効果”とは? カラダに効く食べ物を紹介

 古来、東洋医学で伝えられてきた健康長寿の極意「医食同源」。食べ物で健康を維持するという考え方で、本紙はもちろん、今やあらゆるメディアが「この食物はこの症状によい」という情報であふれ返っている。

 番組では、「医学的にみて、本当に健康に効果のある食品は何ですか」という緊急アンケートを、「みんなの家庭の医学」が誇る全国の名医たちに実施。その結果、科学的な根拠に裏付けされた健康を守る2つの食品が浮かび上がってきた。

 その1つがコーヒー。ヨーロッパにもたらされたときから薬として珍重された歴史があるが、なんとコーヒーが糖尿病を予防するという。

 コーヒーに健康効果ありと答えた名医の中から小田原雅人先生(東京医科大学 糖尿病10+ 件・代謝・内分泌内科教授)に番組は話を聞く。小田原先生は、「コーヒーには糖尿病予防に効果がある」という。2005年にハーバード大が発表した研究結果により、1日にコーヒーを一定以上飲む人は全く飲まない人に比べ、糖尿病10+ 件になる確率が女性で30%、男性で50%少ないという事実が明らかになったのだ。

 さらに世界中で発表された400編以上の医学論文でも、コーヒーは糖尿病を予防するという結論が導かれていた。

 では、コーヒーのどこに、糖尿病10+ 件を予防する効果があるというのか。効果的な飲み方と合わせて紹介される。スタジオでは、小田原先生と栄養の専門家、高橋徳江先生(順天堂大学医学部附属練馬病院)が、コーヒーの医学的効果について解説する。

 実はコーヒーには、予防効果があると期待されている病が3つあるというのだが、はたしてその3つの病とは。

 そしてもう1つの食材が納豆。血液サラサラ効果で有名だが、それ以外にも納豆が骨粗しょう症の予防・改善に効果あることも紹介。納豆の優れたパワーを探る。(和)

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眼科で糖尿病宣告!? 失明招く「網膜症」、早期治療を

眼科で糖尿病宣告!? 失明招く「網膜症」、早期治療を

 かすみ目受診したら

 夜になると見えにくくなった。日が暮れるのが早いからかなぁ-季節のせいにしていると思わぬ病気の落とし穴を見落とすかもしれない。糖尿病10+ 件網膜症の見分け方について専門医に聞いた。

 【眼底に大量出血

 どうも目がかすむ。思い立って眼科に行ったところ、「眼球の奥の網膜という場所に大量の出血がある」と診断されて驚く。だが、「眼底出血」は症状のことで原因の病名ではない。眼底にある網膜の血管が破れて出血するものだ。

 網膜はむくんでいるが、外見から原因は分からない。症状を引き起こす病名はさまざまにあるが、最も怖いのは、糖尿病10+ 件網膜症だ。

 糖尿病10+ 件というと、内臓が関係する生活習慣病とばかり考えがちだが、目の不具合を感じて眼科を受診し、かなり進行した糖尿病を指摘される例がある。

 【100人に5人

 「目が見えにくい、と訴えて受診に来られる方100人のうち、5人くらいに糖尿病網膜症が見つかります」

 こう話すのは、清澤眼科医院(東京都江東区)の清澤源弘院長。「近頃だるいなあ」と思っても病院に行かず放置してきた人たちが多いという。

 「何年か前の健康診断で、『糖尿病予備軍です』と指摘されている人もいるはず。両目の視力がかなり落ちてから、ようやく眼科に来る人もいます」と清澤院長。

 この段階で発見される糖尿病10+ 件はかなり重症で、食事制限や薬物療法でコントロールできるレベルにはないことが多い。

 目の状態は、網膜剥離や失明に向かって突進している状態で、「すぐに病院を紹介して、内科と眼科の治療を同時進行で受けてもらう」(清澤院長)ことになる。

 【中途失明者の5人に1人

 最悪の場合、失明につながる糖尿病網膜症。厚労省の調査によると、中途失明者の5人に1人がこの病気が原因だ。

 「ぼんやり見えたり、影や暗くて見えない部分があったり、夜見えにくくなるなどの症状があれば、すぐ眼科専門医を受診してほしい」と清澤院長は繰り返す。

 もたもたしていると、手遅れになりかねない。

 「目に対しては、レーザー光凝固術などの治療法がある。網膜に2~3回に分けてレーザーを当てれば、症状はかなり落ち着く。眼の奥にあるゼリー部分の硝子体(しょうしたい)を手術する方法もあり、早いほど失明のリスクは避けられます」(清澤院長)

 もちろん糖尿病10+ 件の根本的な治療も必須だ。悪化すれば、糖尿病10+ 件性腎症や末端部の感覚麻痺、心筋梗塞や脳梗塞などを引き起こし、命を脅かす。

 清澤院長は「血糖値が高い、と少しでも指摘されたことがある人は自覚して早期に生活習慣を変え、病院に行くことです。手遅れになれば、眼ももとの視力には戻らない」と警告する。

 早めに発見するためには、40歳を過ぎたら定期的に眼科で検診を受けること。

 「メガネを作る際にも、必ず眼科で眼の検査をする。メガネ店では見つからない他の疾患が発見されることがあります」(清澤院長)

 眼は外から身体内を見られる数少ない臓器の一つ。大きな病気のシグナルが今、点灯している可能性は十分あるのだ。

糖尿病10+ 件網膜症の疑いチェック

□ぼんやり見える

□夜になると見えにくくなる

□急に視力が低下する

□ものがズレて見える

□黒い物がちらついて見える

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コツコツ健老塾:病名・糖尿病 治療・内科

コツコツ健老塾:病名・糖尿病 治療・内科



毎日新聞 2013年01月28日 東京朝刊

 ◇インスリン導入、早期から

 膵臓(すいぞう)から分泌され、血液中のブドウ糖濃度(血糖値)を下げる効果があるホルモン「インスリン」が適切に機能せず、血糖値が慢性的に高くなる糖尿病。厚生労働省の国民健康・栄養調査によると、患者数は890万人、患者予備群は1320万人と推計される。60代以上では3人に1人が患者または予備群で、このうち90%以上は、生活習慣が原因の2型糖尿病だ。診断された後は、生活習慣の改善や服薬で血糖値を下げる治療を行う。以前は飲み薬の効果が低下してから始めていたインスリン導入を、早期に始める治療が広がっている。

 ◇1回で24時間作用

 糖尿病に自覚症状はない。血液検査で(1)空腹時血糖値が1デシリットルあたり126ミリグラム以上(2)ブドウ糖負荷試験2時間値同200ミリグラム以上(3)随時血糖値同200ミリグラム以上(4)HbA1c(ヘモグロビンA1c)6・5%以上−−のいずれかに該当したら「糖尿病型」と判定。後日の検査でも再度糖尿病型と判定されるなどしたら、糖尿病と診断される。高血糖が続くと、心筋梗塞(こうそく)や脳梗塞を起こしやすくなったり、細い血管が傷ついて網膜症、腎症、神経障害などの合併症を起こしたりする。

 健康な人の場合、血糖値は、常に少しずつ分泌されているインスリン(基礎分泌)と食事後に血糖値が上がると分泌されるインスリン(追加分泌)によって、一定の範囲に保たれている。インスリン注射によって、体内のインスリン分泌状況を再現するのがインスリン療法だ。

 治療で用いられるインスリン製剤は、患者が自分で皮下に注射する。1990年代にヒトのインスリンに構造を似せた「インスリンアナログ製剤」が登場。体内での作用時間を速くしたり、持続したりできるようになった。03年に登場したインスリングラルギンは、「持効(じこう)型」と呼ばれ、1日1回の注射で、ピークを作らずに24時間作用が持続する。これらの製剤によって、「基礎分泌」の再現がより生体内に近づいた。持効型と飲み薬を組み合わせた治療法(BOT療法)も登場している。

 ◇分泌機能低下せず

 糖尿病治療を、飲み薬で始めた群と、インスリンで始めた群を比べたところ、飲み薬の群は治療から1年後に膵臓のインスリン分泌能が低下したが、インスリンの群は機能が保たれていたという。また昨年の米国の学会では、「インスリングラルギンを使っても心血管疾患やがんのリスクが増えない」とする研究結果が発表された。

 ◇療養状態が改善

 しかし、インスリン導入に対する抵抗感も根強い。主治医と患者を対象に、05年に実施された意識調査によると、インスリン治療に対する患者の気持ちは「注射は怖い」「注射は面倒」に加え、「一生ずっと打つのがいや」などの回答が多くを占めた。また医師側に、実際に患者にインスリン治療を開始した時点のHbA1cの数値を尋ねると、平均9・2%で、悪化するまでインスリン治療を勧めていなかった。

 一方で、実際に治療を開始した患者の感想では、「より早く始めれば良かった」がほぼ半数を占めている。小田原教授は「夜何度もトイレに行かなくてすむなど、療養状態が改善する効果が大きい。医師、患者双方が意識を変えることが必要だ」と指摘する。

 インスリンデグルデクという1日1回投与の別の新しいアナログ製剤も近く国内に登場する予定だ。日本糖尿病学会理事長の門脇孝・東大付属病院長は「どういうタイプの糖尿病患者にそれぞれの製剤が適しているかは、今後のエビデンスの蓄積の中で研究していく必要がある」と話している。【MMJ編集部・高野聡】

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高血圧・糖尿病リスク上昇 意外に怖い不眠症 自律神経やホルモン分泌に変調

高血圧・糖尿病リスク上昇 意外に怖い不眠症 自律神経やホルモン分泌に変調

2013/1/27付

 2月3日と毎月23日は「不眠の日」。睡眠の大切さを啓発する目的で2011年、日本記念日協会に認められた。日本人の約5人に1人が不眠の悩みを抱えており、50代後半から増える。たかが不眠症と思いがちだが、高血圧や糖尿病など様々な病気にかかるリスクが増す。今や国民病になった不眠症を2回にわたって取り上げる。今回は不眠症が引き起こす怖い病気を考える。

 「不調に気づかないで放置している人もいる。睡眠の重要性を認識すべきだ」。国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所などで睡眠を研究してきた白川修一郎氏はこう警鐘を鳴らす。睡眠は食事や運動とともに健康を維持する大切な要素だが、日本人の意識は低いという。

 09年の調査によると、経済協力開発機構(OECD)加盟国の中で日本は韓国の次に睡眠時間が短いとされる。海外ではかかりつけ医に相談するのに、日本では不眠で困っている人のほぼ半数が相談しないという。白川氏は一昨年、専門医らと睡眠改善委員会を立ち上げ、啓発活動に取り組んでいる。

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 たかが不眠とあなどってはいけない。鬱病との関連性は知られているが、不眠症の人は高血圧や糖尿病などの生活習慣病にかかるリスクが高まる。米国の大規模な調査で明らかになっているほか、日本でも同様の結果が出ている。

 大手通信会社の男性社員を調べたところ、床についても眠れない入眠障害がある4800人は、4年後に高血圧になる割合が普通に眠れる人の約2倍になった。電機会社の男性社員約2600人を対象にした調査でも、入眠障害の人は8年後に糖尿病になる割合が約3倍に膨れた。

 日本大学の内山真教授は「あらゆる病気のリスクが高まる」と指摘する。睡眠不足が慢性化すると、自律神経やホルモンの分泌といった体内の調節機構そのものが変調をきたすからだ。

 短時間睡眠を1週間続けると、健康な人でも体内で分泌されるホルモンの一種インスリンに反応しにくくなり、血糖値が上がることがわかっている。一晩徹夜しただけで血圧は10ほど上昇するという。

 米国などの研究から、睡眠時間が短いと肥満になりやすくなることもわかってきた。原因は夜更かしをする人は夜食をとりがちだからだけではない。不眠が続くと、食欲を増すホルモンのグレリンの分泌が増え、逆に食欲を抑えるホルモンのレプチンの量は減るためとみられている。

 高血圧症患者を降圧剤で血圧を下げると、睡眠時間は同じでも睡眠の質がよくなったという報告もある。不眠症が生活習慣病を引き起こす詳しい仕組みはわかっていない。

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 不眠症の原因は様々で、悪循環を招く要因を取り除くのは難しい。音や明るさなど周囲の環境要因のほか、アルコールやニコチン、カフェインの摂取、薬の副作用など生活習慣の影響も大きい。ストレスも不眠症を招きやすい。家族の死やリストラなど原因がはっきりしている場合は対処方法が見つかる可能性があるが、職場などの日ごろの不満の積み重ねが影響する場合も少なくない。

 不眠症を解消し、質の高い睡眠をとるにはどうしたらよいのか。日大の内山教授は「まず生活習慣を見直し、睡眠のリズムをとること」を強調する。眠くなってから就寝し、30分たっても寝つけなかったら床を離れてもよい。「眠れないと悩むと鬱病の原因にもなりかねない」と内山教授は話す。

 食事は寝る2~3時間前までに済ませる、ぬるま湯に時間をかけて入浴する、単調なリズムの音楽をゆっくりと流す――などが不眠解消に効果的といわれる。だが、だれにでも効くわけではない。

 大切なのは寝る前にどれだけリラックスした状態に自分をコントロールできるかだ。眠気を誘うため寝酒に頼る人も多いだろう。しかし、アルコールは脱水作用があり夜中にトイレに行きたくなり、質のよい眠りを妨げやすい。

 不眠が続いて日常生活に悪影響が出れば、精神科や心療内科で診察を受けた方がよい。その前に適切な快眠法を身につけたい。

ひとくちガイド《ホームページ》
◆「不眠症」の対処法について詳しく知りたい人は厚生労働省の健康情報サイト「e―ヘルスネット」
http://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/heart/k-02-001.html
◆「かくれ不眠」について知りたい人は「睡眠改善委員会」のサイト
http://www.brainhealth.jp/suimin/

[日本経済新聞朝刊2013年1月27日付]

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看護師の書いた糖尿闘病記
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早期患者に朗報 ”糖尿病”の最新治療とは

早期患者に朗報 ”糖尿病”の最新治療とは

(2013年01月24日 19時06分)

 日本の五大疾病といえば、がん、脳卒中、急性心筋梗塞、うつ病などの精神疾患、そして、糖尿病です。

 糖尿病は、長年の生活習慣が引き金となって発病し、患者数が多いことから『国民病』ともいわれています。

 その糖尿病の早期治療の一つに今、インスリン治療が導入され、多くの成果をあげています。

 これまで『最終手段』のイメージが持たれていたインスリン治療。

 糖尿病の最新治療を取材しました。

 ※データ放送の方は、チューリップテレビのホームページから動画をご覧ください

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《産後の糖尿病》 血糖値、下がっても警戒を

《産後の糖尿病》 血糖値、下がっても警戒を

【権敬淑】 妊娠中、女性の体には様々な変化が起きる。妊娠糖尿病もその一つ。出産後、血糖値が正常に戻る人もいるが、油断するのは禁物。本当に大切なのは、むしろ出産してからだ。

 

 出産後の女性について調べた海外の研究によれば、妊娠糖尿病だった人は出産後にいったん血糖値が正常に戻っても、多くが糖尿病予備軍や2型糖尿病になっていたという。妊娠糖尿病でなかった人に比べ、のちに糖尿病を発症するリスクが7.4倍も高いという研究結果もある。

*         *

 妊娠中に「血糖値が高い」と言われると、母親は赤ちゃんへの影響を一番に心配して、治療や運動に積極的になりやすい。

 しかし、出産して血糖値が正常に戻ると、つい安心してしまいがちだ。「子育てにも追われて、母親は自分の健康管理にまで手が回らなくなるのが実情です」と、大阪府立母子保健総合医療センター(大阪府和泉市)母性内科の和栗雅子副部長はいう。

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難病カルテ:患者たちのいま/68 1型糖尿病 /佐賀

難病カルテ:患者たちのいま/68 1型糖尿病 /佐賀



毎日新聞 2013年01月20日 地方版

 ◇習い事、運動活発に 母「普通に生活を」願い

 佐賀市の式町美優さん(11)=佐賀市=は、書道、スイミング、ピアノと習い事に積極的に取り組む小学5年生。学校ではドッジボールに夢中で、早起きして登校し、授業が始まるまで友達と楽しむ。活発に動く美優さんの姿に、母あかねさん(43)は「注射さえ打っていれば何でもできるんですよね」とほほ笑む。抱えているのは、1型糖尿病だ。

 2歳半の頃、おむつから漏れるほど尿の量が増えた。体を動かすのが好きだったのに、横になって過ごしたがるようになった。「元気がない」状態が1カ月以上続き、検査で診断された。

 あかねさん自身が病気を患ったことがほとんどなかったため、説明を受けた時は「お先真っ暗としか言いようがありませんでした」。ずっと入院するのか。どういう生活ができるのか。学校に行けるのか−−。不安が押し寄せた。

 最初の入院は約10日間で済んだが、悩んだのは血糖値の管理。退院直後、あかねさんに叱られて泣いて寝た美優さんが深夜、うめき声を上げてけいれんを起こし、意識を失った。低血糖による発作だった。救急車で搬送し大事には至らなかったが、しばらくは「発作が怖くて怒れなかった」。

 3歳の頃、私立幼稚園へ入園。事前に病気のことを説明し、毎日給食の時間にあかねさんが注射を打ちに行った。小学校入学前には、美優さんが自分でインスリン注射を打てるよう練習させた。担任には毎年病状を伝え、注射や補食は美優さん自身の判断で行うことを伝えた。

 空腹を感じた時は低血糖に陥る可能性があるため、授業中でも補食を取るようにしている。保健室には菓子を持参して常備する。運動の量などに応じて、注射するインスリンの量も美優さんの判断で変えている。

 これまで学校で倒れた経験はないが、「嫌な思い」をしたことは、はっきり覚えている。空腹を感じ、ランドセルに付けたポーチから補食用のブドウ糖を出して口に入れた時、友人から「アメをなめている」と非難された。「食べたくて食べてるわけではないのに……」。今も思い出すと、涙が流れる。

 体を動かすのが好きで、身長も155センチと学年の中では大人びていて「病気であることを忘れるくらい元気」に見える。ただ、現行制度では20歳以降に医療費助成の対象から外れてしまう経済的負担や、今後の合併症への懸念など将来への不安は尽きない。あかねさんが願うのは「このまま普通に生活する」ことだ。【蒔田備憲】

==============

 ◇1型糖尿病

 ホルモン「インスリン」を作る細胞が何らかの理由で破壊され、体内で不足する。生活習慣などの影響で大人で発症することが多い「2型糖尿病」に対し、子供で発症することが多い。「小児慢性特定疾患治療研究事業」(最長で20歳まで)の対象。「特定疾患」ではないため、20歳を超えると、難病としての医療費助成がなくなる。

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糖尿病の薬って?

糖尿病の薬って?

足柄上病院で24日、公開講座

2013年1月19日号

 生活習慣病として罹患する人が増えている糖尿病。県立足柄上病院では、病院スタッフらが病気の特徴や治療法、予防法などについてわかりやすく説明する「平成24年度・糖尿病公開講座」(全7回)を開催している。

第6回は1月24日(木)、午後5時から足柄上病院講義室で実施される。テーマは「糖尿病治療薬」。講師は同院の鈴木功薬剤師。糖尿病の治療薬について知っておくべき事柄や注意するポイントなどを講演する。基礎が学べる内容なので関心のある人は参加しては。予約不要、直接会場へ。問合せは足柄上病院経営企画課(飯塚さん、鈴木さん)【電話】83・0351㈹へ。
 

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糖尿病を診断するには?

糖尿病を診断するには?

 『あざみ野坂の上クリニック』(杉沢勇人院長)は、糖尿病専門医を育成する研修施設でもある、医療法人社団「武田クリニック」(武田浩理事長)が展開する医院。日本糖尿病学会認定専門医・杉沢院長が治療だけでなく、予防、生活習慣相談などに取り組んでいる。

 「糖尿病は基本的に自覚症状がないことが多いので、健康診断の結果を受けて病院を訪れるケースがほとんどです」と話す杉沢院長。そのため、放置されることもしばしばある糖尿病。しかし、放置をすると、「三大合併症」や「動脈硬化性疾患」を引き起こす恐れもある。だからこそ大事なのが健康診断。「健診で異常を指摘されたら、放置せず受診することが大事です」。

大切なのは血液検査

 では、糖尿病の判定はどのように行われるのか? 「判定には血糖値や『HbA1c』という物質を調べる、血液検査を行っています」。この検査を受けることで、過去1、2カ月間の血糖値の平均が調べられ、より正確な判定が可能になる。また、採血検査以外に合併症の検査も重要だ。

無料糖尿病教室を開催

 同院では、病気を正しく理解するための「糖尿病教室」を開催。1月18日(金)「糖尿病とは」、25日(金)「薬物療法」。11時から。無料。

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「糖質制限 万能だし醤油」発売中 恵比寿屋西陣

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低糖質だし醤油「糖質制限 万能だし醤油」

 低糖質ダイエット食品販売事業などを行っている恵比寿屋西陣(京都市上京区)は、糖質制限食療法による糖尿病治療の第一人者、江部康二ドクター(財団法人高雄病院理事長)監修の低糖質だし醤油「糖質制限 万能だし醤油」を、同社が運営する低糖質食品販売サイト「やせる食べ方.com」で販売している。価格は、1,600円(1,000ml、税込)。

 「糖質制限 万能だし醤油」は、カロリーゼロかつ血糖値に影響を与えない天然甘味料エリスリトールを使用。カツオと昆布のエキスを豊富に用いた本格的な和風だし醤油でありながら、100mlあたりの糖質量を約3・7g、カロリーを37kcalに抑えた。水で2~3倍程度に薄め、すき焼きの割り下や煮物用のだしとして、またお好みの香辛料を加えて焼肉のたれとしても利用できる。他にも、だし巻玉子や茶碗蒸しなど、工夫次第で様々な料理を低糖質化することができる。

看護師の書いた糖尿闘病記
夫の糖尿病と闘い、克服していった生々しい記録。勇気が出ます
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菊芋パウダー:人気 小千谷市の農業と他産業が連携 味に癖なく、食物繊維が豊富 /新潟

菊芋パウダー:人気 小千谷市の農業と他産業が連携 味に癖なく、食物繊維が豊富 /新潟

毎日新聞 2013年01月16日 地方版

 

小千谷市の農業と他産業連携支援で開発された「菊芋パウダー」が人気を集めている。粉末にすることで手軽に使えるだけでなく、菊芋は食物繊維が豊富に含まれていることから健康ブームに乗って昨年度は売り切れ状態に。生産を拡大した今年度も問い合わせが殺到するなど、好調を維持している。
 菊芋は北米原産のキク科ヒマワリ属の多年草で、日本には江戸時代末期に飼料用作物として伝来した。カルシウムなどミネラルの吸収を促進し、血糖値を下げるとされるイヌリンを含む食物繊維が多い。市は09年度から特産化を目指して取り組んでいた。
 菊芋は地元の生産者団体「七粒会」が栽培。これまで市内の食品会社が漬物に加工していたが、小粒などの規格外品に頭を悩ませていた。市は乾燥機を持っている農業者団体「農楽」に粉末化を提案。商品化にこぎつけた。
 昨年度は200袋(1袋100グラム入り)を製造したが、数カ月で売りきれ。今年度は栽培面積を4アールから10アールに拡大し、収穫量も前年度の2倍に増大。500袋を製造できる見通しで、先月から販売を再開した。
 市農林課は「味に癖がないのでいろんな料理に振りかけられ、健康管理用のサプリメントとしても使いやすいのがいいのでは」と好評の原因を分析。さらに他産業とのマッチングを通して商品開発を支援していく考えだ。
 菊芋パウダーは市総合産業会館「サンプラザ」で販売。1袋1300円。【湯浅聖一】

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お腹が凹む最新キーワード33――正しい知識で引き締め効果をアップ

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※この記事は日経ヘルス for MEN「男の腹やせ」をもとに再構成しました。
 できれば空腹との闘いや「苦行のエクササイズ」なしに、ラク~に腹を凹ませたい。その実現のために最強の味方は、じつは「基礎知識」なのだ。脂肪を落とす体のメカニズムが頭に入れば、意識せずに生活は変わってくるはず。ここでは「脳でお腹を凹ます」ための重要用語を紹介しよう。
必ず知っておくべき基本用語
メタボリックシンドローム
 人はなぜに腹をへこませなければならないのか……。最大の目的がメタボリックシンドロームの回避にある。言葉の定義は、内臓脂肪(下写真参照)が蓄積したタイプの肥満をベースとして、それに血糖値高め、血圧高め、血中脂質(コレステロールや中性脂肪)の異常の状態を2項目以上合併していること。複数重なることが問題なのは、その場合に内臓脂肪の増加による代謝の変化が背景にあって、動脈硬化の進行が一気に加速するためだ。
 たとえ血圧や血糖値といった個々の検査値の異常は軽度であっても、それらが重なることで心筋梗塞など心臓血管障害で死亡するリスクが高まる。日本人は、欧米人と比較して糖尿病を発症しやすいため、そのリスクを早めに評価するためにも重要だ。逆にいえば、これらのリスクを下げる最も有効な手段は、若いうちからポッコリお腹の原因となる内臓脂肪を低下させることなのだ。
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写真はCT(コンピュータ断層撮影)で見た腹部の輪切り写真(「日経ヘルス for MEN」世代である『日経ヘルス』藤井編集長のもの)である。赤く示された部分が内臓脂肪。腸など内臓の周囲にたまり、血糖値の異常などをもたらす原因となる
腹囲
 2008年に始まった特定健康診査・特定保健指導制度(メタボ健診)で検査される項目の一つ。「おへその位置で測ったお腹まわり」なので、ズボンのウエストサイズより若干大きめになることが多い。日本肥満学会の基準によると、男性では85cm以上がメタボリックシンドロームの基準の一つになる。腹囲が採用されている理由は、身長の大小や筋肉量の差を考慮しても、内臓脂肪の量と最も相関が高いとされているためだ。つまり、対象者全員をこれでスクリーニングすることで、より詳しい検査につなげる狙いがある。
BMI
 ボディマス指数(体格指数)とも呼ぶ。身長と体重の関係を表す数字で、かつては体の肥満度を測る最も重要な指標とされていた。自分の体重(kg)を身長(メートル表示なので172cmの人は1.72)の2乗で割ることで計算できる。判定基準は国によって異なるが、日本肥満学会では22前後(18.5~24.9)を「普通体重」、25以上を「肥満」、18.5未満を「低体重(やせ)」としている。しかし、BMIは体脂肪率を考慮していないので、ボディビルダーなどは、脂肪が少なくても筋肉量が多いため肥満に算出されたり、逆に見かけはやせでもじつは内臓脂肪が多い「隠れ肥満」を見逃すなど課題も多い。最近ではBMIより腹囲や体脂肪率の測定が重視されるようになった。
体脂肪率
 その名の通り体内に含まれる脂肪の割合のことである。じつは体脂肪率を正確に測定するのは非常に難しい。かつてはアルキメデスの原理を応用した「水中体重測定法」などが用いられてきたが、最近では「生体インピーダンス法」という体内の電流の流れ方を利用した計測法が広く用いられている。家庭用の体脂肪計の原理もこれである。なお、体脂肪は低ければ低いほどよいわけではなく、体の機能を維持するためには一定の体脂肪が必要である。国際的な基準は定められていないが、国内では30歳以上の男性の場合、17~23%が適正範囲で、25%以上を肥満とすることが多い。
血糖値
 血液中のブドウ糖の量を示す検査値。ブドウ糖は、全身の組織が活動するための重要なエネルギー源だが、血液中の濃度が高い状態が続くと、体内の微小血管が徐々に破壊されていく。これが2型糖尿病だ。糖尿病を放っておくと全身の臓器に障害をもたらし、腎不全、失明などの原因となる。メタボリックシンドロームの診断基準となるのは空腹時の血糖値が110mg/dl以上の場合だ。
インスリン
 体内で糖の代謝を調整するほか、筋肉ではアミノ酸の取り込みによるたんぱく質合成を促進するホルモン。インスリンは血糖値を正常に保つために重要な働きをするが、人によっては過食などで血糖値が高い状態が続くとインスリンを分泌する膵臓(すいぞう)の機能を障害。2型糖尿病の原因となる。
インスリン抵抗性
 体内の組織でインスリンの効き方が悪くなった状態を示す言葉。もともと糖尿病の患者では健康な人と比較して、同じ量のインスリンを注射しても血糖値が下がりにくいという研究結果から、糖尿病が進行するメカニズムの一つとして注目された。さらに最近では、肥満、動脈硬化、高血圧など生活習慣病の背景にある重要な病態だと考えられている。メタボリックシンドロームと診断された人では、インスリン抵抗性を調べる検査(経口ブドウ糖負荷試験など)を行うこともある。インスリン抵抗性は、食事の改善のほか、レジスタンストレーニング(筋力トレーニング)や有酸素運動などでも改善することが分かっている。
血中コレステロール値
 コレステロールは全身の組織の細胞に見られる重要な脂質である。コレステロールは肝臓で合成されるが、水に溶けないため血液中ではリポたんぱく質という物質と結びついた粒になって運ばれる。リポたんぱく質にはLDLとHDLの2種類があり、コレステロールを血管や組織に運ぶのがLDL。余分なコレステロールを肝臓に戻す働きをしているのがHDLだ。動脈硬化は、血管の内膜にたまったコレステロールの塊が起こす病気なので、いわゆる「悪玉」と呼ばれるLDLコレステロールが多すぎたり、「善玉」のHDLコレステロールが少なすぎたりするときが要注意である。メタボリックシンドロームの診断基準ではHDLコレステロールの値が40mg/dl未満の人が要注意となっている。
中性脂肪
 体の中に存在する脂肪の一つ。人の体ではエネルギー貯蔵物質として利用されている。食事のとりすぎで余った糖質を材料にして肝臓で作られ、皮下脂肪や内臓脂肪に蓄積される。中性脂肪は多少高くなっても、すぐに体に悪影響が出るわけではないので、かつては健康管理上重要視されていなかったが、最近、血液中の中性脂肪が高いと動脈硬化の原因となることがわかり、メタボリックシンドロームの診断基準(150mg/dl以上)の一つにされている。なおアルコールの飲み過ぎも中性脂肪を高める要因になる。
脂肪肝
 肝臓に脂肪(とくに中性脂肪)が蓄積した状態。男性では40歳前後で多発する。食べ過ぎのほか、アルコールの飲み過ぎでも肝臓に中性脂肪がたまりやすいことがわかっている。しかも、最近、アルコールを飲まないのに脂肪肝を発症する人の中に、肝硬変や肝臓がんを発症する場合があることが明らかになり、非アルコール性脂肪性肝炎(通称NASH)として注目されている。
肝機能検査
 肝臓は、体の維持に重要なたんぱく質を合成したり、体の中の毒素を分解するなど重要な働きをしている。肝臓の機能を調べる血液検査として広く用いられるのがGOT(AST)、GPT(ALT)、γGTPなどの検査値だ。これらは肝臓の細胞の中にある酵素で、これらが血液中に多くあるときは、何らかの原因で肝臓の組織が破壊されていることを示す。
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企業の健康診断や人間ドックで行われる血液検査結果の例。左欄には肝機能や血中脂質について正常値が掲載されている。ほぼ正常値だが、中性脂肪は食事などの影響を受けやすいため、大きく変動している
血圧
 血管の中の血液の圧力のこと。一般には動脈の血圧を示す。心臓が縮んで血液を送り出すとき(収縮期)の値(最高血圧)と広がるとき(拡張期)の値(最低血圧)を測定する。血圧が高い状態は動脈硬化を進めるため、若いうちから血圧の管理が必要だ。最高血圧が140mmHg以上が高血圧と診断されるが(日本高血圧学会)、健康管理上は120未満を目指すことが推奨されている。

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