生の果物に2型糖尿病抑制効果、ジュースは逆にリスクに 国際ニュース : AFPBB News

【8月31日 AFP】

新鮮な生のフルーツを食べるほど2型糖尿病のリスクが下がり、しかしフルーツジュースでは逆効果でたくさん飲むほどリスクが高まるとする研究結果が、30日の英医学誌ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル(British Medical JournalBMJ)で発表された。

 米ハーバード公衆衛生大学院(Harvard School of Public HealthHSPH)など英米シンガポールの共同研究チームは、約25年間にわたって米国で行われた3つの大きな健康調査のデータを精査した。調査対象は看護師や介護士などの医療従事者18万7000人以上で、数年にわたって健康状態を観察され、食習慣や体重、喫煙、運動、その他生活スタイルの指針となる事柄について定期的にアンケートに答えていた。このうち約6.5%の人が糖尿病にかかった。

 このデータによると、果物を丸ごと食べるのは月1回未満という人と比べ、毎週2回食べている人では2型糖尿病のリスクが最大23%低かった。特にブルーベリー、ブドウ、リンゴで効果がみられた。一方、フルーツジュースを毎日1杯以上飲む人では、糖尿病リスクが最大21%高かった。論文はこの「有意差」についてさらなる研究が必要としている。

 生の果物とフルーツジュースでは栄養価は同程度だが、この差を生んでいるのは半固体か液体かの違いにあると推測し「液体の方が固体よりも胃を通過して腸に到達するのが速い。言い換えれば、そのままの果物よりもフルーツジュースの方が血糖値と血中インスリンにより速く、より大きな変化をもたらす」と述べている。(c)AFP

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シャープ、ヘルシオで作る糖尿病や腎臓病などの疾病別レシピの提供を開始

シャープは8月30日、ウォーターオーブン「ヘルシオ」で作る疾病別レシピの提供を開始した。

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疾病別レシピの例
提供されている疾病別レシピは、健康食宅配サービス大手のファンデリーと共同開発したもので、糖尿病向けが3種類、腎臓病向けが4種類、痛風向けが2種類、高血圧向けが3種類、脂質異常症向けが3種類の計15種類だ。

疾病によって制限された食事は、カロリーや塩分などが調整されており、味気なかったり、調理に手間がかかったりする。今回公開されたレシピでは、ヘルシオの過熱水蒸気調理による脱油・減塩効果を利用することで、手軽に調理でき、素材本来の旨みを引き出すことが可能となっている。

メニューはWebサイトで提供される。また、赤外線通信機能を持つスマートフォンを使用している場合、サイトからレシピをダウンロードし、ヘルシオ本体にメニューとして追加することもできる。スマートフォンからのメニュー追加に対応しているヘルシオは、「AX-SP1」「AX-PX3」。

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糖尿病の歴史 切手が語る 中部ろうさい病院名誉院長 堀田饒

2013/8/29

 わが国の40歳以上の4人に1人がかかり、4人に1人が予備軍とされる糖尿病。インスリンというホルモンが膵臓(すいぞう)から十分分泌されなかったり、効きが悪くなったりして、血中の糖分が上がったままになってしまう病気だ。悪化すれば人工透析を受けなくてはならなくなる。

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中部ろうさい病院名誉院長の堀田饒氏

 私は名古屋大学医学部で長らく糖尿病の研究に携わってきた。治療法も進化しているが、大切なのは患者自身が自分の病気に関心を持つこと。医者任せでは、この病気とは闘えない。

 どうすれば糖尿病についてみなさんに興味を持ってもらえるか。思いついたのが、私の趣味である切手を使って知識を深めてもらうことだった。

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バンティングとベストによるインスリン発見を記念するカナダの切手

 糖尿病に関する切手は世界中でたくさん出ている。啓発用に様々な種類のものが存在しているのだ。特にインスリン発見50周年にあたる1971年から各国で発行が相次いだ。

 ここに掲げたのは2000年にカナダで発行されたものである。眼鏡の男性は医師F・G・バンティング、全身が写っているのが助手の医学生C・H・ベストだ。2人が1921年にトロント大学でインスリンを発見した。犬は実験体のマージョリー。バンティングはノーベル賞を受賞したが、これはカナダにとっても大いなる誉れ。だからこんな美しい切手を発行したのだ。

糖尿病に関して記載されたパピルスを図案化したもの。1971年にエジプトで発行された。

 現代病のように思われている糖尿病だが、その歴史は古い。最古の記録は、エジプトで発見されたパピルスにある。糖尿病の症状である多尿と、当時考えられた治療法(ニワトコの実や新鮮なミルクなどを混ぜて飲む)が書かれている。そのパピルスの紙面を図案化した切手が71年にエジプトで出ている。

 長く糖尿病は腎臓・肝臓・胃の異常が原因だと考えられてきた。膵臓との関係がわかったのは19世紀後半。そして20世紀に入り、世界中で治療法の研究が始まった。

 カナダではバンティングとベストに、炭水化物代謝研究の権威J・J・R・マクラウド、化学者J・B・コリップが加わり、研究が進められた。だが発見の名誉を誰が手にするかで内紛が生じ、結局ノーベル賞はバンティングとマクラウドに与えられた。2人はチームの中で対立しており、終生和解はしなかった。

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ルーマニアは94年、インスリン発見にいち早く成功していたとされるパウレスコの肖像を切手にした。その業績の正当性を訴えるためだった

 94年にルーマニアで出た切手がある。描かれているのはN・C・パウレスコという医学者だ。彼は実はバンティングらに先立ってインスリンを発見していたようだが、臨床研究の立ち遅れで第一人者とは認められなかった。この切手はパウレスコの業績を正しく評価せよというキャンペーンの一環で出たものだ。

 私は糖尿病に関連する切手を71年から集め始め、約100種類ほぼすべてを入手した。国際学会に出かけたときなど、電話帳を見て現地の切手商を探し、会議の合間に足を運んだものである。

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筆者が15年探し続けた71年クウェート発行のもの。バンティングとベストの肖像とインスリン注射が描かれている

 こうした切手は必ずしも高額ではないのだが、見つからないものはなかなか見つからない。バンティングとベストが描かれた71年発行のクウェートの切手は15年近く探し続け、ソウルの百貨店の切手売り場で見つけた。

 文字の読めない国の切手の場合、それが糖尿病をテーマにしているのかを調べる手間もある。切手収集家は発行されているものはすべてを網羅したいと考えるので、そこで妥協はできないのだ。

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94年に筆者のアイデアで発行された切手。藤原道長と糖尿病結晶を図案化している

 94年、神戸で国際糖尿病会議が開かれたときの記念切手発行には、実は私たちが関係している。郵政省に申請し、デザインを提案した。それは記録が残っているわが国最古の糖尿病患者である藤原道長とインスリン結晶を組み合わせたものだ。カラフルでしゃれた図柄で気に入っている。

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1982年にオーストリアで発行された欧州泌尿器学会会議の記念切手。尿を観察する医師が描かれている

 収集品を紹介したエッセーを、「切手にみる糖尿病の歴史」(ライフサイエンス出版)という本にまとめた。糖尿病について理解を深めてもらう一助になればと思う。

 日本の糖尿病患者は2030年まで増え続けると予測されている。iPS細胞の研究などで治療法もまだ進歩する見通しだが、一人ひとりが病気のことをよく勉強することが大切だ。糖尿病は難敵だが、敵をよく知ることで健やかな人生を送っていただきたい。(ほった・にぎし=中部ろうさい病院名誉院長)

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2型糖尿病:約9割がインスリン投与で改善実感



2013年08月27日

 2型糖尿病のインスリン未投与患者の約7割が投与に抵抗感を持つ一方、インスリン投与患者の約9割が血糖コントロールの改善を実感していることが「健康日本21推進フォーラム」と製薬会社「サノフィ」が行った調査で明らかになった。

 調査は、3月22~28日に2型糖尿病患者で現在インスリン投与を行っている男女400人とその家族350人、インスリン投与を勧められたが行っていない男女150人とその家族100人を対象にインターネットで実施。インスリン未投与の患者に「インスリン投与への抵抗」について聞いたところ、「抵抗がある」という回答が46.7%、「やや抵抗がある」(27.3%)と合わせると74.0%の人が抵抗を感じていることが分かった。

 一方、インスリン投与を行っている患者に、投与後の血糖コントロール変化について聞いたところ、「よくなった」(40.3%)と「ややよくなった」(46.3%)を合わせ86.6%が「よくなった」と回答。「インスリン療法開始前と変わらない」は10.8%、「やや悪くなった」は1.8%、「悪くなった」は1.0%だった。また、インスリンの早期投与について聞くと「インスリン投与をもっと早く開始すべきだった」と69.1%が実感しており、その家族の56.0%も早期投与に賛成していることが分かった。

 調査結果について、東京医科大学内科学第三講座の小田原雅人主任教授は「医師からインスリン導入を勧められても拒否反応を示す患者は多い。しかし、インスリン開始後は、家族も『早期投与を始めればよかった』と後悔していることからも、早期投与を検討することは有用である」とコメントしている。(毎日新聞デジタル)

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子供や若者の抗精神病薬使用で糖尿病リスク3倍―米研究

 子供の糖尿病といえば自己免疫疾患の1型糖尿病がほとんどだったが、近年は先進国を中心に生活習慣が招く2型糖尿病が増えている。そんな中、米バンダービルト大学医学部のWilliam V. Bobo氏(精神科)らは、6~24歳の4万3,000人を対象に検討した結果、抗精神病薬を使っている子供や若者では、抗うつ薬や抗不安薬などその他の向精神薬を使っている人に比べて2型糖尿病になるリスクが3倍に上ったと、8月21日発行の米医学誌「JAMA Psychiatry」(電子版)に発表した。

病気の内訳はADHDが最多

 抗精神病薬は、向精神薬の中でも主に統合失調症の治療に使われている薬。非定型抗精神病薬に分類される「MARTA」という種類など、中には体重の増加や血糖値の上昇といった副作用が強いものもある。

 Bobo氏らは、米テネシー州の医療データから、1996年1月1日~2007年12月31日に1年以上「メディケイド」(低所得者や身体障害者向けの公的医療保険制度)を受給した6~24歳の中で、登録時に糖尿病や統合失調症にかかっておらず、妊娠していないことなどを条件に集めた4万3,287人を、以下のグループに分けて検討した。なお、向精神薬は抗精神病薬のほか、抗うつ薬や抗不安薬、気分安定薬、睡眠薬などがある。

  • 抗精神病薬グループ…最近、抗精神病薬を使い始めた2万8,858人(平均年齢14.5歳、男性56.0%)
  • 対照グループ…抗精神病薬グループと年齢や人種などが一致し、過去1年以内に抗精神病薬を使っておらず、最近になって抗精神病薬以外のの向精神薬を使い始めた1万4,429人(平均年齢14.5歳、男性55.9%)
 病気の内訳は注意欠陥・多動性障害(ADHD)が最も多く(抗精神病薬グループ38.9%、対照グループ38.3%)、次いでうつ病以外の気分障害(同33.3%、32.5%)、素行障害(同25.3%、24.9%)、不安障害(同20.6%、19.9%)、うつ病(同19.3%、19.5%)などだった。なお、日本ではADHDへの使用が認められている抗精神病薬はない。

使うのをやめても1年以内はリスク高いまま

 検討の結果、対照グループと比べた抗精神病薬グループの2型糖尿病リスクは3.03倍で、6~17歳に限定すると3.14倍。使う量の合計が多くなるほどリスクが高まり、計100グラム以上(クロルプロマジン換算)では5.43倍(6~17歳では7.05倍)だった。また、抗精神病薬を使い始めて1年以内のリスクは2.49倍と高く、使うのをやめて1年後までのリスクも2.57倍と高いままだった。一方、1型糖尿病のリスクは上昇しなかったという。

 薬の種類別では、「MARTA」や「SDA」を含む非定型抗精神病薬で2.89倍、SDAの「リスペリドン」に限定すると2.20倍だった。

 これらの結果から、Bobo氏らは「抗精神病薬を使っている子供や若者は、その他の向精神薬を使っている同年齢層の人たちに比べ、2型糖尿病を発症するリスクが3倍に上ることが分かった。しかもそのリスクは、抗精神病薬を使い始めてから1年以内、あるいは使うのをやめてから1年以内でも高く、使う量が多くなるほど上昇することなども明らかになった」と結論している。

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高齢化で患者増加 糖尿病薬需要、17年に5000億円規模 新薬相次ぐ (1/2ページ)

 高齢化や食習慣の欧米化などで患者数が増えていることを背景に、糖尿病治療薬の国内販売が伸びている。調査会社の富士経済によると、市場規模は2017年に5000億円を突破し、21年には10年前と比べて7割増の5522億円に膨らむ見通しという。製薬各社は従来品とは作用の異なる新薬や低血糖といった副作用が少ない新薬を投入。新規参入を目指すメーカーも含め、拡大する需要の取り込みを競い合っている。

 糖尿病は、膵臓(すいぞう)から分泌されるホルモン「インスリン」が不足して血糖値が高くなる病気。厚生労働省の調査では、国内の患者数は270万人に上る。

 アステラス製薬が寿製薬と共同で開発した「イプラグリフロジン」は「SGLT2阻害剤」と呼ばれる新しいタイプの飲み薬で、糖を尿とともに体外に排出して血糖値を下げるという。「シェア獲得にはいち早い参入が重要」(アステラス製薬)となるため、他社に先駆けて3月、厚生労働省に製造販売の承認を申請した。

 SGLT2阻害剤をめぐっては、大正製薬も「ルセオグリフロジン水和物」の承認を4月に申請し、糖尿病薬分野への参入を目指しているほか、田辺三菱製薬や、興和と仏製薬大手サノフィも申請。早ければ来春以降、日本の医療現場では初めてSGLT2阻害剤の投薬が始まることになりそうだ。

 国内の糖尿病薬では現在、「DPP-4阻害剤」と呼ばれるタイプの飲み薬が増えている。血糖値を下げるインスリンの分泌を促しながら、副作用の低血糖が起こりにくいとされる。09年に小野薬品工業などが日本で初めて発売した後、武田薬品工業や田辺三菱製薬なども続き、市場拡大を牽引(けんいん)した。

 10年に日本で初めて登場した注射剤「GLP-1受容体作動薬」も販売が伸びている。今春、製薬大手の英アストラゼネカと米ブリストル・マイヤーズも共同で2つの製品を投入し、国内の糖尿病分野に参入。このうちの一つ「ビデュリオン」は、従来は1日1、2回だった投与が週1回で済む。アストラゼネカのガブリエル・ベルチ社長は「インスリン注射による治療に進む前の患者のニーズを満たせる」と拡販に自信をみせる。

 富士経済によると、糖尿病薬の国内市場は13年に前年比7.4%増の3962億円となる見込みで、14年には4000億円、17年に5000億円を超える見通しという。(豊田真由美)

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 国内の糖尿病薬では現在、「DPP-4阻害剤」と呼ばれるタイプの飲み薬が増えている。血糖値を下げるインスリンの分泌を促しながら、副作用の低血糖が起こりにくいとされる。09年に小野薬品工業などが日本で初めて発売した後、武田薬品工業や田辺三菱製薬なども続き、市場拡大を牽引(けんいん)した。

 10年に日本で初めて登場した注射剤「GLP-1受容体作動薬」も販売が伸びている。今春、製薬大手の英アストラゼネカと米ブリストル・マイヤーズも共同で2つの製品を投入し、国内の糖尿病分野に参入。このうちの一つ「ビデュリオン」は、従来は1日1、2回だった投与が週1回で済む。アストラゼネカのガブリエル・ベルチ社長は「インスリン注射による治療に進む前の患者のニーズを満たせる」と拡販に自信をみせる。

 富士経済によると、糖尿病薬の国内市場は13年に前年比7.4%増の3962億円となる見込みで、14年には4000億円、17年に5000億円を超える見通しという。(豊田真由美)

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小児・若年成人の抗精神病薬使用,2型糖尿病発症リスク3倍
米研究,6〜24歳対象にその他の向精神薬使用と比較

 小児や若年成人の2型糖尿病といえば,栄養バランスに欠けた食生活や身体活動の低下がその要因として真っ先に思い浮かぶ。しかし,米バンダービルト大学精神医学科のWilliam V. Bobo氏らが6〜24歳の小児・若年成人を対象に,抗精神病薬の使用と2型糖尿病の発症リスクとの関連を検討したところ,その他の向精神薬の使用者と比べてリスクが3倍に上ることが明らかになったという(JAMA Psychiatry 2013年8月21日オンライン版)。

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糖尿病の患者家族の4割「ストレス」 金銭面より精神的負担高く トラブルも

健康日本21推進フォーラムとサノフィは8月19日、「糖尿病に関するQOL調査」の結果概要を発表した。患者の家族450人のうち43.6%は「ストレスを感じている」と回答とした。治療上最も大きな負担は「精神的な負担」で54.7%の人が挙げ、次いで「金銭的な負担」(46.9%)だった。コミュニケーション上の悩みを聞いたところ、約6割の59.1%が「助言を素直に聞いてくれない」と心を痛め、「治療に関する意見の食い違いも」39.1%の人が挙げ、糖尿病が家族内のトラブルになりかねない状況がうかがえた。

 

一方、患者550人への調査によると、糖尿病患者25.5%、4人に1人が治療を中断した経験があり、経験者の約6割の59.3%が「後悔」していた。糖尿病は自覚症状が乏しい一方で、食事制限などを伴い長期に治療することに難しさがある。しかし、悪化すると様々な合併症を引き起こすことが知られており、この調査でも20.0%、5人に1人が合併症を併発していると回答。うち60.0%が「糖尿病網膜症」、次いで「糖尿病神経障害」(40.9%)、「虚血性心疾患」(20.9%)が続く。人工透析の原因の約4割を占める「糖尿病性腎症」も16.4%いた。

 

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「痩せる」と話題のサバ缶。体質によっては痩せない場合も!?

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 テレビの健康番組で「努力しないでも痩せる」と紹介されて以来、サバ缶(主に水煮缶)が品薄状態になっているとか。何度も何度も、こうして「痩せる」食品が出ては品薄という状態を繰り返し、一向に痩せてる人が増えていないのは実に不思議だが、そうは言ってもやはり気になってしまうのは人間の性。

 果たして、なぜサバ缶で痩せるのか?

「番組中でも解説していましたが、痩せる、というか太りにくくなる決め手となるのはインクレチンホルモン、細かく言うとGLP-1という消化管ホルモンの作用によるものです。GLP-1はすい臓からのインスリン分泌を促進するため、糖尿病治療などで使われてきました。最近では、脂肪肝の改善に効果があることや、満腹感を得やすくなり食欲抑制効果があることもわかってきています」というのは、都内でトレーナーをしているサプリメントマニアのK氏。

 このGLP-1の分泌を促すのがサバ缶などに豊富に含まれるDHAやEPAと言われる、魚油などに含まれる脂肪酸の類なのである(ちなみに食物繊維もGLP-1の分泌を促す)。

「DHAは以前も“頭が良くなる”とか騒がれましたよね。昔からあるサプリです。私もフィッシュオイルのサプリを飲んでましたが、ソフトカプセルを誤って噛んで口の中で破ってしまったら中の魚油が口の中に溢れだして物凄く生臭くて参りました(笑)。

 話が逸れましたが、そもそもEPAやDHAを多く含むのはサバ缶だけじゃないんです。サケの水煮缶や、中骨の缶詰、サンマやイワシだって多く含みます。また、最近の研究ではカレーなどに使われるウコンに含まれるクルクミンもGLP-1分泌を促すと言われているんです。だからサバ缶だけに頼る必要はないんですよ。それに、“太りにくくなる”し“痩せやすくなる”と言えるのでしょうが、サバ缶だって何も運動しないで食べ過ぎれば太りますよ、そりゃ。あと、塩分の摂り過ぎや重金属の蓄積も気になります。そればかり食べてたらやはりダメでしょう。

 あ、あと京都大学の研究チームがネイチャーで発表した研究によると、体内に入ってきた脂肪をセンサーのように感知する受容体であるGPR120の遺伝子配列に異常があるとGLP-1がうまく分泌されないという結果になったそうです。で、このGPR120というのはEPAやDHAが結合する受容体なんですね。要するに、GPR120にGLP-1を分泌させるための鍵の鍵穴がぶっ壊れていると、その鍵になるEPAやDHAを挿しこんでも一向にGLP-1が分泌されていないというわけ。そんな人はせっかく買い溜めしても意味ないかもしれませんね」

<取材・文/日刊SPA!取材班>

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コーヒーを毎日平均して4杯以上飲み続けると早死にする、メイヨー・クリニックの論文より

若いころからコーヒーを多く飲み続けると、早死にする。メイヨー・クリニックの論文誌Mayo Clinic Proceedingsによると、55歳以下で毎日4杯以上のコーヒーを飲んでいる人は、早死にするリスクが高いという。世界的にも評価の高い医療機関の発表だけに気になる。

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 20歳から90歳までの4万3727人の男女を対象に17年間追跡調査した結果である。コーヒーの消費、ダイエット、運動、喫煙、体重などのライフスタイル要素をチェックしながら、調査を続けた。調査期間中に約2500人が亡くなったが、そのうち87%が男性であった(平均寿命の短い男性が多いのは当然だが)。上のグラフのように、コーヒーを多く飲む人ほど、男女とも生存率が低くなっている。

 55歳以下の人で毎週28杯以上(毎日4杯以上)コーヒーを飲んでいる人は、早死にする確率が高いということだ。あまり飲まない人に比べて、女性は約2倍、男性は56%多く、亡くなっている。

 この論文に対して、当然、反論は出てくるだろう。まず、今回の調査対象者は、白人で高学歴者で、経済的に中流から高所得者が多いことがある。55歳以上の調査対象者には非健康な人が少ないようだし、若死にした人の死因も本当にコーヒーとの因果関係があったかどうか明確でない。食生活や既婚、他の社会経済的な要素の違いが、どう影響しているかもわからない。たとえば、コーヒーを多く飲む人が、ファーストフードを多く食べる傾向があるかどうか。米国では、低所得者ほど安いファーストフードを多く食べ、肥満化して成人病になる確率が高いとのことだが。

 これまで、コーヒー業界関係者やコーヒー愛飲者の要望に応えてか、コーヒーを飲めば糖尿病、肝臓病、さらには癌にもなりにくいと、元気づけるレポートが多かった。死亡リスクが低くなるとのお達しにコーヒーをガブガブ飲んでいると、権威あるメイヨー・クリニックから逆に死亡リスクが高くなるとの警告が出たので、一日3杯にするか。 

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若年層の膵炎 遺伝子変異が要因 東北大グループ発表
 東北大大学院医学系研究科の正宗淳准教授(消化器内科)らの国際共同研究グループは18日、膵臓(すいぞう)で分泌される消化酵素の遺伝子変異が、若年層が発症する膵炎の原因の一つと突き止めたと発表した。新たな治療法の開発などが期待できるという。
 膵炎は消化酵素が活性化し、膵臓を溶かすことで発症する。急性膵炎を繰り返すと慢性化し、消化吸収やインスリン分泌ができなくなり糖尿病に至る。急性、慢性ともに人口100万当たり年約500人が発症する。
 膵炎の原因はアルコールの過剰摂取が最も多いが、2割弱は不明だった。若年での発症例の多くは遺伝子異常とみられていたが、原因遺伝子は分からなかった。
 正宗准教授らの研究グループは日本国内をはじめ欧州や米国、インドの膵炎患者と健常者計約9000人を対象に、膵臓が分泌する消化酵素の17%を占めるタンパク質分解酵素「CPA1」の遺伝子を解析した。
 その結果、アルコールが原因ではない慢性患者約2000人の2.3%に遺伝子変異を確認した。特に20歳までに膵炎になった患者は4.6%、10歳までに発症した患者は9.7%に上った。
 遺伝子変異で生じた変性タンパク質が膵臓に異常な構造で蓄積され、細胞にストレスを与え膵炎が起きることも確認できたという。正宗准教授は「膵炎発症のメカニズム解明は新しい治療法の開発につながる」と話す。

2013年08月19日月曜日

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夏こそトマトを食べたい理由

みずみずしく真っ赤なトマトがおいしい季節がやって来た。

欧米では「トマトが赤くなると医者が青くなる」といわれるほど、健康を支える基本となる食材。

トマトには、肌を夏の日差しから守り、疲労を回復し、脂肪の蓄積も抑えるという

女性にうれしい効果がいっぱい。太陽の恵みを浴びたトマトをたっぷり食べよう。

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 一年中出回るトマトだが、旬の夏こそ食べたい理由がある。

 その一つが、紫外線から肌を守る作用だ。美肌成分は、トマトの“赤”の色素成分、リコピン。「強力な抗酸化作用を持ち、人間の皮膚に多く蓄積する。体毛がなく紫外線から皮膚を防御しづらい人間は、リコピンを皮膚に積極的にとりこむことで身を守っている可能性がある」と徳島大学大学院の寺尾純二教授は説明する。

 さらに、「一定の運動とともに3カ月間トマトを食べ続ければ、血圧が下がり、運動能力も上がる」とカゴメ総合研究所の稲熊隆博主席研究員。

 また、「トマトを調理して一緒に食べると、炭水化物の腸吸収が遅れて血糖値上昇が緩やかになり、太りにくくなる可能性がある」(稲熊研究員)。

うまみ成分グルタミン酸でダシ要らず

トマトには、アミノ酸も豊富。なかでも特に多いのが、うまみ成分であるグルタミン酸で、トマトのたんぱく質1g当たりに370mg含まれる。東京学芸大学の福家眞也名誉教授は、「アスパラギン酸がグルタミン酸の4分の1量あるとおいしさが増すが、トマトに含まれるアスパラギン酸の量は、トマトのたんぱく質1g当たり100mgと、まさに約4分の1量に相当する」と解説する。さらに、「トマトのうまみを構成するのは、アミノ酸に加え、さらりとした甘みのブドウ糖と、適度な酸味のクエン酸。これらの相乗効果でおいしさが増す」(福家名誉教授)。トマトはだし代わりにも使えるというわけだ。

トマトの栄養を大解剖!トマトが美肌、ダイエット、疲労回復に効く理由

疲労回復

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運動後の疲労を軽減運動中にトマトジュースをのむと、疲労感が減ることがわかっている。「抗疲労成分の一つは、乳酸の代謝を促す作用があるクエン酸だ。しかし、トマトに含まれるクエン酸量は一般的に抗疲労効果が表れる量よりは少なく、別の成分も関与しているのではないか」と稲熊研究員。

ダイエット

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脂肪の蓄積を防ぐ
細胞を使った実験で、リコピンは脂肪細胞の赤ちゃん(前駆脂肪細胞)が脂肪を蓄積する大人の脂肪細胞へ変わるのを抑えることがわかっている。また、糖尿病などを予防、改善する作用があるアディポネクチンというホルモンを、リコピンが増やすというデータも。

血糖値の上昇を緩やかに
血糖が急激に上がると、脂肪を蓄積するホルモンであるインスリンが多く分泌される。炭水化物をとる際、トマトと一緒に食べると血糖の上昇を抑えることができるので、脂肪の蓄積が抑えられる。最近の動物実験で、リコピンを含まないトマト液にもインスリンの分泌を抑える作用があることが確認された。

美肌

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紫外線から肌を守る
リコピンには強力な抗酸化作用があり、紫外線による酸化のダメージを軽減する。トマトを日ごろから食べていると、紫外線による肌の炎症である紅斑が残りにくい。

コラーゲン量の減少を抑え、シワを防ぐ
肌のリコピン濃度が高い人ほど、シワが少なく肌のきめが細かいという報告がある。「シワの原因の一つは紫外線により皮膚のコラーゲンが減ってしまうこと。リコピンには、紫外線によるコラーゲン量の低下を抑える作用がある」(カゴメの稲熊研究員)。

アレルギーを弱める
トマトの皮に含まれる「ナリンゲニンカルコン」というポリフェノールは、アレルギー反応を抑える。トマトの果皮抽出物をのむと、花粉症や通年性アレルギー性鼻炎が改善するという報告もある(Allergol.Int.,56,225-230,2007)。リコピンにも抗アレルギー作用がある。

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肝臓内グリコーゲン量を減らすと脂肪は効率的に燃焼する – 筑波大が確認

筑波大学は8月13日、肝臓内にグリコーゲン量の減少を感知する仕組みが存在し、その働きによって、絶食時のエネルギー源を肝臓のグリコーゲンから脂肪細胞のトリグリセリド(中性脂肪)に切り替えていることを発見したと発表した。

同成果は同大 医学医療系の矢作直也 准教授、東京大学 大学院医学系研究科糖尿病代謝内科の泉田欣彦 助教らによるもの。詳細は「Nature Communications」に掲載された。

肥満は、体内の脂肪細胞に過剰にトリグリセリドが蓄えられた状態であり、糖尿病や高血圧、脂質異常症などを併発しやすいことが知られているほか、動脈硬化の危険因子としても知られていることから、その対策が求められている。対策として、食事療法(ダイエット)などが有効であることが知られているものの、肥満の解消は容易でないことも良く知られるところとなっており、肥満防止に向けた脂肪の分解・燃料の機構解明ならびに、効率の良い脂肪燃焼方法などの解明などが求められていた。

今回、研究グループは絶食時にトリグリセリドがエネルギー源として分解され使われていくプロセスの研究に中で、脂肪組織のトリグリセリド分解が進むには肝臓からの神経シグナルが重要な役割を担っていることを発見した。

そこで、機構の解明に向けた詳細な研究として、迷走神経肝枝に外科的切離術(HVx)を行ったところ、絶食時の脂肪分解が減少し、脂肪組織が相対的に大きくなることを確認したほか、上行性の神経線維のみを破壊するカプサイシン処理(Cap)を施しても、同様の結果が得られることを確認しており、これにより絶食時の脂肪分解シグナルが迷走神経肝枝を経由していることが示されたとする。

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〔連載〕続 アメリカ医療の光と影  第251回
ある医師の悔悟
李 啓充 医師/作家(在ボストン)

3037号よりつづく
 「Ideas worth spreading」なるキャッチフレーズの下,世の中を変え得るインパクトを持つアイディアを紹介する「TED talks」については日本でもよく知られていることと思う。最近オンラインで公開されたTEDトークの中でもっとも視聴回数が多いのは,ある医師が「患者に済まないことをした」とその「罪」を悔いたものだった。涙声で患者の許しを乞うて視聴者を感動させたのはピーター・アティア医師だったが,以下,彼のトークの概略を紹介する(註1)。
肥満患者への反感
 「2006年春のある一日のことを私は決して忘れないでしょう。その日,ジョンズ・ホプキンス大学で外科レジデントをしていた私は,夜中の2時に救急外来に呼ばれました。糖尿病性壊疽のため,足の切断が必要な患者でした」。
「その3日前,私は,末期膵臓癌を患う27歳の新婚女性を診たばかりでした。医学的に彼女の命を救うことが不可能であることはわかりきっていましたが,私は,彼女の入院が少しでも快適なものとなるよう,医師としてできることは何でもしようと努めました。毛布やコーヒーを病室に持って行ったりしたのです。膵臓癌になってしまったのはご本人のせいではありませんし,彼女が置かれた状況に同情したからに他なりません」。
 「ところが,壊疽の患者は2型糖尿病の肥満女性でした。口にこそ出さなかったものの,『運動もしないで食べ過ぎるからこうなったのだ』と,私は病気になったのは患者の自己責任と決めつけていたのです。当時私は癌の研究に携わり,『従来から受け入れられている説が正しいと決めつけてはいけない』と厳しく教えられていたというのに,『肥満と糖尿病の関係はもうわかりきったこと』と決めつけていたのです」。
 「3年後,私は,自らが患者となったことで自分がどれだけ間違っていたかを悟ることとなりました。毎日3,4時間運動し,栄養にも気をつけていたというのに,メタボリック・シンドロームの診断を受けてしまったのです。『インスリン抵抗性』となることの恐ろしさは熟知していましたし,私は,食事に過激ともいえる変更を加えて(運動量はそれまでより少なくなったにもかかわらず)18 ㎏体重を落とし,『インスリン抵抗性』から逃れることに成功しました」。
肥満は本当に諸悪の根源なのか?
 「栄養や運動には気をつけていたというのに『インスリン抵抗性』となる体験をした私は,これまで正しいとされてきた説に疑いを持ち始めました。いま,多くの科学者が『肥満がインスリン抵抗性の原因』としていますが,本当にそうなのでしょうか? 二つの関係はまったく正反対で,『肥満はインスリン抵抗性の結果』だとしたらどうでしょう? 『エネルギーを燃やせ』とするインスリンの命令に対し,細胞が『燃やしません』と抵抗した場合,燃やされなかったエネルギーは脂肪として蓄積されるしかないのです」。
 「すねをぶつけて青あざができることを考えてください。『目立つから』といって青あざが諸悪の根源だと考える人はいません。すねをぶつけずに済むよう,原因を除去することを考えるのが普通です。でも,肥満の場合,私たちは,『目立つから』というだけの理由で肥満を諸悪の根源だと決めつけていないでしょうか?」
 「栄養と肥満とインスリン抵抗性の関係は,実は,まだ,何もわかっていないのです。私は,いま,分野が異なる科学者を結集して,その関係を,仮説を検証する作業を繰り返すことで科学的に明確とする活動に取り組んでいます」。
 「7年前の救急外来のことは今でもよく思い出します。もし,あのときの患者さんに会えるものなら,心からお詫びしたいと思います。医師として医学的にはできるだけのことをさせていただきましたが,人間として,『自分のせいだろ』と決めつけたのは間違いでした。いま,このトークをご覧になっていらしたら,どうぞ,私のことを許していただきたいと存じます」(註2)。

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目からウロコの健康術〉“視力ゼロ”になる「老眼」の危険シグナル(1)

 加齢により水晶体の弾性が失われて調節力が弱まり、近くのものに焦点を合わせにくくなる状態を「老眼」、正式には「老視」と呼ぶ。

 老眼は老化による自然なこと故心配することはない。しかし、同時に起こる恐ろしい目の病気があるので、紹介しておきたい。

 山下登さん(=仮名・61)は、5年前まで都内で居酒屋を経営していた。店は繁盛し、閉店は11時だったが、途中、夕食を摂り一杯やるため、帰宅するのは毎晩深夜の1時近くになっていた。肉好きの山下さん、ファミレスでサーロインを食べてビールを飲み、締めにご飯ものを食して満腹にしないと寝られないという生活習慣がついていた。

 「野菜嫌いでね。心配になって青汁を飲んでいました。これで大丈夫だと、相変わらずの生活を続けていたんですが、家に来た特定健診のお知らせを見て、受診してみる気になりましてね。血液検査をしたところ、血糖値が160もあって糖尿病だと診断された」(山下さん)

 以来、7年、近所の内科にかかり血糖コントロールをしているが、どうしても酒がやめられない。

 「ステーキはやめ、ご飯も朝、昼、晩、納豆と味噌汁で軽く一膳食べるだけなんですが、ビール2本と焼酎の水割りがやめられない。ウオーキングは朝やっているんですが、血糖値を計るといつも140前後あるんですよ」

 そして、異変が起こったのは1年前のことだ。

 「だんだん、目の前が暗くなるというか、光が感知できなくなってきたんです。それと視力が低下して、1.0だった視力が0.1になってしまった」

 慌てて眼科を受診すると、糖尿病の有無を訊かれた。7年間、糖尿病で内科を受診していると答えると、『糖尿病網膜症』と診断された。

 おまた眼科院長の小俣貴靖氏が説明する。

 「近年、糖尿病患者が著しく増えているんです。同時に、これを放置している人も少なくないため、合併症が目に表れ、駆け込んでくる患者さんもいます。糖尿病の合併症で視力を失う人も決して少なくないのです」

 糖尿病網膜症とはいったいどのような病気なのだろうか。

 「網膜は目の奥にある組織で、カメラのフィルムにあたり、瞳から入った光の明暗や色を感知する働きがあります。網膜症とは、何らかの原因でこの網膜が傷められ、感度が悪くなってしまう病気です。そして、糖尿病の患者さんの約40%に網膜症が起きているといわれます。高血糖の状態が長く続くと、血液の流れが非常に悪くなるため、細かい血管が密集している網膜は非常に影響を受けやすいのです」(同)

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