人工甘味料は超危険?
糖尿病のリスク増 のど飴、ダイエット食品、清涼飲料水…

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「Thinkstock」より

のど飴を舐めると、よく下痢になってしまう」

 こんな声をよく聞く。実際、のど飴の中には製品表示欄に「食べすぎるとお腹がゆるくなることがあります」と書かれている商品があります。「龍角散ののどすっきり飴」には、この表示がない。製造元の龍角散に聞くと「下痢を起こす心配のある成分は使用していないので、表示はしていません」という。
 そこで、改めて「食べすぎるとお腹がゆるくなることがあります」との注意表示があるのど飴を見てみると、共通している成分表示はキシリトール、ソルビトール、マルチトール、スクラロースなどの人工甘味料である。これらは腸で分解されない甘味成分で、下痢の原因になる。つまり腸内で吸収されにくいため、腸内の浸透圧を上昇させてしまう。そうすると人体の調節機能が働き、腸内の浸透圧を元の状態に戻そうと腸管壁から水分を引き出す。それで腸内の水分含有量が多くなり「浸透圧性下痢」を引き起こすのである。

 しかし、キシリトールなどは虫歯予防を名目に、チューインガムに添加されているが、チューンインガムで下痢を起こしたという話は聞こえてこない。それは当然のことで、チューインガムに添加されているキシリトールはガムの表面にコーティングされているだけであるから、量は少ない。それに対して、極端なことを言えば、のど飴は丸ごと人工甘味料のようなものである。チューインガムと比べて人工甘味料の含有量が桁外れに多い。

 下痢が心配な人は、ノンシュガーののど飴は避けたほうが賢明だ。人工甘味料が添加されていない指定医薬部外品か医薬品ののど飴を選ぶことである。

 人工甘味料は低カロリーなため、のど飴をはじめ、ダイエット食品や清涼飲料水、ジュース類、お菓子類など非常に広範囲に使用されている。例えば、スクラロースは砂糖の1万倍も甘さがあるにもかかわらずノンカロリーだ。しかし、下痢ばかりではなく、人工甘味料にはさまざまな危険が潜んでいる。

 人工甘味料の代表格であるキシリトールは、砂糖と同じ甘さでカロリーは砂糖より25%も低いが、2013年に開催された「日本アレルギー学会」において、キシリトールを原因とするアレルギーの発症例が報告されている。

 また、スクラロースについては、「摂取すると、血中のインスリンおよびグルコース反応の増強に関連していることが判明した。このことはⅡ型糖尿病の発症につながる」(米国ワシントン大学医学部研究チーム)との報告がある。カロリーゼロでも、かえって糖尿病を引き起こしかねないのだ。

 さらに、アスパルテームは砂糖の100~200倍の甘みがあるが、マウスの実験では、白血球の減少などが報告されている。

 のど飴で下痢になっても、多くの場合は一過性の症状で治るが、多量に人工甘味料が含まれている飲食物を摂取し続ければ、下痢だけで済まないかもしれない。
人工甘味料添加の商品には、くれぐれも注意を。
(文=郡司和夫/食品ジャーナリスト

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「糖尿病の検診は無意味」、健康な人を対象に探しても死亡を減らさない、米国の研究グループが報告 総合的な過去の研究の分析より

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 健康な人を対象として糖尿病を見つけにいっても、10年後の死亡率を減らすような効果はないという結果が出た。

 米オレゴン健康科学大学のシェリー・セルフ氏らの研究グループが、内科領域の有力医学誌であるアナルズ・オブ・インターナル・メディシン誌において2015年4月14日に報告している。

過去の研究を総合的に分析

 健康な人を対象として「2型糖尿病」を探して早期発見するのは意味があるように見える。症状のない「無症候性糖尿病」、空腹のときの血糖値異常、血糖値の下がりにくさである「耐糖能異常」に対して早期に治療できるからだ。心臓や血管の病気を防ぎ、死亡のリスクを減らす可能性があると見られる。

 なお、糖尿病には2つのタイプがある。異物から防御する免疫のためにベータ細胞が失われる1型糖尿病と生活習慣で発症する2型糖尿病だ。2型糖尿病は身近な問題になりつつある。ここを検診で見つける意味とはどれほどだろうか。

 研究グループは、疑問の答えを出そうと検証を進めた。有名な医学論文のデータベースである「コクラン」と「メドライン」の2007年から2014年10月までのデータ、さらに米国予防医学専門委員会(USPSTF)レビューから関連する研究を抽出。信頼が置ける研究として「無作為化対照試験」「対照観察試験」「系統的レビュー」の内容を分析した。

血糖値は下げるが死亡を防がない

 結果として、分析対象となった2つの試験によると、糖尿病の検診なしの場合と比べて、糖尿病の検診をした場合でも10年後の死亡率と関連していないという事実が分かった。糖尿病の検診をしない場合に危険度が6%上がるとい結果であるものの、統計学的に意味のある差ではなかった。

 確かに、血糖値を下げたり、血糖値の下がりにくさを改善したりする効果はあるようだ。16の試験において、空腹のときの血糖値の異常、耐糖能異常の治療によって糖尿病への進行が遅くなるという結果は一貫して出ていた。

 ただ、死亡を防ぐまでに至らないという結果だ。

 分析対象となった1つの試験によると、空腹のときの血糖値の異常、耐糖能異常は生活習慣の改善によって23年後には減ると確認されたが、原因を問わない死亡率、心臓や血管の病気による死亡率に治療がほとんど影響しなかった。

 さらに、1つの試験によると、検査によって発見された糖尿病の場合に、治療を強化したところで、原因を問わない死亡率や心臓や血管の病気による死亡率を減らさないという結果になった。

強化治療は死亡に影響なし

 そもそも治療を強化する意味合いについては疑問符が付いている。9つの総合的な論文の分析の結果が出ており、集中的に血糖を下げる治療をしたところで、原因を問わない死亡率や心臓や血管の病気による死亡率のリスクを下げないという結果になっている。

 健康な人を糖尿病かもしれないと疑って早期発見を推し進める。一見、意味がありそうだが、心臓や血管の病気による死亡を防がず、原因を問わない死亡も減らさない。効果はあくまで限定的である可能性があると研究グループは見ている。

文献情報
Selph S et al. Screening for Type 2 Diabetes Mellitus: A Systematic Review for the U.S. Preventive Services Task Force. Ann Intern Med. 2015 Apr 14. [Epub ahead of print]

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インド人は米国で暮らすと糖尿病がインドの1.2倍に増えるのに、糖尿病の前段階は半分に減る 遺伝子の環境と生活習慣による影響の関係は?


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 「糖尿病」と「糖尿病の前段階」は同じように見えて、そのなりやすさに関係する環境の要因は共通ではないようだ。インド人の糖尿病は米国よりインドで多いものの、糖尿病の前段階を見ると米国よりインドで少ないという結果が出ている。

3000人のインド人を調査

 米国のエモリー大学の研究グループがダイアベーツケア誌に2015年4月15日に報告した。

 環境が変わると、糖尿病への進み方が変化していく。その変化に影響するのは何か。

 南アジアにおける「CARRS」という2010年から2011年まで実施された研究と、米国の「MASALA」という2010年~2013年まで実施された研究の参加者を対象に検証している。

 インドの南東部の都市チェンナイに住む40~84歳の2305人のインド人と米国のサンフランシスコとシカゴ地域に住む40~84歳の757人のインド人を対象として比較した。

 糖尿病は血糖低下薬を使っている、空腹のときの血糖値が126mg/dL以上、食後2時間の血糖値が200mg/dL以上のいずれかの場合と定義している。糖尿病の前段階は空腹のときの血糖値が100~125mg/dL、食後2時間の血糖値が140~199mg/dLとして定義した。

インドでは糖尿病には進まない?

 糖尿病になっている人の割合は、年齢で調整した結果、米国の24%よりインドの38%が高かった。糖尿病の前段階の人は米国の33%よりインドの24%の方が低かった。

 年齢、性別、胴回り、収縮期血圧の調整の後、米国の生活は糖尿病の前段階を1.2倍に増やし、糖尿病を半減させるという結果になった。

 背景に何があるのかははっきりしないものの、遺伝的に同じでも環境次第で病気のなりやすさは変わるという大きな根拠になる。

 日本人でも生活次第で病気のなりやすさが変ってくると見られる。

文献情報
Gujral UP et al. Comparing Type 2 Diabetes, Prediabetes, and Their Associated Risk Factors in Asian Indians in India and in the U.S.: The CARRS and MASALA Studies. Diabetes Care. 2015 Apr 15.

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3大合併症の一つ、神経障害

 慣れない正座をしたら、足がしびれてしまった。そんな経験はありませんか。 このしびれは足の神経が一時的に障害されることにより起こります。神経は全身のあちこちに網の目のように張り巡らされた電線のようなもので、体の情報を伝達する働きがあります。

▼    ▼

 糖尿病になり高血糖状態が長く続くと、全身の神経が障害を受けてしまい、様々な症状が出現します。
 神経障害は腎症、網膜症と並び糖尿病によって起こる3大合併症のひとつです。神経障害はこれらの中でも早期に出現し、最も頻度が高い合併症です。
 約20万人の糖尿病患者を対象とした国内調査によると、糖尿病と診断されて10年ほど経過した患者さんの47・1%に神経障害が認められました。
 糖尿病性神経障害は高血糖の状態が続くことで起きますが、その仕組みについては、まだはっきりと分かっていません。
 高血糖の状態が続くと「ソルビトール」という物質が神経細胞に蓄積し、これが原因となって神経線維に障害が起こるとされています。また糖尿病のために動脈硬化が進むと、毛細血管が詰まりやすくなり、神経に必要な栄養や酸素が届かなくなるために障害が起こるという説もあります。


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▼    ▼

 糖尿病性神経障害の症状はさまざまです。
 もっとも多い症状は「しびれ」です。手足の先、ちょうど手袋や靴下で覆われる部分からしびれ、痛み、感覚の低下が始まり、それが徐々に体の中心に向かって広がっていきます。
 手足の冷えや、夜中に足がつる(こむら返り)というのもよく見られる症状です。腸の神経が障害されることにより、便秘や下痢が起こりやすくなる場合もあります。また、その他にも立ちくらみやめまい、発汗異常(寝汗、足の発汗低下)、若い男性ではED(勃起障害)など、一見糖尿病とは関係がなさそうな多彩な症状を呈します。
 その半面、自分ではほとんど気づかないうちに神経障害が進行している患者さんもいます。診断の際には、竹串やゴム製のハンマー、音叉(おんさ)などを使って足の感覚を調べるほか、心電図の解析などを行います。

   ▼    ▼

 糖尿病性神経障害の治療としては、神経障害の原因物質である「ソルビトール」を神経細胞に蓄積させないようにするアルドース還元酵素阻害薬や、神経再生を促すビタミン剤の投与が行われます。
 また、しびれや痛みが強い患者さんには鎮痛薬や抗うつ薬、漢方薬などが投与される場合もあります。ただ残念なことに現状では、糖尿病でいったん悪化した神経を完全に治すのは、かなり困難です。飲めば直ちに効くという薬は今のところありません。
 そのため、神経障害を発症させないような予防対策や、悪化を防ぐための早期発見・早期治療が重要です。一番大切なのは、なんと言っても血糖コントロールです。飲酒や喫煙、高血圧も糖尿病性神経障害の危険因子ですので生活習慣の見直しも必要です。 神経障害は全身にさまざまな症状が現れますので、主治医の先生とよく相談することが大切です。

 (弘前大学大学院医学研究科内分泌代謝内科学講座講師 村上宏)(2014年5月30日 朝日新聞掲載)

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糖尿病網膜症、3人に1人は「自覚症状は全くなかった」-バイエル薬品と参天製薬

2型糖尿病患者の6割が診断確定後1年以上経ってから眼科を受診

バイエル薬品株式会社と参天製薬株式会社は4月23日、2型糖尿病患者1,000人を対象とした、糖尿病網膜症の予防に関する実態調査の結果を発表した。監修は、東京女子医科大
学 糖尿病センター眼科の北野滋彦教授が務めた。

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東京女子医科大学 糖尿病センター眼科
北野滋彦教授

糖尿病腎症、糖尿病性神経障害などと並び、主要な合併症の1つである糖尿病網膜症は、失明にもつながる深刻な疾患だ。しかし、黄斑部が障害されるまで視力への影響が出にくいうえ、自覚症状が出てからの眼科受診では、治療が困難な場合もある。
今回の調査結果では、糖尿病網膜症罹患者の37.5%が網膜症診断時に「見えにくいなどの自覚症状は全くなかった」と回答。早期に気づきにくい網膜症による失明リスクを軽減するためには、糖尿病診断後の早期眼科受診と、適切な頻度で眼科を受診することが重要になる。

ガイドラインが推奨する「年1回以上の定期受診」、半数の患者が実施せず

今回の調査では、「糖尿病と診断されてから糖尿病網膜症などの目の合併症の有無を調べるために眼科を受診しましたか?」という質問で、「診断から1年以上たってから受診した」との回答がおよそ6割。うち、「受診していない」との回答も23.9%(239人)にのぼった。この239人に眼科を受診していない理由を尋ねたところ、「糖尿病治療医から眼科を受診するように言われなかったから」が48.5%と半数を占めた。
また、「最近は、どのくらいの頻度で眼科を受診していますか?」との質問に、22.3%が「現在は受診していない」と回答。一度も眼科にかかっていない患者と合わせると46.2%が1年以上眼科を受診していないことがわかった。

日本糖尿病学会の「科学的根拠に基づく糖尿病診療ガイドライン2013」では、「診断確定時に眼科を受診させ、糖尿病網膜症の有無を評価すべきである」「以降は少なくとも年1回の定期受診が望ましく、リスクの高い例ではより短い間隔での眼科受診が勧められる」とされている。この調査結果は、こうしたガイドラインが定める推奨が、実臨床の場では実施されていないことが如実に現れている。

都内で行われたセミナーで講演した北野教授は、この結果について「我々医師の責任として、糖尿病合併症に関する十分な情報提供を行わなければなりません。また医師だけでなく医療スタッフ、行政やメディアも含め、患者が眼科を受診するための行動支援が、網膜症予防や早期発見、良好な視力予後につながります」と、患者へ適切な情報提供を行うよう呼びかけた。(QLifePro編集部

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エコノミスト・門倉貴史「オヤジの裏テク錬金手帳」
~糖尿病オヤジは治験ボランティアで1万円もらって最先端治療を受けろ~

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 誰でも中年にさしかかると、筋力の衰えで基礎代謝が低下したりして太りやすくなる。オヤジ世代に肥満が多いのはしかたのないことかもしれないが、肥満はさまざまな病気の引き金になるので、十分な注意が必要だ。そんな世代がかかりやすい生活習慣病として、糖尿病があげられるだろう。

 厚生労働省「国民栄養・健康調査」によると、男性で「糖尿病が強く疑われる者」の割合は2013年時点で16.2%に上り、特に50歳以上にその割合が高まることが判明した。
 そこで、今回は「糖尿病にかかっている」「糖尿病かもしれない」という不健康オヤジにお勧めの副業を紹介しよう。
 こう言うと、「病気で苦しんでいる人間に金儲けを勧めるな! それどころではないんだ」と怒りだし、血糖値が上がるかもしれない。しかし、症状が改善できておまけにお金ももらえる、まさに一石二鳥のビジネスなので、最後まで落ち着いて耳を傾けてほしい。
 それは「治験ボランティア」。簡単に言えば、製薬会社などが開発した新薬の効果を試すアルバイトだ。
 製薬会社が新薬を開発する場合、厚生労働省の認可を得るために、開発の最終段階で人間を使った治験の実施が必要となる。製薬会社はこの治験を医療機関に委託して行っている。治験には3段階あって、第1段階では健康な人を対象として薬品の安全性・有効性をチェック。第2段階では少数の患者を対象に、第3段階では多数の患者を対象に有効性を確認していくのだ。

 治験“ボランティア”に選ばれると、ボランティアであるにもかかわらず医療機関から1日当たり1万~数万円程度の「患者負担軽減費」という名の謝礼金が支給される。
 糖尿病の治験の場合、医療機関からもらえる“患者負担軽減費”は平均すると1通院当たり1万円程度となる。治験で使う新薬代も、検査費用も、全て製薬メーカーが負担するので無料だ。唯一、診察料は自己負担になるが、1通院当たり数百円程度にすぎないので、初期投資はほとんどないと考えていいだろう。
 何より糖尿病が進行して網膜症などの合併症を引き起こす前に、無料で最先端の治療をしてもらえるのだから、生涯で考えた医療費の負担軽減効果は半端でない。

 もし、あなたが糖尿病の治験ボランティアをやってみようと思うなら、インターネットのサイトで「糖尿病改善モニター」を募集しているので、必要事項を記入のうえ、さっそく応募してみよう。治験の条件に適合するかどうかを医療機関で診断してもらい、適合した場合は3カ月~1年の期間、治験ボランティアとして通院する。通院の頻度は月平均1~2回程度。

 最後に、この副業をする場合の注意点をあげておこう。実は治験ボランティアの募集サイトには詐欺的なものが多く含まれている。
 治験ボランティアに関する情報は無料で提供することが原則で、紹介業者は希望者からは一切お金を取らず、治験を実施する医療機関から報酬をもらうことになっている。
 ところが、紛らわしいことに医療機関と提携しなかったり、許可を得ずに治験ボランティアを希望する人から一定の会費や登録料・情報料を取って、勝手に不正確な情報を流す業者が結構な数で存在する。
 ストレスは糖尿病の大敵。こうした詐欺的なサイトには引っ掛からないようくれぐれも注意してほしい。

◆プロフィール 門倉貴史(かどくら・たかし) 71年生まれ。95年慶應大学経済学部卒業後、銀行系シンクタンク入社以来、エコノミスト畑を歩む。現在、BRICs経済研究所代表。専門は先進・新興国経済、地下経済、労働経済学、行動経済学と多岐にわたる。

アサ芸プラス

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糖尿病患者によりそう 
大森赤十字病院糖尿病・内分泌内科部長北里博仁さん


 放置すれば腎不全や神経障害を招くだけでなく、がんや心臓病などあらゆる重大疾患の温床となる糖尿病。生涯をかけて、根気強く向き合っていかなければならない病気だけに、主治医との関係は重要だ。

 東京都大田区にある大森赤十字病院の糖尿病・内分泌内科部長を務める北里博仁医師は、そんな糖尿病患者に寄り添い、全力でサポートする姿勢を崩さない糖尿病治療のエキスパートだ。

 「まったくの偶然なのですが、このすぐ近くの生まれなんです。亡くなった父も医師で、小児科と内科のクリニックを開業していました」と語る北里医師。たまに外来で「もしかして…」と、父を知る患者に尋ねられることもあるという。

 糖尿病や代謝内分泌の領域は、素人には仕組みが分かりにくい。しかし、医学部に進む前に“化学”を専攻していたこともあり、「ここを押せばあそこがこうなる-というストーリー性があって、自分には性に合っているんですよ」と笑う。

 北里医師の診療科には、慢性疾患看護専門看護師や糖尿病療養指導士など、糖尿病治療のスペシャリストが複数所属している。医師だけでなく看護師、栄養士、薬剤師らがそれぞれの分野で専門性を生かした医療介入をすることで、高度なチーム医療を実現している。

 そんな北里医師の診療姿勢に「とげとげしさ」は微塵もない。治療に積極性のない患者に対しても、声を荒らげたことはないという。

 「医者が怒って病気がよくなるなら別ですが、それよりも自分自身のデータをきちんと理解してもらうほうがはるかに効果的。治療を休んでいた人にも、それなりの理由があるはず。たとえ久しぶりであっても、病院に来てくれた勇気を尊重したい」(北里医師)

 小学校の卒業文集で、「将来の夢はブラックジャックになること」と書いていたという北里医師。その夢がいま、地元大森で実現しつつある。 (長田昭二)

 ■北里博仁(きたざと・ひろじ) 1964年、東京都大田区生まれ。埼玉大学理学部化学科を卒業後、秋田大学医学部に入学し、96年卒業。同大老年科に入局し、秋田日赤病院、木戸病院(新潟)に勤務。その後東大糖尿病・代謝内科研究生、朝日生命成人病研究所付属丸の内病院主任研究員を経て、2010年より現職。日本糖尿病学会専門医・指導医、日本内科学会総合内科専門医・指導医、日本病態栄養学会評議員他。趣味は水泳。

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假屋崎省吾氏 糖尿病カロリー制限を勝手に緩和し体調が安定
 糖尿病患者は全国に約950万人、予備群も含めれば国民の6人に1人が患っているというのに、日本では「食事療法はカロリー制限」という間違った常識が根付いている。時代遅れの医療の内容に糖尿病を患う当事者たちから、驚きと怒りの声があがっている。10年前に糖尿病の診断を受けた華道家・假屋崎省吾氏(56)は呆れた表情を浮かべた。

「糖尿病学会はいまだに『1日の摂取カロリーの半分を炭水化物で摂れ』って指導しているんですね。私でさえ、いろんな人の話を聞いて糖質がマズいっていうのは知識としてありますよ。炭水化物って糖質でしょ? ダメに決まってるじゃない」

 日本の“権威”である糖尿病学会は患者の食事療法として「カロリー制限」を推奨する。診療ガイドラインでは、体格や日々の運動量に応じて1日の摂取カロリーを割り出し、そのうち50~60%を炭水化物(糖質)で摂取することを推奨する。つまり「カロリー制限」であると同時に、「炭水化物推奨」でもある。

 世界では最新研究に基づいてカロリーではなく「糖質」を制限することが主流となっている。米国の学会は、合併症につながる急激な血糖値上昇を引き起こすのは「三大栄養素の中で炭水化物だけ」と10年以上前に公式見解を出している。日本のやり方では患者が危険に晒される。

 假屋崎氏が振り返る。

「父も糖尿病だったから遺伝もあると思いますけど、寝不足やストレスが直接の原因でしょうね。食生活は滅茶苦茶で、バイキングに行けば一食で一日分を食べてしまっていたし、甘いものに目がないから羊羹なんか丸かじりで一本食べていましたよ」

 異常な喉の渇きと疲れやすさを感じて病院で検査を受けると、糖尿病の指標となる空腹時血糖値が270(126以上が異常値)を超えていた。

「即入院だといわれたんですけど、スケジュールがいっぱいで無理だとお願いしたら食事療法と薬の処方が始まりました。一日の摂取カロリーを1600キロカロリーに抑えてくださいといわれました」

 まさに学会ガイドラインに沿った食事療法だった。假屋崎氏はそれまでの生活を反省しカロリー制限に真面目に取り組んだが、症状は改善しなかった。

「カロリーさえ気にすればいいんだと思って、栄養価のないものばかり食べる生活になってしまったんです。今になって考えるとカロリー制限神話の弊害よね。糖質制限をやっていたら肉や魚で栄養は摂れたはずだけど、とにかくカロリーを減らさなきゃ、と肉や魚も口にしないようになった。そうしたら血糖値以外の数値に異常が出てしまった。それでカロリー制限を自分で勝手に緩和したら体調が安定するようになったの」

 その後、病院から足が遠のいて不規則な生活に戻り、昨年末の人間ドックでは再び空腹時血糖値が279という数値になってしまった。現在は薬で凌ぐ日々だ。

「カロリー制限でだいぶ苦労したけど、糖質制限が世界の主流なら、そうしたほうがいい。なんだか悔しいよね。カロリー制限のために費やした努力が無駄だったってことでしょ。あの年月を返してほしいわよ」

※週刊ポスト2015年5月1日号

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【和食力】キノコ 
健康効果に脚光 高血圧、糖尿病の改善も

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培地から生えたシイタケをはさみで収穫する川村倫子さん
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シイタケの赤ちゃん。目玉のように見える
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 清潔に管理されたハウス内にずらりと並ぶ棚。ぎっしり収められた四角い固まりからシイタケがにょきにょきと顔を出す。昼は18~20度、夜は13~15度。昼夜の寒暖を再現することで、味の良い肉厚なシイタケが育つという。
 「よく聞かれます、料理の前に洗う必要がありますかって。ここで収穫してすぐに袋詰めしますから、そのままで大丈夫です」。大分県境に近い福岡県東峰村小石原鼓の宝珠山きのこ生産組合。菌床栽培ハウスで、キノコ模様の手ぬぐいを頭に巻いた川村倫子(ともこ)さん(35)が説明する。
 「四角い固まり」は、おがくずと米ぬかなどの養分を一緒に固めた「培地」。雑菌を防ぐ殺菌灯付きのクリーンルームで種菌を植え付けた後、22度に保たれた培養ハウスで菌糸を全体に広げ成熟させる。3カ月後、栽培用ハウスに移したら約10日目から収穫できる。
 家業を継いだ川村さんは宮崎大、鹿児島大大学院で薬用キノコを研究した農学博士でもある。「干しシイタケのうま味グアニル酸は和食の基本となるだしの成分の一つ」。昆布のグルタミン酸、かつお節や煮干しのイノシン酸とともに味の土台となる。昆布と干しシイタケは一緒に使うことで、うま味が何倍にもなる。
    §    §
 生シイタケは主役にもなる。開店以来12年、同組合から仕入れている福岡県久留米市田主丸町の家庭料理の店「風と野の紀行」は鉄板で焼いて、特製のたれをたらして味わう。「プリプリした食感とジューシーさが魅力」と川村さんが最も勧める食べ方だ。
 煮物などには干しシイタケの戻し汁が使われる。「シイタケのまろやかな風味が素材に染み込んで、こくが出る。欠かせない素材です」。同店オーナー四ヶ所登実江さん(66)が言う。
 生シイタケを乾燥させると細胞内のリボ核酸が酵素分解されグアニル酸に変化する。干しシイタケは水に浸して冷蔵庫でじっくり戻した方が、常温やお湯よりも調理の過程を含めて多くのうま味成分を引き出すという。
    §    §
 キノコは近年、その健康効果があらためて脚光を浴びる。「豊富な食物繊維や低カロリーは言われてきたが、含まれる成分が高血圧や糖尿病の予防・改善につながるなど具体的な効果が明らかになっている」。キノコ研究約40年の大賀祥治九州大教授が指摘する。菌糸に含まれる成分が体内の老化物質を取り除く効果があるとの研究報告もある。
 古来、和食に欠かせないみそ、漬物、納豆など伝統的な発酵食品は菌がもたらした。菌であるキノコを食べるのは「菌食」そのものだ。不思議なおいしさと体に良い機能に満ちたキノコが和食を静かに支える。
 「毎日キノコを食べて免疫力アップを」と語る川村さん宅の定番は「めんたいしいたけ」。めんたいことマヨネーズを混ぜてスライスしたシイタケをあえ、オーブンでこんがり焼く。「酒のさかなにぴったりです」。香ばしい、まさに現代の和食だ。
 食材としてだけでなくキノコは工芸や芸術のモチーフにもなる。それだけ身近な存在のキノコの魅力を発信しようと川村さんは昨秋に続いてイベント「きのこ大祭」を11月28日、福岡市で開く。食をはじめジャンルを超えてグッズ販売や展示ブースが並ぶ予定だ。
    ◇      ◇
〈キノコ〉菌類が子孫を増やすための「子実体」の俗称。菌糸が密に集まっており、胞子を作る。かさの裏には数億個の胞子を抱える。大賀教授によると、菌糸が太いほど歯触り、かみ応えがあり、最も太いマイタケは便秘に効果てきめんとか。料理する際は3種以上を一緒に使うと相乗効果によって味がぐっと引き立つという。
=2015/04/22付 西日本新聞朝刊=

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【坂口至徳の科学の現場を歩く】
メタボ・糖尿病に新治療法へ 
阪大“引き金”タンパク質を特定

 肥満やメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)が、心筋梗塞(こうそく)や糖尿病など生活習慣病を引き起こすことは知られている。その因果関係は、まず、内臓脂肪の蓄積により、そこから分泌されて生活習慣病の元凶である「炎症」を消す作用がある善玉ホルモン「アディポネクチン」が減り、逆に炎症を起こす悪玉の物質(サイトカインなど)の分泌が増える。このことにより、炎症が体内のあちこちで起きて、動脈硬化になったり、血糖を下げるインスリンの効きが悪くなって糖尿病になったりする、とされている。
 このさい、脂肪組織自体に軽い慢性の炎症の起きていることが、全身に症状が広がる大本の原因とされ、異物を食べて排除する一方で炎症を起こすマクロファージなど免疫細胞が脂肪組織に集まってきていることはわかってきた。しかし、その詳細な発症の仕組みは謎だった。
 この慢性炎症を起こすきっかけになる物質が「S100A8」というタンパク質であることを大阪大学医学系研究科の前田法一助教(内分泌代謝学)、石井優教授(免疫学)らの研究グループがマウスの実験でつきとめた。マクロファージを全身から呼び寄せる物質で、その結果、炎症が起きる。ヒトも持っており、この物質の作用を抑えることで、メタボと生活習慣病のつながりを断ち切る治療法の開発も期待できる、という。
 前田助教、石井教授らは、生体内の臓器や組織の中で動く細胞をリアルタイムで解析できる「バイオイメージング」という手法を独自開発し、マウスに高カロリーのエサを与えて経過を観察した。その結果、8週間後には、体重が通常の2倍になり、糖尿病に関係する血糖値も増加した。ところが、早くも1週間後の肥満になっていない時点で、脂肪組織の中の炎症性マクロファージが活発化することをつきとめた。このときは、脂肪細胞の肥大化もなく、性質が少し変化している程度だったが、すでに「S100A8」を放出しており、炎症を起こす悪玉サイトカインも刺激されて出ていることがわかった。

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肥満になると、脂肪細胞がS100A8を分泌し、マクロファージを呼び寄せる。このため、慢性炎症の状態になる(石井優・大阪大教授提供)

 一方、「S100A8」の働きを抑えると、マクロファージが集まらなくなり、慢性炎症の進行も抑制できたうえ、血糖値も改善された。
 研究グループは「S100A8を抑えることで、慢性炎症に伴うさまざまな生活習慣病の発症を根元から食い止めることができます。新たな概念の治療法の開発に結びつけていきたい」としている。
 この研究成果は「米国科学アカデミー紀要」電子版に発表された。

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看護師の書いた糖尿闘病記
夫の糖尿病と闘い、克服していった生々しい記録。勇気が出ます
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知らなかった!デキるビジネスマンが朝食を食べる5つの理由 – DMMニュース

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みなさんは朝食をしっかり摂っていますか?
「健康に良いのは分かっているけれど、時間がないし、我慢できるし……」と、朝食をおろそかにしている人も多いかもしれません。でも、朝食を食べるか食べないかが健康や仕事の効率に大きく影響するとしたら……どうしますか?

■朝食を食べるべき理由5つ

デキるビジネスマンほど、朝からハツラツとしていると思いませんか?
「そんな体力よくあるな……一体何が違うんだ?」と思っていたあなたも、朝食を食べてみればその秘密が分かるかもしれません。朝食を食べるとこんなにたくさんの利点があるんですよ。

(1)脳が活性化する

体温が低ければ当然内臓温度も低く、体内の活動が低下してしまいます。実は寝起きの状態は1日のうちで最も体温が低い状態。そのままの状態で出社したり、活動をし始めたりしても集中力が出なかったり、効率が悪くなってしまったりします。
朝食は体温を上げるだけでなく内臓を刺激して活動モードへと切り替えてくれるため、活発に動けるようになります。

(2)集中力が高まる

脳への酸素と栄養素の供給は、血液の循環によって行われています。朝食を摂ってエネルギーをチャージすれば、それだけ脳へと運ばれる血液中の栄養素も豊富に。食べ過ぎたり消化に負担のかかるものを食べると消化にエネルギーを割いてしまうため逆効果になりますが、適度なエネルギー補給は午前中の集中力を格段に高めてくれます。
朝はエネルギー源である炭水化物をご飯やフルーツから摂るのがおすすめ。

(3)太りにくくなる

朝食を抜いているから、昼頃には死にそうなほどお腹が空いている……。そんな場合は昼にどか食いをしたり、間食に甘いものを摂ってしまいがち。気づかぬうちに太りやすい環境を作ってしまいます。
また、体内は長時間食料が入って来ないと飢餓状態だと判断し、少しの食事でもできるだけ多くのエネルギーを取り出そうとしてしまいます。すると少しか食べていないのに太りやすい体質に……。食事と食事の間の時間を空け過ぎないことがスマートボディを維持する秘訣です。

(4)便秘を予防する

寝ている間は細胞の修復や疲労の回復が行われているため、寝起きの状態では内臓の活動が低下しています。朝食をとることで腸を刺激し、活発にはたらかせることが可能。特に“起きがけのコップ1杯の水”は内臓に負担をかけずに刺激して活発にすることができ、おすすめです。

(5)糖尿病を予防する

一気に大量の糖質を摂取すると血糖値が急上昇。糖尿病のリスクも高まってしまいます。食事と食事の間の時間を空けすぎない事は、メタボや肥満の予防だけでなく糖尿病対策にもなるんです。
いかがでしたか。エネルギッシュでスムーズにはたらく身体を実現するには朝食を見直すことが重要。内臓も脳も活性かし、健康な毎日を過ごしたい場合は朝のエネルギーチャージを重視してくださいね。

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果物や野菜をたくさん取るほど糖尿病のリスク低下 欧州の多人数を対象とした研究結果を分析

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 欧州の多人数を対象とした研究結果を分析した結果として、果物や野菜の摂取量を反映した体内の指標となる物質「バイオマーカー」が高いほど糖尿病のリスクが低下すると分かった。

 英国ケンブリッジ大学臨床医学部を含む研究グループが、栄養学の国際誌ヨーロピアン・ジャーナル・オブ・クリニカル・ニュートリション2015年4月号で報告した。

約1200人を調査

 果物や野菜食品と糖尿病との関連性を深く理解するためには、果物や野菜食品をどれだけ食べたかを知ることのできる指標があると便利。例えば、血液検査をして特定の値を見るだけで分かるといった指標で、バイオマーカーと呼ばれるものだ。

 研究グループは、栄養とがんの関係を調べた欧州の多人数を対象とした研究から英国ノーフォークの参加者(研究開始時40~79歳)で、1週間の食事記録と血中ビタミンCおよびカロテノイド測定を行った人(糖尿病の人約300人、そうではない人約900人)を対象に、ビタミンC、βカロテン、ルテインの合計測定値と糖尿病との関連性を調べた。ビタミンC、βカロテン、ルテインが「合同バイオマーカー」ということになる。

 カロテノイドは天然に存在する赤色色素で、強い抗酸化作用があり、600種もの種類があるが、カロテン類(代表がβカロテン)とキサントフィル類(代表がルテイン)に大別される。

最大70%のリスク低下

 その結果、合同バイオマーカーのスコアが高くなるほど、糖尿病は減っていた。

 ライフスタイルなどの条件で調整すると、スコア全体を4等分した一番低い区分に比べて、低い方から2~4番目の区分はそれぞれ糖尿病発症リスクが約70%、65%、20%という割合に減少。要するに最も果物や野菜を食べていると見られるグループは糖尿病のリスクが8割も減ったことになる。

 統計学的に言うと、スコアの標準偏差(平均との差)1単位あたり約50%のリスク低下となった。要するに果物と野菜の食べる量についての偏差値が60の場合、糖尿病のリスクは半減するというわけだ。

 食事と病気の関連性を調べる研究では、食品バイオマーカーの測定を要すると研究グループは指摘。糖尿病の予防のために果物や野菜を取ることの重要性を強調する結果となった。

 日ごろから、果物と野菜の摂取を心掛けたいところだ。

文献情報
Cooper AJ et al. The association between a biomarker score for fruit and vegetable intake and incident type 2 diabetes: the EPIC-Norfolk study. Eur J Clin Nutr. 2015 Apr;69:449-54.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25387899

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落語会で驚きの回復…こん平さん、生死の境まで

笠井咲さん

 テレビ番組「笑点」の人気者だった落語家林家こん平さん(72)は難病を患ったうえ、2013年には糖尿病の悪化で生死の境をさまよいました。でも、今では月1回の落語イベントに顔を出すほど元気です。介護する次女の笠井咲さん(47)は「生きがいを得たことが最高のリハビリになりました」と話します。

多発性硬化症

 父が倒れたのは04年8月22日、日本テレビ「24時間テレビ」に出演した直後でした。「師匠が意識もうろうとしている」とお弟子さんから電話を受けたのです。
 父は母と弟との3人暮らしですが、母は1998年に脳出血で倒れ、その後も糖尿病を患っています。2歳違いの妹と私が通いで介護を続け、やっと慣れたところでした。
 知らせを受けて病院に駆けつけましたが、車いすに座った父はまるで別人でした。
 右半身が硬直し、声も出せないこん平さんは緊急入院。05年1月、大学病院で「多発性硬化症」と診断された。脳や脊髄の炎症で手足がまひする難病だ。2月にはリハビリが始まった。
 声が出なくなったのは体が動かなくなったからです。声の大きかった父ですが、元々声帯に異常があり、体を大きく動かすことで大声を張り上げていたのだそうです。
 妹や父の門弟と交代で、誰かが絶えず父のそばにいるようにしました。何しろ父は病院嫌い。かすれ声で「こんな所にいる場合じゃない。仕事に行くんだ」と言って困らせるのです。
 退院は05年5月。でも、仕事に復帰できる体ではありません。家に戻った父は口数も少なく、当初は笑点が始まるとテレビを消していました。


糖尿病が悪化

 その後、咲さんは心も体も安定してきた父と一緒に、介護講演会で全国を回るなどの活動を始めた。だが、今度は糖尿病が悪化する。左足の壊死が進み、13年には入院生活に逆戻り。心臓も弱っており、同年6月には心肺停止に陥った。


 命を取り留めた父は、壊死した足の指を切断し、13年10月に退院しました。自宅で両親の介護が始まり、私たち家族は役割分担を決めました。
 介護は妹がメインで、月~土の朝と昼。私は月、水、木の夕方と日曜の朝からです。それぞれ食事や入浴などの介添えをします。通院の付き添いは妹が母、私が父です。弟や一番上の姉も手伝ってくれています。家族以外の手も借りました。ヘルパーが週3回。在宅のリハビリや訪問看護も頼みました。
 それでも過酷でした。倒れてから右手が不自由だった父は、左足まで患い、昨年4月までは寝たきりでした。日々の排せつの介助や、通院のために車いすに乗せるのは重労働。父は父で、おむつをはかせるのが遅いと不機嫌になるし、呼びかけても首を振る程度で、ほとんど言葉を発しません。やってもやっても成果の見えない日が続きました。

元気に「やるよ」

 咲さんは昨年5月、イベント企画会社を設立した。その初企画が「都電落語会」。東京の下町を走る路面電車、都電荒川線の車両に高座を設け、乗客に落語を楽しんでもらう趣向だ。

 都電落語会を父抜きで開くことは、最初から考えていませんでした。とはいえ、外に長時間出るのは久々のことですから、直前に「本当に大丈夫?」って念を押しました。そしたら、父は「やるよ!」と元気に答えました。
 第1回は昨年8月22日。ちょうど10年前に父が倒れた因縁の日です。父は着物姿で参加しましたが、それからなんです。驚異的に回復したのは。9月には自分でトイレに行くようになり、要介護度が4から3になりました。今では、ベッドから起きてリハビリ用の靴を履き、ご飯を食べ、薬を飲み……すべて自分です。階段も一人で上ります。お風呂はお湯を私がかけますが、体も髪も自分で洗います。
 態度も変わりました。介護に来るとニコニコと迎えてくれます。一緒にテレビで笑点を見ていると、「面白いこと言うね」と笑います。
 都電落語会は月1回開催し、父は毎回参加しています。笑点時代の持ちネタ「1、2、3、チャラーン」と発車合図を出すのが父の仕事。これに生きがいを見つけたのではないでしょうか。着物を着た瞬間、スイッチが入ったように顔が変わるのです。
 「高座復帰」は父の、というより私の夢です。今は正座も無理ですが、リハビリで克服できるはず。そうやって障害者の方々も頑張っているんです。だから、目標は東京パラリンピックが開かれる2020年。この頃には都電落語会で小咄
こばなし
ぐらい披露してくれると私は確信しています。(聞き手・植松邦明)

 かさい・えみ 1967年、東京生まれ。司会業などを経て、2014年5月、「EMIプランニング」と「林家こん平事務所」を設立、それぞれ代表を務める。自らの介護体験を語る講演に落語を組み合わせ、介護に追われる人々に笑いを届けるイベントを企画中。子ども2人を育てる母でもある。


 取材を終えて こん平さんと都電落語会で会った。まだ足元が頼りないが、客からの写真撮影の求めに笑顔で応じる姿に回復ぶりを感じた。医師のお墨付きがあったとはいえ、1回目の時はこん平さんを外に出すことに反対もあった。結局、大勢の視線を浴びる「晴れ舞台」こそが、芸人には一番の薬だったのだろう。ならばいつか、娘の用意した舞台に立つ、いや、座ることを目指してほしい。同じ難病と闘う人の励みにもなるだろう。

2015年4月19日 読売新聞

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全粒タイプのシリアルや全粒粉のパンで早死にするリスクが17%軽減される

朝食時にシリアルや全粒粉のパンを食べている人へ、健康習慣の話題について朗報です!
なんと、全粒の穀物を毎日34グラム摂取すると、早死にするリスクが17%軽減される可能性があるとした結果が、ハーバード大学の研究によって明らかになりました。

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研究結果によると、全粒穀物を毎日34グラム摂取した場合、3.98グラムの摂取に留まっていた場合と比較すると、早死にのリスクが17%も軽減されていたそうです。

全米の退職者協会会員50万人という大規模な調査である上に、15年間もの追跡調査を行った研究結果とのことで、その信頼性の高さが実証されています。

また、呼吸器疾患による死亡リスクが11%、糖尿病においては48%も少ないといった結果も発表されています。

それだけではありません。穀物に含まれる食物繊維の摂取を増やすことによって、がんリスクを15%、超尿病リスクを34%も軽減させられる可能性があるとした結果も発表されています。

特別な薬の服用や、良薬口に苦しといったツラい健康習慣に取り組む必要もなく、朝食に全粒タイプのシリアルや全粒粉のパンを食べるだけで、さまざまな病気のリスク軽減につながるとのことなので、すぐにでも始められる健康習慣と言えるのではないでしょうか?

参考:
Consumption of whole grains and cereal fiber and total and cause-specific mortality: prospective analysis of 367,442 individuals
http://www.biomedcentral.com/1741-7015/13/59

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糖尿病重症化予防で自治体支援 塩崎厚労相

 塩崎恭久厚生労働相は18日、「保険の運営主体が医療関係者と連携し、糖尿病患者などに早期に対応する取り組みが重要だ」と話し、糖尿病の重症化防止に取り組む自治体などを支援する考えを示した。視察で訪れた広島県呉市で報道陣に語った。

 2015年度の医療の国家予算は、給付費ベースで9兆3680億円に達し、高齢化で医療費の増加が続いている。政府は医療費抑制のため、健康づくりや病気の予防に取り組む自治体などの支援を盛り込んだ医療保険制度改革の関連法案を今国会に提出し、審議を進めている。

(共同通信社)

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