22の病気、たばこ原因が「確実」…がん・脳卒中・糖尿病など

2016年8月31日

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 厚生労働省の有識者検討会(座長=祖父江友孝・大阪大学教授)は、がんなど22種類の病気の発症や病気による死亡の要因として喫煙が「確実」との判定結果をまとめた。
 他人のたばこの煙を吸う受動喫煙でも7種類の病気で因果関係があるのは確実とした。国の検討会が日本人への影響を総合的に判定したのは初。31日に最新情報と対策を盛り込んだ報告書(たばこ白書)案を公表する。
 厚労省は報告書案を踏まえ、2020年の東京五輪・パラリンピックに向けたたばこ対策を推進したい考え。
 報告書案では、国内外の喫煙と健康に関する論文約1600件を分析。喫煙との関係の度合いを病気ごとに4段階で判定した。肺や 膵臓
すいぞう
など10種のがんのほか、脳卒中、心筋梗塞、糖尿病などと喫煙の関係について、最高の「推定する証拠が十分(確実)」と評価した。認知症や関節リウマチとの関係は「確実」に次ぐ「可能性がある」とした。
 受動喫煙について、子供のぜんそくや乳幼児突然死症候群との関係は確実と評価した。肺がんへの影響は、国立がん研究センターが行った研究結果を採用。家庭での受動喫煙がある人は、ない人に比べ肺がんになるリスクが1・3倍高まり、因果関係は確実とした。
 今後の喫煙対策について報告書案は、受動喫煙を防ぐため「喫煙室を設置せず屋内の100%禁煙化」を目指すように訴えた。このほか、たばこ税の引き上げ、たばこの広告の禁止など総合的な対策を求めた。

22の病気、たばこ原因が「確実」…がん・脳卒中・糖尿病など : yomiDr. / ヨミドクター(読売新聞)

看護師の書いた糖尿闘病記
夫の糖尿病と闘い、克服していった生々しい記録。勇気が出ます
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糖尿病は大腸の炎症が発端高脂肪食のマウスで解明 医療新世紀 –

 2型糖尿病の発症には脂っこい食物の取り過ぎや肥満が関係することが分かっているが、メカニズムは必ずしも明らかではない。慶応大のグループは高脂肪食でまず大腸に炎症が起き、それが発端となって血糖値を下げるインスリンの効きが悪くなることを、マウスによる実験で突き止めた。

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 大腸の炎症を抑えるとインスリンの効きが良くなることも確かめており、新治療薬の開発につながる成果だとしている。

 糖尿病と肥満が専門の川野義長・慶応大助教、中江淳・同特任准教授らは、脂肪分60%の高脂肪食を4~20週間、マウスに与え、免疫細胞の一種「マクロファージ」が大腸に集まって起こる炎症の程度を、関係する遺伝子の発現量から測定した。

 その結果、炎症の程度は高脂肪食を取り始めてから4週目に早くも通常食の2倍以上になり、20週では約6倍になることが分かった。

 これまで糖尿病との関連が知られていた脂肪組織の炎症は、4週目では通常食と同様にまだ起きていなかった。このことから、高脂肪食では最初に大腸で炎症が起こり、次いで脂肪組織の炎症が起こって、結果としてインスリンが効きにくくなるという経過をたどることが示されたという。

 大腸の炎症が起きにくいよう遺伝子操作したマウスに高脂肪食を与えると、大腸、脂肪組織ともに炎症が抑制され、血糖値の上昇も30%程度抑えられたという。

 中江さんは「今後、マクロファージを大腸に集積させる物質を調べ、その物質が生まれるプロセスと炎症を抑える方法を明らかにして、治療薬開発につなげたい」と話している。

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糖尿病の悪化防げ 
栃木県が16年度中にプログラム策定へ

 糖尿病の悪化に伴う人工透析患者を減らそうと、県は本年度中に「県糖尿病重症化予防プログラム(仮称)」を策定する。全国と比較して糖尿病や透析患者が多い本県で行政、医療機関、保険組合などが連携を強化し、特定健診(メタボ健診)結果などから重症化リスクの高い人を抽出し、受診勧奨や保健指導を行う。プログラムの実施により、健康寿命の延伸や医療費の抑制を目指す。

 プログラムでは特定健診受診者のレセプト(診療報酬明細書)と、健診データの空腹時血糖や「HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)」の数値などを突き合わせ、糖尿病や糖尿病性腎症、透析になるリスクの高い対象者をそれぞれ抽出する。その後、企業の健康保険組合や国民健康保険を運営する市町などが、対象者に受診勧奨や保健指導を行い症状の悪化を防ぐ。

 プログラムは県医師会や県保険者協議会などで組織する県糖尿病予防推進協議会が策定する。下部組織の作業部会が3回程度会合を持って12月に決定し、来年1月に公表して市町や関係機関に周知した上で、4月から実施する予定。

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糖尿病は昔の薬のほうが長生きできるかもしれない

大脇 幸志郎
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糖尿病の薬は次々に新しく開発されています。DPP-4阻害薬は最近10年以内で普及した薬です。イギリスの大規模研究で、DPP-4阻害薬を使った人よりも、以前からあるチアゾリジン薬を使った人のほうが長生きしていたことが報告されました。

◆46万人が足掛け9年の研究

ここで紹介する研究は、イングランドで2007年から2015年にかけて行われました。対象者として、25歳から84歳の2型糖尿病患者469,688人が参加しました。
対象者は診断や治療のデータを記録され、研究期間にわたって追跡されました。
統計解析により、治療に使われた薬によって、死亡率などに違いがあるかが検討されました。

◆チアゾリジン薬のほうが死亡率が下がっている

解析から次の結果が得られました。

  • DPP-4阻害薬を含む治療を受けた人は、薬を使わなかった人よりも死亡率が18%下がっていた。
  • チアゾリジン薬を含む治療を受けた人は、薬を使わなかった人よりも死亡率が23%下がっていた。

チアゾリジン薬を使った人のほうが、より新しいDPP-4阻害薬を使った人よりも死亡率が大きく下がっているように見える結果でした。
なお、DPP-4阻害薬がより重症の人に処方されていたなどの可能性については、計算上で調整されています。計算されていない未知の要素が関わっている可能性はゼロではありません。
研究班は「これらの結果は[…]糖尿病治療薬の処方に示唆を与えるかもしれない」と述べています。

一般に、糖尿病の飲み薬の中では、メトホルミンが第一選択とされることが多いです。メトホルミンは50年以上前から使われている薬です。新しい薬には利点もある一方、ほかの薬にない注意点も知られています。
新しい薬が全面的に優れているとは限らないことの一端が表れているのかもしれません。

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1型糖尿病の子どもが高知県香美市で健康管理を学ぶキャンプ

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1型糖尿病の子どもの歯を歯科医がチェックした(香美市香北町吉野)

 インスリンが正常に分泌されない1型糖尿病の子どもたちが集まる「サマーキャンプ」が8月21日まで3泊4日の日程で高知県香美市香北町吉野の香北青少年の家で開かれ、参加者が病気について理解を深めた。

 生活習慣などが原因の2型糖尿病と違い、1型糖尿病は自己免疫疾患で根本的な治療法がない。患者は1日数回のインスリン注射を余儀なくされる。

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大柳珠美先生インタビュー
「リバウンドはしません」管理栄養士が、“糖質制限ダイエット”のウワサに斬り込む!
【関連ワード】女性のカラダ糖質制限

2016.08.21

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 ダイエットを試みたことのある人ならば、誰もが一度は聞いたことがあるであろう「糖質制限ダイエット」。食事の糖質をカットすることで、血糖値の急激な上昇を防ぎ、インスリンの分泌を抑えると、体につく脂肪量を減らすことができる……といったダイエット法です。真偽不明のダイエット法が世にあふれる中「痩せられる」と人気を博すも、一方で「リバウンドしやすいと聞いた」「健康を害するのでは?」とささやかれているのも事実。そこで今回は、管理栄養士の大柳珠美先生に、糖質制限に関するウワサや疑問をぶつけてみることにしました。

――そもそも糖質制限は、もともと糖尿病患者の方向けのダイエット法だと聞いたことがあります。糖尿病患者以外の人が実施しても健康に問題ないのでしょうか?

大柳珠美先生(以下、大柳) 医学的な見地から見た、糖質制限ができないという方は、経口血糖降下剤(オイグルコン、アマリールなど)の内服やインスリン注射をしている糖尿病の方や、腎機能の低下をはじめ活動性すい炎、肝硬変、そして長鎖脂肪酸代謝異常症の方といった病気を持っている方です。基本的には、健康で体脂肪に悩む肥満がある方であれば、どなたでも実践できます。ただし「正しい糖質制限」が基本です。

――先生の考える「正しい糖質制限」のルールを教えください。

大柳 ルールとしては、以下のような点が挙げられます。
・“ダイエット期間中”は、基本3食の主食は抜く。
・どうしても主食を食べたい時は、朝か昼の活動時にして就寝前は避ける。
・食べるとしても、ごはんがおすすめ。食パン、菓子パン、サンドイッチ、カップ麺、チャーハンなど、糖質と油脂が一緒になった加工品は控える。
・とうもろこし、芋類も糖質は多いことを知っておく。
・コーンポタージュスープ、芋のサラダなど糖質と油脂が一緒になった加工品も避ける。
・清涼飲料水や野菜ジュースなど液体からの糖質摂取も控える。
・スナック菓子、焼き菓子、ドーナッツ、せんべいなど、糖質と油が一緒になって時間がたったものも控える。

――こうやって聞くと、食べられるものがほとんどないような気がしてしまいますが……糖質制限中の食事メニューはどのように考えればいいでしょうか。

大柳 毎食、タンパク質の食品と食物繊維を組み合わせ、おかずでおなかいっぱいにと考えてください。そこに、良質な油脂(アマニ油、ココナッツ油、オリーブ油、ナッツ類、チーズ、無糖ヨーグルト、練りゴマなど)を生活活動強度に応じてプラスしましょう。
――糖質制限というのは、「肉と乳製品と卵だけしか食べない」といったタンパク質オンリーの食事法をイメージしている人も少なくありません。食物繊維も摂るべきなんですね。
大柳 そういった極端なおかずの食べ方を推奨する糖質制限は、ミネラル(海藻、大豆製品に豊富)や食物繊維の不足やバランスの乱れが生じます。ミネラルは、心臓をはじめ、筋肉の動きに欠かせません。また、腸内環境の“やせ菌”を増やすには、善玉菌のえさとなる食物繊維が必須。食物繊維を合わせて、初めてあらゆる栄養の確保ができるのです。腸内環境を整えることで、自律神経を整え、やせ菌を増やし、ストレスのないダイエットにも役立ちますよ。

――糖質制限で食べるべき、タンパク質、食物繊維の具体的な食品名と、オススメの食べ方を教えてください。
大柳 タンパク質系の食品の優先順位は、魚介、大豆製品、卵、赤み肉で、一食に魚介類と大豆製品を揃え、そこに場合によって、さらに肉や卵があってもいい……といったところでしょうか。特に豆腐は、水切りするとごはんのような味わいで、チャーハン、お茶漬けなどにできますよ。そのままごはん茶碗によそって、お漬物や明太子など好みのごはんのお供で食べるのもオススメです。
 食物繊維の食品は、緑の濃い野菜、もやしのボイル、淡色野菜の生サラダなど野菜、海藻(焼き海苔、もずく、ところてん、とろろ昆布など)、きのこ、こんにゃく、おからなどが挙げられます。食物繊維は、主食に代わる満足感を得るのに最適です。しらたきは、麺代わりに使えますし、おからは小麦粉がわりに蒸しパンが作れます。食物繊維はカロリーも少なく、食感も楽しめ、毎食、主食代わりにたっぷりと摂るというのを心がけてほしいですね。
――よく聞くのが、糖質制限で一気に痩せたけれど、すぐにリバウンドしてしまったという例です。
大柳 リバウンドは、エネルギー制限ダイエット(摂取カロリーを制限するダイエット)で起こるものです。エネルギー、タンパク質が不足することで、自らの筋肉を削ってエネルギーや体タンパク質をまかなうため、基礎代謝が低下してしまいます。糖質制限ではリバウンドは起こりにくいですが、糖質制限を終えてから、糖質の“どか食い”を続けると、当然リバウンドします。
 目標の体脂肪までダイエットが成功した後も、主食を食べるなら、朝か昼にした方がいいですね。グルテンフリーを基本とし、雑穀ごはん、発芽玄米ごはん、かぼちゃや芋を蒸すだけなどが望ましいでしょう。またデザートも、乳酸菌が摂れる麹の甘酒、ポリフェノールが摂れるカカオ分の高いチョコ、酵素が摂れる季節の果物をヨーグルトと、ミネラルが摂れるドライフルーツをクリームチーズと……などに。栄養も摂れて添加物がない、自然な糖質を少量楽しむのがオススメです。
――これまで好きな物を好きなだけ食べていた人が、いきなり糖質制限を始めても大丈夫でしょうか?
大柳 ジャンクフード(コンビニ食、ファーストフード食、市販の揚げ物)や外食(酸化油脂の摂取)が好きで、そのような食事を長く続いていた方は、痩せにくい傾向がみられると思います。おそらく、腸内環境から整える必要があるでしょう。腸内環境を整えるには、ダイエットを機に加工品を控え、野菜はもやしのボイル、貝割れ大根などのスプラウト野菜、きゅうりをかじる、レタスをちぎるだけなど手軽なものを食べてください。ところてん、とろろこんぶ、焼き海苔、刺身こんにゃくなど、食物繊維でおなか一杯にするところから始めましょう。そこに、魚の缶詰を開けるだけ、冷奴、納豆を出すだけ、冷凍枝豆をつまむだけ、ゆで卵、ゆでたささみなど、シンプルに実践し、酸化油脂、食品添加物などを、極力摂らないようにします。
――ちなみに、糖質制限には“間食”はNGでしょうか?
大柳 いえ、そんなことはありません。例えば、クリームチーズやナッツに、ココナッツ油をいれたコーヒーや白湯、紅茶などはどうでしょう。また、「納豆を焼き海苔で巻く」「きゅうりを1本を、味噌つける」「魚の缶詰や肉のボイルをつまむ」など、“小さな食事”を摂るようなイメージで間食をするのは構いません。
――先ほど先生は、「基本的に、健康で体脂肪に悩む肥満がある人」ならば糖質制限を行ってもよいと言っていましたが、肥満というよりも、ややぽっちゃりもしくは普通体形の女性が、短期間で3~5キロのちょっとしたダイエットをしたいという場合も多いと思います。そういった人でも、糖質制限で体調を崩すなどの心配はないでしょうか?
大柳 大丈夫です。ややぽっちゃり、普通体形の方でも、ダイエット期間中は基本3食、主食は抜いてよいと考えます。そういう女性は、筋トレで成長ホルモンを出して痩せやすくするのもオススメです。その際は、筋肉の材料となるたんぱく質のおかずをしっかり食べましょう。そこに、食物繊維をたっぷり毎食摂ることを意識して腸内環境も整えておきましょう。

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糖尿病改善と予防へ、AIで助言…運動量や食事

 経済産業省は、人工知能(AI)を使って糖尿病の改善や予防につなげる助言システムの開発に乗り出す。

 患者の運動量や食事、体重変化などのデータを蓄積し、関連をAIで分析して、個々人に最適な生活習慣の改善方法などをアドバイスする。2017年度中の完成を目指しており、健康増進で医療費の削減につなげる狙いがある。

 9月から糖尿病患者らを支援する民間企業などと連携し、軽度の患者約860人分のデータを収集する。患者の職場に体重計や血圧計を設置したり、スマートフォン向けのアプリやウェアラブル端末を使ったりして、歩数などの運動量や体重、食事内容といったデータを集める。
 データは来年2月頃をめどにデータベースに集約する。

2016年08月20日
Copyright © The Yomiuri Shimbun

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百花繚乱 各種の「糖質制限食」はどう違う?

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 2016年7月1日号の東洋経済オンラインに「糖質制限危険説」は一体どこまで真実なのか」という記事が載りました。私も登場して、「頭が働かない」「力が出ない」といった不調は、糖質制限のやり方を間違えて、カロリーを制限し過ぎているためだ、という話をしました。

 同じ記事に、門脇孝・日本糖尿病学会理事長(東京大学教授)の談話も載っていました。私自身、とても驚いたのですが、門脇理事長は記事中で「一人の糖尿病研究者として」としながらも「糖質量を総摂取カロリーの4割以下に抑える糖質制限は、大いに推奨される」と答えておられました。具体的には、平均的な体格の男性で、1日に摂取する糖質の量を150g以下に抑える緩やかな糖質制限食を推奨されていて、東大病院でも15年4月から糖質4割の「低糖質メニュー」を提供しているそうです。さらにご自身も糖質制限食を実践中とのことでした。この連載「糖質制限食の『凍結と復活』激論の21世紀」の回に書きましたが、日本糖尿病学会はかつて糖質制限食の安全性や効果を否定する見解を発表していました。その学会のトップの言葉は、まさに隔世の感ありで、うれしい衝撃でした。

日本で行われているさまざまな糖質制限食

 さて、現在日本で実践されている糖質制限食にはいくつかの種類があります。
(A)高雄病院のスーパー糖質制限食(1回の食事の糖質量20g以下)
(B)山田悟医師の緩い糖質制限食(1回の食事の糖質量20~40g)
(C)釜池豊秋医師の糖質ゼロ食(1日夕食の1食のみ。糖質は5g以下)
(D)荒木裕医師の断糖食
(E)渡辺信幸医師のMEC食
……が一般に知られています。今回はこれら各手法の内容を比較してみましょう。まず、1回の糖質摂取量設定に差がある(A)(B)(C)について見てみます。

ポイント1:継続のしやすさと普及に関する配慮

 糖質制限食の継続のしやすさ、それゆえの普及のしやすさの点では、もっとも制限が緩やかな(B)が一番楽です。(A)はそれに次いで楽ですし、「スーパー」「スタンダード」「プチ」といった、糖質摂取量別のラインアップが設定されていて、「緩やかな」選択肢として「プチ糖質制限食」を選ぶこともできます。いずれも継続のしやすさを重視した手法と言えるでしょう。

 (C)は、ベストと思う食事療法をストイックに実践するという求道者のスタンスです。1日1食、それも糖質5g以下というのは結構きつい方法で、継続のしやすさや広く普及させることを優先順位として高く置いていないのでしょう。やりたい人、やれる人が実践すればよいという立場です。この点で(A)(B)と(C)では、原理は同じでも臨むスタンスが全然違います。なのでどちらが優れているかを議論しても意味はありません。自分に適した方法を、各自選べばよい、ということです。

ポイント2:食後高血糖改善効果

 食後高血糖を改善する効果は、(C)が一番高く、食後高血糖はほとんどないと言っていいでしょう。(A)が次点、(B)はかなり限定的な効果になります。具体的に言うと、(A)は、糖尿病患者が臨床的に合併症(脳梗塞<こうそく>、心筋梗塞、糖尿病性網膜症、糖尿病性腎症など多数)を予防できるレベル、つまり「食後1時間血糖値180mg/dL未満、食後2時間血糖値140mg/dL未満」の達成を目指していて、ほとんどの場合それが可能です。(B)では、この数値を達成できる糖尿病患者は少ないと思いますが、従来のカロリー制限型の糖尿病食(高糖質食)よりははるかにましです。

ポイント3:追加分泌インスリンの量

 (C)は糖尿病の傾向が全くない耐糖能正常型の人でも、インスリンの追加分泌はごくごく少量です(インスリンの基礎分泌、追加分泌についての詳しい説明は、連載「唯一無二のホルモン・インスリン誕生の秘密」を見てください)。(A)は耐糖能正常型の人の場合、追加分泌インスリンは基礎分泌の2~3倍のレベルですみます。同じ条件で(B)だと追加分泌は10~20倍レベルに達します。インスリンは人体に絶対必要なホルモンであり、基礎分泌インスリンがなければ人は死にます。しかし、がんやアルツハイマー病発症のリスクがあることも分かっており、分泌が少量で済むに越したことはありません。
 (B)は、制限なしに食べるよりずっとましですが、インスリン過剰のリスクはある程度残っています。(A)は、狩猟・採集時代の人類が野生の果物、ナッツ類、根茎類を食べた時と同程度の追加分泌量なので、リスクはかなり低く抑えられているというのが私の考えです。
 また(B)はインスリンの追加分泌が多いこと以外にも、「ブドウ糖スパイク」と呼ぶ食後の急激な血糖値の上昇、そして血糖値が激しく乱高下する平均血糖変動幅増大、というリスクに対しては、効果が弱いと言えます。これは糖質制限量を緩くしているため、避けられないことです。(A)においても「プチ糖質制限食」だけであれば、同様の問題は起こりえますから、より糖質制限量の大きい「スタンダード」「スーパー」を組み合わせることが勧められます。

おすすめの糖質制限食は?

 (A)は(C)より治療効果は多少劣りますが、ほとんどの糖尿病患者の合併症予防という観点では、私は十分な効果があると思っています。体重減少効果も同様です。私は(A)の手法の提唱者ですから、自画自賛になってしまうのですが、この方法が「継続のしやすさ」「普及のしやすさ」「治療効果」のすべてで一番バランスがいいのではないかと思います。
 (B)は「継続のしやすさ」「普及のしやすさ」の点で優れていますが、さまざまな効果の面でやや弱いのが気になります。(C)は始めるのも継続、普及も大変ですが、糖尿病治療効果は抜群ですので、やれる人にはいいでしょう。ただし果物を徹底的に制限するため、ビタミンCや食物繊維を意識的に摂取するよう気をつけてください。
 しかしこの三つは対立するというよりも、一人一人の嗜好(しこう)やニーズに応じて役割分担をする相補的なものだと思います。何より、そのどれも日本糖尿病学会推奨の従来の糖尿病食(高糖質食)より、治療効果ははるかに高いのですから。

断糖食、MEC食って?

 最後に残る(D)と(E)について。(D)の断糖食ほぼスーパー糖質制限食と同じだと思います。ただコーンスターチなどが入っていない、麦芽とホップだけが原料の「本物のビール」は飲んでもよいとしていますが、「本物」でも糖質は含まれています。スーパー糖質制限食ではビール全般がNGです。
 (E)のMEC食はM(meat=肉)、E(egg=卵)、C(cheese=チーズ)をしっかり食べて、さらに食べたいと思ったら糖質を含む他の食品も適度にOKという方法です。また1口30回はかんで食べるよう指導しています。これもビタミンCと食物繊維の摂取に注意すれば、効果はあるでしょう。もちろん「足りない」からと糖質を多く取れば意味はありません。
 「糖質制限食」の世界はいまや百花繚乱(りょうらん)です。それぞれの特性を理解して、自分にあった方法を取り入れてください。

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江部康二
高雄病院理事長

えべ・こうじ 1950年生まれ。京都大学医学部卒業。京都大学胸部疾患研究所(現京都大学大学院医学研究科呼吸器内科学)などを経て、78年より医局長として一般財団法人高雄病院(京都市)に勤務。2000年理事長に就任。内科医、漢方医。糖尿病治療の研究に取り組み、「糖質制限食」の体系を確立したパイオニア。自身も02年に糖尿病であることが発覚し、実践して糖尿病と肥満を克服する。これまで高雄病院などで3000人を超える症例を通じて、糖尿病や肥満、生活習慣病、アレルギーなどに対する糖質制限食の画期的な治療効果を証明し、数々のベストセラーを上梓している。

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ブロッコリーはうつ病の予防にも効く! 
糖尿病、胃がん、肝臓がん…凄すぎる奴

   動脈硬化や糖尿病などの生活習慣病や肝臓病、胃がんの予防など、ブロッコリーには多くの健康効果が期待されているが、うつ病の予防にも有効である可能性が高まっている。
 
  千葉大学の橋本謙二教授と東北大学の山本雅之教授らの研究グループが動物実験で明らかにし、英科学誌「サイエンティフィック・リポーツ」(電子版)の2016年7月29日号に発表した。

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最強の抗酸化物質「スルフォラファン」が万病を防ぐ

   研究グループが着目したのは、ブロッコリーに豊富に含まれているフィトケミカル(植物由来成分)の「スルフォラファン」だ。スルフォラファンは、約200種以上あるフィトケミカルの中でも最も強い抗酸化力があるといわれる。人間の老化や病気は体の細胞が酸化し傷つくことによって起こるので、抗酸化力が強いほど病気を予防する働きが大きいわけだ。
   実験では、大きさの違う2種類のマウスを同じケージに入れ、毎日10分間、大きいマウスに小さなマウスをいじめさせた。残りの時間も2匹を隣り合わせのケージに入れ、絶えず小さいマウスに恐怖とプレッシャーを与え続けた。こうした生活を10日間繰り返すと、小さいマウスは人間と同様に「社会的敗北ストレス」を感じ、うつ症状を引き起こすようになる。
   このあと、大きいマウスと小さいマウスに普通の水とショ糖の入った甘い水を飲ませると、大きいマウスは70~80%の割合で甘い水を飲んだが、小さいマウスは50%しか飲まなかった。うつ病になると、体内の糖分のバランスを保つ機能が正常に働かなくなり、糖分が必要なのにとらなくなり、脳に糖分の栄養がいきわたらず、うつ症状が悪化したりする。甘い水をあまり飲まないことで、小さいマウスがうつ病になっていることが確認された。

大きいマウスにいじめられた小さいマウスが元気に

   しかし、小さいマウスに事前にスルフォラファンを注射すると、大きいマウスにいじめられても、70%近い割合で甘い水を飲んだ。このことから、スルフォラファンにうつ病の発症を抑える働きがあると考えられるという。また、マウスを生まれた直後からスルフォラファンを食べさせて育て、同様にストレスを与える実験を行ってもうつ病の発症はみられなかった。
   今回の研究では、うつ病になったマウスの脳が炎症を起こしていることが確認された。うつ病の発症メカニズムははっきりしていないが、近年、ストレスや腸内細菌が原因で、脳が炎症を起こして発症するという説が出ている。
   研究グループの橋本謙二教授は「今回、『うつ病の炎症仮説』を支持する結果が出ました。スルフォラファンの強い抗酸化作用が脳の炎症を抑え、うつ病の予防に役立っていると考えられます。スルフォラファンはブロッコリーをはじめ、緑黄色野菜に多く含まれる安全な化合物です。身近にある食べ物をとることがうつ病の予防に役立つのです」とコメントしている。

ブロッコリー本体より新芽のスプラウトに効果に

   スルフォラファンは、以前から血糖値を下げる働きがあるため、糖尿病や心臓病予防に効果があるとされてきたが、最近、次のような健康効果の研究が相次いで発表されている(カッコ内は研究機関)。
   (1)脂肪肝と肝臓がんの予防効果(米イリノイ大学)
   (2)自閉症の行動やコミュニケーション力の改善効果(米ハーバード大学)
   (3)花粉症の改善効果(東京理科大学)
   (4)ピロリ菌を抑え胃がん予防効果(筑波大学・東京理科大学)
   (5)いわゆる顔のがん「頭頚部がん」の予防効果(米ピッツバーグ大学)
   スルフォラファンは、ブロッコリー本体より、新芽であるカイワレ大根に似た形のブロッコリースプラウトに「親」より20倍多く含まれている。もちろん、「親」のブロッコリーにも「葉酸」「ビタミンC」など体にいいものがギッシリ詰まっているので、合わせて食べるのがいいようだ。

J-CASTヘルスケア

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「病気のリスクを軽減させる運動」とは、どれほどのものか?

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Halfpoint / shutterstock.com

運動が多くの病気や不調のリスクを軽減させることは、もはや議論の余地はない。問題は、どのような運動を、どれだけするべきなのか。

各保健機関や政府が呼びかけている標準的な水準は、1週間に適度な運動を150分、あるいは激しい運動を75分というもの。しかし新たな研究報告は、少なくとも病気を予防するためには、それよりもっと多くの運動が必要かもしれないとしている。

だが嬉しいことに、犬の散歩や床掃除などの日常的な活動も、運動のうちに数えることができるという。

英医学誌ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル(BMJ)に発表されたメタ分析は、「活動量の増加によって病気のリスクはどう変化するのか」という、これまで完全には解明されてこなかった問題を検証するために行われた。

運動の強度は一般に、代謝当量(METs=安静時の代謝量を基準とした運動強度)という単位で測定される。たとえば150分の適度な運動、あるいは75分の激しい運動は、600METs/週に相当し、世界保健機関(WHO)は週に600METs以上の運動をすることを推奨している。

研究チームは、運動だけではなく「全ての活動」を考慮に入れた調査を行いたいと考えた。そこで彼らは、病気のリスクに関する過去の174件の研究データや、ガーデニングや階段を上るなどを含むあらゆる活動についてのデータを検証した。

その結果、600METs/週の運動量では、乳がん、結腸がん、糖尿病、虚血性心疾患、虚血性脳卒中の5つの病気のリスクに、ほとんど影響がないことを発見した。たとえば週600METsの運動をしている人と全くしていない人の糖尿病リスクについては、2%しか差がなかった。

だが運動量を大きく増やした場合は、乳がん、大腸がん、糖尿病、心臓病と脳卒中のリスクの大幅な低減と関連づけられた。

たとえば研究に参加した中で最も運動量が多かった人(少なくとも8,000METs/週)は、最も少なかった人(600METs以下/週)に比べて、乳がんのリスクは14%、結腸がんのリスクは20%、糖尿病のリスクは28%、心臓病のリスクは25%、脳卒中のリスクは26%低くなった。

とはいえ、極端に多い運動量が不可欠という訳ではない。報告書は最適な運動量は3,000~4,000METs/週程度であるとしている。

では3,000METs/週の運動とは、具体的にどのぐらいだろうか。現在推奨されている600METs/週に比べれば大幅な増加に思えるが、あらゆる活動を「運動」にカウントすることができるため、さほど大変ではない。
報告書は「たとえば階段を上る作業を10分、掃除機がけを15分、ガーデニングを20分、ランニングを20分、それにウォーキングまたはサイクリングを25分。これを毎日行うことで、1週間に約3,000METsの運動量を達成できる」としている。

総合的に見れば、衝撃的な結果ではない。だが多くの人はおそらく、活動量を今の数倍に増やす必要があること、そして現在の推奨運動量については大幅な見直しが必要であることを強調する結果だ。

「健康的に長生きをするための、これまでに分かっている最も効果的な薬は普段の生活だ」と、イェール大学予防研究センターのデービッド・L・カッツ博士は言う。「今回の研究報告は、私たちがおおむね知っていたことをデータによって再確認し、その知識をより上手く活用するよう促すものだ。そして私たちの前に、どれだけの機会があるのかを改めて思い起こさせるものだ」

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看護師の書いた糖尿闘病記
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【ダイエット】甘い「チョコ」で痩せる方法
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J-WAVE月曜-木曜の朝6時からの番組「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」(ナビゲーター:別所哲也)のワンコーナー「SUNSTAR PLEASURE PICK UP!」では、毎週火曜は「食」にスポットをあてています。そこで、8月16月のオンエアでは、「チョコート」に注目しました。

「おいしいけどカロリーも高いし、太ってしまう…」、そんなイメージのあるチョコレートですが、実はそうでもないらしいのです。
今回は、糖尿病、脂肪肝の治療や予防が専門で、チョコレートの健康効果に詳しい「栗原クリニック東京 日本橋」の院長・栗原毅さんにお話を伺いました。

栗原先生によると、実はチョコレートは「せんべいよりも太りにくい」のだそう。
「これは意外なんですけど、本当なんです。特にカカオが70パーセント以上の高カカオチョコがオススメ。おせんべいはチョコレートよりも糖質が多いんです」(栗原先生、以下同)。太る原因はカロリーだと思われがちですが、摂りすぎで太るのは“糖質”の方なのだそうです。
カロリーが高いチョコですが、カカオ70パーセントのものだと、糖質は100gあたり約33g。一方、せんべいの方は100gあたりの糖質は82gと、約2.5倍も多いのです。糖質が高いものはなぜ太るのか? そのメカニズムを聞いてみました。

「(糖質の高いものを食べると)血糖値が急激に上がるんです。それを下げるために、すい臓からインスリンというホルモンが出て、これがつい多めに出てしまう。出すぎたインスリンが、せんべいの一部を、油として肝臓や血液中に溜めてしまうんです」

チョコレートは“太りにくい”というだけでなく、体にも良いそうです。具体的には、糖尿病・高血圧の改善、脂肪肝の改善、認知症の予防…など。さらに、チョコレートは、「歯に悪い」というイメージなのですが、「歯周病の予防」にも効果がありそうだと言われているそうです。本当にたくさんの健康効果があるのですね。

しかし、一つ重要なのが、「できればカカオが70パーセント以上含まれるチョコレートを選んで欲しい」と栗原先生はおっしゃいます。カカオ成分が高いほど、「糖質が少ない」「吸収を阻害する食物繊維が多い」「ポリフェノールが多い」というメリットがあるのだそうです。
そして、そんなチョコレートを食べるときに、栗原先生がオススメするのが「チョコ・ファースト」という食べ方。

“ベジ・ファースト”をご存じでしょうか? これは、食物繊維の多い野菜から食べて、次に肉や魚を食べ、最後に吸収の良いご飯や麺を食べる。そうすると糖の吸収が悪くなり太りにくくなる、という食べ方です。
しかし、現実的に野菜を最初に食べるということが難しいときもありますよね。そんなときにオススメなのが、ベジ・ファーストならぬ“チョコ・ファースト”。野菜の代わりに、最初にチョコレートを食べる、という考え方なのだそうです。

「たとえば、ラーメン・うどん・パンなどしか食べられないとき、ちょっとチョコレートをひとかけ、だいたい25gくらい食べてから、ご飯・麺・パンを食べると、糖の吸収が悪くなる。ということは太りにくいんです」

体重が気になるという方、専門家がオススメするこの“チョコ・ファースト”をぜひ試してみてはいかがでしょう? そのときのチョコ選びは “カカオ70パーセント”をお忘れなく!

【関連サイト】
「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」オフィシャルサイト
http://www.j-wave.co.jp/original/tmr/index.html

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軽い運動でも妊娠糖尿病は防げる 
週3回で発症リスクが5分の1に

   妊娠すると体調が大きく変化し、妊娠前には考えられなかった体のトラブルに見舞われることがある。そのなかでも特に注意したいのが「妊娠糖尿病」だが、週に3回程度の軽い運動で簡単に防げることがわかった。

   ノルウェー科学技術大学の研究チームが、米医学誌「PLOS Medicine」(電子版)の2016年7月27日号に発表した。

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流産・早産や発育不全を引き起こす怖い妊娠糖尿病

   妊娠中は胎児に糖分の栄養補給を行なう必要があるため太りやすくなり、血糖値が上昇し「妊娠糖尿病」になりやすくなる。約12%の妊婦が発症するという統計がある。また、「妊娠高血圧」にもなりやすくなる。妊娠糖尿病や妊娠高血圧が悪化すると、流産・早産を引き起こしたり、胎児の発育不全や機能不全を起こしたりする可能性が高いので注意が必要だ。

   研究チームは、91人の妊婦を次のように運動をするグループと運動をしないグループの2つにわけ、出産前まで血糖値や血圧、健康状態を調べた。

   (1)トレッドミル(ランニングマシン)上での軽いウォーキング(35分間)と筋肉トレーニング(25分間)を週に3回、トレーナーの指導のもとで行う46人。

   (2)特に運動を行わずに標準的な妊婦管理(産前ケア)を行う45人。
   その結果、妊娠糖尿病を発症したのは、運動グループでは2人(4.3%)

だけだったが、運動をしないグループでは9人(20%)と約5倍になった。また、運動グループは、していないグループより血圧が低かった。

たとえすべての運動メニューこなさなくても

   同大のトリーネ・モホルディット教授はこう語っている。
「運動は、参加者の誰もができる、強度がとても軽いものでした。また、参加者全員がすべてのメニューをこなしたわけではありません。時間がなくて一部できなかった人もいます。それでも、簡単な運動が妊婦の健康効果に大きな影響を与えることがわかりました。妊娠糖尿病は、さまざまな合併症を引き起こす心配があります。運動を制限する医学的な理由がない限り、妊娠中も運動するようアドバイスすべきです」

J-CASTヘルスケア

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肥満に伴う大腸の炎症で糖尿病発症に


肥満に伴う大腸の炎症が糖尿病の発症につながることを、慶應義塾大学の研究グループがマウスの実験で明らかにした。肥満による糖尿病発症には内臓などの脂肪組織の炎症が大きく影響しているとこれまで考えられていたが、今回新たな糖尿病発症メカニズムが解明され、新しい治療薬開発につながると期待される。研究成果はこのほど、米科学誌に掲載された。

研究グループによると、糖尿病のほとんどを占める2型の患者は国内で約2,000万人。網膜症などの合併症を起こして失明や人工透析の原因となり、心筋梗塞や脳梗塞などの動脈硬化性疾患を誘発する。
慶應義塾大学医学部内科学教室の川野義長(かわの よしなが)助教、中江淳(なかえ じゅん)特任准教授、伊藤裕(いとう ひろし)教授らは、マウスに脂肪分を60%含む高脂肪食を与えながら4週間飼育した。その結果、マウスは免疫細胞のマクロファージの集積を促す蛋白質「Ccl2」の産生が増加し、マクロファージが集積して大腸の慢性炎症を引き起こした。さらに炎症性の物質が血中を循環してインスリンの効きを悪くしていることも明らかになった。

研究グループはまた、大腸の腸管上皮だけでCcl2が欠損する遺伝子改変マウスを作製して調べたところ、大腸だけでなく脂肪組織の炎症も抑えられた。さらにインスリンの効きが良くなり、血糖値の上昇も30%程度低下したという。

研究グループは今回の研究結果は、肥満になっても腸管で炎症が起こらないと糖尿病になりにくいことを示し、将来的には腸の炎症を抑える新しい糖尿病治療薬の開発が期待される、としている。

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マイナビニュース

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悪性貧血はそれほど悪性じゃない

前回は、原発性胆汁性肝硬変という病名が、医学の進歩によって実態と合わなくなり、原発性胆汁性胆管炎という病名に変わったという話をしました。

改めて考えてみると、病態と合わない病名ってけっこうあります。みなさんがよく知っている病気でいえば、「糖尿病」。その名の通り、もともとは糖が尿に出てしまうことから名付けられました。おしっこの検査にも、尿糖という項目があります。

正常の尿には糖は含まれていません。糖は栄養源になりますので、尿と一緒に排泄するのはもったいないです。そこで腎臓には、原尿の中に含まれている糖を再吸収する仕組みがあります。しかし、血液中のブドウ糖濃度(血糖値)が高くなると、糖の再吸収が追い付かなくなり尿の中に糖が混じってきます。
糖尿病の本質は尿糖ではなく血糖値の上昇です。血糖値を正確に測れるようになった現在では、糖尿病の診断は尿糖の有無ではなく、血糖値で行います。なので「尿糖は出ていないけど糖尿病」という状態もあります。

病態と合わない病名として、他にも「悪性貧血」があります。悪性貧血は、赤血球を造るために必要なビタミンB12の不足によって起こります。悪性貧血の原因がわからなかったころは、治療法もなく、たいへん予後が悪かったそうです。なので病名に「悪性」とついています。
原因が判明し、治療法のある現在では、悪性貧血はそれほど悪性ではありません。ビタミンB12を注射で投与することでほとんどが治ります。胃がん大腸がんからの出血による貧血のほうが、よほど悪性と言えます。

現代風に病名をつけるなら、糖尿病は「高ブドウ糖血症」、悪性貧血は「ビタミンB12欠乏性貧血」になるでしょうか。しかし、もはや糖尿病も悪性貧血も使い慣れた病名ですから、いまさら変更する必要性に乏しいと思います。ただ、「悪性貧血」については、予後が悪いという誤解を招きかねないので、患者さんに対しては丁寧な説明が必要です。
<アピタル:内科医・酒井健司の医心電信>
http://www.asahi.com/apital/healthguide/sakai/(アピタル・酒井健司)

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清原和博が「薬物治療どころじゃない」
重篤糖尿病の裏で、あの野村貴仁が格闘技デビューで押尾学と対決?

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 5月31日の執行猶予付き有罪判決後、その動向がパタリと伝えられなくなった清原和博氏(48)。話題になったのは「過去に使用したこともあり、重大な事故を起こすおそれがある」として、東京都公安委員会が7月29日に180日間の運転免許停止処分を下したことぐらいだが、実はすでに東京を離れ、ひそかに入院生活を送っているようで‥‥。

 在阪スポーツメディア関係者が語る。

「支援者が用意した都内の高級マンションを脱出し、故郷の大阪に戻っています。ただ、岸和田市内の実家と、(清原氏の)母親の入院先をマークしましたが、姿は見えません。別の病院に入っているようです」
 以前から清原氏を支援する都内飲食店経営者I氏が現在も「清原再生計画」の下に支援を続け、定期的に大阪で会っているという。
「詳しい近況を知るのは、Iを含めた支援者数名だけです」(I氏の友人)

 こうした支援者とともに、社会復帰を目指すべく、薬物治療を開始しているのかと思いきや、
「持病の糖尿病が重篤な状態で、まずこれを何とかしなければならない。入院はそのためです。薬物治療どころではなく、更生プログラムにはまったく着手できていません。しかも、収入がなく復帰のメドも見えないため、かなり悲観的になり、鬱状態に陥っているといいます。さきざきの薬物治療場所としては、長野県内の薬物治療施設の名前があがっているそうですが‥‥」(スポーツ紙デスク)
 そんな失意の元番長に対し、「清原は俺に謝りにすら来れんのか」と咆哮を上げるのは、「清原を知りすぎた男」として、数々の薬物エピソードを暴露した元同僚、野村貴仁氏(47)である。6月12日、格闘技イベント「REAL」にゲスト出演し、リング内でトークショーを行っているが、
「今年12月にも開催する『REAL』で(野村氏が)総合格闘技デビューすることになりました」
 と語るのは、「REAL」の山田重孝CEOである。

「元俳優の押尾学氏(38)に対戦交渉を始めています。ブラジリアン柔術で体を鍛えているようなので、試合としてもおもしろいものになると思います。(両者は薬物使用で有罪となっているが)何より格闘技を通じ、お互いの社会復帰に貢献できればと考えております」

 この「対戦相手」に野村氏は意気込み十分で、
「立ち技で倒しますよ。押尾のセンスはわからんけど、パワーは『速さの2乗』で決まる。パワーでは俺には勝てませんよ。すでに体力アップのトレーニングを始めて、身長も169センチから172センチに伸びたんや」
 そういえば、清原氏にもたびたび、格闘家転向説が浮上したが、かつての同僚対決の可能性に話が及ぶと、
「清原氏へのオファーは現状ありえません。執行猶予の4年が終わるまでは考えられませんし、そうなると50歳を超えてしまい、身体能力上難しいので。今後を見据え、ボディビルで有名な大物お笑い芸人にもオファーを検討しています」(前出・山田CEO)

 では、薬物治療が成功した際には、ぜひ週刊アサヒ芸能での「誌上対決」を。

アサ芸プラス

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