ミカンの健康効果に再評価 動脈硬化予防や糖尿病の予防にも

2016年11月30日 6時0分

生活習慣病予防にも! みかんで得られる健康効果5

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「一般に『みかん』と呼ばれるのは日本生まれのウンシュウミカンのこと。西洋のオレンジやグレープフルーツとはまったくの別種なんです。分類学上はカンキツ属後生カンキツ亜属ミカン区に属し、学名は『Citrus unshiu Marc.』。もともと日本に自生していた柑橘類は橘のみだったといいます。中国との交易によって入ってきた柑橘類が、あるものはそのままの姿で、あるものは突然変異や自然交配によって進化しました。その中で、日本の風土に合って根付いたのがウンシュウミカンなのです」

そう語るのは、みかんについて日夜研究を重ねる農研機構所属の研究者、杉浦実さん。日本生まれの日本のくだもの、誰もが大好きな、みかん。その健康効果がいま、再評価されている。

「みかんにはビタミンA、Cのほかカリウムなどのミネラル類、食物繊維などが豊富なことはよく知られていますが、ポリフェノール類のヘスペリジンと、プロビタミンA物質のβ-クリプトキサンチンが柑橘類の中でも圧倒的に多く含まれており、特に注目を集めているのがβ-クリプトキサンチンなんです」(杉浦さん・以下同)

β-クリプトキサンチンの素晴らしさを明らかにしたのが「三ヶ日町研究」だ。

「静岡県浜松市の三ヶ日町では、住民の多くがみかん産業に従事しているため、みかんの摂取量が著しく多い地区。みかんを多量に食べる住民から、ほとんど食べない住民までいるため、’03年に住民を対象としたβ-クリプトキサンチンの有用性を解明する調査研究を開始。結果、血中β-クリプトキサンチンの濃度と、さまざまな健康指標との関連が明らかになりました」

そんな三ヶ日町研究でわかった、みかんの健康効果を紹介。

■肝疾患予防

「β-クリプトキサンチンは皮下組織や体内のさまざまな臓器に蓄積され、なかでも肝臓にもっとも高濃度に蓄積されます。蓄積されたβ-クリプトキサンチンが炎症や酸化ストレスを軽減するため、飲酒や高血糖による肝機能障害リスクに有効なのです」

■動脈硬化予防

「血中のβ-クリプトキサンチンレベルが低い人に比べ、高い人は動脈硬化発症リスクが約45%低くなることが判明しました」

■糖尿病予防

「動脈硬化の予防と同様に、β-クリプトキサンチンレベルが高い人ほど2型糖尿病の発症リスクが低いこともわかりました」

■骨粗しょう症予防

「毎日みかんを約4個食べてβ-クリプトキサンチン濃度が高かった閉経女性は、低かった人に比べ骨粗しょう症の発症リスクが約92%も低くなることが判明しました」

■脂質代謝異常症予防

「みかんに含まれる食物繊維のおよそ半分が水溶性。糖や脂質の吸収抑制効果があるので血中コレステロールや中性脂肪が低下し、脂質代謝異常症が改善します」

そのほかに、「大腸がん予防」や「風邪予防」、「美肌&若返り&ダイエット効果」と、みかんはまさにミラクルフルーツ!“日々4個みかん”を合言葉に生活習慣病を撃退しよう。

ライブドアニュース

看護師の書いた糖尿闘病記
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【糖尿病に強い 病院探訪】
内臓脂肪型肥満 
東京医科歯科大学医学部附属病院 糖尿病・内分泌・代謝内科

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 メタボリックシンドロームに関わる内蔵脂肪型肥満は、2型糖尿病をはじめとする生活習慣病を促進させ、心筋梗塞などの死亡リスクを高める。その仕組みが近年明らかにされた。

 肥満によって脂肪細胞が機能不全に陥ると、免疫細胞のひとつ、マクロファージ(貧食細胞)がそれらの細胞を処理し、穴を埋めるように組織の繊維化が起こる。正常な細胞の働きは阻害され、身体のあちこちに炎症が生じることで、生活習慣病は悪化してしまう。そんな最先端の研究を行い、新たな治療法の開発に力を注いでいるのが東京医科歯科大学医学部附属病院糖尿病・内分泌・代謝内科だ。全国トップレベルの医療の提供も行っている。

 「内臓脂肪型肥満では、肝臓や筋肉など本来脂肪がたまってはいけないところに、脂肪がたまって毒性を発揮します。そして、筋力が落ちることで基礎代謝が減り、さらに太りやすくなってしまうのです。2型糖尿病は、がんや認知症などの病気との関わりも分かってきました。治療はもとより、いかに予防するかも大切だと思っています」

 こう話す同科の小川佳宏教授(54)は、メタボリックシンドロームの研究や臨床に取り組むスペシャリストだ。糖尿病や肥満の治療はもとより、体脂肪や体組成の分布により、いかに発症を防ぐかということも重視している。

 「メタボはさまざまな臓器に関わります。たとえば、悪い食生活で脂肪肝から脂肪肝炎になってしまった人は、肝臓だけを診るのではなく、全身の状態を診ることが必要なのです」
 メタボは、予備群も含めて国内で約2000万人といわれる。放置すれば、心筋梗塞や脳梗塞などのリスクは上昇。糖尿病にはさまざまな合併症もある。それを防ぐには、ひとつの診療科のみならず、他科などとの連携も不可欠だ。

 「生活習慣病は数年から数十年かけて悪化していきます。院内の他の診療科、歯学部、地域連携によって、さらには、若い医師やスタッフの教育で、これからもよりよい医療を提供したいと思っています」と小川教授は話す。メタボの撲滅に向けて奮闘中だ。 (安達純子)

 ■ここに注目

 同科では、毎週水曜日にB棟5階で、患者向けの「糖尿病教室」を開催している。糖尿病の知識を深めてもらうため、腎臓内科や老年病内科、看護部、薬剤部、栄養学部などと共催しているが、中でも「歯周病外来」の歯科医師が参加しているのは、「医歯連携」を行う同大ならではだ。

 近年、糖尿病は歯周病と深い関わりがあることが明らかにされた。双方向に病状を進行させるため、どちらの治療や予防も重要になる。

 東京医科歯科大学医学部附属病院は、同じ敷地内に同大歯学部附属病院があるため、以前からチーム医療の推進で連携を強めている。糖尿病教室は、医歯連携のモデルケースともいえそうだ。

 〒113-8519 東京都文京区湯島1の5の45

 電話/03・3813・6111

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アナタのその1缶、大丈夫?
糖分入りの清涼飲料水で糖尿病の前兆に!

 炭酸飲料などの糖入り飲料の肩身が、ますます狭くなりそうだ――。

 すでにこれらの飲料は、肥満や糖尿病のリスクになることが知られているが、WHO(世界保健機関)は今年10月、糖分の多い飲料に対する課税、通称「ソーダ税」の各国への導入を勧告した。

 米国やメキシコの一部の州では、すでに実際にソーダ税が導入されている。WHOも世界的に増加している肥満や糖尿病への対策として、課税強化を各国に呼びかけたのだ。

 さらに今回、糖尿病の前兆を引き起こす可能性が高いことも報告された。

 米タフツ大学/米国農務省(USDA)ヒト加齢栄養学研究センターの最新研究報告(『Journal of Nutrition』11月9日オンライン掲載)によれば、砂糖入り炭酸飲料を毎日1缶飲んでいる人は、糖尿病前症を発症するリスクが劇的に上昇する。

 糖尿病前症とは、インスリンの作用不足で起きる2型糖尿病の「前兆」をさす。細胞が砂糖を分解し、それをエネルギーに変えるに際してはインスリンが必要とされる。

だが、摂取糖分が多すぎる場合、細胞が適正に反応せず、インスリン抵抗性が始まってしまう。

 このインスリン抵抗性の兆候こそが「血糖値の上昇」に他ならない。完全な糖尿病にはなっていない状態を文字どおり「糖尿病前症」と呼ぶ。

 同研究センターのNicola Mckeown氏によれば、これはまだ「元の状態に戻れる(戻せる)段階」だという。

<戻りたい>ならドリンク選びから

 「砂糖の摂取量を減らせば元に戻ることができる。

毎日の砂糖入り飲料を控えること、それは糖尿病への移行を防ぐ<修正可能な食事因子>といえる」

 今回の研究では、約1700人の中年成人のデータに基づいて解析が行なわれた。このデータは、心疾患に寄与する因子に関して複数世代の傾向を観察しているフラミンガム心臓研究(Framingham Heart Study)によるもの。

 注目の解析結果はこうだった。約350mlの砂糖入り飲料を平均週6回(つまり日曜以外の職場などで1缶)飲んでいる層は「最も摂取量が高い群」と区分けされ、他の因子を考慮しないとした場合、その糖尿病前症リスクは46%も高かった。 

 その先で待ち構える2型糖尿病は、血液中のブドウ糖(血糖)が正常よりも多くなる生活習慣病だ。初期段階は自覚症状もほとんどないが、高い血糖値を放置しつづけると徐々に全身の血管や神経が侵され、さまざまな合併症を引き起こす。

 この無視できない数値結果に対し、当然ながら米国飲料協会(ABA)が噛みついた。曰く、なにも清涼飲料に含まれている砂糖ばかりが<糖尿病前症の危険因子>になっているわけではないだろう、というわけだ。
小さじ18杯分もの砂糖が……

 飲料協会側は、反論材料として、こうも述べている。

「糖尿病前症の危険因子についてはメイヨー・クリニックなどの信頼できる米国保健機関が、他にも体重や運動不足、人種や家族歴などの因子が含まれると指摘しているではないか」

 ところが、Mckeown氏らの執筆陣によれば、仮に他の因子を考慮した場合においても「砂糖飲料摂取に起因する同リスクは約27%の上昇が認められた」というから双方の主張はかみ合わない。
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 もっとも、今回の報告はあくまでも観察的研究の域を出ないため、直接的な因果関係を証明したものではない。

 しかしながら、ニューヨーク市にあるマウントサイナイ・アイカーン医科大学のDeena Adimoolam助教授が語る次の談話は、無類の炭酸飲料好きも無視はできないだろう。

 「20オンスボトル(約590ml)の炭酸飲料には、砂糖が小さじ18杯分も含まれているものがある。自分が何を飲んでいるのかを自覚し、飲料にもカロリーがあるという基本を忘れないことが肝要だ」

最初のステップにダイエット飲料もアリ

 じつは今回の研究では、ダイエット炭酸飲料を毎日飲み続けても糖尿病前症のリスク上昇は認められなかった。

 過去の別研究によれば、ダイエット炭酸飲料と2型糖尿病リスクの関連を示唆する報告も存在するが、Mckeowu氏らの見解はこうだ。

 「もし、砂糖入り飲料を飲む習慣を控えようと考えているならば、そのステップとしてダイエット飲料を取り入れても、健康への長期的な悪影響はないだろう」

 いずれにしても、食習慣全体を見直すことが大切だ。普段から摂取している飲食の内容を一度見直して見ることを勧めたい。

 アナタのその1缶、本当に大丈夫!?
(文=編集部)

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日経電子版で大反響
「糖尿病予防なら歯医者に行け」は本当か

 予備軍を含めると国内の患者数が約2200万人に上るといわれる糖尿病。これまでダイエットや適度な運動が主な対策として考えられてきたが、糖尿病専門医が提唱したある意外な「予防策」が話題を呼んでいる。

〈糖尿病を予防したければ歯医者へ行け〉──こんな見出しが躍ったのは、日経新聞電子版に掲載された記事(11月14日)だった。糖尿病と歯医者という意外な組み合わせが大きな反響を呼び、電子版の「読まれた記事」の週間3位にランクインした。

 この提言を行なったのは、愛媛県にある、にしだわたる糖尿病内科・院長で糖尿病専門医の西田亙医師だ。西田医師自身、7年前までは「糖尿病予備軍」だったという。

「まさに『医者の不養生』です。体重は92キロもあって、血糖値は高め。それがある“きっかけ”で、予備軍を脱することができたんです」(西田医師)

 その“きっかけ”とは、歯医者に行き、歯周病の治療を行なったことだった。

「リンゴをかじると血だらけになるような、ひどい歯周病でした」という西田医師だが、歯磨きのたびにフロス(歯間清掃用の糸)で歯の間をきれいにし、定期的に歯科医に歯石を取ってもらうなど治療を続けたところ歯周病が改善。同時に血糖値が下がって「糖尿病予備軍」を脱することができたという。

 2つの病気には、どんな関連性があるのか。西田氏が解説する。

「最近になって、歯周病が重症化している人ほど血糖コントロールが悪く、糖尿病の罹患率が高いということが分かってきたんです。歯周病の人は歯肉が炎症を起こすと、炎症物質が口内に増えます。それが、歯肉の毛細血管に入り込むと血液を通じて全身に回ります。実は、その炎症物質には血糖値を下げるインスリンの働きを弱めてしまう作用があるんです。

 だから歯周病を治療して口のなかの細菌を減らせば、糖尿病リスクが減る。この『歯周病の治療を行なうと血糖値が下がる』という説は、すでに学会でも認められています」(同前)

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糖尿病でも楽しめるおやつ 
自らの体験から低糖質商品 藤枝

 糖尿病などで糖質制限している人たちに安心して食べてもらいたい―。静岡市葵区の畑山大介さん(32)と響子さん(31)夫妻はそんな思いを込めて、藤枝市前島の洋品店の一角に10月、糖質量の少ない素材を使った低糖質おやつ専門店「Locco(ロッコ)」をオープンさせた。血糖値を下げるインスリンが出ない「1型糖尿病」を患う響子さん。自らの体験を通して同じ境遇の人を手作りスイーツで支えている。

 響子さんが1型糖尿病となったのは23歳の時。おいしい食事やスイーツが大好きだったが、血糖値を下げるためインスリン注射を打つ生活を余儀なくされた。そんな時、糖質制限についての本と出会った。炭水化物は抜くが、肉や魚は食べられる食生活を始め「空腹感がなく続けやすい」と実感した。

 大介さんと結婚後、長男鯉太郎ちゃん(8カ月)を3月に出産したが、糖尿病の影響などで足や手がむくんだ。それでも妊娠から出産までを糖質制限で何とか乗り切った。

 気持ちに余裕が生まれて低糖質スイーツにも挑戦した。店ではケーキ7種類と焼き菓子2種類を用意する。小麦粉の代わりにアーモンド粉やふすま粉などを使用し、自然由来の甘味料「ラカントS」にこだわっている。開店から約1カ月たつが、低糖質のおやつを求める予想以上の反響に驚いているという。
 「低糖質はまだまだマイナーなジャンル」と話す畑山さん夫妻。低糖質についての知識を伝える講座開催も検討中だ。響子さんは「甘いものが食べたくても食べられない人に食べてほしい」と見舞い用などに日持ちする焼き菓子の種類を増やそうと考えている。

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中高生に食育で糖尿病の危険を教える医師

 その菓子パンやジュース、油っこいフライ、食べ続ければ危険かも――。大阪府高槻市内の学校で「食育」の授業を始めた医師がいる。自ら診察した糖尿病の患者の声を聴き、若者に食習慣に関心を持ってもらうことの大切さを痛感したという。

 10月、高槻高校(高槻市)1年の教室。スクリーンに、糖尿病網膜症になって視力が落ちた20代の女性の眼底写真が映し出された。網膜の血管が詰まる症状で、正常な人に比べて血管が細く見える。「足を切らないといけない人も見てきている」。金子至寿佳(しずか)さん(51)が生徒に語りかけた。

 金子さんは高槻赤十字病院の糖尿病内分泌生活習慣病科部長。中高一貫校の同校での授業は昨年に続き2度目だ。

 金子さんは「血管はきれいな血液を全身に送るホース」と説明。フライや菓子パンのほかにも、動物性脂肪の多い食品を食べ続けることで、血液中のブドウ糖濃度(血糖値)などを調整する膵臓(すいぞう)の働きが落ちて、血管に影響が出る。「今食べているもので、5年後、10年後に血管が詰まってくる」と指摘した。

 授業では、生徒らが好きなスポーツドリンクの栄養成分表示を基に、角砂糖何個分の糖分(炭水化物)が含まれているかも計算させた。液体はすぐに胃を通り抜けて腸から吸収され、血糖値の上昇を招くからだ。生徒は真剣に聴き入っていた。祖母が糖尿病だという河内淳喜君(15)は「病院通いが大変そう。今から気をつけたい」と話した。
 金子さんが授業を始めたきっか…

 日本糖尿病協会理事長の清野裕・関西電力病院総長は、「欧米人に比べ日本人はインスリンの分泌量が少ないため、肥満になる前に糖尿病を発症しやすい体質だ。極端に言えば、濃淡はともかく、日本人の半分は糖尿病になるともいえる」と、国民全体で取り組むべき問題だと指摘する。

 さらに、合併症の怖さを強調する従来の啓発のあり方も見直す必要があるという。

 糖尿病は、生活である程度コントロールできる病気で、不治の病と考えるのはおかしい。糖尿病治療で行われる食事、運動療法は、健康になるためのもの。早く糖尿病が分かったことで、状態が悪化するのを遅らせ、さらに健康につなげることができる。マイナスイメージばかりではなく、ポジティブにとらえ、糖尿病といかに共存するかを考えた方がいい」と話す。
 忙しい働き盛りの世代の人が、治療から脱落せずに継続するには、それぞれの家族構成や性格などに応じ柔軟に対応することが重要だ。
 「日常生活が多様化する現状では、理想的なことばかりを言っても解決はしない。運動なら1日40分くらい歩くとか、食事の量を少し減らすとか、自分でできることから前向きに取り組むことが長続きにつながる」とする。

 さらに、今後の課題として、子どもを含む若年者の問題をあげる。

 「子どものコレステロールは米国より高くなっており、かつては1型ばかりだった子どもの糖尿病は、いまは2型の方が多くなっている。『子どもの味覚は3歳までに決まる』と言われている。ポテトチップスやフライドチキンなど脂の味に慣れてしまったら、和食のだしのおいしさを感じなくなってしまう」と幼少期の家庭での食育が重要だと指摘する。
<アピタル:ニュース・フォーカス・オリジナル>
http://www.asahi.com/apital/medicalnews/focus/(北林晃治)

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山田花子 
妊娠糖尿病と妊娠高血圧症候群を患いながらの“壮絶出産”明かす

2016.11.26

 お笑いタレントの山田花子(41)が26日、関西テレビ「OH!ソレ!み~よ!」(土曜、後1・56)に出演。今年5月に第2子次男を出産したが、妊娠糖尿病と妊娠高血圧症候群を患いながらの“壮絶出産”だったことを明かした。

 花子は2010年5月にトランペット講師と結婚。12年6月に第1子長男を、今年5月に第2子を出産した。
 第2子妊娠中には、検査で「妊娠糖尿病」であることが判明。「ずっと小松菜ばっかり食べてたんです」と明かした。「普通は(血糖値が)180ぐらいやのに、250ぐらいになって。ずっと気をつけてた」といい、毎食後、血糖値を測っていたという。

 10カ月検診の時には、「妊娠高血圧症候群」と診断され、急きょ、「きょう産みましょう」と医師から言われ、出産が早まった。2人目も帝王切開で、予定日を決めていたが、予期せぬ事態となり、「お泊まりセットも何にも持ってきてへん(かった)」と突然の出産となったことを振り返った。

 妊娠糖尿病とは、妊娠によって血糖値が高くなった状態のこと。妊娠高血圧症候群は、妊娠中に何らかの原因で、高血圧になり、それをきっかけに尿タンパクや血管障害、臓器障害などを発症する疾患。
 花子は10カ月検診で判明した高血圧症候群について「(すごく)むくむんです。あと鼻が痛くなるんです」と症状を説明していた。

山田花子 妊娠糖尿病と妊娠高血圧症候群を患いながらの“壮絶出産”明かす/芸能/デイリースポーツ online

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知っておきたい人工透析と糖尿病のしくみ
人気アナの問題発言も話題に…

大切なことがらを意味する「肝心」という言葉は、かつて「肝腎」と書きました。「肝」は肝臓のこと、「腎」は腎臓を意味しています。

古くから重要な臓器として認識されてきた腎臓。その腎臓にトラブルが起こった時に行うのが、人工透析です。

どんな疾病で人工透析が必要になるのか? 人工透析にはどんな問題があるのか? 最大の要因とされる糖尿病とは?「肝腎」なポイントをチェックしていきましょう。

要チェック項目
□人工透析は腎臓に代わって、血液のろ過を行うしくみ
□週数回の通院や、長時間の透析など生活の質にも影響がある
□糖尿病による末期腎不全から人工透析になるケースも
謝罪騒動にまで発展した長谷川豊さんの「自業自得」発言
フリーアナウンサー・長谷川豊さんが人工透析の問題を訴えたブログ記事が議論を呼んでいます。

2016年9月19日にアップされたこの記事は「医者の言うことを何年も無視し続けて自業自得で人工透析になった患者の費用まで全額国負担でなければいけないのか?」という刺激的なタイトル。

本文では医師の話として人工透析を受ける「大半の患者は自業自得」と述べています。長谷川さんは暴飲暴食を続けた結果、糖尿病を発症して人工透析に至るケースが多いと指摘。食生活の改善で糖尿病は予防できると訴えました。

これに対し全国腎臓病協議会(全腎協)は9月23日に抗議文を公開。長谷川さんに謝罪を要求しました。長谷川さんはブログで「謝罪も訂正も不可能な文章」と綴り、全面対決の姿勢を見せています。

人工透析を受ける患者さんは本当に自業自得によるものなのでしょうか?そもそも、人工透析とはどんな治療法なのでしょうか?
人工透析で人体の「下水処理」を肩代わり
腎臓は、握りこぶしほどの大きさしかない小さな臓器。そんな腎臓には、心臓から送り出す血液の1/4が集まります。送られてきた大量の血液から老廃物を取り出し、尿の元を作りだすのが腎臓の役目。腎臓は人体の下水処理場にあたる器官なのです。

腎臓の機能が著しく低下する腎不全の状態になると、体内に老廃物がどんどん蓄積していき、生命の危険につながる尿毒症へと至ります。そこで腎臓の代わりに、血液を体外に取り出してろ過するのが人工透析です。

最も一般的な人工透析の方法は「血液透析」。腕の静脈を手術によって動脈とつなげ、体内の血液を血液透析器と呼ばれる器械へ送り込みます。血液透析器によって浄化された血液は再び体内へと戻されます。症状にもよりますが週3回、各4時間の透析が必要となります。

決められた曜日、時間を守らなくてはいけないので、旅行などの用事を入れられないなどのデメリットがあり、患者のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)低下にもつながります。

近年、増えつつあるのが「オンラインHDF」と呼ばれる方法です。より多くの老廃物を除去することができ、患者側の負担も少ないことが特長です。

ただし、医療費がかさむこと、高度な医療設備が必要となるので受け付けている病院が少ない、といった問題もあります。腎機能がまだ比較的保たれている場合、自宅でできる「腹膜透析」という方法も選べます。
人工透析の問題点
人工透析によって末期腎不全の生存率は大きく向上しました。ただし、人工透析は決して治療法ではありません。重症化した腎臓は再生できないため、治療法は腎移植しかないのです。

また人工透析には合併症のリスクもつきまといます。急な透析に身体が反応できず、頭痛やけいれんを引き起こす「不均衡症候群」、針からの感染症もあります。

人工透析を行うと、かゆみを制御するヒスタミンという神経物質が効かなくなってしまうため、かゆみ対策も大きな問題となるのです。
人工透析になる原因ナンバー1は糖尿病

人工透析が必要となるのは、腎臓の機能が15%以下まで低下した末期腎不全という状態です。腎臓には多くの病気がありますが、末期腎不全にまで至る疾病として最も多いのが糖尿病なのです。

糖尿病は「血管の病気」とも呼ばれています。身体の末端にある毛細血管から徐々に障害がはじまり、手足のしびれといった症状が起こります。やがて進行していくと手足の神経障害、壊死へとつながっていきます。

毛細血管の集まる眼も要注意。網膜に小さな出血が生じ、放置すると視覚異常や失明へと進行することがあります。糖尿病によって血管と並んでダメージを受けるのが腎臓です。

人体を作るタンパク質が血液の中へ徐々に漏れていき、やがて老廃物や不要物を除去することもできなくなる末期腎不全へと至るのです。糖尿病は末期腎不全だけでなく、脳卒中や心筋梗塞といった大きな合併症も招くので注意が必要です。
糖尿病に対する大きな誤解
糖尿病は主に3つの病型に分類できます。

1型糖尿病
小児期に発症することが多いため、小児糖尿病とも呼ばれます。自分の身体のリンパ球が誤って、膵臓内の細胞を破壊してしまうことで起きる疾病です。生活習慣病でも遺伝病でもありません。

2型糖尿病
インスリンというホルモンがうまく働かず、血液中の糖(血糖)が増加したままとなり、血管がダメージを受ける病気。インスリンが働かない理由には、遺伝要因と環境要因の2つがあります。

妊娠糖尿病
妊娠の影響によって起きる糖代謝の異常。産後は回復します。

3つのうちで最も発症者が多く、糖尿病の代名詞となっているのが<2型糖尿病>です。では、長谷川さんがブログで指摘したように<2型糖尿病>は「暴飲暴食」の結果によるものなのでしょうか?

実は必ずしもそうではありません。まず遺伝的な要因で発症することもあるからです。また環境要因とは、食べ過ぎ飲み過ぎや運動不足だけではありません。

確かに肥満もひとつの理由ですが、日本人は欧米人に比べインスリンの分泌能力が低いのも一因です。他にもストレスや社会的理由など、<2型糖尿病>の原因にはまだ未解明の部分も多いのです。
より求められる人工透析と糖尿病への理解
厚生労働省は糖尿病について「医療経済的にも大きな負担を社会に強いており、今後も社会の高齢化にしたがって増大するものと考えられる」と懸念。対策として、早期発見や生活習慣の改善を挙げています。

しかし、発症の要因として加齢や遺伝(家族歴)もあり「加齢と家族歴は改善(介入)が不可能」とも認めているのです。食生活の見直しや、運動の習慣をつけることはとても有意義ですが、それだけで糖尿病や人工透析をすべて防ぐのは難しいのです。

長谷川さんの炎上騒動が今後どう決着するかはまだ分かりませんが、私たちが人工透析や糖尿病について知るよいきっかけになったのではないでしょうか。

(監修:Doctors Me 医師)

ニフティニュース

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【プロレス】糖尿病で右足切断、乳がんで右胸全摘…
シャーク土屋引退セレモニー

 ◆超戦闘プロレス「FMW」(24日・後楽園ホール)

 超戦闘プロレス「FMW」後楽園大会が24日行われ、女子ヒールレスラー・シャーク土屋(46)の引退セレモニーが行われた。
 シャークはテーマ曲を背に、ファンからはヒール・レスラーとしては“称賛”を意味するブーイングを浴びながらリングイン。引退の10カウントが鳴らされた後、花道からサプライズ登場してきた長与千種(51)に有刺鉄線木刀で一撃を食らわせると、倒れこんだ長与からそのままピンフォールを奪った。

 シャークは5年ほど前から発症した糖尿病により右足ヒザから下を切断。さらにその後、乳がんも見つかり、5月に右胸の全摘出手術を受けた。懸命のリハビリを行う中でプロレス引退を決断。師匠の大仁田厚(59)に報告し、この日引退セレモニーが行われることになった。

 式典の後半は「レスラー、レスラーだった人、自分がレスラーだと思う人」たちをリングにあげ記念撮影。最後は、盛大なブーイングの中、リングを後にした。

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30代糖尿病男性の心疾患リスク18倍 新潟大教授ら

 30代の糖尿病の男性では、心筋梗塞や狭心症などの虚血性心疾患を発症するリスクは血糖値が正常な男性の18倍との研究結果を、曽根博仁・新潟大教授らが24日までにまとめた。

 糖尿病の男性は、血糖値が正常な人の2~4倍虚血性心疾患になりやすいことが知られているが、若い男性での影響は不明だった。曽根教授は「血糖値が異常な人は、若い頃から早めに生活習慣改善などの治療に取り組むことが重要だ」としている。

 曽根教授らは、レセプト(診療報酬明細書)と健康診断のデータを基に、2008~12年に健診を受け、心疾患歴のない31~60歳の男性約11万人を分析した。約4年間で436人が虚血性心疾患を発症した。高血圧や喫煙など血糖値以外の影響を除き、糖尿病患者らがどの程度発症しやすいかを年代別に調べた。

 40代と50代では、糖尿病患者の発症は血糖値が正常な人の2.5倍程度だったが、30代では18.2倍だった。50代で血糖値が正常な人と同等のリスクで、糖尿病のリスクを20歳分高めることに相当すると判明した。30代の糖尿病予備群では、正常な人の2.9倍発症しやすかった。

 女性は虚血性心疾患の発症率が低いとして、今回は対象にしなかった。研究結果は専門誌に発表した。〔共同〕

日本経済新聞

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毎日ジュース1缶で糖尿病リスクは増大 
ウエスト、BMIは低くても要注意

2016.11.21

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   加糖飲料を定期的かつ継続して摂取し続けている人は、「糖尿病前症」となるリスクが高くなり、摂取量が増えるほどインスリン抵抗性も高まっていくとする研究結果が、米タフツ大学、マサチューセッツ総合病院、米国立心肺血液研究所の共同研究チームによって発表された。
   「糖尿病前症」は糖尿病と診断されるほどではないが、高血糖である状態。この時点で生活習慣の改善を図ることで、糖尿病発症を予防できるという。米国糖尿病学会(ADA)のガイドラインでは、「ヘモグロビンA1c(HbA1c)」の値が「5.7~6.4」を判定基準としている。
   研究は、30年以上継続されている米国の大規模追跡調査「フラミンガム子孫研究」から、アンケートによって詳細な食事内容を含めた生活習慣を、14年以上調査している1685人(平均年齢51.9歳)のデータを分析。加糖飲料の摂取状況と糖尿病リスクの関係を検証した。

   なお、加糖飲料は、コーラなどの炭酸飲料やスポーツドリンクを含む砂糖入りの清涼飲料、果汁100%ではないフルーツジュースなど。年齢や性別、BMI、その他の食品摂取状況などの条件は調整し、研究開始時に糖尿病と診断されていたり、高血糖と診断された人は除外している。
   その結果、1週間に加糖飲料の摂取量が3サービング(通常飲料缶3缶)以下の人に比べ、6サービング以上摂取している人は糖尿病前症リスクが46%増加していた。
   また、実際に糖尿病前症や糖尿病と診断された人の多くは白人女性で、ウエスト周囲径やBMIは平均的だったという。

   人工甘味料を使用したダイエットソーダなどに限ると、糖尿病前症やインスリン抵抗性のリスクと有意な関係は確認できなかったが、先行研究では人工甘味料と2型糖尿病リスクの関係が示唆されており、ダイエットソーダが安全である証拠とはならない。
   研究者らは、糖尿病の要因は非常に複雑で、条件の調整が完全ではない可能性もあるとしつつ、「加糖飲料を減らし、運動を取り入れるだけで、2型糖尿病患者の大幅な減少につながるだろう」とコメントしている。


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医師・専門家が監修「Aging Style」
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参考論文
Sugar-Sweetened Beverage but Not Diet Soda Consumption Is Positively Associated with Progression of Insulin Resistance and Prediabetes.
DOI: 10.3945/jn.116.234047

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糖尿病啓発 タワー青色

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 鹿児島市のドルフィンポートにある「なぎさタワー」の上部が青色にライトアップされ、買い物客らの目を引いている。
 国連が定める「世界糖尿病デー」(14日)に合わせ、糖尿病啓発のシンボルカラーの青で彩るイベントの一環。県内ではこのほか、JR川内駅前広場など3か所でも行われている。
 県医師会の池田琢哉会長は「鹿児島は全国に比べて糖尿病の発症率が高い。この機会に糖尿病への関心を高めてほしい」と話す。
 なぎさタワーのライトアップは21日午前0時まで。

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2016年11月20日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

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「うどん+ごはんの習慣」は糖尿病リスク?
2016年11月18日 19:36

 うどんの消費量が日本一の香川県は、実は、糖尿病の死亡率が全国で3番目に高い。原因はうどんの食べ過ぎなのではないかと話題になっている。うどんと糖尿病はどう関係しているのだろうか。

■糖尿病の死亡率ワースト3位

 うどんの消費量日本一の香川県。今週、その香川県民にとって「うどんの食べ過ぎが、糖尿病のリスクを高めているのでは?」という気になるニュースが話題になった。糖尿病の多さは、うどんの食べ過ぎが原因なのだろうか?

 実際、香川県は、糖尿病での死亡率が青森県、秋田県に続いて全国でワースト3位。このニュースが伝わると、ツイッター上ではツイートが急上昇。「うどん食べ過ぎで糖尿病か…」「炭水化物を毎日食べてりゃね」「毎日うどん食べてる私はどうすれば?」などの反応があった。

■「炭水化物の重ね食い」はリスク

 香川県民のうどんの食べ方を見てみると、おにぎりやいなり寿司を手に取り、うどんと一緒に食べていた。こうした食べ方について専門家は―

 栗山医院 糖尿病専門医 栗山副院長「麺やごはん、あるいはパンなんかを二重にとるようなお食事。これは糖尿病になるリスクは増していくと考えられます」

 うどんやご飯などの炭水化物は体内で分解され、糖になるため、とりすぎると糖尿病のリスクを高める要因の一つになるという。さらに、地方都市ならではの事情も影響している可能性があるという。

 栗山副院長「土地柄、車社会というか、あまり自分の足で動かない、運動量が少ないというのがあれば、糖尿病になる確率は上がってくるのかなと思います」

■香川県も対策に乗り出す

 普段の生活習慣が要因となる糖尿病。県も「原因をひとつに絞るのは難しい」としながらもこうした現実を受け、対策に乗り出している。そのひとつが、うどんのほかに、野菜を提供している店を紹介する地図を作成。血糖値の上昇速度を抑える役割がある野菜を少しでも多くとってもらおうとしている。そのマップに載っているお店のひとつは、保健所から要請を受け、野菜のメニューを4品追加したという。

■炭水化物、摂取の目安は―

 ご飯、パン、うどんなど主食に多く含まれる炭水化物も必要な栄養源だ。ただ、炭水化物に偏りすぎると糖尿病のリスクを高めるという。その摂取量の目安を管理栄養士に聞いた。

 成人男性なら1日の炭水化物の摂取量は、ご飯6杯分(約310グラム)。成人女性なら5杯分(約280グラム)。ただ、主食だけでなく、芋などの根菜類や果物にも炭水化物が含まれている。例えば、ご飯1杯と同じくらいの炭水化物が、バナナなら3本、柿なら2個、さつまいもだと1本に含まれている。

 このように他の食べ物を摂取することが考えられるので、主食がご飯なら、「1日3杯」を目安に、野菜などを取り入れてバランス良い食事を心がけることが大切だ。

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糖尿病は行動変容が大切って言うけれど・・・(忍び寄る糖尿病4)
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 糖尿病の予防や治療には、食生活や運動といった生活習慣の継続的な努力が必要とされています。仕事や家庭を抱えた日常生活の中で、どう実践していったらいいのか。忍び寄る糖尿病シリーズ(2型糖尿病)の4回目は、「糖尿病予防や治療には行動変容が大切だけど・・・」をテーマに、日本糖尿病学会専門医・指導医で、船橋市立医療センター代謝内科部長の岩岡秀明さんに聞いてみました。(聞き手・岩崎賢一)

 糖尿病予備群や糖尿病患者の行動変容へのアプローチは難しく、それが私たちの課題です。看護師、栄養士が指導しても変わらない人がいます。本当は、薬だけ飲んでいれば血糖がコントロールできるのが理想です。「これだけ飲んでいれば好きに食べてもいいですよ」というようにできればいいですが、そこまで薬の開発は進んでいません。
 2年半前にSGLT2阻害薬が登場して、現在よく売れていますが、これは、体重を減らしてくれる、低血糖を起こさない、血圧も若干下げてくれるためです。
 欠点は脱水を起こすので、やせている人や高齢者が服薬すると脱水から脳梗塞を起こしてしまう可能性があります。そのため水をたくさん飲まないといけません。肥満で腎機能が正常で65歳ぐらいまでの糖尿病患者にはよい薬だと思います。
 糖尿病治療薬で重要な点は、体重を減らしてくれること(少なくとも増やさないこと)、低血糖がないこと、副作用が少ないことの3点です。でも、SGLT2阻害薬は、まだ第一選択薬ではありません。エビデンス(科学的根拠)がしっかりするには、薬の発売から10年ぐらいかかります。ビグアナイド薬(メトホルミン)という薬が今、第一選択薬です。これは古い薬でエビデンスがあり、心血管イベントを減らす、体重を増やさない、単独では低血糖を起こさない、といった点が挙げられます。ビグアナイド薬(メトホルミン)を第一選択薬にするのが世界標準で、日本人でもそうです、SGLT2阻害薬は肥満の患者では第二選択薬の候補には入っています。
 さらに、長く飲み続ける薬ですから安価であることも重要です。ビグアナイド薬(メトホルミン)は安価ですが、新薬のSGLT2阻害薬は高価です。

■SGLT2阻害薬で注意しなくてはいけない患者

 SGLT2阻害薬はどういう薬かというと、尿にブドウ糖を排泄して血糖を下げる薬です。尿にブドウ糖を排泄するので、尿量が多くなります。ですから、どんどん水分を取らないとやせている患者などは脱水症になってしまうのです。脱水症から脳梗塞を起こすケースが考えられます。水をたくさん飲まないといけません。高齢者はあまり水分を取らないので気をつけた方がいいということです。逆に言えば、水を余分に飲んでいくということがきちんと実行できるような患者でないと使えません。脱水のほかにも、若干ですが女性は尿路感染症や性器感染症を起こすこともあります。注意して使えば、有用な薬です。

■行動変容はまだ明確な方法がない

 予備群の場合、痛い、つらいということがないので、「どうせ俺は若いし、なんともねえや」と言って中断してしまう人が多いです。動機付けをどう持って行くか。「10年後、15年後に元気で長生きするための治療ですよ」と若い人に理解してもらうしかありません。やはり、合併症の怖さを知ってもらうのが一番いいと思います。

◆明日は、「患者がインスリンを拒む4つの誤解を解く」についてお伝えします。

<アピタル:アピタル・オリジナル・医療>
http://www.asahi.com/apital/column/original/(岩崎賢一)

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糖尿病・人工透析は自己責任か?
――清野裕ドクターに聞く(下)

2016年11月18日

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清野裕さん

 血糖値の高い状態が続くのが糖尿病。それだけなら症状はさほどありませんが、こわいのは腎臓障害、網膜症、神経障害、血管障害といった合併症です。
 糖尿病研究の第一人者である日本糖尿病協会理事長の 清野裕さんへのインタビュー。後半の今回は、合併症の予防、療養支援のあり方を中心に、誤解をただしていきます。「糖尿病」「生活習慣病」という用語が適切かについても論じます。

腎臓障害の要因は血糖、血圧、プラス何か

 ――合併症のうち、最初に腎臓障害について教えてください。
  清野 :2型糖尿病の場合、まずは食事療法と運動療法。それで改善しなければ薬をのむ。今はいろいろなタイプの薬が出ています。それでも血糖値が高すぎるならインスリン注射というのが一般的な流れです。そういう治療をしている中でも血糖値のコントロールの悪い状態が続く人は、腎臓障害へ進んでいくことが多いのは事実です。
 ただねえ、腎臓の障害にもいくつか段階があります。腎臓の状態がひどくなって人工透析が必要になるような人は、血糖値だけでなく、ある程度、ほかに素因がありますね。
 ――血糖値以外の要因もあるということですか?
  清野 :明らかに重要なのは血圧です。高血糖と高血圧をほうっておくと、速いスピードで腎機能の低下が進行する。腎臓の糸球体の細い血管がやられます。だから血糖と血圧のコントロールは、ものすごく重要です。だけど、その二つが悪くても腎臓が悪くならない人がそれなりにいて、ある程度以上に腎不全は増えない。もうひとつ、何かがあるんではないか。遺伝的な素因かもしれません。
 ――目の網膜はどうですか? 失明することもあります。
  清野 :網膜症は、血糖コントロールが悪いほど増えます。こちらは腎臓と違って、血糖値のレベルに比例するような感じです。ただし、ごく一部ですが、網膜症に絶対にならない人が存在する。その理由が何かはまだよくわかりません。
 ――足に出る合併症はどうですか?
  清野 :それは2種類あって、ひとつは神経障害です。痛みを感じなくなって、ちょっとしたけがから 壊疽
えそ
を起こし、状態によっては切断せざるをえなくなる。アジア人はこちらが多いですね。
 もうひとつは動脈硬化で生じる太い血管の障害です。足の動脈が詰まったり、脳梗塞、心筋梗塞を起こしたりする。高脂血症や高血圧が影響しますが、これも動脈硬化しやすい体質の人と、そうでない人がいる。白人の糖尿病では大きな血管にくることが多い。このごろ日本でも少し増えてきました。

血糖をコントロールできれば、重い合併症は出ない

 ――合併症の出方にも、民族差があるわけですね。個人差もあるんでしょうね。
  清野 :民族差も個人差もかなりあります。ただし血糖のコントロールがよかったら、合併症は出ない。その点は大事です。血液中のヘモグロビンA1cが7%未満ならほとんど出ないし、7%以上8%未満でも合併症は多くはない。でも8%以上が続くと、たくさん出てくる。とくに、細い血管がやられる腎臓と目と神経の合併症は、持続的な高血糖がなければ、絶対に出ません。
 だから、不幸にして血糖値が上がりだしたら、早期に見つけて、食事を工夫して、運動すること。そうすれば薬を使う時期も遅れるし、重症度も違う。糖尿病になったから、まずい物を食えということではないんです。量は制限されるけど。
 ――運動は、その人に合わせてやればよいのでしょうか?
  清野 :有酸素運動と筋力をつける運動の両方が有効ですが、とりあえず歩くだけでもいいんです。20分余り歩いたら血糖値はかなり下がる。働いている人なら、朝ごはんを食べた後、通勤を利用して歩くといい。忙しいからできないというのは違うと私は思う。運動を習慣づけることが大事です。そうすることで薬は1剤、2剤と減らせます。

自己責任とは、自分で受け止めること

 ――糖尿病なのに不摂生な生活で腎不全になったら自己責任だという意見は、どうでしょうか?
  清野 :糖尿病と診断されてから、何もしないで悪くなっていく人と、がんばっても悪くなっていく人がいて、十羽ひとからげに論じるのはおかしい。何もしないで放置するのは、よくないことです。
 ――では、何もせずに悪くなった人は、自己責任だから医療費を自己負担にしますか?
  清野 :しかし、それはどうやって見分けて、区別するんですかねえ? 血糖のコントロールにも、合併症が出るかどうかにも、遺伝的な素因の差は影響します。高血圧になるかどうかもそうです。
 たしかに治療を放置・中断する人はいますよ。ただし、そこに医療側の責任がないとは言えない。産業医で言えば、血糖値が高いことがわかった時、あんた早く専門医に診てもらえ、と言うだけで終わる医師もいれば、詳しく説明する医師もいる。専門医の説明や指導のしかたにも左右されます。
 それに、病気になった人がみんな、努力すれば理想的な生活ができるとは限りません。仕事の内容とか、外部の条件もあります。実際には多くの患者さんは努力してますよ。努力しても、薬を使っても、悪くなる人は悪くなってしまう。そこには素因が関係してくる。
 ――よくない生活習慣を続けて病状が悪化したら、自分の体にはねかえってきますよね。血液透析を受けるようになったら週3回、何時間もかかるし、食事の内容や水分の摂取も大幅に制限されます。
  清野 :本人がつらいですよね。悪化を防ぐのは、ある程度は自己責任とも言えるけど、それは自分の体が悪化したら自分で受け止めるしかないという意味の自己責任でしょう。それ以上に医療費の負担をうんぬんするのはどうかと思う。命にかかわりますから。
 ――透析を受けながら企業や大学などで仕事をしている人もいます。もし人工透析の医療費を自己負担にしたら、そういう人も生活できなくなる。相当な大金持ちだけは続けられるでしょうけど。

糖尿病からの人工透析は減少の兆し

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  清野 :医療側のことで言えば、人工透析の新規導入患者の4割余りが糖尿病性腎症ですが、近年は横ばいからわずかに減少に転じています。2012年度から透析予防に保険診療点数(糖尿病透析予防指導管理料)がついたのが大きい。腎症が出てきた人には医師、看護師(または保健師)、管理栄養士のチームで早めに指導するようにした。そういう治療努力の成果で、今後にも期待しているんです。
 従来は、腎症が重症になってから指導していた。すると腎臓を守るために、たんぱくも塩分も制限して、逆に炭水化物をたくさん食べてくださいという指導になります。糖尿病のコントロールと腎症のコントロールはかなりの面で逆になる。患者は急に変えられないから、むずかしい。だから軽症のうちから、少しずつ変えていこうということです。
 一方で、腎硬化症という高血圧・高尿酸血症に関連する病気からの人工透析が増えていて、大きな課題なんですが、そちらはあまり騒がれないですね。

叱るのでなく、一緒に考える

 ――ライフスタイルの指導でいうと、叱る、責めるというやり方は、うまくいかないように思います。どうやってプラスの気持ちに持っていくかが、効果を上げるために肝心ではないでしょうか?
  清野 :絶対にそうです。脅す、叱るはダメ。昔は失明した写真とか足を切った写真を見せて、患者さんを脅かしていましたが、今はそんなことはありません。よく話し合います。
 私は「患者様」と呼ぶのは反対です。まつり上げてどうするのか。「患者さん」でいい。患者さんもチームの一員です。よく話し合って、その人がこれしかできないということなら、ではどうしようかと一緒に考えます。
 ――本人の自覚と努力ばかり言われたら、つらいですよね。何か、よいことにつながるほうがいい。
  清野 :少しでも生活を変えられたら、ほめるとかね。今は、薬の種類も増えたし、生活も改善して状態がよくなる人は多いですよ。糖尿病への関心が高まったのかもしれません。でも、そういうチャンスにめぐりあわない人もいる。社会への啓発が大事です。
 ――生活は、本人だけで変えられるものばかりではないですよね。
  清野 :食生活で言えば、食事の間隔と時間帯も重要です。でも今の時代、職業はいろいろあります。夜中に働いている人に、朝6時と夕方6時に食べてくださいなんて、不可能です。コンビニで働いている人なら、コンビニの仕事に合った指導をしないといけない。それから若い人でも独り暮らしが多いから、理想的な生活習慣を言っても始まらない。もう少し、糖尿病の療養指導に携わっている者の側が変わらないといけない。その人に応じたものにしないといけないと思います。

「糖尿病」の病名を変えられないか

  清野 :糖尿病協会には、偏見をもたらすから病名を変えてほしいという手紙がしばしば患者さんから届きます。「高血糖症」に変えてくれないかと言うんです。確かに「尿」という字があるから、何となく汚ない印象を与える。糖尿病の子どもなんか、かわいそうです。尿に糖が出るのが病気の本質じゃないんだけどねえ。
 ――血糖値が高くても尿に糖が出ない場合は多いのに、その点の誤解も生みますよね。
  清野 :糖尿病という病名はギリシャ語から来ていますが、医学用語を変えるのは難しい。
 ――日本語の病名を変えるのは、ありだと思いますよ。認知症も統合失調症も、病名を変えたことによってマイナスイメージを減らす効果は確実にありました。学会が用語を変えれば、行政も用語を変えます。病気への関心を集める社会的な啓発効果も大きいと思います。

「生活習慣病」という用語は、誤解を招く

――「生活習慣病」という言葉に、個人的には疑問があります。旧厚生省が1996年に「成人病」の代わりに導入した行政用語ですが、やがて医学・医療界もよく使うようになりました。

  清野 :生活習慣病、と言い切ってしまうからよくないんです。英語では、Lifestyle-related diseaseという。生活習慣と関連する病気ですね。その種の病気になったら、生活習慣を改善したら病気が落ち着きますよ、という本当の意味が伝わらずに、生活習慣のせいでなる病気と思われてる。
 生活習慣病という用語に、私は反対派だったんです。誤解を招くから。まさに、本人が悪いからになって、なぜ病気が起こるかという肝心なことがすっとんでしまう。糖尿病学会でも議論になった。
 ――生活習慣関連病と呼ぶのが長ければ、生活関連病でもよいかもしれません。
  清野 :ほんと、生活習慣病と言うと、本人が悪いように思うよねえ。短絡的になって、正しい知識が伝わらない。糖尿病になった人を見て、飲んでる食ってると言うけど、そんな人はほかにもいっぱいいますからね。遺伝的・体質的な要因が抜け落ちてしまう。
 ――本人の自覚を促して、生活習慣の改善に努力しましょうというのは全く間違いとは言えないけど、裏返しで、自己責任論になりやすいですね。
  清野 :太るかどうかも体質差がある。糖尿病だけでなく、ほとんどの病気に遺伝的素因はある。高血圧もそうだし、痛風(高尿酸血症)もそうです。簡単に自己責任とは言えません。

非肥満型の糖尿病を見過ごしてきたメタボ健診

 ――厚生労働省の主導でメタボ健診をやり始めてから、いろいろな誤解がよけいに広がったのでは?
  清野 :メタボ健診では、半分以上の糖尿病が見過ごされた。腹囲で線引きするのは、あらっぽい話です。やせてさえいれば、どんなに血糖値が高くても血圧が高くても、メタボに該当せずにくぐり抜けて、特定保健指導の対象にならない。日本人の糖尿病は、非肥満が6割ぐらいあって、そっちのほうが多いんですから。
 ――そういう批判を受けて、特定の項目だけひっかかった人も特定保健指導の対象にしようという方針を厚労省が今年度に入って、いったん固めたのですが、健康保険の財政負担が増えるという理由で見送りになったようです。

炭水化物の多い食事がよいわけではない

 ――前回に掲載したインタビュー前半で、食事について「炭水化物中心のほうが糖尿病になりにくい」という説明があったのですが、誤解を生むかもしれません。
  清野 :ご指摘はもっともです。日本人には昭和30年代ぐらいの肉の少ない食事のほうがよいという意味で話したのですが、現代の日本人は獣肉の脂肪をとるのでインスリンの効きが悪く、ごはんやめん類などの炭水化物をたくさんとったら、糖尿病の発症リスクは上がります。最近の日本での観察研究で、女性の場合は総カロリー量が同程度でも炭水化物の少ないほうが糖尿病が少なくなるという報告もあります。まだ研究・検討すべき点はいろいろありますが、予防の意味では、総カロリーが多すぎず、栄養のバランスの取れた普通の食事でよいと思います。
 それから前回、糖尿病は、ぜいたく病ではなく、むしろ貧困病だと強調しましたが、あくまでも傾向の話です。貧困でなくても糖尿病になりうることに注意してください。

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【糖尿病の患者数】

 糖尿病で受診している総患者数(推定)は、 2014年の厚生労働省「患者調査」 で317万人。高血圧(1011万人)、歯肉炎・歯周病(332万人)に次いで多い病気です。
  2015年の厚労省「国民健康・栄養調査」 によると、未受診を含めて糖尿病が強く疑われる人(血液中のヘモグロビンA1c値が6.5%以上または糖尿病治療中の人)の割合は、20歳以上で男性は19.5%、女性は9.2%にのぼります(実際の人口構成に合わせて年齢を調整すると男性14.2%、女性7.1%)。人口に掛けると1000万人を超えます。
 年齢層別のグラフを見ると、中高年から高齢になるにつれて、糖尿病の人の割合が大幅に上昇することがわかります。

【人工透析の患者数】

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  日本透析医学会の調査 では、慢性腎不全で人工透析を受けている患者は2014年末で32万人余り。原疾患別では糖尿病性腎症38.1%、慢性糸球体腎炎31.3%、腎硬化症9.1%の順です。
 もしも、長谷川豊氏がブログに書いたように糖尿病性腎症の透析患者(約12万人、平均67.3歳)のうち、少なくない割合の人の透析医療費を全額自己負担にするなら、その時点だけで何万人も死なせることになります。

糖尿病・人工透析は自己責任か?――清野裕ドクターに聞く(下) : yomiDr. / ヨミドクター(読売新聞)

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