歯周病の治療が全身の病気予防になる?
医療費削減の切り札は歯科医!

文=後藤典子

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歯科医院が医療費削減を担う(depositphotos.com)

 歯科医院といえば、むし歯の治療をしてもらったり、入れ歯をつくってもらうところだと、大概の人は思っているだろう。
 ところが近年は、歯周病とさまざまな内科的な病気との関連が注目され研究が進んでおり、歯科医院が生活習慣病などの予防医療に大きな役目を担えるのではないかと期待されている。なかでも「糖尿病」との関連は強く、「歯周病治療により高血糖が改善する」という報告が数多くあげられている。

 歯周病は慢性の感染症で、その細菌が血液中に入り込めば、特に心臓や脳、子宮などでの炎症を引き起こすおそれがあり、唾液に混じって気道に流れ込めば肺炎を引き起す可能性もある。
 そうした全身のさまざまな病気を予防するという意味で、歯周病の治療や予防が果たす役割は大きいのだ。

歯科医と内科医の連携を模索

 このことを歯科医師の共通の認識とすべく、セミナーやイベント、執筆などを通じて問いかけている歯科医のひとりが、日本アンチエイジング歯科学会会長の松尾通氏だ。歯科医と内科医の連携を模索している。
 特に糖尿病専門医である西田亙氏を招いた講演会を歯科界で積極的に開催し、「口腔ケアから、糖尿病の予防と治療」を推進している。西田氏は糖尿病専門医でありながら、自身の医院で患者に歯ブラシを勧めている。
 加えて推奨しているのが「ラクトバチルス・ロイテリ菌」という乳酸菌だ。一般的に乳酸菌といえば、腸内フローラを改善する目的で摂るものと考えるが、そればかりではなく口内の環境改善にも働き、その殺菌作用で炎症を抑制してむし歯や歯周病、口臭などの予防と改善に一役買うという。

 松尾氏によると、これまで国が目指してきた健康長寿における歯科の目標は「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」という「8020(ハチマルニイマル)運動」だったが、このメッセージはすでに行き渡っているので、これからは機能面に目を向けた新しい活動方針をスタートさせなければならないという。
 それが口腔機能に栄養や運動などの「生活管理を加味した疾病予防の複合メニューの開発」である。

「歯科には、ほかの診療科にはないいくつかのメリットがあります。ひとつは、クリーニングや矯正などの病気でない方も来院するということ、2つ目は、通院頻度が高く対面時間も長いので、生活習慣病の予兆を発見できるチャンスや予防のためのアドバイスをする機会があるということ、また食事や栄養についての指導を行いやすいということです」

 健康な歯を維持し、口腔機能を低下させないことが、食べることの機能を維持するだけでなく、さまざまな病気の予防とも関わり健康長寿をかなえる――。それを理解すれば、私たち患者も、もう少し積極的に歯科検診を受けるべきだと思うだろう。

 政府は6月9日の臨時閣議で、国家経営の基本方針となる「骨太の方針」の「健康増進・予防の推進」において、「口腔の健康は全身の健康にもつながることから、生涯を通じた歯科健診の充実、入院患者や要介護者に対する口腔機能管理の推進など歯科保健医療の充実に取り組む」という文言を明記した。
 この方針に則って、今後、無駄な医療費を削減するために歯科医が力量を発揮してくれることを期待したい。
(文=後藤典子)

後藤典子(ごとう・のりこ)

ジャーナリスト、一般社団法人日本サプリメント協会理事長、農医連携ユニット理事。同志社大学文学部卒業後、編集プロダクションを経てジャーナリストに。政治・経済評論をテーマにした取材・執筆を主軸としてきたが、サプリメントの取材をきっかけに市場の歪んだ情報の蔓延に義憤を感じ、生活者のための公正中立な情報の必要性を痛感。2001年、NPO日本サプリメント協会を発足、中立な情報機関として活動を始める。書籍の発刊や、新聞、雑誌、テレビ、ラジオなど、マスメディアにおいて執筆・評論・コメントを行うとともに、生活者や企業を対象とした講演活動を通じて、ヘルス・プロモーションの啓発に努める。現在、農と医をつないで健康と食の問題を検証するプロジェクト「農医連携ユニット」に関わるとともに、「日本サプリメント協会」を通して生活者の健康リテラシーを向上させるための情報活動を行っている。
連載「暮らしとつながるサプリメント」バックナンバー
※ 初出/健康・医療情報でQOLを高める「ヘルスプレス」

ビジネスジャーナル ⁄ Business Journal

看護師の書いた糖尿闘病記
夫の糖尿病と闘い、克服していった生々しい記録。勇気が出ます
www.tubasa1.com

歯周病の治療が全身の病気予防になる?
医療費削減の切り札は歯科医!

文=後藤典子

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歯科医院が医療費削減を担う(depositphotos.com)

 歯科医院といえば、むし歯の治療をしてもらったり、入れ歯をつくってもらうところだと、大概の人は思っているだろう。
 ところが近年は、歯周病とさまざまな内科的な病気との関連が注目され研究が進んでおり、歯科医院が生活習慣病などの予防医療に大きな役目を担えるのではないかと期待されている。なかでも「糖尿病」との関連は強く、「歯周病治療により高血糖が改善する」という報告が数多くあげられている。

 歯周病は慢性の感染症で、その細菌が血液中に入り込めば、特に心臓や脳、子宮などでの炎症を引き起こすおそれがあり、唾液に混じって気道に流れ込めば肺炎を引き起す可能性もある。
 そうした全身のさまざまな病気を予防するという意味で、歯周病の治療や予防が果たす役割は大きいのだ。

歯科医と内科医の連携を模索

 このことを歯科医師の共通の認識とすべく、セミナーやイベント、執筆などを通じて問いかけている歯科医のひとりが、日本アンチエイジング歯科学会会長の松尾通氏だ。歯科医と内科医の連携を模索している。
 特に糖尿病専門医である西田亙氏を招いた講演会を歯科界で積極的に開催し、「口腔ケアから、糖尿病の予防と治療」を推進している。西田氏は糖尿病専門医でありながら、自身の医院で患者に歯ブラシを勧めている。
 加えて推奨しているのが「ラクトバチルス・ロイテリ菌」という乳酸菌だ。一般的に乳酸菌といえば、腸内フローラを改善する目的で摂るものと考えるが、そればかりではなく口内の環境改善にも働き、その殺菌作用で炎症を抑制してむし歯や歯周病、口臭などの予防と改善に一役買うという。

 松尾氏によると、これまで国が目指してきた健康長寿における歯科の目標は「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」という「8020(ハチマルニイマル)運動」だったが、このメッセージはすでに行き渡っているので、これからは機能面に目を向けた新しい活動方針をスタートさせなければならないという。
 それが口腔機能に栄養や運動などの「生活管理を加味した疾病予防の複合メニューの開発」である。

「歯科には、ほかの診療科にはないいくつかのメリットがあります。ひとつは、クリーニングや矯正などの病気でない方も来院するということ、2つ目は、通院頻度が高く対面時間も長いので、生活習慣病の予兆を発見できるチャンスや予防のためのアドバイスをする機会があるということ、また食事や栄養についての指導を行いやすいということです」

 健康な歯を維持し、口腔機能を低下させないことが、食べることの機能を維持するだけでなく、さまざまな病気の予防とも関わり健康長寿をかなえる――。それを理解すれば、私たち患者も、もう少し積極的に歯科検診を受けるべきだと思うだろう。

 政府は6月9日の臨時閣議で、国家経営の基本方針となる「骨太の方針」の「健康増進・予防の推進」において、「口腔の健康は全身の健康にもつながることから、生涯を通じた歯科健診の充実、入院患者や要介護者に対する口腔機能管理の推進など歯科保健医療の充実に取り組む」という文言を明記した。
 この方針に則って、今後、無駄な医療費を削減するために歯科医が力量を発揮してくれることを期待したい。
(文=後藤典子)

後藤典子(ごとう・のりこ)

ジャーナリスト、一般社団法人日本サプリメント協会理事長、農医連携ユニット理事。同志社大学文学部卒業後、編集プロダクションを経てジャーナリストに。政治・経済評論をテーマにした取材・執筆を主軸としてきたが、サプリメントの取材をきっかけに市場の歪んだ情報の蔓延に義憤を感じ、生活者のための公正中立な情報の必要性を痛感。2001年、NPO日本サプリメント協会を発足、中立な情報機関として活動を始める。書籍の発刊や、新聞、雑誌、テレビ、ラジオなど、マスメディアにおいて執筆・評論・コメントを行うとともに、生活者や企業を対象とした講演活動を通じて、ヘルス・プロモーションの啓発に努める。現在、農と医をつないで健康と食の問題を検証するプロジェクト「農医連携ユニット」に関わるとともに、「日本サプリメント協会」を通して生活者の健康リテラシーを向上させるための情報活動を行っている。
連載「暮らしとつながるサプリメント」バックナンバー
※ 初出/健康・医療情報でQOLを高める「ヘルスプレス」

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看護師の書いた糖尿闘病記
夫の糖尿病と闘い、克服していった生々しい記録。勇気が出ます
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週数回の飲酒は「糖尿病のリスクを低減」=研究
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Getty Images
デンマークでの調査結果に乾杯?


週3回から4回飲酒する人は、全く飲まない人と比べ2型糖尿病になる可能性が低いことが、デンマークでの研究でこのほど示唆された。

欧州糖尿病学会発行の医学誌ダイアベトロジアに掲載された研究結果によると、特に効果が高いと思われるのはワインで、血糖値を抑える手助けになる役割を果たすからではないかと考えられている。
研究は、飲酒の頻度と量について7万人以上を対象に調査を行った。

しかし専門家は、だからと言って推奨量以上を飲んでいいという「青信号」ではないと話している。
英イングランド公衆衛生局(PHE)は、アルコール摂取が一部のがんや心臓病、肝臓病といった他の深刻な病気の一因になると警告している。
「どのくらい飲もうかと考える時はこの点に留意すべき」とPHEの広報担当者は話した。
「分けて飲む方が効果的」

この研究を率いた南デンマーク大学の国立公衆衛生機関の ヤネ・トルストロプ教授は、「飲酒の頻度による影響は、飲酒量とは無関係だと分かった」と述べた。
「一度に飲むよりも、4回に分けて飲む方が効果的なことがうかがえる」
研究では、参加者は約5年後に再び調査を受け、合計で男性859人、女性887人が1型またはより一般的な2型の糖尿病を発病していた。
適量を週3~4回飲酒する場合、飲酒の頻度が週に1度以下の人と比べ、糖尿病のリスクは女性で32%、男性で27%それぞれ低減したと研究者らは結論付けている。

97098839_gettyimages-471183210-2017-07-31-14-14-1.jpg
Getty Images
赤ワインは、血糖値を抑えるのに役立つと考えられている

また研究結果からは、どのアルコール飲料も同じ効果があるわけではないことがうかがえる。
ワインは特に有益のようだ。というのも、とりわけ赤ワインに入っているポリフェノールが、血糖値を抑える役割を果たすためだ。
ビールの場合、週1~6杯飲む男性は、週1杯以下の男性と比べ糖尿病のリスクが21%低かった。ただし、女性の場合はリスクに変化はなかった。

女性は一方で、蒸留酒の飲酒量が多い場合、糖尿病のリスクが著しく高まるようだった。ただし、男性の場合は影響がなかった。

他の研究とは異なり、今回の研究では大量の飲酒と糖尿病の関係は見当たらなかった。
トルストロプ教授は、参加者の中で大量飲酒を報告した人が少なかったからかもしれないとしている。大量飲酒の定義は、1回で5杯以上を飲酒すること。
糖尿病の慈善団体「糖尿病UK」の研究広報責任者エミリー・バーンズ博士は、「通常のアルコール摂取が2型糖尿病に及ぼす影響は人によって異なる」ため、慎重になるべきとしている。

バーンズ博士は、今回の結果は興味深いものの、「英国の国民保健サービス(NHS)が出している指針を超えるほど飲酒していいという青信号として考えるのはお勧めしない」と語った。

NHSの指針では、1週間のアルコール摂取は男女とも3日以上にかけて14ユニット以下とし、飲酒しない日も作るべき、としている。これは通常の強さのビールなら6パイント(約3.4リットル)、アルコール度数の低いワインなら小さなグラス10杯分に相当する。

「有益ではない」

PHEの薬物・アルコール・タバコ部門ディレクター、ロザンナ・オコナー氏は、「アルコール摂取による影響を糖尿病についてだけで語るのは有益ではない」と述べた。
「アルコール摂取は、一部のがんや心臓病、肝臓病を含む他の多くの深刻な病気の一因になるため、どのくらい飲むかを考える際は、この点に留意すべきだ」
トルストロプ教授のチームは、同じ調査を使って他の病気へのアルコールの影響を研究している。
週に数回の適量の飲酒が、心臓発作や脳卒中といった心血管疾患のリスク低減に関係していることが研究から明らかになった。
しかしどんな量であれ、アルコール摂取はアルコール性肝疾患や膵炎など胃腸疾患にかかるリスクを高めるという結果だった。
トルストロプ教授は、「アルコールは、50に及ぶさまざまな疾患と関連付けられているため、我々は今回の結果をもって『どんどんアルコールを飲んでください』と言っているわけではない」と加えた。

(英語記事 Drinking a few times a week ‘reduces diabetes risk’

PastedGraphic-2017-07-31-14-14-1.pngBBC Japanese

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週数回の飲酒は「糖尿病のリスクを低減」=研究
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デンマークでの調査結果に乾杯?


週3回から4回飲酒する人は、全く飲まない人と比べ2型糖尿病になる可能性が低いことが、デンマークでの研究でこのほど示唆された。

欧州糖尿病学会発行の医学誌ダイアベトロジアに掲載された研究結果によると、特に効果が高いと思われるのはワインで、血糖値を抑える手助けになる役割を果たすからではないかと考えられている。
研究は、飲酒の頻度と量について7万人以上を対象に調査を行った。

しかし専門家は、だからと言って推奨量以上を飲んでいいという「青信号」ではないと話している。
英イングランド公衆衛生局(PHE)は、アルコール摂取が一部のがんや心臓病、肝臓病といった他の深刻な病気の一因になると警告している。
「どのくらい飲もうかと考える時はこの点に留意すべき」とPHEの広報担当者は話した。
「分けて飲む方が効果的」

この研究を率いた南デンマーク大学の国立公衆衛生機関の ヤネ・トルストロプ教授は、「飲酒の頻度による影響は、飲酒量とは無関係だと分かった」と述べた。
「一度に飲むよりも、4回に分けて飲む方が効果的なことがうかがえる」
研究では、参加者は約5年後に再び調査を受け、合計で男性859人、女性887人が1型またはより一般的な2型の糖尿病を発病していた。
適量を週3~4回飲酒する場合、飲酒の頻度が週に1度以下の人と比べ、糖尿病のリスクは女性で32%、男性で27%それぞれ低減したと研究者らは結論付けている。

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赤ワインは、血糖値を抑えるのに役立つと考えられている

また研究結果からは、どのアルコール飲料も同じ効果があるわけではないことがうかがえる。
ワインは特に有益のようだ。というのも、とりわけ赤ワインに入っているポリフェノールが、血糖値を抑える役割を果たすためだ。
ビールの場合、週1~6杯飲む男性は、週1杯以下の男性と比べ糖尿病のリスクが21%低かった。ただし、女性の場合はリスクに変化はなかった。

女性は一方で、蒸留酒の飲酒量が多い場合、糖尿病のリスクが著しく高まるようだった。ただし、男性の場合は影響がなかった。

他の研究とは異なり、今回の研究では大量の飲酒と糖尿病の関係は見当たらなかった。
トルストロプ教授は、参加者の中で大量飲酒を報告した人が少なかったからかもしれないとしている。大量飲酒の定義は、1回で5杯以上を飲酒すること。
糖尿病の慈善団体「糖尿病UK」の研究広報責任者エミリー・バーンズ博士は、「通常のアルコール摂取が2型糖尿病に及ぼす影響は人によって異なる」ため、慎重になるべきとしている。

バーンズ博士は、今回の結果は興味深いものの、「英国の国民保健サービス(NHS)が出している指針を超えるほど飲酒していいという青信号として考えるのはお勧めしない」と語った。

NHSの指針では、1週間のアルコール摂取は男女とも3日以上にかけて14ユニット以下とし、飲酒しない日も作るべき、としている。これは通常の強さのビールなら6パイント(約3.4リットル)、アルコール度数の低いワインなら小さなグラス10杯分に相当する。

「有益ではない」

PHEの薬物・アルコール・タバコ部門ディレクター、ロザンナ・オコナー氏は、「アルコール摂取による影響を糖尿病についてだけで語るのは有益ではない」と述べた。
「アルコール摂取は、一部のがんや心臓病、肝臓病を含む他の多くの深刻な病気の一因になるため、どのくらい飲むかを考える際は、この点に留意すべきだ」
トルストロプ教授のチームは、同じ調査を使って他の病気へのアルコールの影響を研究している。
週に数回の適量の飲酒が、心臓発作や脳卒中といった心血管疾患のリスク低減に関係していることが研究から明らかになった。
しかしどんな量であれ、アルコール摂取はアルコール性肝疾患や膵炎など胃腸疾患にかかるリスクを高めるという結果だった。
トルストロプ教授は、「アルコールは、50に及ぶさまざまな疾患と関連付けられているため、我々は今回の結果をもって『どんどんアルコールを飲んでください』と言っているわけではない」と加えた。

(英語記事 Drinking a few times a week ‘reduces diabetes risk’

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看護師の書いた糖尿闘病記
夫の糖尿病と闘い、克服していった生々しい記録。勇気が出ます
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適量のお酒は糖尿病の発病リスクを下げる
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© Flickr/ Andreas Kollegger

白ワインは女性に危険

スプートニク日本

この研究結果は「ディアベトローギア」誌に掲載されている。

糖尿病の発病とアルコールの関係についての研究で、発病は摂取されたアルコールの量に直接関係するだけでなく、これをどういった頻度で摂取するかが問題であることが明らかにされた。

適量のアルコールを頻繁に摂取していた男性では糖尿病の発病リスクが27%下がり、女性では32%下がっていた。
これに対して週に3、4回、ないしは1度の摂取でも1度の摂取量が大量だった場合、他の被験者に比べて糖尿病の発病率は高かった。
研究者らがアルコールの中で最も血糖値にポジティブな影響を与えると指摘したのはワインだった。

先の英エクセター大学の研究チームが、アルコールは記憶力を高めると証明した。

https://jp.sputniknews.com/

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適量のお酒は糖尿病の発病リスクを下げる
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© Flickr/ Andreas Kollegger

白ワインは女性に危険

スプートニク日本

この研究結果は「ディアベトローギア」誌に掲載されている。

糖尿病の発病とアルコールの関係についての研究で、発病は摂取されたアルコールの量に直接関係するだけでなく、これをどういった頻度で摂取するかが問題であることが明らかにされた。

適量のアルコールを頻繁に摂取していた男性では糖尿病の発病リスクが27%下がり、女性では32%下がっていた。
これに対して週に3、4回、ないしは1度の摂取でも1度の摂取量が大量だった場合、他の被験者に比べて糖尿病の発病率は高かった。
研究者らがアルコールの中で最も血糖値にポジティブな影響を与えると指摘したのはワインだった。

先の英エクセター大学の研究チームが、アルコールは記憶力を高めると証明した。

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不眠に悩む人は必見 
「睡眠薬」との上手な付き合い方|健康・医療|NIKKEI STYLE

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 寝つきが悪い、夜中や早朝に目が覚めてしまうなど、不眠に悩む人が増えている。人生の約3分の1の時間を眠って過ごすからこそ、誰もが睡眠を大切にしたいと思うもの。日本睡眠学会理事長であり東京慈恵会医科大学葛飾医療センター院長の伊藤洋氏に、不眠症の弊害や治療の進め方、良質の眠りの秘訣について聞いた。

■不眠症は生活習慣病や認知症など、全身に影響を及ぼす

――不眠症の患者はどのくらい増えているのでしょうか。
 平成26年(2014年)厚生労働省「国民健康・栄養調査」によれば、成人の20%、5人に1人が睡眠による休養が十分に取れていないと答えています。しかし、不眠症の診断基準は随時改訂されているので、正確な患者数の推移は把握できず、実際の患者はこの半分以下の6~10%程度と推測されます[注1]。ただ、不眠症は高齢者に多いので、今後ますます高齢社会になれば不眠症の人も増えていく、これは確かなことです。
 かつては「眠れないくらい大したことではない」と軽視されていた時代もありましたが、長距離バスの居眠り運転事故などをきっかけに、睡眠の重要性がクローズアップされ、不眠症に対する関心も高まっています。
 不眠の影響は全身に及び、不眠症の人は糖尿病や脂質異常症、高血圧などの生活習慣病になる確率が高いことも分かってきています。その反対もしかりです。糖尿病患者の不眠症が改善するとHbA1c(過去1~2カ月間の平均的な血糖値を反映する指標)が下がるように、不眠が治れば身体症状まで改善することが明らかになっています。

――そもそも高齢者に不眠症が多いのはなぜですか。

 高齢になると心身の不調を感じやすくなるので、それらによる心理的ストレスや、睡眠と関連する生活習慣病の増加、加齢による睡眠リズムの変化(目覚める時間が早くなる、眠りが浅くなる)など、様々な要因が重なり、不眠を引き起こしやすくなります。
 例えば、高齢者に多いアルツハイマー病の患者では、約40%に何らかの睡眠障害があることが分かっています[注2]。アルツハイマー病はβアミロイドというタンパク質が脳内に蓄積することが原因と考えられていますが、きちんと眠れるとβアミロイドは洗い流されます。それに対し、不眠症の人はβアミロイドがたまって記憶も悪くなり、認知症になるリスクが高まります[注3]。加えて、不眠が長く続くと、脳内で記憶に関与する「海馬」の容積が小さくなることも分かっています[注4]。

■薬は副作用に注意しつつ、自己判断で減らさないこと

――不眠症の治療にはどのような薬を使うのですか。

 不眠症の治療薬は表1の通りです。基本的に、寝つきが悪い人には、効き目が早く現れ、持続時間が短い「超短時間・短時間作用型」、夜中に目が覚めやすい(中途覚醒)人や、早朝に目が覚めてしまう(早朝覚醒)人には、効き目が長く続く「中時間・長時間作用型」が使われます。
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[注1] 平成24年度厚生労働科学研究・障害者対策総合研究事業「睡眠薬の適正使用及び減量・中止のための診療ガイドラインに関する研究班」および「日本睡眠学会・睡眠薬使用ガイドライン作成ワーキンググループ」編「睡眠薬の適正な使用と休薬のための診療ガイドライン」(2013年)
[注2] McCurry SM, et al. Sleep Med Rev. 2000; 4(6): 603-628.
[注3] Berkeley News. Jun 2015./Mander BA, et al. Nat Neurosci. 2015;18(7): 1051-1057.
[注4] Noh HJ, et al. J Clin Neurol. 2012; 8: 130-138.

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不眠に悩む人は必見 
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 寝つきが悪い、夜中や早朝に目が覚めてしまうなど、不眠に悩む人が増えている。人生の約3分の1の時間を眠って過ごすからこそ、誰もが睡眠を大切にしたいと思うもの。日本睡眠学会理事長であり東京慈恵会医科大学葛飾医療センター院長の伊藤洋氏に、不眠症の弊害や治療の進め方、良質の眠りの秘訣について聞いた。

■不眠症は生活習慣病や認知症など、全身に影響を及ぼす

――不眠症の患者はどのくらい増えているのでしょうか。
 平成26年(2014年)厚生労働省「国民健康・栄養調査」によれば、成人の20%、5人に1人が睡眠による休養が十分に取れていないと答えています。しかし、不眠症の診断基準は随時改訂されているので、正確な患者数の推移は把握できず、実際の患者はこの半分以下の6~10%程度と推測されます[注1]。ただ、不眠症は高齢者に多いので、今後ますます高齢社会になれば不眠症の人も増えていく、これは確かなことです。
 かつては「眠れないくらい大したことではない」と軽視されていた時代もありましたが、長距離バスの居眠り運転事故などをきっかけに、睡眠の重要性がクローズアップされ、不眠症に対する関心も高まっています。
 不眠の影響は全身に及び、不眠症の人は糖尿病や脂質異常症、高血圧などの生活習慣病になる確率が高いことも分かってきています。その反対もしかりです。糖尿病患者の不眠症が改善するとHbA1c(過去1~2カ月間の平均的な血糖値を反映する指標)が下がるように、不眠が治れば身体症状まで改善することが明らかになっています。

――そもそも高齢者に不眠症が多いのはなぜですか。

 高齢になると心身の不調を感じやすくなるので、それらによる心理的ストレスや、睡眠と関連する生活習慣病の増加、加齢による睡眠リズムの変化(目覚める時間が早くなる、眠りが浅くなる)など、様々な要因が重なり、不眠を引き起こしやすくなります。
 例えば、高齢者に多いアルツハイマー病の患者では、約40%に何らかの睡眠障害があることが分かっています[注2]。アルツハイマー病はβアミロイドというタンパク質が脳内に蓄積することが原因と考えられていますが、きちんと眠れるとβアミロイドは洗い流されます。それに対し、不眠症の人はβアミロイドがたまって記憶も悪くなり、認知症になるリスクが高まります[注3]。加えて、不眠が長く続くと、脳内で記憶に関与する「海馬」の容積が小さくなることも分かっています[注4]。

■薬は副作用に注意しつつ、自己判断で減らさないこと

――不眠症の治療にはどのような薬を使うのですか。

 不眠症の治療薬は表1の通りです。基本的に、寝つきが悪い人には、効き目が早く現れ、持続時間が短い「超短時間・短時間作用型」、夜中に目が覚めやすい(中途覚醒)人や、早朝に目が覚めてしまう(早朝覚醒)人には、効き目が長く続く「中時間・長時間作用型」が使われます。
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[注1] 平成24年度厚生労働科学研究・障害者対策総合研究事業「睡眠薬の適正使用及び減量・中止のための診療ガイドラインに関する研究班」および「日本睡眠学会・睡眠薬使用ガイドライン作成ワーキンググループ」編「睡眠薬の適正な使用と休薬のための診療ガイドライン」(2013年)
[注2] McCurry SM, et al. Sleep Med Rev. 2000; 4(6): 603-628.
[注3] Berkeley News. Jun 2015./Mander BA, et al. Nat Neurosci. 2015;18(7): 1051-1057.
[注4] Noh HJ, et al. J Clin Neurol. 2012; 8: 130-138.

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カップラーメンだけじゃない 
専門家が指摘する青森県が短命な最大の理由

2017.7.28 07:00

 平均寿命が最も短い県として知られる青森県。その短命の理由を探っていくと、いまの日本人の健康・医療課題と本質が見えてくる。週刊朝日MOOK「おいしい暮らしの相談室 糖尿病&高血圧」では、糖尿病や高血圧に関する地域性を取材。弘前大学大学院医学研究科の中路重之教授に、超高齢社会における健康社会モデルを聞いた。

*  *  *
 厚生労働省が6月14日に公表した「都道府県別年齢調整死亡率の概況」(2015年)で、青森県は男女ともに死亡率ワースト1位となった。また、厚労省「人口動態統計月報年計」(16年)によると、糖尿病による死亡率(人口10万対)で全国ワースト1位に。

 だが、弘前大学大学院医学研究科社会医学講座の中路重之教授は、この糖尿病死亡率について、こう指摘する。

「糖尿病が原因となって、がんや脳卒中、心筋梗塞を引き起こし、死亡するならわかるが、糖尿病で死亡することは考えにくい。“統計のあや”の可能性も高いですね」

 ちなみに、がん、脳卒中、心筋梗塞は、いまや国民の死亡者数の約半数を占める疾患である。

「糖尿病はたくさんの人が罹って、たくさんの命を奪う国民病」と中路教授は言う。青森のように糖尿病の多いところは必然的にがんや脳卒中、心筋梗塞の罹患(りかん)率も高い。

■肥満が多くて、喫煙率が高い

 中路教授によると、青森県民は肥満が多くて病院受診が遅い。受診率の低さは、経済的な面もその根源にある。健診受診率も低く、病気が進行した状態で受診する割合も高いため、がんの場合は進行していることが多く、糖尿病は放置して合併症を引き起こしているケースが多いという。

 糖尿病になる原因の一番は、やはり肥満だ。青森の場合、雪国ゆえの運動不足に加え、食塩摂取量が高く、野菜の摂取量が少ない。喫煙率が高く、多量飲酒者も多い。

「テレビなどで青森がとりあげられるときは、青森県民はカップラーメンをよく食べるとか、大皿料理だとかということばかり。寿命は総合点で決まる。生活習慣や健診受診率、病院受診率なども含んだすべてですから」

 中路教授が指摘する青森の短命の最大の理由は、「ヘルスリテラシー(健康教養)の欠如」だ。

AERA dot.

看護師の書いた糖尿闘病記
夫の糖尿病と闘い、克服していった生々しい記録。勇気が出ます
www.tubasa1.com

カップラーメンだけじゃない 
専門家が指摘する青森県が短命な最大の理由

2017.7.28 07:00

 平均寿命が最も短い県として知られる青森県。その短命の理由を探っていくと、いまの日本人の健康・医療課題と本質が見えてくる。週刊朝日MOOK「おいしい暮らしの相談室 糖尿病&高血圧」では、糖尿病や高血圧に関する地域性を取材。弘前大学大学院医学研究科の中路重之教授に、超高齢社会における健康社会モデルを聞いた。

*  *  *
 厚生労働省が6月14日に公表した「都道府県別年齢調整死亡率の概況」(2015年)で、青森県は男女ともに死亡率ワースト1位となった。また、厚労省「人口動態統計月報年計」(16年)によると、糖尿病による死亡率(人口10万対)で全国ワースト1位に。

 だが、弘前大学大学院医学研究科社会医学講座の中路重之教授は、この糖尿病死亡率について、こう指摘する。

「糖尿病が原因となって、がんや脳卒中、心筋梗塞を引き起こし、死亡するならわかるが、糖尿病で死亡することは考えにくい。“統計のあや”の可能性も高いですね」

 ちなみに、がん、脳卒中、心筋梗塞は、いまや国民の死亡者数の約半数を占める疾患である。

「糖尿病はたくさんの人が罹って、たくさんの命を奪う国民病」と中路教授は言う。青森のように糖尿病の多いところは必然的にがんや脳卒中、心筋梗塞の罹患(りかん)率も高い。

■肥満が多くて、喫煙率が高い

 中路教授によると、青森県民は肥満が多くて病院受診が遅い。受診率の低さは、経済的な面もその根源にある。健診受診率も低く、病気が進行した状態で受診する割合も高いため、がんの場合は進行していることが多く、糖尿病は放置して合併症を引き起こしているケースが多いという。

 糖尿病になる原因の一番は、やはり肥満だ。青森の場合、雪国ゆえの運動不足に加え、食塩摂取量が高く、野菜の摂取量が少ない。喫煙率が高く、多量飲酒者も多い。

「テレビなどで青森がとりあげられるときは、青森県民はカップラーメンをよく食べるとか、大皿料理だとかということばかり。寿命は総合点で決まる。生活習慣や健診受診率、病院受診率なども含んだすべてですから」

 中路教授が指摘する青森の短命の最大の理由は、「ヘルスリテラシー(健康教養)の欠如」だ。

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糖尿病を克服!――金持ちの健康法に驚愕

2017年07月28日 ライフハック・キャリア

財を成した傑物たちの関心は健康に熱く注がれる。富も名誉も自由になったうえで、人が求めるのは健康なのだ。“勝ち組”たる富裕層は、どんなメソッドを実践しているのか。取材を進めると、思わず膝を打ちたくなるような健康法のオンパレードだった。

泳ぐ、走る、漕ぐ……トライアスロンに打ち込んだら糖尿病も克服できた

kenko_08-200x300-2017-07-28-14-21-1.jpg

’09年にトライアスロンデビューした秋田氏は「アイアンマン・ジャパン北海道」も見事、完走
 水泳・自転車・長距離走の3種目を連続して行う耐久レースのトライアスロン。最近ではUSEN取締役会長の宇野康秀氏、ベネッセホールディングス会長兼社長の原田泳幸氏など超一流経営者や富裕層が多く参加していることでも注目を集めている。
「特に自転車(バイク)はシューズ、ヘルメットなど道具を揃えるのにお金がかかりますね。高い人だと1台200万円もする自転車を買ったりしている。僕も70万円ぐらいツッコミましたが、まだまだ大したことないですよ」

 謙遜するのは、ECサイト構築を行う「豊作プロジェクト」代表取締役社長兼CEOの秋田隆輝氏(51歳)。’09年にトライアスロンを開始した秋田氏は、これまでに30回近い国内外の大会に参加している。
「僕の周りのトライアスロン仲間にも40代から50代の経営者が多いですね。華やかなイメージもありますが、エントリー費は2万ぐらい。一番かかるのは旅費と宿泊費。近場のレースなら比較的、始めやすいと思います」

 トライアスロンにはさまざまな種類があり、もっともポピュラーなのが「スタンダードディスタンス」と呼ばれるもの。スイム1.5キロ、バイクで40キロ、ランは10キロのタイプだ。トライアスロンの最高峰「アイアンマンレース」は合計約226キロにも及ぶ。常人の理解を超える過酷さだ。
「もともと僕も運動経験はほとんどなかったんですよ。学生のころに少しサッカーや陸上をやっていたぐらい。マラソンも最初は5キロすら走れなかったけど徐々に距離を延ばした。今は週2回泳いで、週1回走るというペースです。暖かくなってからは自転車にも乗るようにしていますね」

 トライアスロンのシーズンは4~11月と言われているが、南半球の大会に参加することで通年、楽しめるのも魅力だと秋田氏は語る。
「ずっとトレーニングをし続けている状態なので、代謝はいいですよね。一時は糖尿病も患ったのですが、数値も安定して、それを維持できています」 

 またトライアスロンを始めたことでビジネス面でも好影響が生まれたという。
「以前はダラダラと仕事をしたのですが、練習時間を確保するためにも休みをキッチリ取るようになりましたね。生活全体にメリハリがつきました」
kenko_07-199x300-2017-07-28-14-21-1.jpg
秋田隆輝氏

 生活習慣の改善、質の高いタイムマネジメントが可能になり、仕事にも効率的に取り組めるとは、まさに好循環。精神的・肉体的限界に挑むトライアスロン、そこで培う体力は富裕層の新たな「資産」となるのだ。

【秋田隆輝氏】
’66年、東京都生まれ。高校卒業後は音楽活動を開始、その後ビジネスへ。ECサイト構築を手がける「豊作プロジェクト株式会社」代表取締役社長。トライアスロン情報サイトも運営
取材・文/アケミン
― 富裕層が実践する[超健康法]をのぞき見た! ―

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糖尿病を克服!――金持ちの健康法に驚愕

2017年07月28日 ライフハック・キャリア

財を成した傑物たちの関心は健康に熱く注がれる。富も名誉も自由になったうえで、人が求めるのは健康なのだ。“勝ち組”たる富裕層は、どんなメソッドを実践しているのか。取材を進めると、思わず膝を打ちたくなるような健康法のオンパレードだった。

泳ぐ、走る、漕ぐ……トライアスロンに打ち込んだら糖尿病も克服できた

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’09年にトライアスロンデビューした秋田氏は「アイアンマン・ジャパン北海道」も見事、完走
 水泳・自転車・長距離走の3種目を連続して行う耐久レースのトライアスロン。最近ではUSEN取締役会長の宇野康秀氏、ベネッセホールディングス会長兼社長の原田泳幸氏など超一流経営者や富裕層が多く参加していることでも注目を集めている。
「特に自転車(バイク)はシューズ、ヘルメットなど道具を揃えるのにお金がかかりますね。高い人だと1台200万円もする自転車を買ったりしている。僕も70万円ぐらいツッコミましたが、まだまだ大したことないですよ」

 謙遜するのは、ECサイト構築を行う「豊作プロジェクト」代表取締役社長兼CEOの秋田隆輝氏(51歳)。’09年にトライアスロンを開始した秋田氏は、これまでに30回近い国内外の大会に参加している。
「僕の周りのトライアスロン仲間にも40代から50代の経営者が多いですね。華やかなイメージもありますが、エントリー費は2万ぐらい。一番かかるのは旅費と宿泊費。近場のレースなら比較的、始めやすいと思います」

 トライアスロンにはさまざまな種類があり、もっともポピュラーなのが「スタンダードディスタンス」と呼ばれるもの。スイム1.5キロ、バイクで40キロ、ランは10キロのタイプだ。トライアスロンの最高峰「アイアンマンレース」は合計約226キロにも及ぶ。常人の理解を超える過酷さだ。
「もともと僕も運動経験はほとんどなかったんですよ。学生のころに少しサッカーや陸上をやっていたぐらい。マラソンも最初は5キロすら走れなかったけど徐々に距離を延ばした。今は週2回泳いで、週1回走るというペースです。暖かくなってからは自転車にも乗るようにしていますね」

 トライアスロンのシーズンは4~11月と言われているが、南半球の大会に参加することで通年、楽しめるのも魅力だと秋田氏は語る。
「ずっとトレーニングをし続けている状態なので、代謝はいいですよね。一時は糖尿病も患ったのですが、数値も安定して、それを維持できています」 

 またトライアスロンを始めたことでビジネス面でも好影響が生まれたという。
「以前はダラダラと仕事をしたのですが、練習時間を確保するためにも休みをキッチリ取るようになりましたね。生活全体にメリハリがつきました」
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秋田隆輝氏

 生活習慣の改善、質の高いタイムマネジメントが可能になり、仕事にも効率的に取り組めるとは、まさに好循環。精神的・肉体的限界に挑むトライアスロン、そこで培う体力は富裕層の新たな「資産」となるのだ。

【秋田隆輝氏】
’66年、東京都生まれ。高校卒業後は音楽活動を開始、その後ビジネスへ。ECサイト構築を手がける「豊作プロジェクト株式会社」代表取締役社長。トライアスロン情報サイトも運営
取材・文/アケミン
― 富裕層が実践する[超健康法]をのぞき見た! ―

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看護師の書いた糖尿闘病記
夫の糖尿病と闘い、克服していった生々しい記録。勇気が出ます
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糖尿病の男性の5割以上がEDに 
初の世界的な大規模調査で判明

2017/7/27

   糖尿病の男性患者に勃起不全(ED)になる人が多いことが知られている。「糖尿病性勃起不全」という症状名があるほどだが、どれだけの頻度でなるかは明らかではなかった。
   フランスのマリティン病院のチームが、糖尿病患者の約52%がEDになるという研究を糖尿病専門医学誌「Diabetic Medicine」(電子版)の2017年7月18日号に発表した。
                
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EDに悩まず専門医へ

生活習慣悪化型の2型では66%の男性が

   同誌の論文要約によると、EDになる糖尿病患者は、これまでの様々な研究から3~8割いるといわれるが、正確に大規模な統計をとったデータはなかった。そこで研究チームは、2016年11月以降に報告された、糖尿病患者のEDに関する最新の世界中の論文145件を分析した。対象の男性患者は23~72歳の8万8577人(平均年齢56歳)に達した。145件の論文では、EDの有病率は35~80%とまちまちだった。研究チームは、EDかどうかを示す「国際勃機能スコア」を用いて改めてEDの有病率を調べた結果、52.5%がEDだった。これは糖尿病ではない男性に比べ、3.5倍高いという。

   糖尿病にも1型と2型がある。1型はすい臓のβ細胞が壊れてしまい、まったくインスリンが分泌されなくなる。インスリンを体外から補給しないと生命に関わるためインスリン注射が欠かせない。2型は、肥満・運動不足・ストレスなどの生活習慣をきっかけに発病する。糖尿病患者の大半が2型だ。1型と2型のEDになる頻度を比べると、1型は37.5%、2型は66.3%と、生活習慣の悪さから糖尿病になる人の方が高かった。また、人種・地域間の差も大きく、一番高いのがアフリカ・オセアニアの71~75%、次いで日本人を含むアジアが67%、欧州が54%、北米が35%だった。

   今回の調査はあくまで「観察研究」であり、研究チームは論文の中で「糖尿病の男性患者にはEDに関する適切な治療が望ましい」とコメントするだけで、なぜ糖尿病患者にEDになる人が多いのか明らかにしていない。

高血糖による血管と神経の障害が原因

   いったいなぜ糖尿病患者はEDになりやすいのだろうか。糖尿病患者と医療者のための情報サイト「糖尿病ネットワーク」の「糖尿病の人の性」では、こう説明している(要約抜粋)。
「糖尿病の患者は血糖値が高くなります。高血糖状態が続くと、血管障害が起こり血液の流れが悪くなり、神経障害も起こります。EDの原因はこの2つが大きく関連していると考えられます。陰茎内部には、海綿体というスポンジ状組織があります。海綿体は性的刺激を受けると、自律神経の働きで内部の動脈が広がり、多量の血液が送り込まれ、スポンジの膨脹が始まります。同時に、海綿体内の血液の出口にあたる静脈が、海綿体自体の膨脹により圧迫され血液が流れにくくなります。こうして海綿体は、血液が溜め込まれて膨脹した状態を維持します。これが勃起状態です」

「糖尿病で血管障害や神経障害があると、この一連の現象がスムーズに起こらず、全く勃起しない、起勃しても硬さが十分でない症状が現れます。健康な男性でも高齢になるにつれ血管障害、神経障害が進み、勃起能力が衰えますが、糖尿病では障害のスピードが加速されてしまうのです」

   そして、糖尿病の男性にはこう呼びかけている。
「糖尿病のほかの合併症に比べ、性機能障害はわかりにくい症状で、実際に治療を受けている人は少ないのが現状です。恥ずかしがらず、積極的に医師に相談しましょう。最近の医学の進歩によって、性機能障害の多くは治療可能になっています」

J-CASTヘルスケア

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糖尿病の男性の5割以上がEDに 
初の世界的な大規模調査で判明

2017/7/27

   糖尿病の男性患者に勃起不全(ED)になる人が多いことが知られている。「糖尿病性勃起不全」という症状名があるほどだが、どれだけの頻度でなるかは明らかではなかった。
   フランスのマリティン病院のチームが、糖尿病患者の約52%がEDになるという研究を糖尿病専門医学誌「Diabetic Medicine」(電子版)の2017年7月18日号に発表した。
                
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EDに悩まず専門医へ

生活習慣悪化型の2型では66%の男性が

   同誌の論文要約によると、EDになる糖尿病患者は、これまでの様々な研究から3~8割いるといわれるが、正確に大規模な統計をとったデータはなかった。そこで研究チームは、2016年11月以降に報告された、糖尿病患者のEDに関する最新の世界中の論文145件を分析した。対象の男性患者は23~72歳の8万8577人(平均年齢56歳)に達した。145件の論文では、EDの有病率は35~80%とまちまちだった。研究チームは、EDかどうかを示す「国際勃機能スコア」を用いて改めてEDの有病率を調べた結果、52.5%がEDだった。これは糖尿病ではない男性に比べ、3.5倍高いという。

   糖尿病にも1型と2型がある。1型はすい臓のβ細胞が壊れてしまい、まったくインスリンが分泌されなくなる。インスリンを体外から補給しないと生命に関わるためインスリン注射が欠かせない。2型は、肥満・運動不足・ストレスなどの生活習慣をきっかけに発病する。糖尿病患者の大半が2型だ。1型と2型のEDになる頻度を比べると、1型は37.5%、2型は66.3%と、生活習慣の悪さから糖尿病になる人の方が高かった。また、人種・地域間の差も大きく、一番高いのがアフリカ・オセアニアの71~75%、次いで日本人を含むアジアが67%、欧州が54%、北米が35%だった。

   今回の調査はあくまで「観察研究」であり、研究チームは論文の中で「糖尿病の男性患者にはEDに関する適切な治療が望ましい」とコメントするだけで、なぜ糖尿病患者にEDになる人が多いのか明らかにしていない。

高血糖による血管と神経の障害が原因

   いったいなぜ糖尿病患者はEDになりやすいのだろうか。糖尿病患者と医療者のための情報サイト「糖尿病ネットワーク」の「糖尿病の人の性」では、こう説明している(要約抜粋)。
「糖尿病の患者は血糖値が高くなります。高血糖状態が続くと、血管障害が起こり血液の流れが悪くなり、神経障害も起こります。EDの原因はこの2つが大きく関連していると考えられます。陰茎内部には、海綿体というスポンジ状組織があります。海綿体は性的刺激を受けると、自律神経の働きで内部の動脈が広がり、多量の血液が送り込まれ、スポンジの膨脹が始まります。同時に、海綿体内の血液の出口にあたる静脈が、海綿体自体の膨脹により圧迫され血液が流れにくくなります。こうして海綿体は、血液が溜め込まれて膨脹した状態を維持します。これが勃起状態です」

「糖尿病で血管障害や神経障害があると、この一連の現象がスムーズに起こらず、全く勃起しない、起勃しても硬さが十分でない症状が現れます。健康な男性でも高齢になるにつれ血管障害、神経障害が進み、勃起能力が衰えますが、糖尿病では障害のスピードが加速されてしまうのです」

   そして、糖尿病の男性にはこう呼びかけている。
「糖尿病のほかの合併症に比べ、性機能障害はわかりにくい症状で、実際に治療を受けている人は少ないのが現状です。恥ずかしがらず、積極的に医師に相談しましょう。最近の医学の進歩によって、性機能障害の多くは治療可能になっています」

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長生きしたければコーヒーを飲もう?!

2017年7月26日
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 コーヒーは、愛好家にとって魅力的な飲み物ですよね。目覚めの一杯は、一日の始まりの活力になりますし、食後の一杯は気分を落ち着つかせてくれます。コーヒー=カフェインというイメージがありますが、コーヒーにはそれ以外にもたくさんの成分が含まれていて、実に神秘的な飲み物なのです。最近、コーヒーに関する研究が進み、健康への影響が少しずつ明らかになってきました。今回は、そんなコーヒーと健康の関係についてのお話です。
 まずは、2017年7月11日の米国内科学会誌(AIM)に報告された、二つの新しい論文からご紹介しま…

米国発の多民族研究

 一つ目は、ハワイ大学がんセンター(UHCC)のパク・ソンイ博士らによるAIMの論文です。
 これまでの研究で、コーヒーがある種のがん、2型糖尿病、肝臓病、パーキンソン病などの慢性疾患予防につながる可能性が示されています。また疫学研究で、コーヒーがすべての死因による死亡率と、特定の疾患による死亡率のいずれも低下させることが示されています。ただし、これらの研究の多くは米国の白人が対象で、それ以外の人種についての調査は不十分でした。多くの病気の発症には、ライフスタイル、遺伝子や環境が関与しますが、それらの因子は人種や民族によって大きく異なります。そこでパク博士らは、18万5855人(45~75歳)の日系アメリカ人(29%)、ラテン系アメリカ人(22%)、アフリカ系アメリカ人(17%)、ハワイ先住民(7%)、と白人(25%)を対象にした多民族コホート(特定の集団を一定期間追跡・観察する)研究(MEC)により、コーヒーの摂取と、全死因死亡率や特定の疾患による死亡率の関連性を調べました。平均追跡期間は16.2年でした。

 参加者は、コーヒーの摂取などの食生活、ライフスタイル、家族や本人の病歴に関するアンケートに答えました。そして、コーヒーの消費量を、全く飲まない(16%)▽1カ月1~3カップ(7%)▽1週間1~6カップ(13%)▽1日1カップ(31%)▽1日2~3カップ(25%)▽1日4カップ以上(7%)--に分類しました。カフェイン抜きコーヒーの摂取に関しても、同様の調査をしました。

1日2~3杯のコーヒーの摂取で、死亡率が18%減少

 調査中、5万8397人の参加者(約31%)が死亡しました。主な死因は、心血管疾患(36%)とがん(31%)でした。コーヒーをより多く飲むのは若い白人男性で、アルコールの摂取量が多い傾向がありました。またコーヒーの摂取と喫煙状況との間には強い相関が認められました。コーヒーを摂取しない人の58%は一度も喫煙の経験がなかったのに対し、1日4カップ以上摂取する人では、その割合は26%でした。
 研究者らが、喫煙、既存の病気、身体運動およびアルコールなど病気の発症に影響する要因を除外して解析すると、1日1杯のコーヒーを飲んだ人は、飲まなかった人に比べて死亡率が12%低くなりました。さらに、1日に2~3杯コーヒーを飲んだ人は死亡率が18%減少しました。またコーヒーの摂取が増えると、心臓病、がん、呼吸器疾患、脳卒中、糖尿病、および腎臓病による死亡率が減りました。

カフェイン抜きにも長生きの効果

 興味深いことに、カフェイン入りとカフェイン抜きのどちらも死亡率が低かったことから、死亡率の低下とカフェインの関連性はないことが示唆されました。この傾向は男女ともに認められました。死亡率は、日系アメリカ人、ラテン系アメリカ人、アフリカ系アメリカ人と白人で統計的に有意に低下していました。一方、ハワイ先住民は統計的には有意差がないものの、同様のパターンが見られました。

 なぜコーヒーが死亡リスクを低下させるのでしょうか? 今回の研究ではメカニズムは不明ですが、研究者らは、コーヒーにはカフェインだけではなく、酸化防止作用や抗炎症作用のあるフェノール化合物など多くの物質が含まれ、それらが、がんや慢性疾患などの予防に重要な役割を果たす可能性を考えています。
参考URL:http://annals.org/aim/article/2643433/association-coffee-consumption-total-cause-specific-mortality-among-nonwhite-populations

ヨーロッパ発の研究

 二つ目の報告は、インペリアル・カレッジ・ロンドン(ICL)のマーク・ガンター博士らによる調査です。
 欧州のがんと栄養に関する前向きコホート研究(EPIC)に参加する、ヨーロッパ10カ国(デンマーク、フランス、ドイツ、ギリシャ、イタリア、オランダ、ノルウェー、スペイン、スウェーデン、英国)に住む35歳以上の52万1330人が対象です。参加者は、コーヒーの摂取量などの食生活やライフスタイル、ならびに臨床検査の情報を提供しました。

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 平均16.4年間の追跡期間中、4万1693人の参加者(約8%)が死亡しました。主な死因は、がん(43%)および循環器疾患(22%)でした。コーヒーの消費量はデンマークで最も多く(男女中央値、1日900mL)、イタリアで最も少なく(男性同91mL、女性同93mL)なりました。
 1日にコーヒーを3杯以上飲んだ男性は、コーヒーを飲まない男性と比較して、死亡のリスクが12%低下しました。女性では死亡のリスクが7%低下しました。また、コーヒーを多く飲む参加者は、消化器疾患や循環器疾患で死亡するリスクが低いことが示されました。この報告でも、カフェイン入りとカフェイン抜きのどちらも死亡率は低くなりました。

参考URL:http://annals.org/aim/article/2643435/coffee-drinking-mortality-10-european-countries-multinational-cohort-study

 それでは、日本はどうでしょうか。

日本発の研究

 日本では、国立がん研究センターなどが進める「多目的コホート研究(JPHC研究)」が、15年の米臨床栄養学会誌(AJCN)に日本人男女9万914人(40~69歳)の調査結果を報告しました。コーヒーを1日に3~4杯飲む人の死亡リスクは、全く飲まない人に比べ24%低いことが示されました。コーヒー摂取により、心疾患、脳血管疾患、呼吸器疾患による死亡リスクの有意な低下が認められました。
参考URL:https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25762807

 これらの報告で、さまざまな民族や人種で、コーヒーには長生きの効果がある可能性が示されました。それでは、コーヒーの苦手な人は、健康のためにコーヒーを飲まなければならいのでしょうか? 実は、この分野の研究は、議論が非常に活発で、専門家の間でもまだまだ賛否両論が飛び交っています。今の段階では、コーヒーが好きではない人に対して、健康に良いからと無理にコーヒーを飲むことを勧められません。また、以下の点にも注意してください。

コーヒーの注意事項

 ハーバード公衆衛生大学院のサイト「専門家への質問」コーナーでは、「コーヒーと健康」に関する疑問に、同大学栄養学科のロブ・バン・ダム教授が答えています。ダム教授の意見を参考に、コーヒーの注意事項を以下にお示しします。

1)カフェインの副作用:長生きの効果は示されましたが、コーヒーに含まれるカフェインの健康への悪影響を心配する人もいるでしょう。ダム教授らの研究によると1日にコーヒーを6杯まで飲んだ人でも、死亡のリスクは増加しませんでした。ただし、カフェインから受ける影響には個人差があります。コーヒーを飲んで、振せん(意思とは無関係に起きる、細かいふるえ)、不眠、ストレスや不快を感じているなら、明らかに飲み過ぎです。

2)妊婦さん:妊婦さんのコーヒーやカフェインが、胎児に悪影響を及ぼすかどうか、論争が続いています。結論には至っていませんが、妊娠中のカフェイン摂取は、胎児の成長を遅らせ、流産や死産のリスクを高めることが示されています。カフェインは胎盤を通り抜けて胎児に届きます。胎児はカフェインに非常に敏感です。妊婦さんは、カフェインの摂取を少なくするために、カフェイン抜きのコーヒーを摂取する、カフェイン入りのコーヒーは1日に小さなカップ1杯に控えるなど、慎重にしましょう。

3)高血圧の人:高血圧でなければ、カフェインは血圧に影響しません。ただし、血圧のコントロールに悩んでいる高血圧の人は、カフェイン抜きコーヒーを試して、血圧に良い影響があるかどうか確認してみると良いでしょう。

4)糖尿病の人:多くの研究で、カフェイン入り、カフェイン抜き、どちらのコーヒーを多く飲む人も、2型糖尿病のリスクが低いと報告されています。ところが急性期(症状が比較的激しい時期)は、コーヒーを飲んだ後にブドウ糖を多く含む食品を摂取すると、インスリンの感受性(効き具合)が下がり、血糖値が予想外に上がります。急性期を過ぎ、血糖のコントロールに悩む糖尿病の人はカフェインなしのコーヒーを試してみて、血糖によい影響があるか確認してみてください。

5)コレステロール値が高い人:コーヒーはLDL(悪玉)コレステロール値を上げる「カフェストール」という物質を含みます。ペーパーフィルターでコーヒーをいれると、カフェストールはフィルターに残ります。コレステロール値が高い方は、ペーパーフィルターでいれたコーヒーや、インスタントコーヒーを選ぶと良いでしょう。

参考URL:https://www.hsph.harvard.edu/nutritionsource/2015/02/23/ask-the-expert-coffee-and-health-2/

 これらに注意しながら、コーヒーと上手にお付き合いください。

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大西睦子
内科医

おおにし・むつこ 内科医師、米国ボストン在住、医学博士。東京女子医科大学卒業後、同血液内科入局。国立がんセンター、東京大学医学部付属病院血液・腫瘍内科にて造血幹細胞移植の臨床研究に従事。2007年4月より、ボストンのダナ・ファーバー癌研究所に留学し、ライフスタイルや食生活と病気の発生を疫学的に研究。08年4月から13年12月末まで、ハーバード大学で、肥満や老化などに関する研究に従事。ハーバード大学学部長賞を2度授与。現在、星槎グループ医療・教育未来創生研究所ボストン支部の研究員として、日米共同研究を進めている。著書に、「カロリーゼロにだまされるな――本当は怖い人工甘味料の裏側」(ダイヤモンド社)、「『カロリーゼロ』はかえって太る!」(講談社+α新書)、「健康でいたければ『それ』は食べるな」(朝日新聞出版)。

毎日新聞
医療プレミア

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