2型糖尿病の男性で66.3%が勃起不全

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勃起不全の原因はさまざまです。糖尿病などで血流が悪くなることも原因のひとつとして知られています。過去の研究で報告されているデータをもとに、糖尿病の男性の中で勃起不全の割合が計算されました。

糖尿病で勃起不全に?

糖尿病勃起不全を引き起こすことがあります。糖尿病は全身の血管を障害することにより、目の網膜・腎臓・全身の神経などに影響を及ぼします。勃起は神経から伝えられる信号によってコントロールされています。糖尿病では神経が障害されることなどによって勃起がうまくできなくなることがあります。

糖尿病がある男性の中の勃起不全の割合

イギリス・フランスなどの研究班が、過去の研究のデータから、糖尿病がある男性の中で勃起不全の割合を計算し、専門誌『Diabetic Medicine』に報告しました。
1型糖尿病2型糖尿病をどちらも調査対象としました。日本では糖尿病と診断される人の大部分が2型糖尿病です。2型糖尿病肥満や生活習慣と関係します。1型糖尿病は生活習慣が原因ではありません。

2型糖尿病だけの人で66.3%

関係する145件の研究が採用されました。対象とされていた男性の人数は合計88,577人でした。平均年齢は55.8歳でした。対象者のうち全体の52.5%、2型糖尿病があって1型糖尿病はない人に限ると66.3%に勃起不全があると見られました。
また、糖尿病のない人と比較して、糖尿病がある人のほうが勃起不全が多いと見られました。

糖尿病になったら勃起不全にも注意?

糖尿病がある人の半数以上で勃起不全があったとする報告を紹介しました。糖尿病勃起不全の基準が時代とともに変わるなど、数字に解釈の余地はあるかもしれませんが、糖尿病によって勃起不全が起こるということは確かな事実です。
糖尿病は長年のうちに全身でさまざまな問題を引き起こします。勃起不全もそのひとつと言えます。血糖値をできる限り正常に近い状態で保つことが、将来の問題を防ぐことになります。

MEDLEY(メドレー)

看護師の書いた糖尿闘病記
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糖尿病治療薬 
下痢や嘔吐が生じ意識不明で死に至る危険も

「その薬を飲むべきか否か」を判断する際に参考になる指針がある。日本老年医学会が定めた「高齢者の安全な薬物療法ガイドライン2015」だ。このガイドラインには、2000本を超える国内外の論文をもとに高齢者が「特に慎重な投与を要する薬物」として29種類の医薬品が掲載されている。

 その中でも注意すべきジャンルが「糖尿病治療薬」だ。糖尿病患者に最も多く使われる「スルホニル尿素(SU剤)」もリスト入りしている。北品川藤クリニック院長の石原藤樹医師が解説する。
「SU剤は膵臓に働きかけてインスリンの分泌を促し、血糖値をコントロールしますが、高齢者には低血糖リスクが大きい。意識障害を起こしたり、脳細胞へダメージを与えることもあります」

 リストでは使用を控えるか、DPP-4阻害薬という糖尿病治療薬への代替が勧められている。
「ただし、血糖コントロールは一生にわたることであり、安易に薬を替えるのが得策ではない場合がある。医師との相談が必須です」(同前)
 他にも注意すべき薬は多い。ピオグリタゾンなど「チアゾリジン薬」は、骨粗鬆症を招きやすいと指摘されているため、足腰が弱っている高齢者は要注意だ。
「α-グルコシダーゼ阻害薬」は「腸閉塞など重篤な副作用に注意する必要があり、下痢や便秘、腹満感などを招きやすい」、「SGLT2阻害薬」は「低血糖や脱水を招きやすい」とされ、夏場の老人の服用は可能な限り避けるべきだ。

 多くの糖尿病治療薬がリストに挙がる中、最も注意したいのはメトホルミンなど「ビグアナイド薬」だ。
「腎機能が衰えた高齢者がビグアナイド薬を服用すると血中の乳酸値が上がり、血液が酸性に傾く“乳酸アシドーシス”を発症するリスクが高まります。この状態になると下痢や嘔吐が生じ、放置すると意識不明に陥って死に至る危険がある」(石原医師)

 他にも高齢者にとって身近なところでは、「非ステロイド系抗炎症薬(NSAIDs)」がある。NSAIDsは炎症性物質の働きを抑えて、痛みを和らげたり熱を下げたりする効果がある。イブプロフェン、ロキソプロフェンなど、医師の処方箋がなくとも薬局で気軽に買える薬だ。
「痛みや熱の症状に広く利用される一方、胃の粘膜を保護する炎症性物質の働きを抑えて、消化管出血や腎障害を起こすリスクがある。年を取るほど胃腸の働きが弱まるので、高齢者ほど要注意です。

 心筋梗塞や脳卒中など、心血管疾患を発症する怖れもあります。一時的な痛みならともかく、長期的に使用を継続するのは避けた方が賢明でしょう」(同前)

※週刊ポスト2017年8月18・25日号

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