糖尿病患者は熱中症リスクが高い? 

「どんなことに気を付けたら?」などの声、医師に聞く

オトナンサー2018/07/31 06:10

 厚生労働省の「平成28年 国民健康・栄養調査」によると、日本の糖尿病有病者数は約1000万人と推量され、増加傾向にあります。

 そんな中、SNS上などで先日、「糖尿病患者の熱中症リスク」について話題となりました。糖尿病を患っている人は脱水症状を引き起こしやすい上、摂取できる飲料の種類が限られるため熱中症のリスクが高いとされており、「家族に糖尿病の人がいるので心配」「糖尿病だから、スポーツドリンクが飲めなくてつらい」「どんなことに気を付けたらいいの?」など、さまざまな声が上がっています。

 オトナンサー編集部では、糖尿病と熱中症の関係や適切な熱中症対策について、医師の市原由美江さんに聞きました。

 

スポーツドリンクや経口補水液の飲み過ぎに注意

Q.糖尿病を患っている人が、熱中症になりやすいのは事実でしょうか。

市原さん「糖尿病であっても、血糖値のコントロールがうまくできている状態では、多飲多尿の症状は出ないため、糖尿病による脱水は起こしません。逆に、血糖値のコントロールが悪いと脱水を引き起こします。

尿糖が出ると尿量が増えるため、のどが渇き、口渇のため多飲するとまた多尿となり、悪循環に陥ります。ちなみに、尿糖が出るのは、血糖値がだいたい180mg/dlを超えた時です。血糖コントロールの指標である『ヘモグロビンA1c』の8%に当たります(正常値は4.6~6.2%)。従って、糖尿病の人は血糖値のコントロールをしっかり行わないと、夏場に脱水を起こしやすく、熱中症にもかかりやすくなると言えます」

Q.糖尿病患者の熱中症対策の注意点とは。

市原さん「糖尿病の患者で夏場に多いのが、熱中症予防にスポーツドリンクばかり飲んで血糖コントロールを悪化させてしまうことです。スポーツドリンクは水分やミネラル、糖質を摂取するのには適していますが、糖質が多いため、糖尿病の患者には向きません。糖質量の少ないスポーツドリンクがあるのでそちらを利用してください。最近は、糖質制限中の人に向けたスポーツドリンクも市販されています。

また、猛暑が続く中、熱中症対策に経口補水液が盛んに推奨されていますが、これも注意が必要です。経口補水液は、スポーツドリンクよりも糖分の含有量は少ないですが、代わりに食塩が含まれています。その量はメーカーによって異なりますが、500ミリリットル当たり1.5グラムほどです。糖尿病の方だけでなく、高血圧や腎臓病で治療中の方は経口補水液を飲み過ぎないようにしてください。通常の水分補給は水やお茶で十分です」

Q.その他、糖尿病患者やその家族が意識すべき熱中症対策のポイントはありますか。

市原さん「糖尿病患者が熱中症を予防するには、まず血糖コントロールをよくすることです。その上で、こまめな水分摂取を心掛け、なるべく涼しい環境で無理をしないでください。熱中症になってしまった場合の行動は、健康な人と同じです。症状が軽く、意識がしっかりしているのであれば、涼しい場所に移動して水分を摂取し、安静にしましょう。

症状が強い場合や、意識がもうろうとしている場合などは、状況に応じて速やかに医療機関を受診させるか、救急車を呼んでください」

ライフスタイルチーム

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糖尿病患者が気を付けたい熱中症対策とは?

糖尿病患者は熱中症リスクが高い? 「どんなことに気を付けたら?」などの声、医師に聞く | ニコニコニュース

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握力やバランス感覚が悪いと2型糖尿病リスクは高くなる

– 東北大学

 

東北大学は7月30日、握力や片足バランスの成績が2型糖尿病のリスクと相関関係にあることを発表した。同成果は、同大医工学研究科の門間陽樹 助教(現 医学系研究科講師)、永富良一 教授、新潟大学大学院医歯学総合研究科の曽根博仁 教授、生活習慣病予防検査医学講座の加藤公則 教授、国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所の共同研究グループのよるもの。詳細は、Journal of Epidemiology(電子版)に掲載された。

血糖値を下げるホルモン(インスリン)の効きが悪くなる2型糖尿病を予防するために、日頃の活動量やランニングなどの運動が有効であることは知られている。また、運動を長時間続けるために必要な全身持久力が高いことは2型糖尿病の予防に役立つという結果もあるが、それ以外の体力についてはわかっていなかった。

そこで今回の研究では、握力、垂直跳び、閉眼片足立ち、立位体前屈、全身反応時間、仰臥位足上げの成績と2型糖尿病のリスクの関連を調査した。新潟県労働衛生医学協会の協力のもと、体力測定を行った糖尿病ではない健診受診者21,802人(20~92歳)について、体力項目ごとに成績順にそれぞれ4グループに分けて、最大6年間追跡を行った。

その結果、筋力を測定する握力、およびバランス能力を測定する閉眼片足立ちテストの成績が2型糖尿病のリスクに関連することがわかったという。

 

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  • 体力当たりの握力と2型糖尿病のリスクの関係を示すグラフ。握力の成績が悪いと2型糖尿病のリスクは高まることがわかる(出所:東北大学)
握力の値が体重の8割ほどのグループ(例:体重60kgで握力が48kgの人)と比較すると、半分ほどのグループ(握力が30kgの人)の2型糖尿病リスクは56%高い値を示したとのことだ。

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  • バランス能力と2型糖尿病のリスクの関係を示すグラフ。バランス能力が悪いと2型糖尿病のリスクは高まることがわかる(出所:東北大学)
なお、下半身のパワーを測定する垂直跳びや柔軟性を評価する立位体前屈の成績にも相関が見られたが、肥満の指標であるbody mass indexを考慮すると、相関は見られなくなったという。全身反応時間や筋持久力に関しては、相関は認められなかった。

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握力やバランス感覚が悪いと2型糖尿病リスクは高くなる – 東北大学 | マイナビニュース

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“スマートシューズ”で歩行分析 

糖尿病や認知症などの早期発見や予防に応用

――沖電気らが共同開発

沖電気工業、ZEROBILLBANK JAPAN、no new folk studioは、モーションセンサーと無線通信機能を組み込んだ“スマートシューズ”を活用して歩行時の足の運び方を分析し、適正なフォームへの誘導や病気の早期発見、予防対策などにつなげる仕組みを開発した。

 

 沖電気工業(OKI)、ZEROBILLBANK JAPAN、no new folk studioの3社は2018年7月26日、加速度センサーや角速度センサーなどのモーションセンサーと、無線通信機能を組み込んだ靴を活用して、歩行時の足の運び方を分析することで行動変容につなげる仕組みを共同開発したと発表した。

 歩行やスポーツ時のフォーム分析により、適正なフォームへの誘導や、歩行異常から糖尿病や認知症などの早期発見、予防対策への応用を目指すとしている。

 

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歩行分析から行動変容までの概念図

 この仕組みは、no new folk studioが開発したスマートシューズプラットフォーム「ORPHE TRACK」と、ZEROBILLBANK JAPANのインセンティブポイントプログラム「Yume Coin」を組み合わせ、歩行異常を早期発見する仕組みと、それを改善する行動を推進する仕組みを開発した。

 ORPHE TRACKでは、センサーモジュールを内蔵して“スマートシューズ化”した靴を用いる。ORPHE TRACKの各種センサーによって、歩幅や歩行速度、移動距離だけでなく、通常の万歩計やスマートフォンアプリでは測定できないような、足の着地角度や持ち上げた足の運び方などを3次元的に分析する。

 分析結果によって推奨された運動などに「Yume Coin」のインセンティブポイントを設定。例えば、糖尿病や認知症で特徴的といわれている「小さい歩幅で足を持ち上げずに歩く」兆候が発見された人に対し、正しい歩行姿勢や中強度運動である早歩きなどを一定時間行った際には“ご褒美”としてインセンティブポイントを付与するといったことができる。

 効果検証のため、2018年8月から一般の人の協力を得て実証実験を進める。実証実験を通じて、認知症などの発症前の各ステージにおける歩行の特徴の詳細を分析し、予防や未病に役立てる仕組みを検討するとしている。

 

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“スマートシューズ”で歩行分析 糖尿病や認知症などの早期発見や予防に応用――沖電気らが共同開発 – ITmedia エンタープライズ

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「1型糖尿病、適切な障害年金を」患者の女性が国を提訴

朝日新聞デジタル

 若年での発症が多く、生涯にわたってインスリンを投与する必要がある「1型糖尿病」の患者が、障害基礎年金の支給が認められなかったのは憲法が保障する生存権の侵害だとして27日、国を相手取って東京地裁に提訴した。不支給決定の取り消しを求める訴訟を通じて、患者が抱える不安を訴えていきたいという。

 提訴したのは、患者の相談員としてNPO法人で働く林恵美子さん(47)。訴えによると、林さんは5歳頃に発症し、インスリンを毎日投与するが、月に数回は意識を失うことがある。治療費は月に数万円かかり、昨年2月に障害基礎年金を申請したが、国に認められなかった。1型糖尿病患者が障害基礎年金を支給される例もあるが、明確な数値基準はなく、認定されにくいという。訴訟では「発作が月に一度以上」などの基準がある「てんかん」などと比べて「平等性を欠く」などと主張している。

 林さんは提訴後の記者会見で「1型糖尿病インスリンを打たないとすぐに死ぬ。支援がないことも私たちには障害と同じだ」と話した。

 厚生労働省は「訴状が届いていないので、コメントは差し控える」としている。

 

<アピタル:ニュース・フォーカス・その他>

http://www.asahi.com/apital/medicalnews/focus/北沢拓也

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熱波襲来でWHO警告 

糖尿病・呼吸器疾患悪化も

2018.7.27

 

 世界保健機関(WHO)は26日、世界各地での熱波襲来を受け、異常な高温は熱中症などを引き起こすほか、心臓や呼吸器系の慢性疾患を悪化させるリスクがあり、多数の死者が出る恐れがあると警告した。

 異常な高温が健康に及ぼすリスクとしては、まず体温調整機能が損なわれ、熱中症や熱射病、熱けいれんの原因になるとした。さらに心臓や脳、呼吸器系の慢性疾患や、糖尿病を悪化させる可能性もあると強調した。

 特に高齢者や乳幼児、妊婦、貧困者などの弱者への配慮が重要だとして自治体などの関与が必要とした。

 個人レベルでは暑い日中の外出を避けるほか、室内の温度は日中32度未満、夜間24度未満にすることが望ましいとした。水分の補給に努め、高タンパク質の食品の摂取は避けるべきだとしている。(共同)

熱波襲来でWHO警告 糖尿病・呼吸器疾患悪化も – zakzak

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認知症の原因は「日常生活活動」の低下 

糖尿病を治療して予防

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 国立精神・神経医療研究センター(NCNP)は、認知症の発症予防を目指したインターネット健常者登録システム「IROOP」を用いた研究の成果を発表した。風呂に入る、洋服を着ることなどの「日常生活活動」が低下することや、抑うつ、がん・糖尿病の既往、聴力損失などが、認知症の危険因子になるという。

 身体活動の低下や認知機能の低下を防ぐために、家庭外の社会的活動への参加や気分低下の防止、2型糖尿病などの生活習慣病への介入が認知症予防になることが示された。

認知症予防の日本初のシステム「IROOP」の研究成果

 日本では2025年までに認知症人口が700万人まで達するという推計が発表されている。認知症、軽度認知症害(MCI)、とくにアルツハイマー病(AD)に対する対策が急がれているが、根治薬や治療薬の開発には至っていない。治療薬を開発するために臨床治験が必要となる。

 そこで、国立精神・神経医療研究センター(NCNP)は2016年に、大規模なインターネット健常者登録システム「IROOP」を開設した。システムの目的は、認知症が発症する前の症状をとらえ、生活習慣の改善などにより発症を予防する因子の解明と、認知機能の改善が期待される薬の開発のための臨床研究や治験の促進だ。

 NCNPの研究グループは今回の研究で、「IROOP」に登録されたデータから認知機能へ関連している因子や、半年後の認知機能の変化に影響している因子を探った。

 (1)2017年8月までに初回アンケート項目への回答と電話による10単語記憶検査(あたまの健康チェック)を完了した1,038人(平均年齢59.0歳)と、(2)初回アンケート回答から半年経過後の定期アンケートと、(3)2回目の10単語記憶検査を終了した353人(平均年齢60.2歳)のデータを解析した。

 認知機能の低下と関連のある項目を分析するため、10単語の記憶検査から得られる記憶機能指数である「MPIスコア」を求めた。認知機能の経時的変化にどのアンケートの項目が影響しているかを検討するため、初回MPIスコアと半年経過後の2回目MPIスコアの差を従属変数とし、各アンケート項目を独立変数として解析した。

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認知機能の低下の要因が判明

 その結果、初回MPIスコアの結果では、認知機能の低下と関連のあるのは、「年齢」「性別」「教育年数」「毎日行っている活動;自分で風呂に入る、服を着ることの支障の程度」「10年前と比べて予期される出来事に対して前もってスケジュールを調整する計画能力の変化」「糖尿病」「がんの既往」などの項目であることが分かった。

 次に、初回MPIスコアと半年経過後のMPIスコアの差に影響しているアンケート項目は、「年齢」「6ヵ月前と比べて毎日の活動力や周囲への興味減少の程度」「外傷性脳損傷」「聴力損失の既往」「痛みの有無」「人生が空っぽと感じるかどうか」であることが判明した。

 MPIスコアは0~100の数値で示され、数値が低くなるほど認知機能の低下をあらわす。初回の分析結果では、「あなたの健康状態により自分で風呂に入る服を着ることにどの程度支障がありますか?」という質問に対して、「全く支障がない」を選んだ人は「かなり支障がある」と回答した人より、約3.8ポイント高いMPIスコアが示された。

 同様に、「以下の病気に現在かかっているかまたはかかったことがありますか?-聴力損失-」では、「いいえ」と回答した人では、約2.4ポイント高いMPIスコアが示された。

 

日常生活活動や糖尿病などの治療が重要

 これらの結果より、▼風呂に入る、▼服を着る、▼スケジュールを立てるなどの、日常の活動が大切で、それに支障が起こり、気分が落ち込んだり意欲が低下すると、認知機能低下につながることが分かった。さらに、糖尿病、がん、頭部外傷の既往、聴力の損失、慢性的な痛みも認知機能の低下に関連することも判明した。

 今回の研究により、日常生活活動の低下が認知機能の低下に関連していることが示された。日常生活活動の低下は家に閉居する要因のひとつとなり、その結果、社会的活動への参加減少、ひいては気分の低下をもたらす。家庭外での社会的活動への参加、また参加できる環境があることが認知症予防になると考えられる。

 さらには、糖尿病、がんなども認知機能の低下につながる。これらの疾患の予防への取り組みも必要であることが示された。

 「IROOP」システムは、半年毎のアンケートと認知機能の検査を無料で構成され、国民に無料で提供されている。今後さらに経時的なデータの解析を進めていくことにより、認知症を予防する効果的な手段の解明につながると期待される。

IROOP(認知症予防のための健常者向け情報登録システム)

国立精神・神経医療研究センター(NCNP)

Analysis of risk factors for mild cognitive impairment based on word list memory test results and questionnaire responses in healthy Japanese individuals registered in an online database(PLOS ONE 2018年5月17日)

認知症の原因は「日常生活活動」の低下 糖尿病を治療して予防 | ニュース・資料室 | 糖尿病ネットワーク

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「糖尿病の恐さ」は十分に知られていない 

失明や足切断を防ぐために

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 英国では、糖尿病のために毎週およそ30人が視力を喪失しており、毎時間に1人が足を失っている。しかし、英国人の多くが「糖尿病の恐さ」について十分に理解していないという調査結果を、英国糖尿病学会(Diabetes UK)が発表した。

 「適切な治療をすれば糖尿病合併症を予防できます。そのためには知識をもつことが必要です」とDiabetes UKは呼びかけている。

毎週30人が糖尿病のために視力を喪失

 英国の2型糖尿病のリスクの高い人の数は1,230万人。その多くは、糖尿病が深刻なダメージをもたらす破壊的な病気であることを知らないという調査を、英国糖尿病学会(Diabetes UK)が発表した。

 糖尿病の治療を適切に行っていれば、合併症を予防できる。しかし、実際には治療が遅れたり、十分な治療を行っていないために、糖尿病患者はそうでない人に比べ、早期に死亡する割合が32%高いという結果になっている。

 英国では、毎週およそ30人が糖尿病のために視力を喪失している。また、足切断の手術が毎週169回行われており、糖尿病足病変が悪化して、毎時間に1人が足を失っている。

 調査会社のウォールナット アンリミテッドが1,000人を対象に実施した調査では、糖尿病の有無に関わらず、糖尿病に対する理解が不足している現状が浮き彫りになった。脳卒中が糖尿病の合併症であることを知っていたのはわずか2%。腎臓病や腎障害については4%、心臓病については6%しか知っていなかった。

 糖尿病合併症が進行すると、失明や足切断にいたることがあるが、そのことを知っている人は4人に1人(25%)にとどまった。妊娠中に高血糖が発見される妊娠糖尿病について知っている人はわずか。糖尿病を放置していると寿命が短縮するおそれがあることを知っていたのは2%、早死のおそれがあることを知っていたのは4%だった。

糖尿病を放置すると危険 状況は深刻

 糖尿病について十分な知識をもっている人が少ない現状は深刻だ。糖尿病は、食事や運動などの生活を自分でコントロールすることが重要な病気だ。薬物療法などでも、自己管理が必要となる。自己管理を続けていくために、しっかりとした知識を習得することが必要になる。

 イングランド公衆衛生サービスの調査によると、糖尿病網膜症による失明という深刻な事態におちいる患者の数は、英国で毎年1,600人以上に上る。毎週およそ30人が糖尿病のために視力を喪失している。

 血糖コントロールをしっかりと行えば、糖尿病網膜症は予防できる。網膜症が進展して失明しないように、血糖コントロールを良好に維持すること、眼科を定期的に受診し、眼底検査を受けることが重要だ。

 また、英国では糖尿病足病変が原因で足の切断を余儀なくされる人が多い。糖尿病による足切断の手術は2014~2017年に平均8,793回行われた。足切断の手術が毎週169回行われており、毎時間に1人が足を失っている。

 糖尿病の合併症である神経障害や血管障害などは、足の壊疽や潰瘍を引き起こす。血糖コントロールが良好でないと、壊疽は治りにくくなり、足を切断せざるをえなくなることも少なくない。さらに、高血糖の状態ではさまざまな感染症にかかりやすい。健康な人ならすぐに治るような傷が細菌感染を起こしてしまうことがある。

糖尿病合併症は予防できる

 英国では、糖尿病と診断された人の数は20年間で2倍に増えている。糖尿病は、健康状態に悪影響をもたらすもっとも深刻な病気になっている。

 しかし、重要なことは、糖尿病を発症しても適切な治療をしていれば、糖尿病合併症を予防または遅延させることができるということ。「糖尿病の合併症は、糖尿病を早期発見して適切な治療を続け、メディカルスタッフによるサポートを得て、患者教育することで防げます」と、英国糖尿病学会のCEOでサリー大学の主任研究員であるクリス アスキュー氏は言う。

 「そのために医療チームによる適切な支援が不可欠です。視力を失ったり、足を失う、脳卒中や心臓病を発症するということは、人生を根本から変えてしまいます。しかし、その多くは適切にケアすれば防げるのです。糖尿病について注意が必要な場合は、できるだけ早く医師や看護師に連絡してください」と、アスキュー氏は強調する。

糖尿病で足を失う 後悔してからでは遅い

 「糖尿病で足を失う」という話は、決して珍しいものではない。コーンウォール州在住のクリス ウィットさん(64歳)は、1999年に2型糖尿病と診断されたが、仕事が忙しくて、糖尿病を発症したことを真剣に受け止めず、治療も中断していた。その結果、2013年にノルウェーに行く旅行の前に足の壊疽が発見された。

 壊疽は潰瘍となり、感染が骨まで広がっており、結果として膝下からの足切断を余儀なくされた。「以前に糖尿病のことが気になって、医師に電話で相談したことがあります。医師は”すぐに検査を受ける必要がある”とアドバイスしましたが、私はその意味をあまりよく理解していませんでした。気にしていなかったのです。いまではそのことを後悔しています」。

 「足の写真を撮って、看護師さんにメールを送りました。すぐに返事がきましたが、読みませんでした。私は彼女のアドバイスに注意を払うべきだった」と、ウィットさんは言う。

 「私は半年もたてば足は治り、普通の靴を履けるようになると楽観的に考えていましたが、まったく見通しが甘かったと言わざるをえません。紹介された外科医から、足の壊疽がかなりひどいことを説明され、切断が必要だと言われました。ショックを受けました。旅行は当然とりやめです」。

 「いまでは、私と同じ糖尿病患者さんに、メッセージを伝えたいと思っています。糖尿病合併症は予防が可能であること。そのためには治療を続け、検査を受けることが大切であること。足に少しでも異常をみつけたら、医師や看護師さんに相談するべきです。足の切断は防ぐことができます。悪くなってからでは遅いのです」。

Diabetes not taken seriously by UK public(英国糖尿病学会 2018年7月3日)

Complications of diabetes(英国糖尿病学会)

National Diabetes Audit (NDA) reports(英国糖尿病学会)

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 国立精神・神経医療研究センター(NCNP)は、認知症の発症予防を目指したインターネット健常者登録システム「IROOP」を用いた研究の成果を発表した。風呂に入る、洋服を着ることなどの「日常生活活動」が低下することや、抑うつ、がん・糖尿病の既往、聴力損失などが、認知症の危険因子になるという。

 身体活動の低下や認知機能の低下を防ぐために、家庭外の社会的活動への参加や気分低下の防止、2型糖尿病などの生活習慣病への介入が認知症予防になることが示された。

認知症予防の日本初のシステム「IROOP」の研究成果

 日本では2025年までに認知症人口が700万人まで達するという推計が発表されている。認知症、軽度認知症害(MCI)、とくにアルツハイマー病(AD)に対する対策が急がれているが、根治薬や治療薬の開発には至っていない。治療薬を開発するために臨床治験が必要となる。

 そこで、国立精神・神経医療研究センター(NCNP)は2016年に、大規模なインターネット健常者登録システム「IROOP」を開設した。システムの目的は、認知症が発症する前の症状をとらえ、生活習慣の改善などにより発症を予防する因子の解明と、認知機能の改善が期待される薬の開発のための臨床研究や治験の促進だ。

 NCNPの研究グループは今回の研究で、「IROOP」に登録されたデータから認知機能へ関連している因子や、半年後の認知機能の変化に影響している因子を探った。

 (1)2017年8月までに初回アンケート項目への回答と電話による10単語記憶検査(あたまの健康チェック)を完了した1,038人(平均年齢59.0歳)と、(2)初回アンケート回答から半年経過後の定期アンケートと、(3)2回目の10単語記憶検査を終了した353人(平均年齢60.2歳)のデータを解析した。

 認知機能の低下と関連のある項目を分析するため、10単語の記憶検査から得られる記憶機能指数である「MPIスコア」を求めた。認知機能の経時的変化にどのアンケートの項目が影響しているかを検討するため、初回MPIスコアと半年経過後の2回目MPIスコアの差を従属変数とし、各アンケート項目を独立変数として解析した。

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認知機能の低下の要因が判明

 その結果、初回MPIスコアの結果では、認知機能の低下と関連のあるのは、「年齢」「性別」「教育年数」「毎日行っている活動;自分で風呂に入る、服を着ることの支障の程度」「10年前と比べて予期される出来事に対して前もってスケジュールを調整する計画能力の変化」「糖尿病」「がんの既往」などの項目であることが分かった。

 次に、初回MPIスコアと半年経過後のMPIスコアの差に影響しているアンケート項目は、「年齢」「6ヵ月前と比べて毎日の活動力や周囲への興味減少の程度」「外傷性脳損傷」「聴力損失の既往」「痛みの有無」「人生が空っぽと感じるかどうか」であることが判明した。

 MPIスコアは0~100の数値で示され、数値が低くなるほど認知機能の低下をあらわす。初回の分析結果では、「あなたの健康状態により自分で風呂に入る服を着ることにどの程度支障がありますか?」という質問に対して、「全く支障がない」を選んだ人は「かなり支障がある」と回答した人より、約3.8ポイント高いMPIスコアが示された。

 同様に、「以下の病気に現在かかっているかまたはかかったことがありますか?-聴力損失-」では、「いいえ」と回答した人では、約2.4ポイント高いMPIスコアが示された。

 

日常生活活動や糖尿病などの治療が重要

 

 これらの結果より、▼風呂に入る、▼服を着る、▼スケジュールを立てるなどの、日常の活動が大切で、それに支障が起こり、気分が落ち込んだり意欲が低下すると、認知機能低下につながることが分かった。さらに、糖尿病、がん、頭部外傷の既往、聴力の損失、慢性的な痛みも認知機能の低下に関連することも判明した。

 今回の研究により、日常生活活動の低下が認知機能の低下に関連していることが示された。日常生活活動の低下は家に閉居する要因のひとつとなり、その結果、社会的活動への参加減少、ひいては気分の低下をもたらす。家庭外での社会的活動への参加、また参加できる環境があることが認知症予防になると考えられる。

 さらには、糖尿病、がんなども認知機能の低下につながる。これらの疾患の予防への取り組みも必要であることが示された。

 「IROOP」システムは、半年毎のアンケートと認知機能の検査を無料で構成され、国民に無料で提供されている。今後さらに経時的なデータの解析を進めていくことにより、認知症を予防する効果的な手段の解明につながると期待される。

IROOP(認知症予防のための健常者向け情報登録システム)

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1型糖尿病患者の心理的負担を軽減する介入法とは? \感情重視または教育/行動介入をRCTで検証 [HealthDay News]

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 HbA1c値が高く、糖尿病による苦痛が大きい1型糖尿病患者では、感情を重視した介入と教育および行動介入はいずれも心理的負担の軽減に有用な可能性のあることが、「Diabetes Care」7月5日オンライン版に掲載の論文で報告された。

 米カリフォルニア大学のLawrence Fisher氏らは、HbA1c値が高く、糖尿病による心理的負担が大きいと感じている成人の1型糖尿病患者301人を対象に、2つの介入法の有効性を比較検討するランダム化比較試験を実施した。

 研究では、対象患者を、感情を重視した介入(OnTrack)を受ける群または教育や行動介入(KnowIt)を受ける群にランダムに割り付けて9カ月間追跡。糖尿病による苦痛の程度を評価し、HbA1c値を測定して比較検討した。なお、両群ともに、対象患者にはワークショップ(1日間)に加えて3カ月にわたり4回のオンラインミーティングに参加してもらった。

 その結果、両群ともに糖尿病による苦痛の程度は著しく軽減し、78.4%の患者で臨床的に意味のある最小の差以上の改善が認められた。苦痛の緩和の程度には両群間で有意な差はみられなかったが、調整変数分析の結果、「認知や感情を制御するスキルがもともと低い」「ベースライン時の心理的負担が大きい」「糖尿病の知識が豊富」といった患者では、教育や行動介入よりも感情を重視した介入の方が苦痛はより軽減していた。

 さらに、HbA1c値は両群ともに有意だが適度な低下が認められた。糖尿病による苦痛の軽減は、わずかながらHbA1c値の低下につながる可能性も示された。

 以上の結果を踏まえて、Fisher氏らは「1型糖尿病患者の心理的負担を軽減し、血糖コントロールの改善を目的に介入する際には、感情や知識、認知それぞれのスキルを向上させる方法を組み合わせて個別化した治療を行うことが重要になるだろう」と述べている。

 

第82回 日本循環器学会学術集会 ランチョンセミナー 44より

「心腎連関」というフレーズが医学用語として定着して久しい。心血管疾患と腎疾患は病態機序レベルで深いつながりがあり、研究と臨床そして教育を一体的に進める必要がある。また治療に際しては、腎疾患をできるだけ早期に把握して介入していくことが心疾患の発症・進展抑制のためにも求められる。本講演では「心血管腎臓病」研究の最新トピックスと、その早期介入を可能にするための新規バイオマーカーについて、横浜市立大学医学部循環器・腎臓・高血圧内科学主任教授の田村功一先生に総括いただいた。

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演者:田村 功一 先生(横浜市立大学医学部 循環器・腎臓・高血圧内科学 主任教授)
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座長:北風 政史 先生(国立循環器病研究センター 臨床研究部 部長)

循環器疾患・腎疾患・高血圧の一体的な臨床・研究・教育体制が必要

 医学の研究と臨床は年々専門細分化が進んでいるが、我々の横浜市大では循環器科に加えて腎臓・高血圧内科という広範な領域を一つの教室のもとに運営している。「なぜなのか?」とよく尋ねられるのだが、循環器疾患と高血圧、腎臓病はそれぞれが別個に存在しているのではなく、病態機序のレベルで非常に密接な連関があるからだ。実際にこの三つが併存している患者が少なくなく、包括的な対応が求められることが多い。我々はこの一連の病態を「心血管腎臓病」あるいは「病態連関病」と捉えて研究・臨床・教育を進めている(図1)。そこで我々がふだんどのような研究をしているのかを示しながら、心血管腎臓病に対しいかに立ち向かっていくべきかを考えてみたい。

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図1 心血管腎臓病に立ち向かうための臨床、教育、研究

RAA:renin-angiotensin-aldosterone

 

 我々の研究の柱は三つに分けられる。一つは血圧変動に関する臨床的研究、二つ目は循環器・腎臓・高血圧内科の連携による先進医療の取り組み、そして三つ目はアンジオテンシンIIタイプ1(AT1)受容体結合蛋白の基礎的研究だ。

 「東京糖尿病療養指導士」(東京CDE)、「東京糖尿病療養支援士」(東京CDS)の2018年度の受験者用講習会の申込受付が7月より開始した。申込期間は8月31日(金)まで。

詳細は「東京糖尿病療養指導推進機構」のホームページで公開されている。

東京CDE 東京CDS 2018年度受験者用講習会 日程

東京の糖尿病患者とその予備群に対応

 東京糖尿病療養指導士(東京CDE)と、東京糖尿病療養支援士(東京CDS)は、2017年3月に発足した、東京地域に特化した新しい認定資格だ。

 東京CDEは、糖尿病治療にもっとも大切な自己管理(療養)を患者に指導する医療スタッフで、高度で幅広い専門知識をもち、患者の糖尿病セルフケアを支援することを目的とした専門資格。

 東京糖尿病療養指導士(東京CDE)と、東京糖尿病療養支援士(東京CDS)は、東京都および近県における糖尿病患者とその予備群の増加に対応し、糖尿病患者に対するより良い医療、糖尿病予備群の方に対する適切なサポートが行われるよう、糖尿病の病態、療養に関する知識を有する幅広い分野の専門職となる。

■ 東京糖尿病療養指導士(東京CDE)
主として医療現場における糖尿病患者の指導にあたる専門職で、糖尿病の病態、治療等に関する高度な知識を習得し、認定試験に合格した医療職等有資格者。
詳細を見る ▶

■ 東京糖尿病療養支援士(東京CDS)
主として健康増進・発症予防や福祉、介護などの幅広い職域において、糖尿病予備群や一般生活者を対象に、糖尿病の知識の啓発と予防にあたる専門職で、糖尿病の病態、治療等に関する一定レベルの知識を習得し、認定試験に合格した専門職有資格者。
詳細を見る ▶

 東京CDE、東京CDSを受験するには、受験対象資格を保有していること、東京都内に勤務あるいは居住していることに加え、受験者用講習会を受講していることが条件となる。

 東京糖尿病療養指導士(東京CDE)の日程は、第1回が9月22日(土)、23日(日)、第2回が11月3日(土)、4日(日)。東京糖尿病療養支援士(東京CDS)の日程は、1回のみで10月7日(日)、8日(月・祝)となる。すでに受講者用講習会の申込受付が開始されており、7月30日の時点で、東京CDE講習会の第1回は残席わずかだ。

東京CDE 東京CDS 受験者用講習会 日程

メルマガも配信

 受講申込は2018年8月31日(金)まで受付予定。ただし、会場に定員があるため、受講者用講習会の申込先着順となり、人数が定員をオーバーした場合、他の日程となる可能性がある。昨年度は定員オーバーによりキャンセル待ちが発生した。

メールマガジンを配信中

 東京CDEと東京CDSの認定資格の取得を検討している人に向けた、認定試験の受験情報を知らせるメールマガジンも配信されている。  受験者用講習会の日程、講習会の申込開始など認定資格の取得に必要な情報など、詳細な情報を提供している。

毎年、大変ご好評いただいております「10月8日は、糖をはかる日」講演会が今年も開催されます!! 糖尿病医療のエキスパートによる講演を聴くことができる貴重なチャンスです。参加費は無料。一般の方、糖尿病患者さん、医療・保健指導スタッフの皆様、お誘いあわせの上、ふるってご参加ください!!

参加申し込みフォームはこちら ▶

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2017年に開催された「糖をはかる日 講演会 2017」の様子

 我が国で、血糖自己測定(SMBG)が健康保険適用されてから30周年にあたる2016年、「血糖を知る、はかる、コントロールする」をテーマに、「10月8日は、糖をはかる日」は制定されました。糖尿病患者さん、医療・保健指導関係者のみならず、糖尿病予備群を含む一般の方に対しても、改めて「血糖」について考える機会として、さまざまな啓発活動を実施しています。

「10月8日は、糖をはかる日」公式ウェブサイト ▶

昨年開催の講演会レポート ▶

 その一環として、今年も「10月8日は、糖をはかる日」講演会が、9月26日(水)・日比谷コンベンションホールにて開催されます。「”これからの”血糖コントロール」をテーマに、働く世代/高齢者の血糖コントロールのコツについてそれぞれ、糖尿病医療のエキスパートによる講演、パネルディスカッションが予定されています。

 たくさんのお申し込みをお待ちしております!!

参加申し込みフォームはこちら ▶

 

「10月8日は、糖をはかる日」講演会2018 開催概要

テーマ:「”これからの”血糖コントロール」

日 時:2018年9月26日(水)15:30~17:30(15:00開場)

※当日は報道関係者による撮影が行われる場合があります。予めご了承ください

場 所:日比谷図書文化館 日比谷コンベンションホール(大ホール)

(千代田区日比谷公園1-4 千代田区立日比谷図書文化館・地下1F)地図 ▶

 東京メトロ 丸の内線・日比谷線「霞ヶ関駅」B2出口より徒歩約3分
 都営地下鉄 三田線「内幸町駅」A7出口より徒歩約3分
 東京メトロ 千代田線「霞ヶ関駅」C4出口より徒歩約3分
 JR 新橋駅 日比谷口より 徒歩約10分

対 象:一般の方・糖尿病患者さん、医療・保健指導スタッフ

定 員:200名 ※先着順受付。定員に達し次第、受付終了

参加費:無料

参加申込:こちらのフォームからお申込みください ▶

プログラム ※講演タイトル・内容は変更の可能性があります

15:00 開場

15:30~(5分間) 司会挨拶

 岩本 安彦先生(新百合ヶ丘総合病院 糖尿病センター センター長)

15:35~(10分間) ご挨拶

 糖尿病治療研究会代表幹事 森 豊先生

 (東京慈恵会医科大学附属第三病院 糖尿病・代謝・内分泌内科教授) 15:45~16:25(40分間)

 講演1「働き盛りの血糖コントロール
 ―”働く”糖尿病患者さんの療養に役立つヒント―」

 浜野 久美子先生(関東労災病院 糖尿病内分泌内科部長)

16:25~17:05(40分間)

 講演2「高齢者の血糖コントロール―その特徴と注意点とは―」

 難波 光義先生(兵庫医科大学 病院長)

17:05~17:30(25分間) パネルディスカッション

 座長:岩本 安彦先生 演者:浜野 久美子先生、難波 光義先生、森 豊先生

17:30 閉会

主 催: 糖尿病治療研究会(代表幹事・森 豊) ▶

事務局・問合わせ先

「糖をはかる日」事務局 担当係(㈱創新社内)

〒105-0003 東京都港区西新橋2-8-11 Tel.03-5521-2881 Fax.03-5521-2883 お問合わせフォーム ▶

 

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「糖をはかる日」公式ウエブサイト
http://www.dm-net.co.jp/10-8/

 「10月8日は、糖をはかる日」は、「血糖を知る、はかる、コントロールする」をテーマに、血糖の働きを正しく理解し、コントロールして、健康的な生活づくりに役立てるきっかけにしていただきたいという思いを込めて、2016年に制定されました(主催:糖尿病治療研究会)。糖尿病患者さんはもちろん、最近「血糖」が気になる一般の方、糖尿病予備群の方、また糖尿病予備群を指導する保健指導関係者や、糖尿病患者さんの治療にあたる医師・医療スタッフの皆様方にも、「血糖コントロール」について、さまざまな角度から広く情報提供しています。

 この啓発活動の一環として、今年は「10月8日は、糖をはかる日」にちなんだ写真を募集します。

【写真例】

・血糖値を考えた食事や間食の写真

・血糖値を意識した生活習慣がわかる写真(血糖測定の様子や運動、散歩風景など)

・血糖コントロール=コツコツと毎日が大切というイメージが持てる風景写真など

 応募作品からは、最優秀賞・優秀賞・佳作を選出し、表彰。最優秀賞の方には、現金3万円と健康づくりに役立つDVDをプレゼントします。また、応募作品は、「糖をはかる日」公式ウェブサイトをはじめ、関連する啓発活動のなかで紹介されます。

 どなたでもご応募可能です。ふるってご参加ください!!

応募・賞品の詳細はこちら ▶

応募要項

応募方法

下記、【A】または【B】の方法でご応募ください。

【A】インスタグラムから応募する

「rgtd_dmchiryoukennkyukai」をフォローのうえ、ハッシュタグ「#糖をはかる日」を付けて、写真とコメント(高血糖、低血糖、血糖コントロール、血糖測定のいずれかを含む)をアップしてください。

※優秀作品の方へのご連絡はインスタグラムのDM(ダイレクトメッセージ)にて行ないますので、糖尿病治療研究会のアカウント「rgtd_dmchiryoukennkyukai」をフォローしてください。

インスタグラムで投稿する ▶

【B】糖尿病治療研究会のメールアドレスに送信

糖尿病治療研究会のメールアドレス(rgtd-contact@mhlab.jp)まで、写真とコメント(高血糖、低血糖、血糖コントロール、血糖測定のいずれかを含む)と投稿名(作品とともに連絡なく「糖をはかる日」ウェブサイト等で公開されます)を送信ください。

メールで投稿する ▶

作品例

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応募締切

2018年9月10日(月)

賞品

優秀作品には以下の賞金・賞品を贈呈いたします

最優秀賞(1名)

・現金3万円

・健康運動シリーズDVD(3枚セット。12,312円相当/税込)

・糖尿病3分間ラーニングDVD(1枚。25,920円相当/税込)

優秀賞(3名)

・現金1万円

・健康運動シリーズDVD(3枚セット。12,312円相当/税込)

・糖尿病3分間ラーニングDVD(1枚。25,920円相当/税込)

佳作(5名)

・健康運動シリーズDVD(3枚セット。12,312円相当/税込)

・糖尿病3分間ラーニングDVD(1枚。25,920円相当/税込)

選考方法

締切日までに応募された作品のなかから、「糖をはかる日」運営事務局での厳正な審査により決定します。審査決定後、受賞者のみにメールまたは、インスタグラムのダイレクトメッセージにて連絡を行います。また、後日公式サイトにて結果を発表いたします。

※インスタグラムで投稿される方は、結果発表まで「rgtd_dmchiryoukennkyukai」のフォローを外さないようお願いいたします。

受賞作品の発表

受賞者に通知するほか、「糖をはかる日」公式サイトほかで発表

注意事項

  • ご応募いただきました投稿内容は、受賞の有無にかかわらず、連絡なく 「糖をはかる日」ウェブサイト、ポスター、リーフレット等、事務局が認めたものに活用させていただくことがあります。あらかじめご了承ください。
  • 応募作品は未発表で自作のものに限ります。他人の権利に触れる内容の投稿や二重投稿はご遠慮ください。
  • 応募いただいた投稿の著作権について:投稿者は、「糖をはかる日」事務局に対し、投稿情報について、無償で利用(複製、複写、改変、第三者への再許諾その他のあらゆる利用を含む)する権利を許諾するものとします。この利用の許諾は永続的かつ取消不能のものとします。
  • 趣旨を損なわない範囲で表現を変更したり、一部削除することがあります。
  • 応募者の個人情報は、「糖をはかる日」事務局にて厳重に管理し、採用審査・受賞者への連絡用途に限り使用することとし、正当な理由のない第三者への開示や、譲渡および貸与等は一切いたしません。
主 催

糖尿病治療研究会(代表幹事・森 豊) ▶

事務局・問合わせ先

「糖をはかる日」事務局 担当係(株式会社創新社内)

〒105-0003 東京都港区西新橋2-8-11 Tel.03-5521-2881 Fax.03-5521-2883

お問い合わせフォーム ▶

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「糖をはかる日」公式ウエブサイト
http://www.dm-net.co.jp/10-8/

[dm-rg.net]

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 一般社団法人日本糖尿病・生活習慣病ヒューマンデータ学会(代表理事:野田光彦/埼玉医科大学教授)は、従来は研究会組織で行われていた活動をさらに発展させるべく、2017年12月28日に一般社団法人化し、さらに2018年8月にホームページを開設した。

日本糖尿病・生活習慣病ヒューマンデータ学会

12月に大阪で第3回学会を開催

 一般社団法人日本糖尿病・生活習慣病ヒューマンデータ学会(代表理事:野田光彦/埼玉医科大学教授)は、従来研究会組織で行われていた活動をさらに発展させるべく2017年12月28日に一般社団法人化し、さらに2018年8月にホームページを開設した。
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 2018年12月1日には、第3回日本糖尿病・生活習慣病ヒューマンデータ学会(会長:林 朝茂/大阪市立大学大学院医学研究科教授)を大阪で開催する。

 同学会は「Clinical Research」「Data Science」「Epidemiology」の3分野の研究者、医療者の集まりだが、医師・歯科医師や疫学研究者だけでなく、レギュラトリーサイエンスの関係者をはじめ、コメディカルや学生の参加も募っているという。 以下、代表理事挨拶より抜粋  糖尿病は、良好な管理がなされなければ、糖尿病網膜症、腎症、神経障害を合併したり、足病変を併発したりするのみならず、心筋梗塞や脳卒中など心血管疾患のリスクをその初期から高めることも知られており、さらに近年では、糖尿病が癌や鬱病、認知症や骨粗鬆症、歯周病のリスクも増加させることも明らかにされております。

 糖尿病や、これに代表される、肥満、高血圧、脂質異常症、脂肪肝、動脈硬化疾患、高尿酸血症や、認知症などの生活習慣病の診療・ケアや予防は、広くエビデンス(実証)に依拠して行われるべきものでありますが、わが国の現状は必ずしもそれらが十二分とはいえず、また、そのための体制整備にも、ともすれば基礎的研究面が重視されがちな現況に鑑み、不十分な点があります。

 臨床研究や観察研究から得られた「生身の人間のデータ」は、直接、実際の糖尿病・生活習慣病の予防や治療に適用可能であり、今後は「人間でのデータ」がより重要となってくるでしょう。

 このような、優れて現状に直結した観点から、広く糖尿病やこれに関連する生活習慣病の臨床、ケアと予防学を推進し、また、人間でのデータに基づいた、それらに資するエビデンスに依拠した医療と予防医学を創出することは喫緊の課題であり、この目的を掲げ、ここに「日本糖尿病・生活習慣病ヒューマンデータ学会」を発足させました。

代表理事挨拶(全文)

一般社団法人日本糖尿病・生活習慣病ヒューマンデータ学会

  第3回日本糖尿病・生活習慣病ヒューマンデータ学会

[Terahata]

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第78回米国糖尿病学会(ADA2018)ダイジェスト(1)

 第78回米国糖尿病学会年次総会(ADA2018)が6月22日~26日にフロリダ州オーランドで開催され、糖尿病治療の最新動向を示す多くの研究が発表された。そのうち特に話題になった研究をご紹介する。

第78回米国糖尿病学会(ADA2018)ダイジェスト(2)

78th Scientific Sessions

(American Diabetes Association)

 

インスリンとプラムリンチドを投与する「人工膵臓」を開発

 1型糖尿病患者の血糖コントロールにおいて、インスリンポンプから供給されるインスリンと同時に、「プラムリンチド」(pramlintide、遺伝子組換えアミリン製剤)を追加投与したときの効果を、カナダのマギル大学などの研究グループが検証。

 プラムリンチドは、インスリンとともに膵臓のβ細胞で産生されるペプチドホルモン。食物が胃から小腸に流入する速度を下げ、グルカゴンの放出を抑制し、血糖値の上昇を抑える。インスリンの必要量も低下させる。

 インスリンポンプとCGM(持続血糖測定)を組み合わせた「人工膵臓」(artificial pancreas)は、CGMで測定した血糖値に基づきインスリン投与量をコンピュータで自動制御する仕組みになっている。

 第一世代の人工膵臓はインスリンのみを投与するが、今回の研究ではインスリンにプラムリンチドをプラスして投与する新型の人工膵臓を開発。飛躍的に血糖コントロールを改善することを確認した。

 研究グループは1型糖尿病患者12人(平均年齢43歳)を対象に試験を実施。血糖コントロールのターゲットとなる70~180mg/dL範囲におさまった時間帯は、インスリンのみを投与された患者では71%を占めたが、インスリンにプラムリンチドを投与された患者では85%に増加した。

 「人工膵臓においてインスリンとプラムリンチドを投与する治療は予想を上回り有益性があることが分かりました。危険な低血糖のリスクを増やすことなく、目標となる血糖コントロールを得られました。第一世代のインスリンのみを投与する人工膵臓に、プラムリンチド投与を追加するのは効果的です。インスリンとプラムリンチドを投与する治療法は今後発達するとみられます」と、マギル大学医療生体工学科のアフマド ハイダー准教授は言う。 Dual-Hormone, Artificial Pancreas with Insulin and Pramlintide Significantly Improves Glucose Levels, Compared to Insulin-Only Artificial Pancreas(米国糖尿病学会2018年6月23日)

積極的な糖尿病治療は医療費を増やすことなく患者の健康を改善する

 2型糖尿病のある人は生活スタイルを改善し、適切な薬物療法を受けることで、合併症を予防でき、健康な人と同じように生活できると、米国糖尿病学会(ADA)は推奨している。積極的な治療を行っても医療費が大幅に増えないことを実証した「Steno 2」研究の成果が発表された。

 デンマークのコペンハーゲン大学の研究グループは、160人の2型糖尿病患者(平均年齢55歳)を、強化療法を受ける群と、従来通りの治療を受ける群に無作為に割り付けた。強化療法を受ける群は、従来の薬物療法に加え、食事療法、運動療法、禁煙のためのカウンセリングなど、チーム医療により、生活スタイルを改善する積極的な治療を受けた。

 その結果、8年間のフォローアップでは、強化療法群では従来療法群に比べ、心疾患、脳卒中、足病変などの合併症がおよそ50%減少した。13年間のフォローアップでは、強化療法群では従来療法群に比べ死亡が50%減少した。21年間のフォローアップでは、強化療法群と従来療法群とでは直接医療費に差が生じなかった。

 「生活スタイルの改善などの積極的な治療を複合的に行った場合、初期の段階では医療費が増えるおそれがありますが、長期的にみると患者は顕著な健康上のベネフィットを得られ、寿命も延ばせます。結果的に合併症の医療費などを減らすことができ、患者にとって便益が高いだけでなく、医療経済的にもメリットがあります」と、コペンハーゲン大学のヨアヒム ゲーデ氏は言う。 Intense Multifactorial Treatment for Type 2 Diabetes Shown to be Cost Effective(米国糖尿病学会2018年6月24日)

リラグルチドが1型糖尿病の成人の血糖コントロールを改善する 体重も減少

 血糖コントロールが困難な1型糖尿病の成人に、インスリンに追加してGLP-1受容体作動薬「リラグルチド」を投与すると、血糖コントロールが改善し、減量もできるという研究。

 研究グループは、1型糖尿病患者46人(平均年齢47.6歳)を対象とした52週のランダム化比較試験を実施し、患者をリラグルチド1.8mgを毎日注射する群と、プラセボを注射する群に分けた。試験開始の4週間前から研究の終了時まで、CGM(持続血糖測定)で血糖値の推移を測定した。試験開始時の患者のHbA1cの平均は7.82%、BMIの平均は28.9だった。

 52週後、リラグルチド群ではHbA1cは7.45%に改善、平均血糖値も156mg/dLに低下。プラセボ群に比べ70mg/dL以下の低血糖は増えず、インスリンの投与量も増えなかった。リラグルチド群では有意な体重減少があり、平均して83.6kgから80.5kgに減少した。

 「リラグルチドを追加投与することで1型糖尿病患者の血糖コントロールが改善することが示されました。血糖コントロールの目標値を達成できている1型糖尿病患者が少ないなか、リラグルチドのような薬剤を追加する治療は、合併症の発症率を低下させ、患者のQOLを向上させるものと期待できます」と、ニューヨーク州立大学バッファロー校のパレッシュ ダンドナ氏は述べている。 Adding Liraglutide to Insulin Regimen for People with Type 1 Diabetes Improved Glycemic Control(米国糖尿病学会2018年6月24日)

「Omnipod」の人工膵臓が1型糖尿病の血糖コントロールを大幅に改善

 「Omnipod・ハイブリッド・クローズド・ループ(HCL)・システム」が、食事の制限をせず中等度の運動をするよう指導した自由行動下にある1型糖尿病患者を対象とした研究で、血糖コントロールの改善と低血糖の抑制をするという研究が発表された。

 CGM(持続血糖測定)とインスリンポンプを組み合わせたこのシステムは、血糖変動を24時間持続して測定し、それをもとに必要なインスリン投与量をコンピュータが算出し、インスリンポンプで1日を通して皮下投与する。患者によって個別化されたモデル予測制御アルゴリズムを搭載しており、チューブがなく、より自由に活動できるパッチポンプ式になっている。

 試験には18~65歳の1型糖尿病患者11人(平均年齢28.8歳、平均罹患期間14.9年)が参加。5日間にわたりOmnipod HCLシステムの性能と安全性を評価した。なお、Omnipod HCLシステムは現在のところ、米国で研究用途のみに使用が認められている。

 「Omnipod HCLのアルゴリズムは安全であり、良好に機能することは以前の研究でも確認されています。フリーライド状態では、幅広い年齢層で、特に夜間に良好な血糖コントロールを提供することが示されました。さらにこのシステムは、ポンプ、センサー、トランスミッタなどを常に体に装着し、クローズド・ループ・システムとして機能します。多くの活動の妨げとならず、食事時のボーラスや基礎注入の調整もできるので、1型糖尿病患者にとって有益と言えます」と、スタンフォード大学医学部ブルース バッキンガム教授は述べている。 Omnipod® Hybrid Closed-Loop Insulin Delivery System Significantly Improves Glycemic Control in Adults with Type 1 Diabetes(米国糖尿病学会 2018年6月23日) 78th Scientific Sessions(American Diabetes Association)

第78回米国糖尿病学会(ADA2018)ダイジェスト(2)

 第78回米国糖尿病学会年次総会(ADA2018)が6月22日~26日にフロリダ州オーランドで開催され、糖尿病治療の最新動向を示す多くの研究が発表された。そのうち特に話題になった研究をご紹介する。

第78回米国糖尿病学会(ADA2018)ダイジェスト(1)

78th Scientific Sessions

(American Diabetes Association)

180日間連続して血糖測定を行う新型のCGM(持続血糖測定)システムが登場

 180日間連続して血糖測定を行う新型のCGM(持続血糖測定)システムが米国で登場した。超小型のセンサーを腕に埋め込むインプラント式になっている。このシステムを使用すれば、1型糖尿病患者は血糖の変動や変化を、6ヵ月というより長期にわたりモニタリングすることができる。従来のCGMは1~2週間ごとにセンサーを装着する必要があり、患者によっては不快感や苦痛を感じることがあるという。
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 この「Eversense XL CGMシステム」は、上腕の皮下組織層に、超小型センサーを6ヵ月埋め込む方式になっている。システムには軽量で耐水性のある小型トランスミッターが含まれており、皮膚に装着し、専用のアプリを使いiOSおよびAndroidのスマートフォン、Apple Watchなどに血糖値が表示される仕組みになっている。トランスミッタは着脱式で、低血糖や高血糖が起きている場合は、振動アラートで患者に知らせる機能も付いている。

 カナダで実施された試験には、1型糖尿病の若年患者30人(平均年齢14歳)、成人患者6人(平均年齢32歳)が参加した。参加者の64%は以前にCGM装置を使用しており、32人がインスリンポンプを使用し、4人はインスリン注射を行っていた。参加者は、糖尿病クリニックで簡単な内科手術を受け、上腕にセンサーを埋め込んだ。毎月診察を受け、血液検査やCGMデバイスの精度検査などを受けた。

 その結果、「Eversense XL CGMシステム」の精度は高く、平均絶対的相対的差異(MARD)が9.4%という結果になった。インプラントでの挿入や除去の処置では重篤な有害事象はみられなかった。研究者は、このシステムは180日間の長期間を通じて正確かつ安全に使用できると結論付けた。

 「このCGMシステムは、他のCGMシステムに比べ遜色のないMARDを示しており、精度の高さに満足しています。60日目から90日目、180日目までに精度が大幅に低下することはなく、センサーの寿命の長さや安定性も十分でした。小児や若年の患者集団をみると、これくらいの長期間にCGMを行うと、日常で不可欠なものになります。センサーやトランスミッタは小型で、運動などの日常動作の影響を受けません。CGMを行うことで糖尿病患者のセルフケアは向上し、常に血糖値を気にすることで、長期間にわたりHbA1cを改善できると考えられます」と、カナダのLMC Diabetes & Endocrinologyのロニー アロンソン氏は述べてる。

 「Eversense XL CGMシステム」は、2018年6月21日にFDAによって承認された。 Fully Implantable, Continuous Glucose Monitoring Sensor Provided Accuracy for Six Months in Adolescents and Adults with Type 1 Diabetes(米国糖尿病学会 2018年6月23日)

Eversense CGM System

インスリン療法を行っていない2型糖尿病患者の血糖自己測定(SMBG)は効果的

 インスリン療法を行っていない2型糖尿病患者が、血糖自己測定(SMBG)を行うことは、HbA1cの改善、生活習慣改善の促進、ひいては医療費の抑制につながるという米国家庭医学会(AAFP)の見解が発表された。

 同学会は17人のプライマリケア医にインタビューを実施。血糖自己測定は2型糖尿病の初期診断においてももっとも効果的であり、患者教育を容易にし、患者の自己管理を向上させる効果があると結論付けた。米国糖尿病学会(ADA)のガイドラインを準拠に患者が血糖自己測定を行うことが推奨されるとしている。

 Research And Marketsの予想によると、糖尿病人口の増加、高齢者人口の増加、糖尿病ケアの向上にともない、血糖自己測定器の市場規模は世界的に拡大しており、2023年までに2.2兆円(186億ドル)に達する。

 血糖自己測定の需要は途上国でも大きく、日本を含む西太平洋地域は糖尿病人口の増加がとくに著しく血糖自己測定の需要は拡大している。

 血糖自己測定はCGM(持続血糖モニタリング)よりも安価で、糖尿病の90~95%を占める2型糖尿病患者も対象となり、より多くの患者が利用でき、糖尿病の治療を改善するのに効果的だとしている。 Physicians’ Views of Self-Monitoring of Blood Glucose in Patients With Type 2 Diabetes Not on Insulin(Annals of Family Medicine 2018年7月10日)

Glucose Monitoring Devices Market – Global Outlook and Forecast 2018-2023(Research And Markets 2018年7月31日)

2型糖尿病の入院患者の血糖コントロールに人工膵臓が効果的

 自動注入インスリンポンプと持続血糖測定(CGM)を組み合わせた「人工膵臓」は、入院中の2型糖尿病患者における血糖コントロールに有用とする研究が発表された。

 入院中の2型糖尿病患者は血糖コントロールが不良だと入院期間が延長し、合併症や死亡のリスクが高まる。ケンブリッジ大学代謝研究所の研究チームは、1型糖尿病患者を対象に実用化が進む人工膵臓システムに着目。一般病棟に入院し、インスリン治療を必要とする2型糖尿病患者136例を対象に、クローズドループ型の人工膵臓システムの有用性を検証するランダム化比較試験を実施した。

 その結果、血糖値が目標値の範囲内におさまった時間の割合の平均値は、人工膵臓群の65.8%に対し、対照群では41.5%だった。人工膵臓群では対照群と比べて平均血糖値も有意に低いことも分かった(154mg/dL対188mg/dL)。

 「欧米では入院患者の25%以上で糖尿病が認められます。インスリン治療を必要とする2型糖尿病の入院患者において、人工膵臓システムは従来のインスリン皮下投与よりも血糖コントロールに優れ、低血糖リスクを高めないことが示されました」と、研究者は述べている。 Closed-Loop Insulin Delivery for Glycemic Control in Noncritical Care(NEJ 2018年6月25日)

妊娠糖尿病は子供の自閉症リスクを高める

 母親の糖尿病が子供の自閉症リスクを高める可能性を示唆した研究。カリフォルニア州のKaiser Permanenteの関連病院で出生した児のデータを後ろ向きに解析し、糖尿病の母親から自閉症スペクトラム障害(ASD)児が生まれるリスクを検討した。

 1995~2012年に生まれた41万9,425人の子どもを後ろ向きに調査したところ、1型糖尿病、2型糖尿病、妊娠26週までに診断された妊娠糖尿病の母親から出生した児はASDリスクが上昇することが示された。

 6.9年(中央値)の追跡期間中に5,827例がASDと診断された。児1,000人当たりのASD罹患率は母親が1型糖尿病では4.4人/年、2型糖尿病では3.6人/年、26週までに診断された妊娠糖尿病では2.9人/年、26週以降に診断された妊娠糖尿病では2.1人/年、非糖尿病では1.8人/年だった。

 いずれも原因は特定されていない。妊娠糖尿病に関するセッションで発表された調査によると、米国の妊娠糖尿病の有病率は2006年の4.6%から2016年の8.2%に増加している。 Maternal Type 1 Diabetes and Risk of Autism in Offspring(Diabetes 2018年7月3日)

米国でインスリンの価格が上昇 血糖コントロール不良例の増加の一因に

 米国ではインスリンの価格が高騰している。JAMAに2016年に発表された研究によると、インスリンの価格は2002年から2013にかけて3倍に上昇した。

 イェール大学糖尿病センターの調査によると、インスリンの価格高騰の影響を受けずにインスリン療法を続けられている患者は25%を上回るにとどまり、とくに低所得層では高所得層に比べ、インスリン療法を続けられずHbA1cが悪化する比率が3倍に上昇するという。 Expenditures and Prices of Antihyperglycemic Medications in the United States: 2002-2013(JAMA 2016年4月5日)

革新的ながん治療薬がインスリン依存型糖尿病を引き起こす

 がん治療に免疫チェックポイント阻害薬が使われるようになり、開発中の薬剤も多い。高度な悪性黒色腫、非小細胞肺がん、リンパ腫など、がん患者の生存率を高める新しい治療法として期待される一方で、インスリン依存型糖尿病の発症を増やす可能性が指摘されている。

 イェール大学医学大学院糖尿病センターの研究グループは、免疫チェックポイント阻害薬には、その作用機序からさまざまな自己免疫疾患を惹起する可能性があり、予備的調査では免疫チェックポイント阻害薬を投与された1%がインスリン依存型糖尿病の発症したと報告。2型糖尿病を併発していた患者がインスリン依存になった例も少なくない。「がん治療薬と糖尿病の関連に理解するためにさらに調査が必要」と指摘している。 Collateral Damage: Insulin-Dependent Diabetes Induced With Checkpoint Inhibitors(Diabetes 2018年6月)

積極的な介入を拒む2型糖尿病患者は共通した背景をもつ

 2型糖尿病患者の多くが、糖尿病治療に対する「臨床的な慣性」(clinical inertia)に陥り、積極的な治療介入を拒んでいるという報告をアメリカン メディカル グループ アソシエーション(AMGA)が発表した。

 血糖コントロールが不良だった患者のデータ4万7,000例以上を解析したところ、医師の90%以上は患者の血糖コントロールを改善するための指導を行ったが、2年以内に目標を達成できた患者は56%にとどまったことが判明。

 研究グループはそうした例を「臨床的な慣性」と定義し、解析したところ、背景に医療コストの問題があることが示された。

 たとえばGLP-1受容体作動薬などの新しいクラスの糖尿病治療薬は、一部の患者にとって高価であり受け入れられないという。医療費の問題が良好な血糖コントロールの持続を阻む要因になっている。 Characterizing Clinical Inertia in a Large, National Database(Diabetes 2018年7月)

減量で2型糖尿病を寛解できるのはどういうタイプの患者か?

 肥満のある2型糖尿病患者が一定の体重減少を達成すれば、糖尿病を寛解できる可能性があると、英国のニューカッスル大学の研究グループが発表。計画的な減量により肝脂肪を劇的に改善できる可能性があるという。

 2014~2016年に実施された「DiRECT」(Diabetes Remission Clinical Trial)プログラムでは、肥満のある2型糖尿病患者が平均10.5kgの減量に成功し、脂肪肝を3~16%改善した。肝臓と膵臓の脂肪を測定する磁気共鳴画像(MRI)を実施した結果、脂肪肝を解消することで、膵臓にたまった脂肪も正常化でき、β細胞が活性化しインスリン分泌を正常レベルまで戻せる可能性が示された。 Lose the weight and lose the diabetes(ニューカッスル大学2018年1月2日) Primary care-led weight management for remission of type 2 diabetes (DiRECT): an open-label, cluster-randomised trial(Lancet 2017年12月5日) 78th Scientific Sessions(American Diabetes Association)

[Terahata]

1型糖尿病患者の心理的負担を軽減する介入法とは? 感情重視または教育/行動介入をRCTで検証 | ニュース/最近の関連情報 | 糖尿病リソースガイド

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分子生物学: 糖尿病とがんのリスクを結び付ける

2018年7月26日

Nature ハイライト

Nature 559, 7715

DNAのメチル化(5mC)とヒドロキシメチル化(5hmC)は、がんで摂動が見られることの多いエピジェネティックな修飾である。5mCから5hmCへの転換は、TETファミリーのジオキシゲナーゼにより触媒され、それらのうちのTET2は腫瘍抑制因子であることが知られている。Y Shiたちは今回、AMP活性化キナーゼ(AMPK)がTET2をリン酸化し、TET2のレベルを安定化することを見いだしている。グルコースレベルの上昇はAMPK活性を妨げ、その結果、TET2の不安定化と5hmCの低下が起こる。AMPK活性化剤である抗糖尿病薬のメトホルミンは、TET2を安定化させ、5hmCのレベルを上昇させる。糖尿病患者の血液細胞で5hmCレベルの低下が見られることから、このシグナル伝達経路は、糖尿病が、がんのリスクの上昇に関連するという観察結果の説明に役立つかもしれない。

Nature ハイライト:糖尿病とがんのリスクを結び付ける | Nature | Nature Research

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糖尿病に関する知識 多くは深刻な病気と考えず

Nádia Sayuri

 国際糖尿病連盟(IDF)によると、ブラジルの糖尿病患者は1400万人とされ、世界で4番目に多い国となっている。その一方、アブリル・インテリジェンシアが20日公表した調査結果では、ブラジル人回答者のうち、糖尿病を非常に深刻な病気と認識している割合が34%にすぎないという結果が示されている。20日付ベージャ誌電子版、UOLサイトなど国内メディアが伝えた。

 この調査は製薬企業AstraZenecaと医師向け内分泌・糖尿病学講座endoDebateの協力で行われ、国内全5地方の1050人からオンラインで回答を得た。調査対象者のうち663人は非糖尿病患者となっている。

 調査結果には、多くの人々が、適切な糖尿病の治療を行わないことが引き起こす結果について理解していない事が示されている。背景には、患者自身も含み、糖尿病に関する知識が少ないことがあると考えられる。

 糖尿病は、全世界における主要な死因であり、国内で5番目に多い死因となっている心血管疾患と関連している事が証明されている。こうした現実が知られていない事が、事態を深刻化させている。

 こうした情報の不足は、約4000万人のブラジル人が糖尿病予備群であるという事実が加わると、さらに懸念すべきものになる。ブラジル糖尿病協会(SBD)によると、このうちの約25%が、今後5年間に糖尿病を発症するだろうと考えられるという。

 この調査を担当したサンパウロ総合大学(USP)の内分泌科医カルロス・エドゥアルド・バラ・コウリ教授は、「診断と治療開始までの時間が、糖尿病患者の生活の質の良し悪しに直接関係してくる」と説明している。

 この調査によれば、糖尿病を患う回答者の37%が、10年以上この病気を患っているが、その31%は、この病気と診断されると、もう砂糖を摂取することができないと考えている。しかしそれは真実ではないという。糖尿病を患っていない回答者の中では、こうした考えを信じている割合は26%と低くなっている。

 糖尿病に関してブラジル人が知らないもう一つの事実は、糖尿病により心血管疾患を患い、死に至る可能性がある事だという。調査では、糖尿病患者の回答者のうち47%のみが、糖尿病が心臓疾患を引き起こす事を知っており、43%は脳血管障害(AVC)の原因になり得ると考えていた。糖尿病ではない回答者の中では、この割合はそれぞれ30%、そして27%と低くなっている。

 データではまた、人々が、糖尿病を主に視力の問題や身体の一部の切断と関連付けている事も示されている。さらに、回答者達の多くが、がんやエイズ、アルツハイマー病の方が、糖尿病よりも深刻だと考えているという結果も示されている。

2018年7月25日付

糖尿病に関する知識 多くは深刻な病気と考えず – サンパウロ新聞

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糖尿病、初の1000万人突破:国民健康・栄養調査

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厚生労働省の国民健康・栄養調査によると、「糖尿病が強く疑われる」成人の患者は、2016年時点で推計1000万人を突破した。2012年の前回調査より50万人増えており、1000万人を超えたのは1997年の調査開始以来、初めて。検査値が正常と異常の間にあり「可能性を否定できない」予備軍の人は、前回より100万人減って1000万人だった。

病気になる確率が高い高齢者人口が増加していることに加え、運動不足や食生活の乱れなどで肥満が増えていることが原因とみられる。また、生活習慣病を防ぐために08年に始まった特定健診(メタボ健診)の指摘により医療機関を訪れて糖尿病と診断される人が増えたことも影響している。高齢化が加速する中、今後も患者数は高い水準で推移しそうだ。

 

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調査は全国の約2万4000世帯を対象に実施。糖尿病はこのうち20歳以上の約1万1000人について、過去1~2カ月の血糖状態を示す「ヘモグロビンA1c」を測定し、全国の20歳以上の全人口にあてはめて推計した。

患者の割合は成人人口の12.1%で、男女別では男性 16.3%、女性 9.3%だった。予備軍は 男性12.2%、女性 12.1%とほぼ男女がきっ抗している。患者を年代別にみると、高い順から男性が70代の23%、60代の21.8%、50代の12.6%、女性が70代の16.8%、60代の12.0%、50代の6.1%となっている。

糖尿病は発症すると治癒することはなく、重症化すると失明したり、透析治療が必要となったりする。日本透析学会の調べによると、1983年には5万3017人だった透析患者が、2016年には32万9609人まで増加した。このうち約4割が糖尿病性腎症の患者だ。

人工透析に関わる医療費は1人あたり月額約40万円で、国全体では年間1兆6000億円に上り、日本の総医療費の約4%を占める。予備軍の生活習慣の改善や、既に糖尿病になった人の重症化を防ぐための対策が重要になる。

 

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バナー写真 : PIXTA

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「糖尿病」ネット経由で遠隔予防

…社員に血糖値測定器つけ実証実験 日生

2018.7.24 16:54

 日本生命保険は、情報通信技術(ICT)を活用して糖尿病の発症や重症化を予防するシステムの実証実験を始めた。社員の体に血糖値の測定器を着け、病院に行かなくても専門医などによる生活習慣の改善指導が受けられる仕組み。2020年ごろまでの実用化を目指す。

 企業の健康保険組合では、糖尿病の医療費負担が重く、運営上の課題になっていることが多い。こうした健保にシステムを外販し、健康寿命の延伸や医療費の削減につなげたい考え。

 実証実験は、日生の社員35人を対象に6月中旬から始めた。腕に血糖値の測定器を着け、食事の前後などの数値を日本生命病院(大阪市)にインターネット経由で送信する。体脂肪率や血圧、運動量なども毎日測定するほか、被験者は毎日の食事をスマートフォンで撮影して送信する。

 データは医師や保健師が確認してテレビ電話などで生活習慣の改善を促し、糖尿病と関わりが深いとされる「空腹時血糖値」などの減少を目指す。約3カ月実施する。

 笠山宗正院長は「初期症状は自覚がなく、脳梗塞などの合併症にもつながりやすい。予防できる人は多いので早く実用化したい」と話している。

「糖尿病」ネット経由で遠隔予防…社員に血糖値測定器つけ実証実験 日生 – 産経WEST

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1型糖尿病とも闘った啓新エース

上ノ山倫太朗主将、甲子園届かず

2018年7月23日 午前7時20分

 

 猛暑の中、7月22日に行われた第100回全国高校野球選手権記念福井大会準々決勝で惜敗した啓新のエースで4番、主将の上ノ山倫太朗選手(3年)は1型糖尿病とも闘いながらプレーした。最速144キロの左腕は甲子園初出場の夢がかなわず悔し涙を流したが、「これからも野球を続けて同じ病気の人たちに希望を届けたい」と語った。

 上ノ山選手によると、体に大きな異変が起きたのは高浜中2年から3年になる春。修学旅行に行く朝、目覚めても起き上がることすらできず、すぐに検査入院。1型糖尿病と分かった。

 ショックと不安はあったが、プロ野球阪神の岩田稔投手が1型糖尿病と闘いながら活躍する姿を以前、テレビの特集番組で見ていた。「一緒の病気なんや」。同じ左腕でもある岩田投手の存在は「救いであり希望」だった。

 野球を続け、高校は東海大甲府(山梨)を春夏の甲子園で計3度4強に導いた大八木治監督(当時)が率いていた啓新に決めた。「自分が甲子園初出場を決めたい」。投打に期待され、1年生から試合に出場した。

 野球を続けるために欠かせないのが血糖値のコントロールだ。毎日、食事前と寝る前の計4回、インスリンの注射を打っている。「血糖値を計って高いと追加で打つこともある」と明かす。投手として体重を増やすため、筋力トレーニング中心に鍛え、注射を打って食事も取り、7キロの増量に成功。大黒柱の覚悟は部員にも伝わっている。植松照智監督は「あいつの言うことはみんな聞く」と話す。

 この日の準々決勝は「4番・左翼」で先発出場。1点を追う八回の打席は二塁へのゴロだったが、全力疾走し、ヘッドスライディングで内野安打。盗塁も決めた。「自分の姿勢でチームを盛り上げたかった」と話す一方、登板機会がなく「投げたかった。不完全燃焼」と悔し涙を流した。

 「1年生の時は練習がしんどくて脚も疲労骨折して野球をやめたい時期もあった。でも親が支えてくれた」と上ノ山選手。父親には「病気のせいにはするな」と励まされていたという。今後も野球を続け「いずれはプロに行って同じ病気の方々に希望を与えられる選手になりたい」と誓った。

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ロカロジラボ、糖尿病を機に低糖質レシピ開発 

「妊娠糖尿病に苦しむ人の力に」

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 生活習慣病の予防やダイエット志向の高まりから、コメやパンなどに含まれる糖質を過剰に取らない健康法が注目を集めている。低糖質やGI値(血糖値の上昇率を表す指標)の低さをうたう商品が人気となる中、飲食店、メーカー向けに砂糖や小麦粉を使わない低糖質・低GIメニューの提案や、食品メーカーとのコラボレーション商品の開発などを手掛けているのが、ロカロジラボだ。

 社長の金子洋子さんが妊娠糖尿病に苦しんだ経験から「妊娠糖尿病に苦しむ人の力になりたい」と設立した。金子さんは、自身が立ち上げた一般社団法人「ロカロジ協会」の代表理事を務め、糖尿病予防の啓発活動にも取り組んでいる。

 血糖値上げずに栄養

 これまでの低糖質メニューは糖質やタンパク質、脂質などをはじめとする栄養量の表示がないものが多かったが、ロカロジラボは管理栄養士が開発段階から栄養計算を行うことで、メニューの信頼性を高めている。

 低糖質・低GIに関するノウハウに加え、材料の提案や紹介、原価率設定まで、徹底したメニュー作りが特徴。「普段仕入れている食材を活用したり、既存メニューをアレンジすれば、低コストで低糖質・低GIメニューを導入できるようにすることも可能」(金子さん)という。

 サラヤ(大阪市東住吉区)と業務提携し、昨年10月から普段の料理や飲み物に砂糖の代わりに使用できる天然甘味料「ママ用ラカントS」を販売。個別指導から料理教室、セミナー・講演会など事業は多岐にわたる。

 金子さんがロカロジラボを設立したのは、第1子を妊娠中に医師から妊娠糖尿病と告げられたのがきっかけだった。インスリン注射を打っても血糖値が下がらないという状況の中、金子さんは血糖値をできるだけ上げずに栄養を取る方法を自らの体を使って開発、実践した。

 IT企業でサーバーの運用などを担当するエンジニアとして働いていた金子さん。「もともと凝り性で、目標達成までのやり方や工程を自分で考え、突き詰めていくのが好きだった」と言う。

 海外展開も視野に

 夫の反対を押し切り、第2子の妊娠を決めてからは血糖値を基準以内に抑えようと自身で考案した低血糖・低GIの「血糖値の上がらない食事」を取り入れ、適度な運動も行うことで、妊娠中は薬を使うことなく体調を維持し、無事に第2子を出産した。

 そのノウハウを生かし、「妊娠糖尿病の自分でも食べに行ける店をつくりたい」と、低糖質・低GIメニューを提供するカフェのオープンを目指して起業の勉強を開始。2016年に開かれた近畿経済産業局主催の女性起業家応援プロジェクト「LED関西」に出場すると、10人のファイナリストに残った。

 それが契機となり、大阪信用金庫が出資主体の「だいしん創業支援ファンド」を利用し、同年12月にロカロジラボを立ち上げた。会社名の「ロカロジ」は、低糖質(ローカーボ)と低GI(ロージーアイ)にちなんだ。翌年1月には大阪市内にカフェ兼アンテナショップ「ロカロジキッチン」をオープンした。

 だが、念願のカフェを開業したものの、「来店するのは低糖質・低GIメニューに関心を持つ業者ばかりで、一般客は少なかった」と金子さん。経営に携わったこともなく、資金調達などに四苦八苦する毎日。「やりたいことができない」と、ロカロジキッチンを閉店し、低糖質・低GIメニューや商品開発に事業をシフトすることにした。

 ロカロジ協会では、「低糖質アドバイザー」の検定制度を設けようと準備を進めている。ロカロジライフを世の中に広く発信し、糖尿病に苦しんだり、血糖値の上昇を気にする人たちの食生活を健康で幸せなものにし、「糖尿病ゼロ」の社会を実現するのが目的だ。

 金子さんは、「最近ではアジアを中心に海外からの問い合わせも増えており、今後は海外での事業展開も視野に入れたい」と意気込んでいる。

 

【プロフィル】金子洋子

 かねこ・ようこ IT企業での勤務を経て、2016年12月に「ロカロジラボ」を設立した。41歳。大阪府出身。

【会社概要】ロカロジラボ

 ▽本社=大阪市中央区南新町1-1-7-602

 ▽設立=2016年12月

 ▽資本金=800万円

 ▽事業内容=低糖質・低GIメニュー、商品の開発など

ロカロジラボ、糖尿病を機に低糖質レシピ開発 「妊娠糖尿病に苦しむ人の力に」 (1/3ページ) – SankeiBiz(サンケイビズ)

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1回2万5000円で透析を受ける

グレート義太夫が糖尿病の怖さを語る

Smart FLASH 2018年7月22日 11時0分

糖尿病で透析の日々「グレート義太夫」こんなにお金がかかる…

2018年7月22日 11時0分

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 発症したら一生つき合っていかなければならない「生活習慣病」。すぐに命に関わるようなことはないものの、進行すれば、いずれは取り返しのつかない事態を招くことも……。もし糖尿病になったら。お金はどれくらいかかるのか。

「父親が糖尿病で、母ちゃんが専用の食事をずっと作っていたんですよ。量も少ないし、味気ないもので、かわいそうだなって思って見ていたんです。その父が、僕が35歳のときに、糖尿からくる腹部大動脈瘤破裂で亡くなって。そしたら自分も翌年に、糖尿病になってしまいました」

 たけし軍団のメンバー・グレート義太夫(59)は、糖尿病とつき合って23年になる。発覚のきっかけは、テレビのバラエティ番組だった。

「デブだけ集まって運動会をする『デブリンピック』という企画でした。当時、僕の体重は公称100キロ。ところが、番組であらためて測ったら、88キロしかなかったんです。

 折しも同じころ、家で洋画を観ていたら、字幕が急に読めなくなったり、やたら喉が渇いてトイレが近くなったり、ということが起きました。そのときには、糖尿病が進行していたんでしょうね」

 そんなある日、義太夫は突然、自宅で倒れてしまう。救急車で病院へ運ばれ、血液検査の後、医師の説明を受けた。

「すぐに入院をしなければいけないレベルの糖尿病でし た。血糖値が630もあり、病院歴代2位の数値だったそうです。『普通なら昏睡状態ですよ』とまで言われました」

 即、入院し、看護師からインスリンを打たれた。

「3日めくらいからは、自分で打つようになりました。看護師さんに『いつまで打つんですか?』と聞いたら『一生ですよ』と。そこで、事の重大さに気づきました。母ちゃんに糖尿病だと告げると、電話の向こうで泣いているわけですよ。これは参ったな……と」

 病院で3週間分の薬をもらい、インスリン注射を打つようになったが、調子がよくなったと勝手に判断し、通院をやめてしまう。3、4カ月たって病院に行き、医師に怒られ、また病院に行かなくなる……。そんなことを繰り返すうち、14年の月日が過ぎた。

「もうそのころは、シャワーを浴びているだけで、疲労感で立っていられないんですよ。コンビニに行くにも、途中で休まないと歩けない。顔にブツブツが出てきたりと、体からSOSは出ていました。それなのにまだヘラヘラしててね。あとでわかったんですが、尿毒症だったんです」

 

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 そして今度は、テレビ番組の収録中に倒れてしまった。翌日、病院へ行くと……。

「腎機能の度合いを示す『クレアチニン』の値が、8を超えたら透析だといわれていたんですが、僕は11.3もありました。時すでに遅しです」

 正式な病名は、糖尿性腎症からくる慢性腎不全。1カ月間入院し、その後は週に3日、1回5時間を要する透析の日々が待っていた。50歳になったときだった。

「最初は左腕にシャント(透析の際に使う、動脈と静脈を直接つなぎ合わせた血管)を作ったんですが、血栓が出来て、詰まって潰れてしまいました。それで、いまは利き腕の右腕にシャントを作り、透析を受けています。

 ベッドにつながれている5時間は、何もできません。週に15時間ですから、ネタを考えたりする時間にあてています。治療費は透析を含めて1回、2万5000円くらいです」

 写真は義太夫の診療明細書。1点10円の診療報酬点数を見れば、1カ月にどれだけかかっているか、一目瞭然だ。1回2万5000円の透析を週に3回という生活は、病気を顧みなかった代償だった。仕事を受ける日も限られ「事務所の不良債権」と笑う。

「糖尿病の本当の怖さは、痛みやつらさがないこと。自己判断で通院をやめる人が、とても多いんです。自分の努力で、合併症になる時間を先に延ばすことができるのに。

 僕もちゃんとお医者さんの言うことを聞いていれば、透析を5年後、10年後に延ばせたかもしれない。僕はダメ患者の見本。もし診断されたら、ちゃんと薬を飲みましょうと、声を大にして言いたいです」

(週刊FLASH 2018年6月26日号)

1回2万5000円で透析を受ける グレート義太夫が糖尿病の怖さを語る – ライブドアニュース

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