佐賀市NPO 1型糖尿病根治へ、大学へ資金提供

成果出れば還元

img_bead4f07a4848b1ee0d22eefbfc1703e736904-2018-04-14-13-26.jpg
拡大する
1型糖尿病の根治に向けた循環型研究資金の取り組みについて会見する日本IDDMネットワークの井上龍夫理事長(右から2人目)=東京都文京区の順天堂大学

 患者団体からの資金提供で研究機関が治療法を開発し、成果が出た場合は対価を団体に還元、別の研究支援につなげる-。佐賀市のNPO「日本IDDMネットワーク」は13日、1型糖尿病の根治法開発に取り組む順天堂大学(東京・文京区)と「循環型研究資金」の仕組みを用いた受託研究の契約を締結したと発表した。こうした取り組みは国内初という。

 IDDMネットは生活習慣と関係なく血糖値を下げるインスリンを体内で作れなくなる1型糖尿病の患者らを支援している。患者、家族からの寄付や佐賀県のふるさと納税を原資に、治療法の研究基金を設け、これまでに42件、2億2860万円を助成した。

 助成で支援した場合、資金がIDDMネットに返ってくることはないが、今回は研究が大きな収入につながれば、順天堂大に支援した1千万円を上限に還元される。NPOは利益追求が目的ではないため、さらに別の研究機関を支援する。

 こうした受託研究は過去に例がなく、あくまで大学が知的財産権を有し、他の企業や研究機関との共同研究を妨げないことなど、複雑な契約上の問題をクリアしていった。IDDMネットの井上龍夫理事長は「みなさんからいただいた寄付を渡して終わりではなく、循環していく先駆的な取り組みだ」と力を込める。

 順天堂大「難病の診断と治療研究センター」の松本征仁准教授は、皮膚や脂肪などの体細胞にある因子を入れることでインスリンを分泌する細胞を高効率で作成することに成功した。論文を作成中で、1型糖尿病の根治につながる画期的な成果だとしている。松本准教授は「IDDMネットが目指す2025年の根治実現に向けて頑張っていきたい」と話した。

佐賀市NPO 1型糖尿病根治へ、大学へ資金提供  成果出れば還元 |行政・社会|佐賀新聞ニュース|佐賀新聞LiVE

看護師の書いた糖尿闘病記
夫の糖尿病と闘い、克服していった生々しい記録。勇気が出ます
www.tubasa1.com

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

This blog is kept spam free by WP-SpamFree.